Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Local Reports

留学生現地レポート

HOME 留学生現地レポート 留学生活が4ヶ月たって

ドイツ

ロストック大学

留学生活が4ヶ月たって

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 森本柚香
2019/01/31
  留学生活も4ヶ月がたちます。1月になってからは急に気温が下がり、日本よりも気温がマイナスになれば寒く感じます。私が住んでいるロストックは、雪がたくさん降る年もあればそこまで降らないという年もあるとドイツ人の友人から聞きました。
  先月はクリスマスマーケットがあり、本場のクリスマスマーケットをいろんな地域を回りました。ハンブルクやベルリンなど大きな町であればあるほど様々な場所で開催をしていたり、飾ってあるオブジェが違ったりしてとても楽しかったです。ロストックのクリスマスマーケットはそんなに大きくはありませんでしたが、メインの通りとは離れた場所では小さいコンサートのようなものが開催されていました。そこでは衣装を着て何人かで歌を歌っている人や、何かを語りかけているおじさんがいました。一緒にいたドイツ人の友人曰く、昔のドイツ語を話していたためドイツ人でさえ理解をするのが難しいそうです。
  このようにイベントで実際に異文化を感じることもあれば、授業のなかでも異文化を知ることもあります。例えば、あなたの国の幸せをもたらすといわれている物は何かというテーマについて話し合いをしました。私たち日本人はお守りを所持しますが、台湾では母親から受け継ぐブレスレットのような物を女性はつけるそうです。またドイツではブタやてんとう虫が幸せをもたらすものといわれています。確かに誕生日のポスターカードにそれらの生き物が描かれているのをよく見ます。他にも、それぞれの国の結婚式について話し合うことがありました。私たち日本でも挙式のあげ方は複数ありますし、花嫁が着るドレスの色にも違いがあったのが個人的に興味深かったです。私たちが受けている授業には、日本や台湾、中国のようなアジア圏だけではなく、シリア、ナイジェリア、エジプトなどの地域からの留学生がいるため、より異文化を知ることができます。このような異文化を知ることのできる環境は私が留学をしたかった理由のひとつでもあったためとてもプラスの経験になっています。
  また、先日デュッセルドルフへ旅行で行って日本料理の多さと日本語表記の多さにとても驚きました。デュッセルドルフ駅周辺にはラーメン屋やお寿司屋さん、持ち帰りのできるお弁当屋さんがあり、懐かしさを感じました。ラーメン屋さんには長蛇の列ができていたので日本食が人気なことが少しうれしく思いました。また、店員さんはほとんどが日本人だったのでドイツ語ですらすら接客していることに感動しました。今度また行く機会があれば入ってみたいと思います。デュッセルドルフだけでなくロストックにもお寿司屋さんがあり一度だけ行きました。店内には日本人の店員さんもお客さんもいなくてあまり期待はしていませんでしたが、日本と変わらないくらいとてもおいしかったです。値段は日本と比べたらもちろん少し高かったですが、お味噌汁もついてきたので満足できました。一番驚いたことは、お客さんはみんなドイツ人でしたがみんな箸を上手に使いこなしていたことです。年齢も若そうな方だったのでどうやって誰に箸の使い方を教わったのかを知りたいと思いました。ドイツの文化を知ることも面白いですが、ドイツで知られている日本の文化を知ることもとても面白いと思いました。
写真:お寿司の写真

現地レポート 一覧へ