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ナレースワン大学

6月末から始まった学校生活

英語コミュニケーション専攻3年 小寺未優
2019/09/03
  6月の終わりから長い夏休みが終わり、新学期が始まりました。最初は私が取りたかった授業が取れず焦り、戸惑いました。その理由として先生が英語の授業にも関わらずタイ語を使うからです。麗澤では英語についての講義などが日本人により日本語で行われることはありますが、ナースワンでは英語のほとんどの授業がタイ語で、タイ人でなくてもタイ語を使っています。
  タイ語の知識が0の私には絶望的ですが、授業の内容以外では本当に面白いことがいっぱいで、日本ではできない経験や感覚を味わっています。私の学校では制服着用のルールがあるのですが、それを絶対守らなきゃいけないのは1年生のみ。1年生はこんなヒールの靴まで履かなければいけない(流石に痛いからスニーカーも可)。でも、2年生からは髪の色や制服は全て自由に。学科や学部のTシャツに普通のジーンズを履いたり、もう上から下まで私服だったり、Yシャツに指定のボタンを付けのですが、ある人とない人と…。本当に自由で、先生によっても制服絶対着用の先生と、“Don’t care” と言ってくれる先生と色々いるみたいで、スカートも本当にいろんな種類があって長いのからとても短いの、形も様々。こんな適当なルール日本には存在しませんね(笑)。ベルト着用のルールがあるにも関わらず通し穴がないからみんなクリップで止めていて(笑)、私も一応制服は一式揃えましたが値段は1000バーツ(4000円)いきません。
  あと、これは教室に入ってびっくり。全部の教室じゃないけど、机が無くこのタイプの椅子がズラッと。あんまりグループアクティビティとかは教室内ではやらないみたいで、やる時は地べたに座ってやることも。教室に入る時学生は靴を脱ぐけど、先生は脱がない・・・ええええ、って感じです。そして雨の日はカッパや傘が外に写真のような状態で、畳まないから通る場所がない…。教科書はコピーした冊子で20〜40バーツ(200円しません)くらいのものだったり、iPadで教材見たり、メモしたり、ペンをよく使っています。授業中にมะม่วง(マンゴー)กล้วย(バナナ)をくれたり、全て日本ではない、私には衝撃的な光景でした。
  さらに、火曜・水曜と仏教の関係で学校がお休みのことがあったのですが、そうするとみんな先生にお願いして月曜をお休みにしてもらって。日本ではないですね、みんながお願いして休みになるって(笑)。「ここまで進めば良いんだけど…。まぁ、進んでいるから良いよ」とお休みになるし、開始の挨拶もなくただ映画が流れ1コマ終わったり、1年生が午後にテストがあると言ったら、開始30分ほどで終了など、日本がどれほど時間通りにやるか、スケジュール通りかと。日本人がやっている授業にTAで入りますが、やっぱり日本人はきっちり100分やります(笑)。時間に対する考え、概念も違うなとすごく感じます。
  日本以外の国に身を置いたからこそ感じ体験している日本人の『時間』や『スケジュール』に対する概念と海外の違い。日本の普通や当たり前はここには全く存在しないと毎日感じています。
写真1:バラバラな服装
写真2:教室の様子
写真3:雨の日の廊下
写真4:タイ語の授業
写真5:教科書
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