イェーナでの生活
- ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻2年 藤田啓己
- 2025/02/16
私は2024年10月からドイツのイェーナ大学(テューリンゲン州)に留学しています。ドイツに来て約4か月が経ち、初めての海外生活もすっかり慣れました。
今回私は大学の授業と娯楽について紹介したいと思います。
[授業] 2024.10.14 - 2025.02.07
私はPhonetik(音声学),Deutschgegenwartssprach(現代の言語),Reitaku Projekt(麗澤生専用の授業), Grammatik(文法)の4つの授業を履修しました。どの授業も10人以下の少人数クラスで先生も優しかったため、わからないこともすぐに質問することができたので授業に関して心配事や不安は特にありませんでした。特に印象に残っているのはPhonetikの授業です。この授業はアルファベットの発音から始まりました。正直「いやいや、そんなの分かってるよ」、「簡単でしょ」などと思っていましたが実際に先生の前で発音してみると舌や唇の位置、口の開き方など細かく直され、自分がいかに適当に発音をしていたのかを思い知らされました。
また、授業ではありませんが、日本語を学んでいるドイツ人とタンデムを組んで、
お互いの言語や国の文化などについて話したりしています。週1回のタンデム活動を通してドイツ語のボキャブラリーが少し増えたなと実感しているとともに、日本語をドイツ語で教える難しさも感じています。特に日本語には独特の表現やニュアンスが多いので、どのような言いまわしで伝えればよいのかというところが難しいと感じます。
[娯楽]
毎週金曜日の19時からJapanischstammtischが行われます。日本に興味がある・日本語を勉強しているドイツ人と、ドイツに留学している・住んでいる日本人で集まってお酒や飲み物を飲みながら談笑しています。毎週20~30人程度。そこには学生だけではなく社会人の方も多く参加しており、陽気でフレンドリーな人が多くたくさん友達もできました。時には、話が盛り上がり気づいたら日をまたいでいたなんてことも何度かありました。Stammtischでは、色々なバックグラウンドを持つ人とドイツ語・日本語で話せるため積極的に参加しています。また、数か月に1回Stammtischでイベントが開催されます。12月はErfurtのクリスマスマーケットへ行き、2月はカラオケ大会があり、5.6月にはBBQもあるようなのでとても楽しみにしています。
11月末~12月23日までドイツ各地でクリスマスマーケットが行われていました。私はErfurt, Dresden, Nürnberg, Leipzig, Jenaの5都市のクリスマスマーケットへ行きました。マーケットは主に、街の中心街や歴史的な建物の前でテントや屋台が立ち並んでいました。私はお土産にと各都市のマグカップを購入しました。
そして休日には大好きなサッカー観戦もしています。ドイツのサッカーサポーターはカテゴリー関係なくとても熱狂的で、スタジアム内はもちろん駅の構内・町の中どこでも自チームの応援歌を歌っており、周りには万が一に備えて大勢の警察官がサポーターの行動を監視しています。また試合中はサポーターが花火や爆竹を使って選手をサポートしており、日本では絶対にありえない光景を目の当たりにしました。
時が過ぎるのは早く留学生活も残り5か月を切りました。次セメスターでは授業のレベルが非常に高くなる。という話を先輩から聞いたのでこのセメスター休暇でたくさん勉強して授業に置いて行かれないようにしたいです。また、国内・海外旅行を計画しています。勉強するときは勉強して、遊ぶときはしっかり遊ぶ。という風にメリハリをつけていきたいです。
そして今私がドイツ留学できているのは家族をはじめ多くに方々のサポートがあるからです。残りの留学生活、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思います。