Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Local Reports

留学生現地レポート

HOME 留学生現地レポート イェーナ現地レポート

ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

イェーナ現地レポート

ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 井上千晴
2019/03/30
  こんにちは。イェーナ大学に留学しているドイツ語・ドイツ文化専攻2年の井上千晴です。イェーナでの留学生活の中で、私にとって特に影響の大きかったタンデムパートナーについて書いていこうと思います。
  私は毎週日曜日にタンデムを行っています。タンデムパートナーは授業内にくじ引きで決まりました。私のタンデムパートナーは中国人で、毎回のタンデムのテーマを決めて、その内容に合わせて準備をしてきてくれます。個別授業を受けているような感じですが、とても楽しいので退屈には思いませんでした。今までに、ドイツの食べ物、職業、音楽や映画などについて話したり、また、クリスマスマーケットに一緒に行ったりもしました。ドイツ語で話しているときも、発音や文法をチェックしてくれて、スムーズに言えるようになるまで何回も練習してくれます。私のタンデムパートナーは日本語も上手に話すことができるので、日常会話ならあまり困ることはありませんでした。タンデムパートナーはドイツ語の勉強に役立つように、字幕付きの動画などを教えてくれました。大学での授業はもちろんですが、毎週のタンデムは、私がドイツ語を学ぶ上で本当に重要な時間だったと思います。そして、タンデムパートナーと話していると、日本についてもまだまだ学ぶべきことがあると思いました。例えば、日本人は神を信じるの?という質問をされてとても困りました。私はあまり信じてはいないと言うと、じゃあなんで神社に行ってお参りをするの?ときかれてしまいました。さらに、1月、2月・・・12月という言い方のほかに、睦月、如月・・・師走という言い方がありますが、どうして別の言い方があるのかきかれてもうまく答えられませんでした。タンデムパートナーと話していると、改めて日本を知るいいきっかけになります。これは個人的にはとてもびっくりしたことなのですが、日本の中でも、その地方の名物や郷土料理があるということを話すと、日本は面積が小さいから食べ物はどこで同じだと思ってた!と言われました。私からすると、考えたこともないことでしたが、そんなふうに思われていたんだ、と意外でした。このように、タンデムでは新しく発見することもあり、とても楽しいです。
  それと、タンデムパートナーは、会うとほぼ毎回、今日は寒いと言っています。雪が降ることもありましたが、私はそこまで寒いと感じませんでした。来年の冬にドイツにいることもないと思うので、今年が特に暖かいだけなのかはわかりませんが、予想していたより過ごしやすいと思いました。ただ、タンデムパートナーの出身地はとても寒いらしく、それでもドイツは寒いと言っていたので、人によると思います。また、タンデムパートナーは生活面でもいろいろと相談に乗ってくれました。例えば、私は日本ではお米が食事の中心で、パンはあまり食べていなかったので、和食が食べたいと言っていたら、日本の食材を買うことができる通販サイトで、ほしいものがあったら買ってあげようか?と言ってくれました。それ以外にも、どこか行きたい場所があったら一緒に行こう、と言ってくれたり、毎週のタンデムのときに、普段の生活で何か困っていることがないかきいてくれました。留学生活が始まった頃は特に、不安なことも多かったので、気軽に相談できる相手がいたことは本当に良かったと思います。
写真:ベルリン大聖堂からの景色

現地レポート 一覧へ