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イギリス

リーズ大学

私が得たモノ

英語コミュニケーション専攻3年 首藤 真由
2018/07/09
  こんにちは、英語コミュニケーション専攻の首藤真由です。約5ヶ月間のイギリス留学を終え、先日、日本へ帰国しました。私からは2点、寮と治安について紹介したいと思います。
  まず初めに寮ですが、私の寮は、Ellerslie(エラズリー)というキャンパス内にある寮で、学校中心にあるunionという建物から徒歩2分程の立地のいい場所にありました。食事面では、私はミールプランが付いていたので自炊をする必要はありませんでした。ミールプランとは、union内にあるRefectoryという食堂を使えるプランのことを指します。元々、寮費とミールプラン代も一緒に支払っていたので、食事には基本お金がかかりませんでした。ですが、毎週末は、Refectoryが朝10時から昼の14時までと時間が限られているので、夜は寮内にあるキッチンを使って料理をしていました。ミールプランのカードには毎日、平日は11ポンド、土日は約6ポンドがチャージされます。私が使った感想、正直、多いと思いました。ですが、残ってしまった残額はポイントとして後日使うことができます。毎日料理をする手間と時間を考えれば、とても便利なプランだと思いました。もちろん、毎日のように課題はありますし、それ以外にも課外活動やLanguage partnerと過ごす時間、掃除洗濯などで1日はあっという間に終わってしまいます。自炊はちょっとめんどくさいかも…という人や、もっと他のことに時間を費やしたい!という人にはおすすめのプランだと思います。私の住んでいたEllerslieは、比較的ヨーロッパ出身の方が多かったので、楽しく国際交流もすることができ、文化の違いを肌で感じることができました。私は入寮した次の日に、日本から持って来たお菓子を持ってフラットメイトの部屋をそれぞれ訪ね、挨拶をしに行きました。本当にみんな、私を温かく迎えてくれたのと日本のお菓子にとても喜んでくれたのを覚えています。挨拶はやはり大事なので、特に寮を考えている方は絶対にマストです。そして日本のお土産も一緒に渡してあげると絶対に良いと思います。リーズ大学にはたくさんの種類の寮があるので、学校のWebサイトでよく確認して自分に適した寮を選ぶと良いと思います。
  次に治安についてですが、率直に言いますと、リーズの治安は良いです。ですが、やはり夜間の一人歩きはなるべく避けた方が良いです。というのも以前、どうしても夜12時を過ぎた頃、1人で歩いて帰らなければいけない状況になり、その際に、頭から血を流した酔っ払った男性に絡まれた事がありました。その時は走って逃げることが出来ましたが、やはり夜間の一人歩きは危ないので誰かと帰るか、タクシーやUberを使うなどして帰った方が良いでしょう。そして、リーズにはホームレスが大変多いです。スーパーの前や駅の近く、普通の道端などにたくさん居ます。直接危害を加えられるということはありませんでしたが、お金を恵んで欲しいと何度も声をかけられました。私が彼らにお金を与えることで、解決することなのか?彼らはその生活から抜けられるのか?この人たちは本当に困っているのか?それとも、ただ怠けているだけなのか?彼らの前を通る度に、私はそう思いました。私の住んでいる地域には、ホームレスは滅多にいません。日本自体、ホームレスは少ないと思います。これは日本が豊かで平和な国であることの証拠なのかもしれません。私がイギリスへ行く前は、イギリスにはホームレスが多いという印象は全くありませんでした。ですが、残念ながら今は、ホームレスが多いという印象です(ネガティヴなイメージでは)。 友達から聞いた話ですが、たまに栄養失調によって救急車で運ばれるホームレスの方もいるそうです。正直、ショックでした。自分には住む家があって、毎日お風呂にだって入ることができる。でも、それが当たり前でない人が世の中には沢山いる。私は今回の留学中、直接彼らには何もしてあげられなかったけど、将来何かgiveできるようなことをしたい、と思いました。
  話は逸れてしまいましたが、それと同時に、自分の今置かれた環境を改めて見つめ直す良い機会にもなりました。今まで必要だった物の必要性を感じなくなったり、反対に、必要でないと思い込んでいたものを必要と感じられるようになったり。自分はどういう人間で、何が好きで、何をやりたいのかやりたくないのか。留学での語学力向上は勿論のことですが、自己分析も冷静にすることができました。日本にいる間は、大学とバイトに追われ、自分についてよく考える時間=自己分析を疎かにしていました。ですが、今まで暇さえあればバイトバイト!働かなくちゃ!お金稼がなきゃ!という私でしたが、こちらに来てからはその必要もなくなったため、自己分析に多くの時間を割くことができました。今まで詰め詰めでバイトしていた大学1〜2年時代。とりあえずお金欲しい。勉強なんてそっちのけ。バイトしたい。…出来るならばタイムスリップして、その時の自分を叱ってやりたいです。というのも、今は学生であり、勉強をするのが仕事。それなのに今までの私は、バイト>勉強でした。なんて勿体無い時間の使い方をしていたのだろうかと、”Time is money” 『時は金なり』とはよく言ったものだと心に刺さりました。今、イギリス留学が終わって思えるのは、今は、お金は最低限あればいい。ということ。バイトで得た月6万円程度のお金で、無理して高価なものを買う必要性は今の自分には全く無いし、他にもっと有効なお金の使い方があるじゃないかと気づくことができました。残すこと、大学生活もあと1年半となり、あっという間に大学4年間が終わってしまう。少し気づくのは遅かったかもしれないけど、気づかないよりはマシで。今、気づくことができて本当に良かったです。
  長くはなってしまいましたが、語学留学には、語学+@で得られるものがたくさんあると思います。それはきっと、ずっと日本にいたら分からないものなのかもしれません。貴重な5ヶ月間、間違いなく充実した留学生活でした。これから留学を考えている方の参考になれば、と思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
写真1:Ellerslie寮
写真2:Refectory(食堂)
写真3:リーズ大学の中心
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