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オレゴン大学に留学を考えている方に

英語コミュニケーション専攻4年 三浦 裕介
2024/04/16 New
   2023年の9月にオレゴン・ユージーンに到着してから早や6ヶ月が経過しました。初めての長期にわたる海外生活に不安や緊張ばかりでしたが、今ではアメリカで生活することにすっかり慣れてきました。そんな私が思うオレゴン大学に留学する前・留学中にしておくべきことをご紹介します。

   留学する前に必ず持病のお薬やサプリメントをスーツケースに入れておきましょう。私の場合、片頭痛持ち&腹痛が頻繁に起こるので市販の薬を2箱ずつ持参しましたが、既に切らしてしまいました。家族からも荷物を送ってもらうことも可能ですが費用がかなりかさむので、特に長期留学を考えている方は、気持ち多めにお薬を持参しましょう。
   また、3月~5月をユージーンで過ごす予定の方は花粉のアレルギーにお気をつけください。日本とは種類が違う花粉のアレルギーが充満しているので、日本人の体にはアメリカの花粉に耐性が無く悪化する場合があります。私は38度の発熱&味覚を1週間失いました。3月下旬あたりに体調が悪くなる前にアメリカで市販のアレルギー薬を購入しましょう。
   ちなみにアメリカの水道水は飲んではいけないという認識があると思いますが、ユージーンの水道水は飲んでも大丈夫です。ユージーンの街は山と自然に囲まれているので上質なお水が飲めますし、個人的には日本の水道水よりも美味しいと感じます。ユージーンではお水を買う必要はありませんが、他の州の水道水は飲水できない可能性があるので、旅行でユージーンを離れる際は基本的にお水を買うようにしてください。
   アメリカのレストランやお店では基本的にクレジットカードを使用する機会が多いです。それにもかかわらずお店のクレジットカードを読み込む機械が頻繁に故障します。「ひとつのクレジットカードは使えないのにもうひとつのクレジットカードは使えた」ということもよく起こるので、クレジットカードは2枚持っていきましょう。その中でもVISAとマスターカードを持っていくことをおすすめします。アメリカなのにアメリカンエキスプレスのカードが使えないことがときどきあります。お気をつけください。
   そして、留学に行く前はある程度英語の勉強をしておきましょう。「留学に行くから英語の勉強は日本でしなくていいや」と私は留学に行く前に思っていました。しかしその結果、留学の最初の3ヶ月は知っている英単語があまりにも少なくて、自分の言いたいことが言えずに英会話で苦戦しました。なので留学に行く前に英単語の知識を広げておくことがおすすめです。現地の人と話すことが習慣になると自然と英文法は上達するので、英単語を優先して勉強しておきましょう。

   オレゴン大学での授業は基本的にAEIという留学生専用の授業を受けることになります。留学前に受けるテストの結果によってクラス分けが行われます。クラスの先生によっては授業内容がハードなので、クラスに慣れるまでの数週間は毎日が精神的・体力的に疲れるかもしれません。しかしながら、AEIの授業は留学生活の基礎となり、英語を話すことへの緊張を解放し自信を持つことへの手助けとなります。AEIのクラスの構成ですが99%が日本人です。AEIではたくさんの日本語が聞こえてきます。なので授業外で自分が何をするかによって留学の質が変わってくると感じました。家に直帰してゲームをする、学校に残って現地のお友達を作る、日本人のお友達と遊びに行く。全てあなたの選択次第です。私は現地のお友達を作って少しでも早く英語を話すことに慣れたかったので、留学に来てからの数ヶ月間はたくさんのアクティビティに参加しました。幸いなことにオレゴン大学には現地の学生とコミュニケーションを取れる課外活動がたくさん存在します。日本に興味がある現地の学生とお話をしたり、日本語専攻の現地の学生とディスカッションをしたり、興味のあるスポーツのクラブ活動に参加することもできます。それらのアクティビティは実際に私の留学生活を充実させてくれました。現地のお友達を作りたいと思っている方は自分の殻を破り、現地の学生と関わる機会を自分自身で作りましょう。

   私は最初の3ヶ月間ホストマザーの家で生活していました。ホストマザーが作ってくれた晩ごはんがどうしても口に合わなかったり、家がとても散らかっていて快適に過ごすことができませんでした。しかしながらこのような生活の経験が私を成長させてくれました。それは自分の意見を誤魔化さずに伝えることです。ホストマザーと初めて会った時、彼女は「何か言いたいことがあればそれを伝えることをトライしてね」と言ってくれました。アメリカでは自分の意見をはっきり言う方が多いと同時に、彼らは自分の意見を曖昧にする人を嫌う傾向があると私は感じました。ホストマザーのこの一言で自分の意見を正直に伝えることを意識できるようになれましたし、積極的に英語で自分の意見を発言することにトライするようになれました。

   それから私は現在「Union On Broadway」というアパートに暮らしています。このアパートでは自室と各々のシャワー室がありますがキッチンと洗濯機・乾燥機がルームメイトと共有となります。このアパートはオレゴン大学の寮では無いのでごはんを自分で作る必要があります。「どんなルームメイトだろう?上手く溶け込めるだろうか?」とはじめは心配でしたが、このアパートで暮らし始めて3ヶ月が経った今、ルームメイトに日本語を教えたり、一緒に映画を見たり、鍋料理やおにぎりを作ってあげたり...とても仲良くなることができました。

   オレゴン大学に留学を考えている学生の方には、留学は日本ではなかなか体験できないような環境に身を置けることが醍醐味だとお伝えしたいです。自分にとって満足することができなかったホームステイでの体験、オレゴン大学でのアクティビティ、アメリカ人の友達と遊びに行く機会、アパートでの生活...どんな経験も自分の語学力のみならず、これからの人生の糧になる素晴らしい経験だと私は信じています。
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