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ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

内省から得たこと

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 川又 遥
2018/01/05
  私は9月からドイツに滞在しています。9月から11月までの3ヵ月のあいだ、努力が実らず上手くいかないことが多く、その精神的疲労が作用して12月はどちらかと言えばこもりがちな1ヵ月間になってしまいました。
  しかし私はこの12月を意味のないものにしたくなかったので、余暇の過ごし方を工夫しました。私が行ったことは主に2つあります。1つ目は、自分が今まで上手くいかなかった理由をもう一度じっくり考察してwordにまとめることです。2つ目は、自分の好きなことをしながらドイツの文化に触れることです。例えば、私は船を見るのが好きなので、ハンブルクで人生初の一泊二日の一人旅行をしました。そして私はハンブルクでたくさんのことを学びました。第一に、ドイツの人々も方言を大切にしていることに気が付きました。ドイツ語を「ドイツ語」だと考えて勉強していると見落としがちなことですが、もちろんドイツ語にも方言は存在します。大きな分類としては6つの方言が存在し、ハンブルクでは「Plattdeutsch」と呼ばれる北部の方言が使われています。街中で見かけた広告や、宿泊したホテルの部屋に飾られていた絵画、お土産屋さんに売っていたマグネットなど、至る所に方言が記されていて、方言を後世に残そうという意思を感じ取りました。その次に、タンデムパートナー等ではない、ドイツ語を第二外国語として勉強する者への配慮があまりできない見知らぬ人と話すことにより、外国の言葉で会話をすることの面白さや新鮮さを思い出しました。このようにハンブルクで私は価値のある経験をたくさんしました。
  12月の成果は目に見えるようなわかりやすい成果ではありません。それでも私はこの12月は充電期間として、内省期間として、とても価値があったものだと思っています。1月からは、12月のあいだに得たことを活かしながら精進していきたいと思います。
写真1:旧ソ連製潜水艦U343の中
写真2:ザンクト・パウリ桟橋で撮影した船
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