初めまして。2024年9月より、ドイツへ夏季短期研修と一年間の長期留学をしています、
英語コミュニケーション専攻2年の吉沢香音です。これを開いているあなたへ、この現地レポートが留学先の検討に役立ちますように。

① ドレスデン短期研修について
　　　夏休み中の短期研修で9月の１か月間ドレスデンの語学学校に行きました。運がいいのか悪いのか、学校で日本人は私のみ。ドイツ語の勉強をしに来ている学生たちなので、ドイツ人はもちろんいません。ですから先生への質問や休み時間に使用されるのは英語です。また学生寮も多国籍で、私のルームメイトはエジプト人とアイルランド人だったので、日常生活は常に英語でした。留学前、大学の授業やiFloorで積極的に英語を使ってコミュニケーションをしていたおかげで、仲間外れになることもなく、様々な国に友人が出来ました！母国語を教え合ったり、文化の違いに驚いたり、何より日本に興味を持ってもらえたことがとても嬉しかったのを覚えています。
　　　ドイツ人は、高齢の方と子供を除くとほとんどの人が英語を話せます。ドレスデンは観光都市でもあるので、ドイツ語力ほぼ０の私でも問題なく過ごすことが出来ましたし、観光名所は本当に美しいので、イエナに移った今でもよく訪れるお気に入りの街になりました。
　　　母国語の通じない場所に住むという経験は、たとえ1か月でも素晴らしいものになります。世界に友達を作る、そのおまけにドイツ語を伸ばす、なんていうのも良いかもしれませんね！

② イエナ大学長期留学について
　　　イエナ到着後はドイツ専攻の学生と合流し、10月中は手続きなどで忙しかったものの、日本語の通じる先生と日本人学生たちとの行動は、これまで一人でやってきた分、肩の荷が下りるようでした。イエナ大学は、麗澤生を担当してくれる先生がいるので必要な手続きはすべてその先生がサポートしてくれます。
　　　ただ一つ問題が、クロス留学は先例があまり無く履修登録の際、少々大変でした。ドイツ専攻と違って、英語専攻の私は英語の授業を履修しないと必修単位に互換できないため、最終的にイエナ大学の語学センターが開講している英語の授業を1コマ40€で登録することになりました。英語の授業は、現地学生（ドイツ人学生）はもちろんのこと、他の国からの留学生も半数います。ドイツ語力よりも英語力のほうが高い私には、英語しかない空間は割とリラックスできます（笑）。今学期の私の履修は、英語授業5コマ＋ドイツ語授業1コマ＋麗澤生用特別授業1コマの7コマ（金曜全休）になっています。
　　　授業外で、言語交換（タンデム）パートナーに会う時間や、日本人留学生と日本語を勉強しているドイツ人が交流するスタムティッシュという会が週に一度あるので、そういった場面でも、英語が出来るだけで会話がスムーズになるなと実感します。

　　　12月になってクリスマスマーケットなど本場のクリスマスをたくさん楽しんだ半面、朝起きても真っ暗で、8時ごろやっと日が昇ったかと思えば16時には日が沈むドイツの冬は、夜が嫌いな私には結構きついものでした。ですが、気分が落ちた時こそ誰かに頼ることが大事だと身をもって学ぶ良い機会でもあったと思います。遠く離れて帰りたくても帰れない日本が恋しいと思いつつも、家族には電話でたくさん勇気づけてもらい、こっちでできた友達、特にドイツ人は「私も今気分落ちているよ」と、割と多くの人が同じ気持ちだったことを知れて、みんなそうなのだと思うと気持ちも楽になりました。
　　　良い思いも悪い思いも、すべて私を成長させてくれる特別な経験です。留学も年明けとともに折り返し地点に。春を心待ちに冬を乗り切ろうと思います。

　　　こんな感じで、私のクロス留学現地レポートでした！英語圏ではありませんが、日本語が通じない＆英語が普通に理解される環境なので、日本にいるよりも確実に英語力は伸びます。私も費用などの理由から、英語圏の留学が難しかったのですが、ドイツでのクロス留学は初月の費用（学費等）は奨学金に頼れないものの、日常生活（家賃、保険、食費他）は奨学金8万円＋親からの仕送り月１～３万円で済んでいるので来てよかったと思っています。

　　　質問、相談ありましたら、国際交流センターを通じて、是非ご連絡ください！