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フォンティス応用科学大学

フォンティス応用工科大学

グローバル人材育成専攻3年 平柳千晶
2019/01/21
  今回、フォンティス応用工科大学について書いていきます。
  はじめに授業についてです。私が今期履修している科目は、ビギナーズイングリッシュ、ソーシャルメディアとプロモーション、カルチャー、ビジネスイングリッシュそしてビギナーズマーケティングの5個です。履修している生徒に関しては、どの授業も大体10人から20人ほど参加しています。ソーシャルメディアとプロモーションを除く授業科目の履修生徒はアジア人留学生がほとんどです。そのため、先生の話す英語のスピードも比較的聞き取りやすい速さで、使用されていた英単語も専門的用語を除いてはわかりやすいものでした。また、私としてはアジア人留学生が多いので授業の雰囲気は穏やかで、英語が得意でないからといったような重圧を感じることはありませんでした。ビギナーズマーケティングやビジネスイングリッシュといったような専門性のある科目では、2年時に基礎をある程度学習していたので、授業に追いつけないということはなかったと思います。
  ビジネスイングリッシュでは会議やプレゼンでのやり方や言葉遣いといったような実践的な英語を学びましたが、ビギナーズマーケティングでは教科書を基に理論と過去の事例を見ながら学ぶといった形式でした。しかしながら、ソーシャルメディアとプロモーションの授業は私が受けた授業の中でも難易度の高いものだと思います。まず、この科目ではアジア人留学生はまばらでヨーロッパ人留学の多い授業でした。また、先生の話すスピードが速いので授業中はずっと集中することが大事でした。何より、この授業ではグループに分かれて与えられたモノを実際のソーシャルメディアを利用して一学期間プロモーションを行うという授業で、新鮮なものでした。もちろんこの授業では理論も学びます。この授業は他の授業と比べて、専門性のある大学の講義に近い授業だと思います。
  ビギナーズマーケティングを除く授業の試験形式はプレゼンテーションが主なやり方でした。これはクラス全体に発表するものではなく、先生とグループ又は個人といった形式で、重要なことはプレゼンテーション終わりにある先生からの質問に答えられることと、原稿を使わないということでした。ビギナーズマーケティングのペーパーテストは5択から6択の問題形式で、辞書の持ち込みが可能なものです。
次に、フォンティス応用工科大学で楽しかったことについてです。この大学では、学生たちが授業の一環又は学生団体の活動のなかで、イベントを開催しています。大学で出会った中国人学生の子がイベントに招待してくれました。そのイベントでは、オランダについてクイズが出題され1位には食堂券の景品といったものでした。いろんな学生たちが参加していたので、新しい人たちと交流できたことは楽しいものでした。
  この大学の食堂は、麗澤大学とは大きく違っていて印象的でした。値段は全体的には日本に比べて高めな価格だと思います。私の個人的なベストワンは、3ユーロでヨーグルトとフルーツとシリアル詰め放題です。それぞれ3種類から4種類ほど準備されているので飽きることはありませんでした。また、授業が午前中なこともあり、朝ごはんを食べられない日はよく食べていました。ベストツーは、約1ユーロのスープです。2種類のスープが日替わりで毎日置いてあります。チーズやクルトンなどのトッピングも出来ます。私は毎日と言っていいほどこのスープを飲んでいました。ぜひ、麗澤大学の食堂にも置いてほしいものです。比較してみて思うのは、基本的に麗澤大学の食堂はメイン小鉢二つといった形ですが、フォンティスでは単品というのが主流でした。なので、メインとサラダと飲み物を別々で購入しなければならないのでそういった面で、学生のほとんどが水筒を持参していました。
  また、この大学には会議室と呼ばれる部屋が複数あります。そこでは基本的に学生が話し合いを行ったりプレゼンテーションの練習を行うのに使われています。会議室の設備として、テレビとホワイトボードがあります。常設されているテレビとパソコンを繋げることでテレビにパワーポイントを映し出します。私は会議室を2回ほど利用しその2回とも違う部屋を使いましたが、とても使いやすく練習しやすい部屋で便利だと思いました。
フォンティス応用工科大学は、授業に始まって食堂といったようなところまで、麗澤大学とはずべてにおいて違うやり方なので新鮮でした。2つの大学を経験したことによって考え方の視点を増やす良い機会を日常から得ることができました。私の目的の1つだったので、こうして達成できたことは留学して良かったと思う1つの要因です。

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