ドイツ
ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学
ハレでの2か月間
- ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 武田麻里
- 2019/12/11
ハレに来てから二か月が過ぎました。もう二か月も過ぎてしまったと思うと寂しくなります。ハレは小さな街ですが、電車で30分ほどのところにLeipzigという大きな街があり、バスで2時間のところにBerlinに行けるのでアクセスがとてもいい場所です。ハレに留学しようか迷っている方にとって、ハレがどんな街なのか想像しやすくなればと思います。生活面と学校生活についてざっくり述べていきたいと思います。
■生活面に関して
現在私はLandrainという寮に住んでいます。そこでは、私とドイツ人の女子2人の計3人でルームシェアをしています。一週間ごとに掃除当番があったり不定期でお互いの国の料理を作りあったりして楽しく暮らしています。夜ご飯を食べている時にお互いの一日について話します。この瞬間いつももっとドイツ語ができれば、と悔しく思います。カタカナとひらがなと漢字の使い分けを聞かれたときは説明に困り、日本や日本語について知っているつもりになっていたことにも気づきました。また、ハレ大学に留学している日本人はだいたいLandrainに集まっているので夜ご飯を作りながら、その日本人のコミュニティで授業や変質者情報などの情報交換をしたりしています。
■学校生活について
授業については10月9日にオリエンテーションがあり、一週間ほど授業選択期間があり、だいたい10月の終わりには授業を選択し終えるという流れで決めていきます。授業は自分の専攻科目ではない講義やゼミなどほとんどすべてとることができるので、興味あるものや、一度参加してみて授業内容が理解できそうなものや、友達になれそうな人を探すために日本に関する授業をとってみたりするのもいいと思います。ハレ大学の一限は8:15分から始まるので、朝が弱い人は注意した方がいいと思います!
多くの学生はUni Sport に参加しています。私はまだ参加していないのですが、柔道やトランポリン、ヨガ、ジム、ボクシングなど多種様々なスポーツを体験できます。体を動かすのが苦手な人は、料理や陶芸などがあるKreativkurseもあるので調べてみてください。
■ハレ銃乱射事件について
10月9日、私はオリエンテーションのために大学に初めて登校しました。オリエンテーションが終わり、食堂で昼食を食べ終わりゆっくりしていたころに、ハレで発砲事件が起こったことを日本人のコミュティで知りました。初めは信じられませんでしたが、食堂にいたほかの学生も事件のことを知ってなのか、次第に食堂が不穏な空気に包まれていきました。犯人も逃走中とのことだったので、街全体の路面電車も止まり、学生でにぎわっている食堂の前の通りも誰も歩いてる人はいませんでした。食堂でしばらく待機した後、食堂のすぐ近くの寮に住んでいる韓国人の友達に、私と3人の日本人の友達をかくまってもらいました。犯人がみつかるまでの時間はとても長くかったように思います。犯人は排他的思想を持つ男性でした。国際社会を学びたいと思っている自分にとって今回の事件は非常にショックな出来事でした。亡くなった方が安らかな眠りにつかれますよう、お祈りします。
写真1:ルームメイトと作ったシュニッツェル
写真2:キャンパスにあるベンチ