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ドイツ

イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

春休みの過ごし方

ドイツ語・ドイツ文化専攻2年 水谷ヒナタ
2020/03/07
   あっという間に1セメスター終了。クリスマス休暇が終わってからは授業と課題に必死な毎日だったので、好きなことができる嬉しさともう半分過ぎてしまったという焦りで複雑な気分だ。春休みに入ってから数日間は寮でのんびり本を読んだり、授業プリントの整理をしたりして過ごした。私は何冊かドイツ語の絵本を買っていたので、勉強のためにそれらを声に出して読んだり、書き出して文法を整理したりもした。
   せっかくヨーロッパにいるので、と二月末からはモロッコとスペインへ旅行に行った。旅行初日からロストバゲージし、かなり焦ったが素敵なアメリカ人の方も同じくロスしていて、一緒に手続きをしてくれたのでとても心強かった。その方は日本が大好きで、そのうち日本へ行くわと言ってくれた。日本を誇りに思うのと同時に、海外に出たら自分が日本のイメージになってしまうことがあるので気を付けなければいけないと思った。荷物は翌日無事に手元に戻り、ディレイトバゲージで済んだ。ロストバゲージで最初の都市マラケシュは思っていたようには観光できなかったが、近場で観光を楽しむことができた。
   長距離移動をしてついた次の場所はサハラ砂漠。途中バックパッカーの方に出会い、いろんなお話を聞いた。やはり世界のいろんな場所を見てきた人はいろんなことを知り感じ、視野が広いなと思った。ラクダに乗って砂漠を移動し夕日をみて、ベルベル人のテントに泊まらせてもらい、朝日をみてまたラクダに乗って街に戻った。ラクダは思っていたよりもおとなしくびっくりした。ベルベル人はものすごく陽気な方たちで、見かけるたびにダイジョウブ?と声をかけてくれたり、素敵な音楽を披露してくれたりした。そのターバンどうやっているの?と尋ねると私の頭に巻いてくれ、ベルベルジンイッショニ!といって太鼓のたたき方を教えてくれた。一生忘れない体験だった。次は青い町、シェフシャウエンへ行った。残念ながらシェフシャウエンでは多くの人にコロナと言われ悲しい思いをした。しかしその一方でよくしてくれるお店の人たちもたくさんいた。私は旅行先で記念にその場所の民族衣装を買うことが多いのだが、今回もお店を訪ねると商人のおじさんがニコニコよく来たねと接客してくれた。スペインではマドリードへ行き、おいしいパエリアを食べてのんびり過ごした。
   三月の中旬には幼稚園でインターンの予定がある。今の私の語学力に不安はあるが全力で頑張りたい。四月の頭にはオランダへ旅行する予定だが、これからの新型コロナウイルスの感染状況を見て、いくかどうか判断するつもりだ。最近ドイツ国内でも新型コロナウイルスの感染が広まっている。よくヨーロッパでアジア人が差別されたというニュースを耳にするが、私はドイツにいてまだ一度も差別的なことを言われたり、されたりはしていない。残りの休みはできるだけ外出を控え、寮で勉強に励みたいと思う。
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