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イェーナ・フリードリヒ・シラー大学

ドイツの鉄道について

ドイツ語・ヨーロッパ専攻2年 船引瞭
2024/02/29
   10月からイェーナ大学に留学しているドイツ語専攻2年船引瞭です。あと少しで5ヶ月が経とうとしています。私は生活していく中でドイツの鉄道にとても苦労しました。今回は私の実体験を書こうと思います。

   ≪IC(ICE)≫
   ドイツには IC(ICE)という日本の新幹線のような高速鉄道があります。私は国内を旅行する際によく利用しています。ICには日本の新幹線のように自由席がありません。多くの人がチケットを買う際に席も一緒に予約します。しかし、いざ乗ってみると予約したはずの席に人が座っていることがあります。その理由はICのチケットは買ったが席の予約はしなかったからです。その人は空いていた席に座っていただけなので簡単に“すみません、ここ私の席です”と伝えれば移動してくれます。また、乗る際にも注意が必要です。ICだけに限らずドイツの鉄道は頻繫に遅延し、プラットホームも変更されることがあります。私はライプツィヒ中央駅からシュトゥットガルト中央駅に行く際に、2回もプラットホームが変更され、5分遅れで出発しましたが1時間半遅れで到着したことがあります。もし、駅でICからICに乗り換えをするのであれば乗り換え時間を2時間はみるべきだと思います。他にも鉄道のストライキが実施されることがあります。もしストライキが実施される州を通るICを利用するとルートが変更されることがあります。私は乗り換えなしで行けたはずなのに何回も乗り換えが必要になり、さらに移動時間が増えてしまったことがありました。

   ≪地下鉄、路面電車、都市鉄道、バス≫
   多くの都市で地下鉄や路面電車、都市鉄道、バスが走っています。これらの交通機関に乗るにはチケットを買う必要があります。また、チケットを購入して終わりではありません。購入後にホームにある機械でチケットに打刻を押さなければなりません。これがないとチケットを買ったのに無賃乗車扱いになってしまいます。私が留学しているイェーナ大学の学生は学生証があれば、チューリンゲン州内の地下鉄、路面電車、都市鉄道、バスに無料で乗ることができます。また、Deutschland Ticketというドイツ国内の地下鉄、路面電車、都市鉄道、バスに1ヶ月乗り放題のチケットもあります。これは48ユーロで購入することができます。私は観光で訪れたベルリンやミュンヘンなどの交通機関での移動はこのチケットを使いました。それぞれの都市の雰囲気も似ているところもあれば全然違うところもあるのでとてもおもしろいです。私が訪れた都市の中でドレスデンはとてもおすすめです。

   最後に日本の鉄道はあまり遅延をしないのでドイツに来たばかりの時はすごく焦りました。しかし貴重な経験となりました。残り半年悔いのないように過ごし勉強も頑張っていきます。
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