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ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

映画鑑賞会‘’君の名は‘’

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 森 庸晃
2018/06/02
  ここドイツでは、比較的に暖かく、陽も長いのでとても過ごしやすい環境です。私が、留学しているイェーナ大学では、毎月二回から三回ほど大きな教室で映画鑑賞会があります。先月に、‘’君の名は‘’という映画が上映されるということで参加してきました。その際に、感じたことを述べていきたいと思います。
  まず一つ目に感じたことは、感情表現の違いです。私は、今まで外国で映画を見ることや観客が日本人の比率が少ないという経験がありませんでした。ですので、今回が初めての経験という理由がありますが、アジア人とヨーロッパ人の感情表現の違いに驚かせられました。アジア人は、映画館は公共の場という考えがあるため、あまり大きく感情を表現しない傾向があると思います。一方、ヨーロッパ人は声を出し、手を使ってまで感情を大きく表現している光景を見て、映画館という空間の中でさえ違いがあるのだと気づくことができました。
  二つ目は、外国で日本の映画を見るからこそ、日本の良さを知ることができたということです。映画‘’君の名は‘’では、都会と田舎の違いを比較している物語であり、日本と言えば東京と物凄く発展しているイメージを持つ人が多いが、実は田舎もあり、また違った日本の良さ(神社や町の伝統)を伝えており、都会と田舎の両方の良さを改めて感じることができました。外国で、‘’君の名は‘’を見たからこそ、日本の食べ物やテクノロジー、そして文化の素晴らしさを改めて知ることができました。
  最後に、自分の語学力の成長に気づくことができたことです。もちろん、映画の音声は全てドイツ語で字幕もドイツ語でした。たしかに、話すスピードは早く聞き取ることが少し難しかったですが、内容を理解することができ、ドイツ語と日本語の表現の違いにも気づくことができたので映画を見て良かったなと思いました。やはり、できる・できないではなく何事も挑戦しなくては自分を知ることができないと感じました。たった一本の映画でしたが、感じたことや学べたことがあったので、とても良い経験になりました。今後も、映画鑑賞会に参加していき、残りの留学生活も充実した時間にしていきます。
写真:映画鑑賞会”君の名は”

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