釜山外国語大学校 もうすぐ6か月!
- 英語コミュニケーション専攻3年 荒田ゆりか
- 2024/08/20
私は3月から韓国にある釜山外国語大学に一年間留学に来ています。今は夏休み期間中で、あと2週間ほどで二学期が始まるころです。
寮生活では私は事前にルームメイトを外国人に希望し申請したため相手は同い年の台湾の子でした。私よりも韓国語がとても上手でしかも英語もペラペラな子でした。そのため韓国語が全く分からなかった私はなるべく韓国語で話し、分からないところは英語で話し、それでもわからなかったら翻訳機を使いながら二人で「これも勉強だ!」と言いながら会話をしていました。私にとって最初の韓国語の先生はこの子で、とても感謝しています。しかしこの子は半年で帰ってしまうため、あと数日でお別れがとても寂しいです。
学校生活では私は英語学部に所属しているため、英語系の科目2つ、韓国語系2つ、韓国人学生と日本人学生がペアやグループになって授業を行うタンデムの授業を2つ履修しました。さらに日本に帰って私は教職課程を履修している関係で単位がもっと必要であったため、英語系科目と韓国文化系科目を一つずつ聴講しました。聴講の申し込みも先生に直接言いに行ったり、メールを送ったりしなければならなく、韓国語が全く分からなかった私にとって自分の時間割が確定するまでの期間がとても大変でした。
授業では今まで釜山外国語大学に留学に来た先輩方が「タンデムの授業はとっておいた方がいい!」と既に書いているので私はそれとは別で自分が一学期で好きだった授業を紹介します。もちろん私も釜山外大に留学に来る学生の方にはタンデムの授業は絶対に取った方がいいと思うおすすめの授業です!!
私の好きな授業は聴講でとった「韓国現代文化の理解」という授業です。私たちが知っているようで知らない例えば、出前文化・結婚式文化・韓国歴史で有名なデモ・ご飯に関わることわざ・会食文化など様々な方面からの韓国を少しずつつまんでいくような授業でした。韓国の知識がゼロの状態だった私にとってすごく新鮮で、おもしろい授業でした。これはTOPIK3級レベルが推奨されており、私は全くこのレベルを満たしていませんでした。最初は先生の言っていることが理解できないのにも関わらず日本人は教室に2人で、「日本はどうですか?日本も同じような文化はありますか?」と答えざるおえない状況で授業が進んでいきました。授業についていくために授業のパワーポイントを事前に読んで行き、日本のことについて訊かれそうな部分は回答を準備しておくようにしました。次第に先生の補足説明や授業で見る動画の内容が理解できるようになり、自分の成長を感じました。最初は大変でしたが慣れてくると新しい知識が入ってくることも面白く、自分から「これは日本だったら何に当てはまるのだろう」と考えるようになりました。この授業は日常に接している部分が多いため、日常生活で韓国人の友達との会話、店員さんとの会話、散歩している途中などで「これこの授業でやったやつだ!」と気づくことが多く、それが会話の種になることもあり、私のおすすめの授業です。ぜひ釜山外大に学部生として留学に来る人はとってみてください。
私はこの約6か月間、「フットワークは軽く、なんでも行ってみたら結局楽しい」という気持ちを一番に考えて過ごしてきました。そのため様々な友達、先輩、後輩に出会いたくさんの新しい経験ができました。学期始まりは新しい情報が多い+言語が分からないという状況で「どのサークルに入ったらいいのだろう、何の授業が自分に合っているのだろう」と本当に迷うことが多いです。しかし少しでも「いいかも!」と思ったら挑戦してみる、たぶん行ってみたら楽しいと思って参加してみると良い経験ができると半年間で学びました。私は毎日何かしらイベントを入れるようになり、学校終わっても何か参加する、友達と出かけるなど夏休みも新しい所に行ってみるなど予定表をパンパンにして過ごしました。その結果、疲れて風邪をひいてしまうことがありましたが、毎日が充実して自分が理想としていた留学生活がおくれていると感じています。
あと半年この気持ちを継続させたうえでもっと韓国語、韓国文化を学んでいきたいと思います。ファイト!
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