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ドイツ

ロストック大学

留学生活残り二ヶ月を迎えて

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 山村 愛
2018/06/04
  留学してから時間の流れが速いような遅いような不思議な感覚なのですが、すでに6月に入ったため、私の留学生活も残すところ約二ヶ月となりました。
  先月は私の留学生活史上最もハードスケジュールな一ヶ月間でした。5月の初めには家族がドイツを旅行で訪れベルリンと私が留学しているロストックに計4日間滞在しました。我が家はあまり頻繁に家族旅行をしないので家族旅行自体が貴重であることと家族全員での海外旅行は初めてだったので、迎える側の私も少し緊張し入念に準備をしました。ところがベルギーの空港での乗り換え中に弟がパスポートを紛失したことが原因で(パスポートはその後空港内で見つかりました)到着が大幅に遅れたり、荷物が届かなかったりしたため到着した日と次の日の午前中はかなりドタバタすることになってしまいました。せっかく時間をかけて練った旅行の計画が台無しになったのは残念でしたが、緊急事態だったので空港やホテルの職員と話さざるを得なくなり、私にとっては良い勉強になりました。しばらく英語を勉強していないので忘れてしまい、今はドイツ語のほうが出てきやすいので極力ドイツ語で会話をするようにしたのですが、荷物が届かない件について訴えるくらいは出来るようになったのだと少し成長を感じました。ベルリンではベルリン大聖堂やベルリンの壁など有名な観光地を見学するだけになりましたが、ロストックに移動してからは比較的ゆっくりと観光できました。
  家族が帰った二日後には留学生活最後の大きな試験であるB2というレベルのテストがありました。もちろん今までの試験の中で一番レベルが高かったので、語学学校内の正規ではないテストといえども合格できるかかなり不安だったのですが何とか合格することが出来ました。今は次のレベルのC1の授業を受けていますがこのレベルは今後ドイツの大学で4年間勉強するなどかなり高いレベルを求めている人向けなので、試験は受けずに帰国する予定です。
  テストの翌週にはフィンランドのヘルシンキに旅行に行ってきました。高校の同級生が6月末までフィンランドに短期留学をしており、その友達に誘われたのでこのような機会はそう多くはないと思い行くことにしました。フィンランドでは美術館に行ったりバレエ鑑賞をしたり有名なカフェで食事をしたりととても充実していました。特に印象的だったのは本格的なサウナに行ったことです。フィンランドではサウナで体温を上げた後冷たい海に飛び込むため、サウナの施設が海と繋がるように建っていました。私はサウナも氷水のような海も長くは我慢できなかったので出たり入ったりを平均以上に繰り返していましたが、ドイツではシャワーのみの生活なので久しぶりに体の芯から温まることが出来て感激しました。またフィンランドは水道から軟水が出てくる国なので、ドイツの硬水で髪がぎしぎしになっている私はフィンランドに留学している友達が少し羨ましかったです。
  留学生活も残り二ヶ月となり帰国が現実味を帯びてきたため、正直日本に帰りたい気持ちは以前よりも大きくなりつつあるのですが、同時にやり残したことがあるのではないかと焦ってもいます。大きな試験も終わりドイツ語の授業も今月で終わる予定になっている今(スペイン語の授業は7月中旬まであります)、もう一度自分がこの留学中にしたかったことを考え直しているところです。残りの二ヶ月は今まで以上に自由に使える時間が増えるので、興味のあることには積極的に取り組んで有意義に過ごしたいと思います。
*写真はフィンランドの実際に行ったサウナです。左側の階段を降りると海に入れます。

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