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ロストック滞在レポート

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 渥美翔大
2018/12/04
  ロストックでの留学生活が始まり、約2ヶ月が経ちました。当初は、ドイツが自分にとっての初海外であり、日本とは異なる文化に戸惑うこともありましたが、現在では少しずつドイツの生活に慣れてきました。また、ザールラント大学の事前研修を含めた3ヶ月間で様々な壁にぶつかり、多くのことを学びました。その中で身にしみて知ったことの1つに基本・基礎は非常に重要で大事ということです。スポーツにおいて、アスリートがそのスポーツでより良いパフォーマンスのための体作りが基本・基礎作りにあたり、建築においては、大きく立派な建物を建てるための基礎工事が基本・基礎作りにあたります。これらと同様に、現地留学のような会話コミュニケーションを主として言語学習をする場合、その国の言語を正しく発音する能力が必要不可欠になり、その能力を身につけることが基本・基礎作りになります。当然のことではありますが、この当然がしっかり身に付いていなければ、会話は勿論のこと、簡単な意思疎通さえできない状態に陥ってしまいます。身振り手振りで伝わる場合もありますが、伝わらない場合も出てきます。筆者の場合は、事前研修の約1ヶ月間である程度身につけることができたので、ロストックに来てから、伝えたい言葉は正しくても発音の問題で理解されない、伝わらないという場面はザールブリュッケンに滞在している頃に比べて非常に少なくなりました。また、筆者の生活している寮は、他の麗大生の寮とはS-Bahnを利用しても45分程かかる上に、街からも離れている場所にあるため、授業や電話、何かしらの集まりなどがなければ、日本語を話す機会もあまりなく、ドイツ語に集中しやすい環境にあります。このレポートを書くまでの約2ヶ月の間に、1人の帰り道で5回、子どもや他国の学生、ご年配の方に道を尋ねられる機会がありましたが、1回目と5回目の道案内を比較すると、自己評価ではありますが、自身の成長を実感できる程の差がありました。
  両者とも、筆者の知らない目的地でしたが、1回目は、尋ねてきた相手側から話を切られてしまう程、悲惨な結果でしたが、5回目では、目的地を地図アプリで検索し、移動手段を聞き、現在地最寄りの路面電車停留所までの道のりと目的地最寄りの停留所、そこから目的地までの道のりを伝えることができました。文面ほどスムーズではありませんでしたが、別れ際にお礼の言葉をいただくことができました。
現在は、ドイツ語A2レベルのGoethe-Institutの模擬試験に向けて勉強に励んでいます。こちらでも満足できる結果を出せるように精一杯努力したいと思います。
写真1:Rostock Hauptbahnhof南口
写真2:ロストック市役所
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