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ドイツ

ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学

ハレ大学夏学期

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 倉持 貴美子
2018/08/03
  ドイツの冬は、ほとんど毎日曇っていてどんよりした天気でしたが、段々と夏が近づくにつれて気持ちのいい快晴が続くようになりました。日本のような湿気はない乾燥した気候なので過ごしやすいです。
  7月に行われた学期末のテストを最後に夏学期が終わりました。今学期は冬の前学期よりも自分のドイツ語に対する自信も付き、以前よりも断然にドイツでの生活を楽しめたように感じます。麗澤大学からハレ大学に留学している私たちは1年間という期間だけですが、一緒にドイツ語の授業でドイツ語を学んでいたクラスメートはまだハレに残り、ドイツ語を学び続けるようで、少し羨ましいです。言語を学んでいると1年という時間はとても短いように感じます。これはドイツのどの場所で学んでも同じかもしれませんが、ハレの私のドイツ語の先生たちは皆さん1つずつ、半年間に1つのペースでドイツ語のレベルを上げていくことを推奨していました。私は留学に来る前に今の留学後の実力よりももっと成長できているものだと期待していましたが、実際にはA2.1から始まり、B1.2までしか上げられませんでした。授業ではそのレベルをとっていても日常生活においてドイツ語の能力がまだまだ足りないと感じることは多く、1年間での自分の努力不足を感じたことも多々ありました。
  私は今回の留学期間中に沢山旅行もしたため、旅行をせずに勉強していればと思ったりもしましたが、ヨーロッパの各地を旅行することも日本にいたら簡単な事ではないですし、その上、旅行のための準備やその旅行先で学んだ事、感じた事は素晴らしく、今この大学生のうちにそんな経験が出来た事はやはり貴重な経験だと思います。ですから、やっぱり旅行をすることも私にとってはこの留学の1つの大きな経験なので、勉強と同じくらいと言うと大げさかもしれませんが大切にしたいものの1つでした。旅行をしたからドイツ語の能力が伸びなかったわけではないと私は思いたいです。実際に1人で旅行をしたりして、ドイツ語を話す機会は沢山ありましたし、それは授業よりも新鮮で楽しいものでした。
  勉強も旅行も大事にしたい私は、ドイツでメリハリをしっかりすることがとても大切であることを学びました。実際にドイツ人やドイツのお店は夏の休暇や日曜日は日本よりもしっかり休む所が多いです。日頃しっかり働いて休む時は休みます。ハレ大学に留学して学生もそうだなと私は思いました。学校のある日は積極的に図書館やカフェを利用して勉強をしていますが、週末や長期休暇はしっかりと遊びます。私の寮では度々週末などにパーティが行われ、うるさいほどでした(笑)。私はそんなメリハリのある生活を見習いたいです。そうすれば、好きな旅行をしていても問題ないと思うからです。
  ドイツ語の私の能力は1年間の留学を終えてもまだまだ未熟すぎるくらいです。しかし、私のドイツで学んだ先生方の言うように、これから日本に帰っても段々と着実に能力を伸ばしていこうと思います。今回の留学中には、出会った人たち、または初めての海外での生活や旅行での経験が私に多くの刺激を与えてくれました。日本を飛び出して海外で1年間生活をし、ドイツ語を学ぶという経験が出来て本当に良かったです。

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