留学にハプニングは付き物?
- 英語コミュニケーション専攻3年 R.M.
- 2022/05/18
こんにちは、麗澤大学 外国語学部 英語コミュニケーション専攻 3年のR.M.と申します。現在私は、カナダの東部はずれに位置する、プリンスエドワード島に留学しています。プリンスエドワード島は、とても自然が豊かな島です。動物も植物も、地面に広がる赤色の土も、日本でずっと暮らしていた私にとっては、目新しいものばかりです。住んでいる人は、とても優しくて、道行く人が「Hi!」と声をかけてくれます。また、「移民の国 カナダ」と言われるだけあって、カナダ人のみならず、頭にターバンが乗っているインド系、日系、アジア系など様々な人種の人々がこの土地で暮らしています。ここで暮らして、まだ1ヶ月経っていませんが、既にこの国が大好きです。しかし今回は、私が初めての留学で起こったハプニングについてレポートをしたいと思います。旅行にハプニングは付き物と言いますが、まさか初日からこんな事になるとは夢にも思っていませんでした。
まず初めに、私たちは2022年5月5日(木)17時30分、エアカナダの飛行機に乗って成田空港から旅立ちました。成田、トロント、モントリオール、プリンスエドワード島(シャーロットタウン)という順で、私たちは乗り継ぎをしなければなりませんでした。約11時間のフライトを経て、無事成田空港からカナダのトロント空港に到着しました。ですが、トロントに着くと、予定通りモントリオール行きの便が出発せず、ゲートも時間通りに開きません。原因は、乗客の荷物トラブルでした。少し遅れちゃうかな?と思ったら、かなりのタイムロスにつながり、モントリオールに着いた頃には、シャーロットタウン(プリンスエドワード島)への便がすでに出発してしまいました。モントリオールに着いた私たちはどうすればいいか分からず、その場に立ち尽くしました。なんとかみんなの英語の力を合わせて、エアカナダに問い合わせに行ったところ、次の便のチケット(8時間後発)、その日に泊まれるホテルのチケット、タクシーの往復チケット、夕食代20ドル分のチケットを全員分貰えました。時間は、夜中の12時です。空港で1晩を過ごすつもりだった私たちは、長旅に疲れきって、6時間後のフライトに備えて睡眠をホテルで取りました。しかし、タクシーでホテルに向かう途中も、そこには言葉の壁がありました。モントリオールでは、主にフランス語が話されているのです。タクシーの運転手はほとんど全員フランス語を喋り、私たちの英語があまり通じません。そんな中、一生懸命チケットを見せたり、ホテルの名前をケータイで検索して、身振り手振りでなんとかホテルまで連れて行ってもらうことができました。まる1日ゆっくりとできる時間がなかったので、シャワーを浴びて、ホテルのベッドで寝ることは、短時間でしたが、最高に幸せでした。
バックパッカーかよと言うような1日を経て、約4時間の睡眠の後、シャーロットタウン(プリンスエドワード島)行きの飛行機に乗ることができました。モントリオールで無料で1泊できて、ラッキーと思った自分もいます。その一方、疲労感マックスで心の底から長い旅だと感じました。その後、無事ついたと思った矢先、荷物を受け取った際に発見したのですが、私のキャリーケースがボロボロに壊れていました。きっとどこかの土地で大胆に投げられて運ばれたのだろうと思い、心が痛みました。後日、大学の現地の友人に聞いたところ、「エアカナダにクレーム入れたらお金か何かが返ってくるよ」と言われました。もちろん私は、それを聞いてすぐにエアカナダのホームページにコメントを書き込みました。問い合わせが混み合っているようで、まだ返信は来ません。
ここから何を学んだかというと、何事も行動してみるべきだなと思いました。今回の私たちのハプニングは、行動と問い合わせたことによって、救われました。本当に旅にハプニングは付き物でした。ですが、今回のハプニングはきっと私たちを成長させてくれたはずです。ここに来てまだ間もないですが、今のところトラブルもなく、普通に大学に通い、ホストファミリーとも平和に過ごせています。何もかもが新しくて輝いて見えるここの生活はとても素敵です。もちろん、日本にいる家族や友人も恋しいですが。また、今後も現地レポートを投稿しようと考えています。最後まで読んでくれてありがとうございました。
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