冬学期が始まり一か月が経ちました。私は夏学期にイェーナ、冬学期はマールブルクと違う大学に行くことになり、それに伴い引っ越しをしたので、引っ越しや街の違いなどを書きたいと思います。留学先を迷っている方や、今後イェーナ、マールブルクへ留学する方の参考になれば嬉しいです。
　　■引っ越し、寮について
　　私はイェーナに9月末まで、10月からはマールブルクに行くという日程でした。ドイツで引っ越しをする際に気を付けたいのが、入居日と退去日です。新しい寮の入居日は10月1日からなのですが、9月31日には鍵を返して寮をでなければならず、一日家がない状態になります。鍵を返す際にも、荷物があると大変なので部屋のものは友人の家に置くなどして、全て出して後は鍵を渡すだけにしといたほうが楽だと思います。退居した日私はイェーナの友達の家に一晩泊り、1日の早朝にマールブルクへ向かいました。寮を申請するときに少し感じていましたが、マールブルクの方がイェーナにくらべ家賃が高いです。イェーナが安すぎるのかもしれませんが・・。また、寮を契約するときに来月から家賃が値上がりすることを伝えられ、驚きました。Nebenkostenが値上がりしていたので夏にはなかった暖房などの光熱費のためかなと思います。私のいる寮は正直あまりよくないので、マールブルクにくる人は自分でWGを探すなどした方が学校や街に近い良いところに住めるのかなと思いました。
　　■街について
　　マールブルクは街が山で坂道が多いのですが、私の寮も山の上にあり、近くのバス停からも少々登ります。街の中心からも離れているので少し大変です。イェーナの寮も街の中心からは離れていましたが、近くに大きいスーパーやトラムの駅も近かったので結構便利だったんだなと今更思っています。（家賃も安かったですし。笑）とはいえマールブルクもいいところで街の中心の山にあるお城からの眺めはとても綺麗ですし、古い町並みが残っていて楽しいです。山の中に街があるので登るためのエレベーターが街にあるのが面白かったです。
　　イェーナとマールブルクの治安についてですが、個人的にはイェーナの方が治安はいいと感じました。マールブルクが悪いというわけではなく、夜の街灯がイェーナの方が明るく、家に帰る際に明るい大通りだけを通り帰ることができたので、とりわけ安心感がありました。友達が同じ寮に住んでいたので夜ひとりになることがほぼなかったのもあると思います。
　　話が変わるのですが、マールブルクに引っ越してからドイツに来て初めてホームシックになりました。イェーナでは寮の同じ棟に友達がいたし、授業も同じだったので頻繁に会っていました。また、イェーナはスタムティッシュの活動が頻繁にあるので知り合いも多くでき、頼れる人がたくさんいました。やはり頼れる人が近くにいる安心感は大きいなと引っ越して感じました。
　　■授業について　
　　イェーナでは留学生用にクラスがあり、生徒のほとんどが同じ授業をとっていてクラスメイトとも親しくなりやすかったのですが、マールブルクでは留学生用の授業はあるのですが、学部の授業も受けることができるので選択の幅が広く、より自由に授業を選択できるので、私が受けているクラスでは全部クラスメイトが違います。連続で授業があると授業後に話したりもあまりできないので仲良くなるのは少し大変だなと思いました。ですがより多くの人と知り合えるので、自分からがつがつ話しかけにいけるという人はいいかもしれません。
　　慣れた生活から新しい生活になり少々マールブルクへの悪い印象が多くなってしまったので良かったことも話したいと思います。マールブルクにきて良かったことの一つがゼメスターチケットです。なんとマールブルク大学のゼメスターチケットではカッセルからフランクフルトやハイデルベルクまでの区間をICEに乗ることができます。フランクフルトのような大都市にも一時間ほどで行くことができ、またICに乗って行ける都市も多いのでうれしいです。
　　あっという間に留学の半分を過ぎ、あと4か月ほどですが、マールブルクでも頑張りたいと思います。