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淡江大学

台湾留学レポート

中国語・グローバルコミュニケーション専攻3年 金子明莉
2022/12/09
  淡江大学に留学中の金子です。留学初日から約3ヶ月が経過しました。こちらでの生活にも慣れてきた頃です。

■生活について
  台湾での暮らしは、4人部屋の寮生活で、半分くらいの留学生は松濤という女子寮で生活していて私自身もそこの寮で生活しています。食事に関しては各自で食べなければなりません。なので基本は近くの屋台やレストラン、コンビニ、スーパーで済ませることが多いです。台湾人は自炊をする人もいますが、外食がほとんどで食事時になると外は賑やかな雰囲気になっていることがよくあります。私は最近、健康面を考えて自炊をする様に意識しています。また、キャンパス内に食堂があり松濤の寮と繋がっているため、そこで食事をする学生も多いです。洗濯は寮内にコインランドリーのような作りのエリアが設けられているので、寮の学生はそこで洗濯をします。お風呂は共用で使うシャワールームが各フロアに設けられています。生活に関して、大きなホームシックはありませんでしたが、共同生活という初めての体験ではたくさん学べることがあります。

■授業について
  淡江大学は1コマ50分で夜9時まで授業があります。私たちは夜8時までの時間割ですが、短時間ごとに集中できるのがとても良いと思います。また、麗澤大学とは違いお昼休みの時間が設けられているわけではないので、時間を確保しながら休み時間を有効に使っています。また、9階まである大きな図書館も完備されているので、休日や全休の曜日はそこで勉強や課題を進めています。中国語の授業は最初はネイティブである先生の中国語を聞き取ることは難しかったですが、今は半分くらいは理解できる様になりました。わからないところは、休み時間や授業中に聞くようにしています。先生方も、大変親切な方ばかりで、質問することに対して戸惑うことが減りました。
  授業を通して新しい友人もたくさんできて、お互いにコミュニケーションの壁はありながらも、意欲的な学生が多いと思いました。

■プライベートの過ごし方について
  私は個人的にここでのつながりや経験が最も印象に残っていて価値のあるものだと実感しています。同じ寮生の子達と食事をしに行ったり、夜までみんなで話しあったり、お買い物に行ったり、夜市に行ったりと沢山の経験をさせてもらっています。私は最近台湾で誕生日を迎えました。その時も寮の友人らがサプライズでお祝いをしてくれました。台湾人以外にも、フランス人、ドイツ人、スペイン人などのヨーロッパ圏から来ている留学生も多く、私はよくヨーロッパの人たちと遊ぶこともあり、たくさんの文化や言語があって台湾人とはまた違う楽しい雰囲気があります。その友人らと台湾人のみんなでスポーツバーでワールドカップの観戦をしたことは、とても印象的でした。英語がうまくできなくてもコミュニケーションが取れるのはこういうことだったのかと実感しました。また台湾人は日本人の親切心とは少し違ったものを感じました。それは、ほとんどの人がお人好しなほどに親切で、そこに見返りを一切求めていない事だと思いました。台湾人のルームメイトは私たち日本人にお土産やおやつを毎回くれたり、私が初めて1人で台北へ地下鉄に乗った時、道に迷ってしまい若い台湾人女性に道を尋ねた際、嫌な顔ひとつせず私の行きたい場所まで案内してくれて無事に乗れたこと、またある時は、私がよく行く行きつけの飲食店で、私が理解できるように毎回ゆっくり喋ってくれたり、重い荷物があれば何も言わず手伝ってくれるほど、その親切心が無意識なものであるという部分がとても素晴らしいと思います。

■最後に
  やはり短い期間であっても留学には価値があります。言語だけではなく、自分の人間性までをも変えてくれる素晴らしい環境だと思います。私は自信を持って言語をマスターしたとは言い切れませんが、自分がどうなりたいかによってその留学の意味や価値は全く違うものになるということを強く感じました。また、世界中には本当にいろんな価値観があってそれを大切にしている人は素晴らしいと思います。自分もそうであれるような人間を目指したいと思います。
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