ヴッパータールでの過ごし方
- ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻2年 後藤萌々香
- 2025/02/28
ドイツのヴッパータールで生活を始めて約5ヶ月が経ち、1年間の留学生活も折り返しとなりました。私は1年生の頃に短期留学でドイツを訪れたことがあり、今回が2回目の滞在です。しかし、2回目とはいえ、文化の違う国で生活するのはやはり大変なことも多いです。今回は、ヴッパータールでの生活について、主に寮とその周辺の環境に焦点を当ててお話しします。
寮には1人部屋と2人部屋があり、私は同じ麗澤大学から来た友人と2人部屋を利用しています。2人部屋とはいえ、キッチンとバスルームを共用する形で、それぞれの個室は1人部屋とほぼ同じ広さがあるため、快適に過ごせています。また、2人の共用スペースには小さなテーブルと椅子が置かれており、友人を呼んで一緒に食事をしたり、雑談を楽しんだりすることもあります。基本的に過ごしやすい環境ですが、一つだけ気になる点があります。それは「オデオン」と呼ばれる集まりが2週間に一度開催されることです。このイベントは夜10時に始まり、なんと朝5時頃まで爆音の音楽が流れ続けます。特に私の部屋は開催場所のすぐ近くにあるため、騒音でなかなか寝付けないことがよくあります。
寮はヴッパータール中央駅から徒歩15分ほどの場所にあり、バスを利用すれば約10分で行くことができます。中央駅周辺にはショッピングモールやスーパー、レストランなどが揃っていて、生活には困りません。また、寮の近くにも徒歩5分ほどの距離にスーパーが3つほどあるため、日常の買い物にはとても便利です。駅周辺を除くと特に大きな施設はありませんが、休日には散歩がてら植物園を訪れたり、川沿いを歩いたりしてリフレッシュしています。植物園では、季節ごとにさまざまな木々や花々を楽しむことができ、自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。また、カフェに行くのも休日の楽しみの一つです。最近は学校の近くに雰囲気のいいカフェを見つけたためこれからたくさん通うのが楽しみです。
また、ヴッパータールは西ドイツに位置し、近隣の都市へのアクセスがとても良い街です。ドイツ国内でも日本人が多く集まるデュッセルドルフまでは約30分、世界遺産であるケルン大聖堂のあるケルンまでは約1時間で行くことができます。さらに、ドイツの新幹線のような高速鉄道ICEを利用すれば、西側の主要都市には日帰りで訪れることも可能です。そのため、クリスマスの時期には毎週末、異なる街のクリスマスマーケットを巡ることができました。
約半年間ドイツで生活し、買い物など慣れてきたこともあれば、まだまだ積極的なコミュニケーションが取れず、成長しきれていない部分もあります。この半年間は長いようであっという間でした。きっと、残りの半年はさらに時間が過ぎるのが早く感じると思います。限られた時間を大切にしながら、充実した毎日を過ごしていきたいです。
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