マールブルク大学現地レポート
- ドイツ語・ドイツ文化専攻3年 山極梓乃
- 2023/02/03
こんにちは。2023年になってから気がついたら1月も終わってしまいました…。テスト勉強したり旅行に行ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいますね。今回も生活していて気づいたことや驚いたことを書いていきたいと思います。
年が明けてまずビックリしたのは、怒濤の花火ラッシュ!ドイツや他のヨーロッパの国では基本的に花火が禁止されていますが、大晦日と元日の2日間だけ解禁されます。そのため新年になった瞬間360度どこを見ても花火が上がっているような状態でした。音だけ鳴る爆竹やロケット花火、打ち上げ花火もありました。そしてもちろん煙くさい(笑)。次の日には街の広場等で花火の残骸が残っていました…。
フランクフルトの名物の一つにリンゴ酒がありますが、マールブルクにも名物があります。アウフラウフ(Auflauf)といって、グラタンのような料理です。安くておいしく、種類が色々あるので何度食べても飽きないです。私のオススメはクリームベースのパスタのアウフラウフです。
ドイツでちゃんとした日本食が食べたかったら、日系企業の多くあるデュッセルドルフに勝るところはないと思いますが、ラーメンや寿司ならフランクフルトでも充分満足する物が食べられます。またフランクフルトとギーセン(マールブルクの隣の街)にはGo Asia というアジアンスーパーがあるので、日本の食事を作ることもできます。しかし品揃えはあまり良くなく、何より円安のため高いです(泣)。
マールブルクには日本人はあまり住んでいません。しかし日本語の語学コースがマールブルクとギーセンの大学や市民学校にあるため、日本語を学んでいるドイツ人と知り合うことができます。私はマールブルクの市民学校(VHS)の「日本語しゃべりーれん!」というコースにボランティアで参加していて、月に一回そこでドイツ人と日本語を話しています。日本語ではありますがドイツの文化について話したりすることができ、とても楽しいです。1月末にはギーセン大学の日本語コースにもボランティアで参加してきました。
前期にいたレーゲンスブルクと比べて、マールブルクには視覚障害者の方が多く住んでいます。そもそもドイツは日本に比べて障害者への偏見が少なく、労働等の機会が多いように思いますが、その中でもマールブルクはそういった方たちを見る場面が本当に多いです。マールブルク大学の学生寮にも障害者優先の寮があり、私の寮のフロアにも白杖を持っている学生が普通に生活しています。なぜ多いのか理由は良く分かりませんが、健常者とか障害者とかのくくり無しに一学生・住民として生活できる街は、これからもっと広がって欲しいと思いました。
2月の下旬にはもう帰国しなければならないので、たくさん旅行してきます!
写真一枚目はAuflauf、2枚目は下から見たマールブルク城です。
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