すべての出会いに感謝!(南イリノイ大学)
- 英語コミュニケーション専攻3年 佐々木真子
- 2024/05/13
私が生活しているアメリカイリノイ州のカーボンデールに来て2ヶ月が経とうとしています。日本から出ること自体が初めてだった私にとって、海外ドラマや映画で見てきたような景色と共に生活する毎日は夢のようです。このレポートでは、これから南イリノイ大学に留学を考えている人や、留学はしたいけどまだはっきりと決められてない人へ、長くはなりますが学校面と生活面に分けてお伝えしようと思います。
【学校面】
まず私の留学プログラムは語学留学というもので、南イリノイ大学(SIU)のCESLというところで英語を学んでいます。授業が始まる数日前にクラス分けテストを受けたので、自分のレベルにあったクラスで授業を受けることができました。私のクラスは1限目がLestening /Speaking、2限目がGrammar、3と4限目が同じCore(統合)で、コロンビア人、パナマ人、韓国人、日本人の合計7人でした。1コマ50分授業なので麗澤大学と比べたらとても短いように思いますが、他の生徒が積極的に質問や発言をする中で私も負けじと発言しようと常に先生の英語を聞き取ることに集中していたため、最初は少し大変でした。ですが1ヶ月も経てば慣れて、50分という短い時間を無駄にすることなく授業に参加できるようになったと思います。
テストについては、基本的に全て中間と期末テストがあり、授業によっては毎週小テストや単語テストなどがありました。ターム終盤に差し掛かると、いくつかのエッセイの課題とプレゼンテーションの準備、また期末テストの勉強などが重なってしまい少し大変でしたが、無事終えることができました。コロンビア人の生徒たちはこのタームのみのプログラムのため、帰国する日は彼らが住む寮までお見送りに行きました。短い間でしたが涙する人もいるくらい濃い時間を過ごしたのでとても寂しいです。またいつか出会えることを信じたいです。
CESLの先生方も良い先生ばかりで、授業中にお菓子をくれたり、教室が暑かった日にはキャンパス内にある湖に行って授業をしたりと、自由でとてもいい雰囲気の中で授業を受けることができます。ある日は午後の授業の代わりにダウンタウンへ行き、街の人たちがやっているミニコンサートを鑑賞するField Tripもありました。CESLではクラス以外の人とも交流を深められる楽しいイベントが月に何回かあり、キャンパス内の湖でピクニックしたり、スタッフの人の車で市内のお祭りに連れて行ってくれたりと、色んな人と交流を深められる機会を多く設けてくれます。常に私たち生徒と接する機会を大切にしてくださるスタッフの方々が大好きです。
また大学が主催するイベントも充実しています。1週間の中でフリーフードを貰える機会も数多くあります。また、今年は運がいいことにカーボンデールでは日食が見れるということでその日は学校が休みになり、大学のスタジアムに学生関係なく市内全体の人たちが集まってみんなで日食を観察しました。次にこの町で日食が見れるのは400年後ということで会場中が一つになってみんなの感情が交わったあの雰囲気はアメリカならではの景色でとても感動しました。より良い留学生活にするためにこのような機会にはなるべく参加するようにしていますが、 中でも私がやってよかったなと思うことはConversation Partnerに応募したことです。これは、私たちCESLの生徒がSIUの学生とパートナーになって週に1回ほど会う時間を決め、その人と英語で会話ができる制度です。私のパートナーは日本語を勉強している同い年の子で、毎週金曜日の放課後に会っていました。図書館でお話したり、caféに連れて行ってくれて大きなパンケーキを食べたりと、ネイティブの人と話せる機会があるのはとても良い経験になりました。彼女は5月でカーボンデールを離れて実家に帰るのでもう学校では会えませんが、来年の夏に東京へ行けたらいいなと言っていたのでそれが叶ったら一緒に遊ぶ約束をしました。もしこれから南イリノイ大学に留学する方がいたら、ぜひこのConversation Partnerに応募していただきたいです。
【生活面】
私が住んでいるカーボンデールはとても自然豊かで、キャンパス内にある湖から見る夕陽は格別です。放課後はSIUのジムにあるオリンピック仕様のプールで泳いでいます。SIUのジムはとても大きくて無料で使えるので使わなきゃもったいないです!寮はキャンパスから歩いて5〜10分のところにあり、ここにはCESLの生徒だけでなくSIUの大学生や大学院生、働いている人も住んでいます。なのでここに来るまで、語学学校のようなところに通うということは英語を話す人とあまり交流できないのかなと思っていましたが決してそんなことはなく、たくさん話しかけてくれます。
部屋は一人部屋ですがお風呂とトイレを共有するルームメイトがいます。自分が使う時は相手の部屋のドアをロックするのですが、ロック解除し忘れて次に相手がバスルームに入れないということがお互いに何度かありました(笑)。ですが私のルームメイトはとても優しいモロッコ出身のSIUの学生で、特にトラブルはなく快適に過ごせました。誕生日にはキャンドルをプレゼントしてくれたり、夜に「ちょっと外でチルしよ!」と誘ってくれて寮の外にあるベンチで1、2時間くらい話したこともありました。ですが彼女は1月からの1セメスターのみSIUに勉強をしに来たので、セメスターが終わったタイミングで先日モロッコに帰国してしまいました。少し寂しいですが彼女がルームメイトで本当に良かったです。
キッチン、洗濯機は寮に住む人みんなで共有します。食事については完全自炊で、フライパンや包丁、電子レンジなど料理に使うもの一式自由に使えます。冷蔵庫は各自の部屋にあります。食材は休みの日などにスーパーに行って調達していて、学生証があれば無料でバスに乗って行けるので便利です。洗濯機は1回2ドルで使えます。乾燥機も2ドルで使えますが部屋干しですぐ乾くので私は使ったことはないです。共有スペースには他にも卓球やビリヤードができるところ、NetflixやDisney+が見られるテレビなどがあるので、そこでよく同じ寮に住む人とお話をしています。オフィスの人もとても温かくて、寮に入った直後に寮の使い方や寮代の支払い方を丁寧に教えてくれました。ちなみに寮費は1回目に払うときにオフィスからメールでURLが届くので、そこに毎月ログインして金額を入力して払っています。一度カード情報を登録すると以降同じ作業をせず済むのでとても簡単です。日本では実家暮らしだったため、海外でいきなり一人暮らしのような生活をすることに最初はどうなることかと思っていましたが、オフィスの方たちのおかげで特に心配なく過ごせています。
【最後に】
私はまだ2ヶ月しかここで生活していませんが、本当にここを選んで良かったと思います。毎年麗澤から何人かの生徒が来ていて学校同士の関係も深いため、安心して学べます。きっとどの留学先を選んでもその学校ならではの経験ができると思いますが、まだ留学先を悩んでいる人にはぜひ南イリノイ大学も考えていただきたいです。
現地レポート 一覧へ