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ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

ドイツでの生活

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 堀吉 菜生
2018/01/15
  早いもので私のドイツでの生活もおよそ残り1か月ほどになりました。9月の事前研修から始まり、最初はドイツに慣れるまで苦労したこともありましたが1月になった今ではもうすっかりドイツの生活に馴染んでいる気がします。
  イェーナに来て自分が慣れたな、と思うことの一つが寮生活です。私は日本でも寮で生活をしたことがなくドイツで初めての寮生活に少し不安がありました。寮の雰囲気や、もちろんルームメイトがどんな人なのかもわからないので、緊張しながら寮に向かった記憶があります。結果、私の寮は比較的綺麗な寮で、ルームメイトもとても優しい人でした。けれど私たちの寮は2人ユニットで2人とも同じ日にやってきたため寮には全く生活するための物が揃っていませんでした。それに加えて、来た日の翌日がちょうど祝日でお店がやっていなかったため、私はその日のうちに食材や生活用品などの必要最低限を買いにスーパーに行かなければなりませんでした。寮の案内が終わりスーパーに着く頃には閉店間際だったので、とりあえず明日必要なものだけ掴んでかごに入れてレジに行く、というなんとも切羽詰まった買い物をしました。なかなかない体験でイェーナ初日ながらいろいろと、ある意味充実した一日となりました。その後の寮生活では数週間は慣れない暮らしでしたが、一か月もすると比較的快適な暮らしになり、特に、寒いのが苦手な私は部屋や廊下にヒーターがついていることがとても幸せでした。
  ここで1つ寮でのミニエピソードを話したいと思います。それはクリスマス休暇前の出来事です。こちらではクリスマスは家族と過ごすことが多いようで寮のほとんどの人が自宅へと帰ってしまいます。私がその日普通に夕食を作っているとユニットに突然誰かが訪ねてきました。同じルームメイトの子も実家へ帰っていたので私が応じると、卵を持った外国人の方が「明日家へ帰るからこれ使って!」と卵をくれました。あまりに突然のことで、お礼を言いながらもしばらく唖然としてしまいました。結局、これが外国というものか、などと感動しつつありがたく頂きました。こんなちょっとした出来事ですが私には印象に残る思い出です。こんな風に何が起こるか分からない楽しい生活がもう少しで終わってしまうと思うと寂しいですが、残りの生活も大切に楽しんで生活していきたいと思います。
  寮の話とは関係がないのですが、イェーナの雪景色と城の写真を載せておきます。
写真1:珍しく降ったイェーナの雪
写真2:ヴァルトブルク城(アイゼナハ)
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