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ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

ヨーロッパ旅行

英語コミュニケーション専攻2年 立石 朱音
2018/02/04
ドイツは内陸国に位置している為、長い休み期間はもちろんの事、週末にプチ旅行として隣国へ遊びに行く事も可能です。おそらくヨーロッパへ留学している学生達のほとんどは、この嬉しい特権を思う存分に使い、多くの国へ出かけ、留学生活を満喫していると思われます。飛行機、バス、電車、交通手段は様々ですが、ドイツからEU圏内のほとんどの国には片道1万円内で行けます。低価格で旅行へ行けるのもまた、学生にとっては嬉しい事です。留学中の旅行を通して、新しい場所を発見し、現地の人たちと交流し、多くの学びを得られる事もあります。その為、旅行は留学の醍醐味の一つと言っても過言ではないでしょう。
 私自身、ドイツへ来て約4か月が経ち、すでにチェコ共和国、オランダ、ベルギー、フランスの4か国へ訪れました。特に印象的だった国は、フランスです。2017年の年末から2018年の年始にかけて、私はフランスの北に位置するリールという田舎町で1週間程滞在しました。約1週間、フランスという私の留学先の国ではない、馴染みのない国で過ごし、計画通りにはいかない事もしばしばありましたが、今回のフランス旅行を通して大事なことに気づかされました。それは、臨機応変力の大切さです。
例を挙げると、私がフランス、パリへ訪れた時期が丁度年始の三が日だったという事もあり、ほとんどのお店は観光客で溢れていました。最初、美術館に訪れる予定だったため、美術館へ足を運んだのですが、私が美術館の入場チケットを買おうとした際にはもうすでに現地の方や観光客の方たちで長蛇の列ができていました。その為、5時間以上も待たなければなりませんでした。5時間あればどこか違う場所へ観光しに行けるだろうと、一緒に来ていた友達と最初の計画を変え、あまりメジャーではない観光名所、サクレ・クールという場所へ行くことに決めました。そこへ訪れる際には、美術館に行かなかった分時間が余った為、あえて地下鉄を使わず、徒歩でパリの中心駅からサクレ・クールへ向かいました。サクレ・クールまで徒歩で向かっている際に、途中で道が分からなくなってしまったので、何人かの現地の方に道を尋ねました。フランスへ訪れる前には、「フランス人は冷たい人が多いよ」という言葉をよく耳にしていたため、道を尋ねる際には多少ためらいもありましたが、幸いにも私が道を尋ねた方たちは皆優しい方たちだったため、無事目的地に辿り着くことができました。
最初は美術館に行くつもりだったのですが、すぐに計画を変えて行動に移したことで、ネットやガイドマップではあまり有名ではない観光地を発見でき、最初は怖いと思っていた現地の方たちに勇気を出していざ話してみると、寧ろ優しい方たちが多いなと感じました。
 このように、臨機応変に気持ちを変え、違う考え方で行動すると、新しい発見、新しい考え方を得る事もできます。もちろん、授業などの勉強も大事ですが、私は旅行も授業の一つだと考えています。旅にハプニングはつきものです。それをどう対処するかが、旅の魅力なのでしょう。また、この経験は社会にでて、私がいつか困難にぶつかった際に、必ず役に立つと信じています。
写真:夜に訪れたサクレ・クール

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