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ヴッパータール大学

ヴッパータール大学現地レポート

ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻2年 飯野杏奈
2025/03/05
   10月から始まった10か月間の留学生活も折り返し地点に差し掛かってきました。現在通っているヴッパータール大学での学校生活とこれまでのヴッパータールでの生活についてお話させていただきます。
   私は10月1日にドイツに入国し、2日にヴッパータールに到着して入寮しました。授業の開始は21日からだったので、それまでの期間はオリエンテーションや住民登録、Stammtischなどが何日かあるだけで、それ以外の日は自分の時間をたくさん作れました。授業は10月~12月のテストまでの期間は週4日、1月~3月の授業は週3日です。午前中だけの授業がほとんどなので、午後は散歩をしたり、友達と出かけたりすることができます。授業はトルコ人が多く、同じクラスなので同じくらいの語学力だと思っていました。ですが、とてもレベルが高く感じました。慣れない期間は授業についていくのに必死で、わからない単語にマークしたり、教科書を写真で翻訳したりしてやっと追いつくほどでした。特に麗澤では少人数で教科書を使わない授業を実施しているので、初めての机と向き合って先生の授業を受けることに少し違和感が覚えました。また、最初のうちは授業内の発言も全くと言っていいほどできませんでした。慣れてきた今では、積極的に挙手をして発言できるようになったり、まず単語の翻訳をする前に先生の話をしっかり聞いて自分なりに考察してみたりするなど、授業の受け方1つでも変化が見られます。
   また、私はドイツに行ったら生活していく中で必然的にドイツ語が上達すると思っていましたが、そんな考えは甘かったと思い知らされました。買い物中や飲食店などでドイツ語に自信がなくて堂々と聞かれたことにうまく返せなかったり、初めて行くお店だったりすると、英語で話してくれたりします。ドイツ人はみんな英語を上手に話すので、ドイツ語ができなくても英語で会話が成り立ってしまいます。また、StammtischやODEONなどの国際交流のイベントに参加してもほとんどの人が英語を使って話しているので、せっかくドイツに留学に来ているのにドイツ語を使う機会が少なくて困惑しました。私はUni-Sportsに入会して、大学のサークルのようなものにたまに参加したり、大学の教会で行われるイベントに参加したりして、ドイツ人と少しだけ話す機会を作れました。なので、ドイツ語力を特に上げたければ、ドイツ人としっかり話せる機会に自分から積極的に参加すると、より充実させることができると思います。
   不安いっぱいで迎えたドイツ留学ですが、すっかり慣れて日常として生活を送ることができています。近づいてきた春の温かさをじっくり感じながら、残りの留学生活も楽しんでいきたいです。
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