オレゴン大学 ユージーン生活
- 国際交流・国際協力専攻3年 庄司基
- 2023/11/27
アメリカのオレゴン州に来てから早くも二カ月が過ぎました。初めての海外生活で楽しみよりも不安や緊張の方が大きかったですが、最初と比べるとずいぶん現地の生活にも慣れて来ました。私は現地に到着して早くも三日後にコロナにかかり、療養生活をする羽目になってしまいました。そのため、最初の授業前オリエンテーションに参加することが出来ず皆よりも遅れてしまっていました。しかし、一緒に麗澤から来ていた子が様々な情報を教えてくれたため何とかついていけました。
授業は月曜から木曜までで一日に3コマ、一コマ80分と麗澤の授業と比べると短いですが、全て英語の授業なのでかなり頭をフル回転させています。留学前に受けたテストの結果をもとにクラス分けをされていましたが、それでも授業で聞き取れないことがあります。また、毎日課題が出るのですがそれをやっていたらあっという間に寝る時間になってしまったりして時間の確保が難しいです。テストは1タームで3回ほどあるため日々の授業の積み重ねが大事だと実感しています。
AEIという留学生プログラムの中で学ぶため、現地の学生との交流は自分から作る必要があります。私は大学の馬術部に参加したり、conversation partnerという現地の学生と直接話せる機会を活用しています。お昼は自分で持って行く事が多いですが、大学近くにコンビニやカフェテリアがあったりEMUという施設の中にフードコートがあったりします。また、学生は無料で利用出来るジムがあり、放課後は頻繁にそこへ行って身体を鍛えています。
私は今ユージーンにホームステイをしていて、おばあちゃんのホストマザーと同じ大学へ留学している日本人2人と猫2匹で暮らしています。ホストマザーは料理が上手で私にもよく様々なものを教えてくれます。最近はサンクスギビングデーがあり、アップルパイを手作りしました。また、オーガニック食品に徹底してくれており、どのような食べ物が危険なのかよく話してくれます。毎週日曜日にはNew Hopeという教会へ連れて行ってくれます。私は一番後にこの家に来たので、他の日本人の子たちとは部屋が少し離れています。男の子と女の子ですが兄弟のように仲が良いので、初めは上手く打ち解けていけるか心配でした。しかし、2人ともフレンドリーに接してくれるため毎日楽しく過ごせています。日本人といるとどうしても日本語で話してしまうため英語が身につかないと考えるかもしれませんが、結局は自分の努力次第かと思います。英語を話す事を毎日の習慣にしていけば着実に上達していくのであきらめない事が大切です。日本人の友達は何人か出来ましたが、まだ外国人の友達がいないのでAEIのクラス以外の子にも積極的に話しかけていきたいです。もうすぐ長期休みに入るので、その間にカナダのバンクーバーへ旅行に行く計画を立てています。母の友達が住んでおり、トレーラーハウスの中に泊まれるそうです。他の留学生の子も遊びに来るそうなので今からとても楽しみです。
アメリカ生活の中でいくつかトラブルもありました。まず一つ目は金銭面です。クレジットカードを2枚持っていっていましたが、片方の暗証番号を設定していなかったため1枚使えなくなってしまいました。海外へ来てこのような事が起こるととても焦るので、留学へ行く前には必ずカードが使用可能か確認しておいて下さい。二つ目は治安の問題です。オレゴン州はアメリカの中でも比較的治安は良いとされていますが、駅周辺にホームレスがいたりドラッグの匂いがする事があります。1度だけホームレスに話しかけられそうになりましたが無視をしました。ホームレスと関わる事は危険なので、話しかけられても相手にしないようにする事が重要です。 これらの経験から日本とは違うという事を常に念頭に置いて、気を抜かないように行動するようにしています。
始まったばかりですが、毎日が新しい事ばかりであっという間の二カ月でした。まだまだこれからここでしか出来ない挑戦をたくさんして、貴重な思い出を作って行けたらと思います。
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