プリンスエドワード島大学留学レポート
- 英語・リベラルアーツ専攻3年 野村あずみ
- 2022/06/24
プリンスエドワード島(以下PEI)に来て、約1ヵ月が経ちました。外国語学部3年の野村です。ここでの生活は日本にいるよりも平穏に感じます。ここからは空港でのトラブルとホームステイについて記述していきます。
まずは成田空港からシャーロットタウン空港の到着するまでに起きたトラブルについて共有します。私たちは成田空港からトロント、モントリオールを乗り継いで行く便に乗りました。日本時間の5月5日17時頃に出発し、翌日の夜10時頃に到着予定でした。しかしトロントで航空機が遅延し、その日はトロントで一泊しなくてはいけなくなりました。もちろん頼れる大人はおらず、自分たちで解決しなければいけない状況でした。エアカナダのスタッフたちの協力もあり、私たちは宿を見つけることができました。遅延することは全く予期せぬことだったので本当に焦って、PEIにたどり着けないのではないかと、精神的にも精一杯でした。したがって、万が一のことを想定していったほうが、気持ちはある程度落ち着くと思います。
次にホームステイについてです。私のホームステイ先は、常に2~3人の留学生がいる家庭でした。私のほかに韓国人、日本人の留学生がいて、最初はとても戸惑いました。ホストファミリーに気を使って、英語が伝わるのか心配して、更には同居人にまで気を使わなくてはいけないのかと思ったからです。最初の1週間は本当に居心地が悪かったです。英語を話したいけれど、勝手がわからず、自分の部屋に籠ってしまうこともありました。ですがホストファミリーは「ここはあなたの家なのだから、リビングにいていいんだよ」と声をかけてくれ、そこへ行きやすくなり、リビングで過ごす時間が長くなりました。そうすることで自然とみんなで会話をする時間も増え、今では自然体でいられて本当の家族のように感じています。私のホームステイ先は本当に恵まれていると思います。合う合わないはもちろんあると思いますが、私にとってはとてもいい人たちで、この家があるからこそPEIでの生活が充実していると感じます。
もう少しホームステイについて自慢させてください。私が来た日の夕飯はロブスターでした。食事においての異文化体験は本当に面白いし、とても興味深いです。PEIのこの時期はロブスターが旬で簡易的なお店がいたるところにあり、そこで売っているのをよく見ます。私たちがPEIに到着したのは午前10時ごろだったので、ホストファザーと一緒に買い出しに行きました。ロブスターを生きたまま買って、家で茹でました。食卓に甲殻類がドーンと出るので外国に来たのだと、カナダにいることを強く実感できた出来事でした。PEIだけではないと思うのですが基本的に夕食の時間が早い家庭がほとんどでそこも異文化に感じました。5時から6時の間に食べ始めることが当たり前なため帰りが少しずれるともう食べ終わっていることもよくあります。慣れてしまえば残りの時間を有効的に使えるので良いと思いますが初めは戸惑いました。
異文化体験が盛りだくさんの一か月で、刺激的で一日があっという間に過ぎていく生活ですが段々慣れてきているように感じます。留学生活を無駄にしないために気持ちを新たにリセットしてここでの生活を楽しみたいと思います。
現地レポート 一覧へ