ドイツ
ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学
ライプツィヒ大学事前研修
- ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 宮口 理帆
- 2017/09/29
私は9月1日に日本を離れ、28日までライプツィヒ大学の事前研修に参加しました。 フランクフルト空港に到着してから一番初めに待ち受けた壁は荷物でした。基本、電車やトラムで移動をしていて、ドイツの電車の乗降口は高い段差があり、重量的にもかなり重たいスーツケース二つを一人で持ち上げるのがとても難しく、一緒に移動をした三人に助けてもらっていました。それだけでなく、ドイツの歩道は平坦な道が少なくスーツケースのタイヤがなんども溝に引っかかることが多く、普通の道をまっすぐ歩くことがとても難しかったです。そのため、スーツケースは難しいとは思いますがなるべく小さいサイズにするか軽めにしておくべきだなと感じました。
フランクフルトからライプツィヒに移動後、大学でテストを受け4つのクラスに分けられ、その後授業が開始しました。今回のコースにはフランスなどドイツ周辺国だけでなく韓国、ヨルダン等様々な国から参加者が集まっていました。 ライプツィヒ大学のプログラムには、日本で勉強するような文法だけでなくコミュニケーションをとりながら行う授業やPhonetikと呼ばれる発音の授業(おそらく音声学に似ている授業です)がありました。私は発音を一つの授業として学んだことがなかったことと、授業の内容がとても面白かった為、この授業がいちばん好きな時間割でした。Phonetikの授業では、まずウォームアップとして正しい発音を体でリズムをとりながら口に出してみたり、身近な単語を正しい発音、抑揚をつけるとどこにアクセントがついてどの部分が短いまたは長くなるのかということを勉強しました。これを学んだことで自分が今まで異なった発音をしていたことに気がつくことができ、綺麗な話し方ができるように少しずつ意識するようになりました。
土曜日にはプログラムの一環として2回旅行がありエアフルトとマイセンを訪れました。この旅行ではガイドの方の説明はすべてドイツ語で、1週目に訪れたエアフルトの時は聞き取るのことで精一杯になっていましたが3週目に訪れたマイセンでは聞き取ることだけでなく内容理解ができるようになり、より有意義な時間を過ごすことができました。また、個人で前期に受けた授業のなかで紹介されたカッセルという場所で行われた現代美術の祭典ドクメンタへ行き製作者ごとに異なった表現を肌で感じることができ、授業のない日でもドイツ語や文化に触れることができて楽しく過ごすことができました。
あと数日で、ハレ大学での生活が始まります。この1ヶ月で見つけた弱点を克服し、学んだことを忘れずに成長できたらよいなと思っています。
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