淡江大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Tamkang University

淡江大学

淡江大学

25137 台湾 新北市淡水區英專路 151 號

http://www.tku.edu.tw

プログラム概要

英語 中国語
沿  革 1950年に淡水英語専門学校として設立し、その後淡水文理学院となり、1980年に淡江大学 となる。現在では8学部、18の博士課程、46の修士課程、48学科がある。約64万m²に及ぶ四つのキャンパス(淡水・台北・蘭陽・網路キャンパス)に約27,000名の学生が学ぶ、台湾では有名な私立総合大学となった。教員数は約2.100名。台湾の最北部に位置し、台北市よりMRT(都市鉄道)で約30分。淡水の山々にも囲まれ、自然環境にも恵まれている。
特  色 ◆中国語専攻:他の留学生と合同の「華語班」(レベル別中国語)の授業と選択科目を履修する。
◆JIC 専攻:華語班の授業と淡江大学日本語学科の演習・講義をあわせて履修する。18~20単位履修できる。一部の授業は本学の中国語専攻の学生と一緒に勉強するので、本学の中国語専攻の授業を聴講する等、事前に勉強しておくことが望ましい。
◆英語専攻:淡江大学の英語学科に留学し、英語と同時に中国語も学習する。他学科の英語で開講される授業も履修できる。中国語は留学生用のレベル別華語班の授業を受講する。
◆IEC 専攻:中国語専攻、英語専攻のどちらのプログラムにも参加できる。
◆GB専攻:英語又は中国語で専門科目を履修する。中国語は「華語班」の授業を履修する。
宿  泊 寮は1989年に建築された「麗澤国際学舎」。同じ部屋で本学をはじめとする世界各国からの留学生と淡江大学生が共同生活する。2011年に改装された (4人部屋) 。寮費は麗澤大学に支払う。
生  活 淡水河の河口近くの高台にあり、キャンパスからは台湾海峡を一望の下に見渡すことができ、 台湾海峡に沈む夕日の眺めは台湾一の絶景のひとつといわれている。パノラマエレベーターを備えた大学本館、明朝スタイルの宮殿教室などが点在しており、キャンパス内には整備の整 った陸上競技場、レストラン、購買部などがある。海鮮料理が美味。大学周辺にはスーパー、 コンビニ、飲食店が多数あり、生活に不自由はしない。寮前から台北市内へのバスも出ている。 クラブ活動、同好会が盛んで自由に参加できる。淡江生の友人がすぐにでき、とても親切でホームステイも気楽にできる。グループ留学期間中は、全員先方大学の管理の下で生活する。
条  件 ◆中国語・グローバルコミュニケーション専攻:中国語基礎演習Ⅳを修了していること。
◆JIC専攻:中国語ⅢまたはⅣを修了していること。または同等の実力を有すること。
 ※留学できる年次の条件など詳細については、専攻に確認のこと。
◆IEC専攻:中国語ⅢまたはⅣを修了していること。クロス留学は下記条件を満たす事。
◆英語専攻(英中クロス):留学時点で中国語Ⅰ、Ⅱかつ中国語特別演習A,もしくはBを修得済みであること。留学前までに、中国語Ⅲの履修を強く推奨する。英語は、TOEFL ITP 470点またはTOEIC 550点以上。*英語2専攻の学生は申込時にGPA1.5以上が必須。
◆GB専攻:HSK3級か同等の語学力がある事。英語で専門科目を履修する場合TOEFL ITP500相当の語学力、中国語で専門科目を履修する場合HSK4級以上の語学力がある事。
留学時期 ◆中国語・グローバルコミュニケーション専攻:3年次春学期の半年間が原則
◆IEC専攻 :2年次秋学期の半年間、3年次春学期の半年間が原則
◆JIC専攻:2年次秋学期または3年次春学期からの半年間または1年間。
◆英語専攻(クロス):2年次秋学期または3年次秋学期からの半年間または1年間。
◆GB専攻:2年次秋学期または3年次春学期からの半年間または1年間。
担当教員 邱 イー琪(中国語専攻)、田中(英語専攻)、松島(IEC)、大関(JIC専攻)、陳(GB専攻)
特記事項 麗澤留学奨学金・淡江大学国際交流奨学金 *年間3名(又は学期6名)の授業料免除による交換留学制度あり。

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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私の特別な留学体験記
今井絵莉
中国語・グローバルコミュニケーション専攻3年
2024年2月~6月

   私は2024年2月から6月の4ヶ月の間、台湾の淡江大学に交換留学生として留学しました。私にとってこの留学が初めての海外経験となり、これから始まる新しいことに期待する反面、もちろん不安な気持ちもありました。しかし、台湾の人々、留学生はとても優しい人ばかりでとても助けられました。私は、この体験記で長いようで短かった台湾での思い出を綴ろうと思います。    まず初めに、私が住んでいた寮での思い出です。私は麗澤大学が建てた麗澤寮に住んでいました。ここには台湾の学生は住んでいませんでしたが、ヨーロッパやアジアの国の交換留学生が多く住んでいました。台湾人は少ないので中国語を話す機会が少ないと思いきや、とても中国語が流ちょうな留学生が多くいたため安心しました。また、英語を話す人も多いため英語を上達させる良い機会となりました。少人数だったからこそ麗澤寮の学生は他の寮の学生と比べるととても仲が良かったと思います。私は特にルームメイトの韓国人や同い年のタイ人と仲が良かったため休日はみんなで野球観戦や観光地に行ったりしました。そして、寮には地下があり、そこではプロジェクターで映画を見たり、卓球をしたりすることができます。夜ご飯を食べた後はみんなで地下に集まることがとても楽しかったです。また、授業が終わればみんなでご飯を食べに行くのが習慣でした。気軽に「今日何食べる?」「遊びに行こう」という言葉をかけられて家族のような仲でした。今ではそのような言葉を聞けないのがとても寂しく思います。最初はよそよそしかったもののいい留学生に恵まれて本当に良かったと思います。    次に授業についてです。中国語のクラスは、夜の6時から8時まであります。留学生ばかりなので文化の違いが身に染みました。授業に遅れてくる子や授業中におしゃべりする人が多々いました。ですが、私は日本では経験できないような楽しいクラスだったので良かったです。改めて日本人の真面目さを感じました。また、休み時間には廊下に出て、夜何食べる?など他愛もない話をします。何気ない時間がとても楽しかったです。ただ、すごく夜遅い時間に授業がある事だけに関しては大変でした。完全に夜型生活になってしまっていました。    次に台湾の食文化です。学校の周りはとてもお店が多く、何でもそろえることができます。おなかがすいたらすぐに食べ物を買うことができるので、誘惑がたくさんあったなと思います。特にタピオカミルクティーはベンティサイズでおよそ300円だったのでとてもお得だなと思いました。タピオカミルクティーの他にも果物系のスムージーも売られていて、しかも学校の周りに8軒以上飲み物屋さんがあるので、飲み比べするのが楽しかったです。また、台湾の食べ物は辛さが選べるものが多く、少し辛いと表記していても日本人にとってはだいぶ辛いかも知れません。私は唇を腫らしながら食べていました。加えて、台湾のお店はほとんどがテイクアウト可能なので寮に持って帰ってきてみんなで食べたりできるのでとても良い時間でした。また、お店での注文の仕方はメニューを選んで紙に書いてお金を払うシステムが多かったためとても便利でした。台湾は外食文化のため寮で自炊することはなく、時々ヘルシーなものが食べたいと思うときがあり、そのときはポキやフルーツを食べて過ごしていました。    最後に観光地についてです。私は台湾の離島、澎湖島に行きました。そこは沖縄みたいにとても海が澄んでいてきれいでした。あまり日本人には知られていないレアな場所だと思います。風も気持ちよく天気もちょうど良かったので最高でした。台湾では雨が降った後に出る羽蟻のような虫がたくさんでて叫んでいたのが今思うととてもおもしろい思い出です。澎湖島の海鮮系の乾麺がとてもおいしく、おすすめします。また、澎湖限定品の黒糖ビールがとても飲みやすくておいしかったです。私は日本のビールは苦くて飲めませんが台湾のビールはマンゴーやグレープなどいろいろな味があり、甘くて飲みやすかったです。日本にいる今とても台湾ビールが恋しいです。また飲みたいと思います。    澎湖島の他にも十份、九份、キルンなどにも行き、カフェ巡りもしました。十份、九份は写真で見ていた景色があり、とてもきれいでした。本当に千と千尋の神隠しの世界にいるようで感慨深かったです。キルンでは、有名な食堂に行きました。その店の人がサービスでたくさん料理を出してくれました。とても優しい人で、料理は食べきれなかったものの幸せな気持ちになりました。    台湾では日本レトロが流行っているなと感じました。中山のカフェではメロンソーダやプリンなどがあり、昭和感溢れるお店がたくさん並んでいて日本にいるような感じがしておもしろかったです。    私は台湾留学の4ヶ月間はあっという間な時間だったと思います。短い期間で初めて訪れた国で人柄の良さ、言葉、食文化、流行、価値観の違いなどたくさんのことが学べたとても濃い留学だったと思います。この4ヶ月間で学んだことを生かしてこれからも外国人と接するときにとても良くしていきたいと思います。すごく貴重な経験ができ、全てが特別な留学体験でした。

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淡江大学留学体験記
山口美春
中国語・グローバルコミュニケーション専攻3年
2024年2月~6月

   2024年2月から6月までの淡江大学での4ヶ月間の台湾での留学生活が終わり、振り返るとあっという間の留学生活だったと感じています。この4ヶ月は毎日が刺激的で、短い期間ではありましたがたくさんの経験をすることができました。    2月17日に台湾に渡航して、台北松山空港に到着した時は不安でいっぱいだったことを覚えています。当たり前ですが周りの看板は全て中国語や英語で書かれていたり、周りから聞こえてくる話し声は中国語で、台湾に来たのだと実感したと同時に、これから自分はここで生活していけるのかと不安になりました。最初は生活に慣れることがとても大変でした。台湾のトイレでは紙をおいてあるトイレが少ないだけでなく、紙を流さずゴミ箱に捨てるので最初は慣れませんでした。また、寮にはシャワーしかなかったので2月はとても寒く湯船に入りたいなと思う時もありました。ご飯を食べに行くとき、日本では基本的に後払いですが台湾では注文してすぐ料金を払う先払いの店が多いのでとても驚きました。しかし1ヶ月もすれば生活には慣れ、時間が経てばたとえ初めての環境であっても適応していけるのだと実感しました。最初はスーパーやコンビニの店員の方が何を言っているのかもわかりませんでしたし、タピオカ店で飲み物を注文する時もうまく伝えることができませんでしたが、次第に受け答えができるようになり、注文も恐れずにできるようになったので、日々の生活の中でも少しずつ成長していることを感じました。    学習面については、必修である中国語の授業は到着の翌日に実施されるクラス分けテストを参考にして自分でクラスを選択します。テストはGoogleフォームを使ったテストと、面接形式のテストの2つを行いました。授業は讀寫と聽說の2つに分かれているため自分の能力に合わせて授業を選択する事ができます。この中国語の授業は週4回夜18時から20時に行われるので、日中は学科の授業や留学生向けに開講されている授業を履修しています。この履修登録がとても大変でした。中国語GC専攻はそもそもの必修科目が多いので、うまく履修登録をしないと日本に帰ってから単位互換をするのに苦労してしまいます。現地の学生は既に履修登録が完了したあとで授業が始まりますが、私たち留学生は授業が始まって2週目以降に履修登録を行いました。最初の1週目は興味がある授業を見学する事ができ、授業の雰囲気を見てから履修登録をする事ができます。しかし取ろうと考えている授業の定員が既に満員なことも多く、どの授業を履修するかとても悩みました。先生によっては定員が満員であっても留学生を受け入れてくれる授業もあると聞いたので、私はとりあえず自分が受けてみたい授業を登録しました。しかし、登録した授業の半分程度しか履修する事ができず、日本に帰って単位互換をすることを考えると授業数が足りなかったので、追加で履修することができないかさまざまな授業の先生に交渉しにいきました。結果としてはなんとか希望する授業数を取ることができたのですが、履修登録が完了するまで3週間程度かかってしまったので、最初から多めに授業を履修しておいた方が良いと思います。    授業については、どの授業も最初は先生が何を言っているのか理解することができませんでした。特に現地の学生向けの授業での中国語のスピードはとても速いので、授業の内容を理解すること以前に授業についていくことに必死でしたが、授業を受けていくにつれて少しずつ理解することができるようになったと感じています。これは、環境が変わり中国語を聞く機会が日本にいるときとは格段に増えたからこそ、聞いて理解する能力が上がっていくのだと思いました。    私たちが住む淡江大学の麗澤寮は国際寮のため、さまざまな国籍の留学生が一緒に生活しています。台湾人の学生はこの寮に住んでいないため、寮内でのコミュニケーションは中国語よりも英語が使われています。そのため、留学生同士が国際交流できることが麗澤寮の良いところではありますが、台湾人の友達を作るためには自分から行動していくことがとても大切だと思います。私は、外交的な性格ではないため、多くの人が集まるコミュニケーションの場に参加することはあまり得意ではありませんが、さまざまな学生と交流できるチャンスだと思い、淡江大学の国際交流団体のイベントや、チャットコーナーと呼ばれる平日の日中に行われている台湾人学生と留学生同士で語言交換をする活動に積極的に参加しました。語学を学ぶ上ではインプットだけでなくアウトプットする事がとても大切だと思うので、このような場では授業で習った文法などを積極的に使うことを意識しました。このようなさまざまな活動に参加していく中で、私は英語をもっと勉強しておけばよかったと強く感じました。大学生になってからは中国語をずっと勉強していたので英語の学習が疎かになっていました。留学生同士、または台湾人と会話をする際にわからない単語があれば英語を使うことで、お互いの言いたいことを理解できる場面が数多くあったのですが、英語が出てこずに会話がうまくいかない事が最初のうちは多くあったように感じます。英語が話せて悪いことは一つもないし、他の留学生は英語を話せる人がほとんどなので、英語の学習は留学に行く前から積極的にするべきだと思いました。    これらのイベントやチャットコーナで出会った友達とはご飯を食べに行ったり、休日遊びに行ったりしました。また、この4ヶ月の留学期間中で台北だけでなく台中、高雄の方に旅行に行きました。さまざまな観光地にいく中で、台湾の中でも文化の違いや食事の違いなどを感じる事ができました。例えば、台湾の中でも南に行くにつれて方言が強いことや、食事は台北よりも台南の方が全体的に味付けは甘いように感じました。まだまだ行けていない観光地も多くあるので、また台湾に行った時はいろいろなところに行ってみたいです。    この4ヶ月間で、語学力だけでなく、さまざまな面において大きく成長することができました。留学生活をより良いものにするためには、日々の学習の積み重ねはもちろんですが、一人でも積極的に行動していくことがとても大切だと思います。残りの日本での大学生活をもっと有意義に過ごしていくために、この4ヶ月の留学で学んだことを最大限活かして頑張っていきたいです。

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私の台湾留学
古澤日和
中国語・グローバルコミュニケーション専攻3年
2024年2月~6月

   私は自分の視野を広げ、将来の選択肢を増やすために、台湾に留学することに決めました。台湾の淡水にある大学で、語学力の向上と異文化理解を深めるためにさまざまなことにチャレンジしました。台湾は文化的にも歴史的にも非常に興味深い場所であり、その環境が自分を成長させるのではないかと思いました。また、台湾の人々がどのように生活し、どのような価値観を持っているのかを知ることで、私自身の価値観も広がると考えました。    私が台湾に到着して最初に感じた湿度と気温の高さと、台湾の独特の匂いは今でも覚えています。また、空港から大学へ向かうためにバスに乗ったのですが、バイクの交通量の多さと運転の荒さにとても驚かされました。バスから見える風景は、日本とまったく違っていて、街並みは古く、非常に趣がありました。寮についてからは、台湾の学生と周辺を散策したのですが、買い物の手伝いやスマホの設定など、わからないことを全て教えてくれて、台湾人の優しさを感じました。寮には、キッチンや寮の人たちが集まることができる共有スペースがあり、特に卓球ができることに目を惹かれました。    私は台湾の大学で、中国語文学部として、中国語の授業を主に履修しました。特に、必修として履修する台湾華語の授業では、リスニング・スピーキング、リーディング・ライティングと二つに分かれた授業形態で、徹底的に基礎力を高めました。これらの授業は非常に活発で、グループ活動から話す機会をたくさん得ることができました。さらに、留学半ばに行われたスピーチコンテストに参加し、インプットだけではなく、アウトプットすることも積極的に行いました。このスピーチコンテストに参加して、ただ話すだけではなく、伝えようとする大切さを学びました。また、中国語文学や歴史、文化に関する授業も履修し、中国語や台湾の文化的背景を深く理解する機会を得ました。先生たちはとても優しく、授業内容を理解できないときには分かりやすく教えてくれて、テストの際も、レポートや事前課題の提出など柔軟に対応してくれました。    私の台湾での思い出は、たくさんの友達と遊んだことです。特に、寮にある共有スペースで、寮の人たちとそれぞれの国の言語や文化について話し合ったり、ゲームをしたりしたことがとても楽しく、新しいことを知る良い機会となりました。週末には、観光スポットへ行ったり、買い物をしたり、夜市へ行ったりしました。その中でも、特に印象に残っているのは、春休みの期間に澎湖諸島へ行ったことです。澎湖諸島は「台湾海峡に浮かぶ宝石」と称されていて、多くの観光スポットがあります。ここでは、澎湖諸島が作り上げた自然と、そこに住む人々の温かさを知ることができました。ここの海岸はとても透き通っていて、私がこれまで見てきた海の中でも群を抜いて綺麗でした。季節は春でしたが、台湾の気候のおかげで、海に入ることもでき、澎湖諸島の自然を身をもって感じることができました。    私が留学期間中に苦労したことは、言語の壁です。最初は、授業の内容が理解できないこともあり、テストやレポートに悩まされましたが、授業後に先生へ質問をしたり、友達に助けてもらったりしながら、徐々に克服していきました。また、食生活を受け入れることにも悩まされましたが、台湾の食文化を知るためにたくさんの台湾料理にチャレンジしました。私が食べた台湾料理の中でいちばん美味しかったのは、「蔥抓餅」です。「蔥抓餅」はネギが入った生地を焼いて具を挟み、醤油だれを塗った食べ物です。私は、台北の永康街で食べたのですが、本当に美味しいので皆さんにもぜひ食べてみてほしいです。他にも、寮のキッチンを使い、友達と一緒に料理を作ることで、台湾の食文化だけでなく、他の国の食文化も理解を深めることができました。さらに、生活環境の違いにも慣れるのに時間がかかりました。台湾の生活リズムや、飲食店の利用方法、交通ルールや公共交通機関の利用方法など、さまざまな面で日本とは異なる点が多くありました。これらを理解し、慣れるために、台湾人の行動を真似してみたり、現地の人に積極的に交流したりしました。また、授業が基本的に昼頃から夜までだったので、ご飯を食べたり、シャワーを浴びたりするタイミングが非常に難しく、寝る時間がとても遅かったのが、慣れるのに時間がかかった原因だと感じています。それでも、台湾での生活を楽しむことができ、さまざまな経験を通じて成長することができました。    私は留学を通じて、語学力を大幅に向上させるとともに、異文化理解をより深めることができました。さらに、自己成長も感じることができ、将来について視野が大幅に広がりました。この留学での経験は、私の今後の生活のベースとなっていくと思います。そして、今後の人生に大きな影響を与えると確信しています。具体的には、国際的な視点を持つことができ、将来的に日本国内に留まらず海外にも目を向けるきっかけになりました。また、異文化に対する理解を深めることで、外国人を受け入れ、尊重する思考も身につきました。さらに、寮生活から自己管理能力も向上しました。日本と環境が違う地で、学校生活と私生活を自分で管理しなければならないために、計画性と時間管理を徹底しました。    私にとって台湾での留学生活は、とても貴重な経験となりました。特に、この時期に海外を体験したことで、自分の視野が広がり、将来の可能性が大きく広がることを実感しました。この経験を通じて得た学びや成長を、今後に活かしていきたいと思います。そして、今後また機会があれば、台湾に行きたいです。留学を通じて得た友達や知識、スキルは、本当にかけがえのないものだと思います。これからも、異文化交流を大切にし、より良い未来を築いていきたいと考えています。留学を考えている皆さんにも、ぜひ台湾を選んでいただいて、素晴らしい経験をしてほしいと思います。

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淡江大学留学体験記
鈴木容
中国語・グローバルコミュニケーション専攻2年
2023年9月~2024年1月

   私は9月3日に台湾へ渡航し、最初の一週間は学校が始まったり、生活に必要な準備をしたりでアタフタしていました。学校が始まってから一か月間は履修登録に苦戦したり、授業や生活に慣れていったり、合唱団という部活に入ったりであっという間でした。    ルームメイトは日本人二人でした。最初の一か月は三人で同じ部屋で過ごしていたのですが、二人とも「ルームメイト全員日本人」という状況が自身の語学力向上に繋がらなそうで嫌だ」という理由で「淡江学園寮」に引っ越してしまいました。住んでいた寮から別の寮に移るのに、移り先の寮に入れる部屋があれば、1学期(1セメスター)日本円で約10万円払えば移れるそうです。なので、私は元ルームメイトが引っ越してから帰国するまでの残り三か月間一人で住んでいました。そんな元ルームメイトとは週一で同じ授業であったり、授業終わりにご飯を食べに行ったりしていました。    生活の仕方は日本と全く違いました。例えば、寮の中では寝るとき以外は裸足や靴下をはいただけの状態で床を歩くことはなく、常にサンダルか靴を履いて生活していました。トイレの時は各洋式・和式のトイレに必ずゴミ箱が設備されており、ほとんどの場所では拭いた紙を水に溶けやすい「衛生紙」という紙でもゴミ箱の中に入れていました。台北市や空港など一部の場所では紙を流せるそうです。ちなみに、住んでいた麗澤寮では衛生紙を流せたので流していました。他には、台湾には「ごみ収集車の文化」があり、台湾のごみ収集車には「乙女の祈り」という曲が流れ、それが聞こえたら周りの住民たちはゴミ袋をもって外で並び順番にゴミをゴミ収集車に捨てていきます。麗澤寮には二階のロビーに共同の大きいゴミ箱がありましたが、そこに入らなくなった場合はゴミ収集車が通ったときに捨てに行っていました。    食生活では、学校や寮の周りにたくさん飲食店やコンビニがあるのでその辺で済ませていました。例えば、朝ごはんの場合は「早餐店」と呼ばれる蛋饼(danbing)やサンドイッチなどを食べることができる朝ごはんのお店で食べていました。他には「卤肉饭(luroufan)」や「水餃子」などの台湾のローカルフードを食べることができるお店、パスタ店、ラーメン店、バーガー店などいろんな飲食店で食事を済ませていました。土日は学校や寮の周りで飲食店が営業しているところが少ないので、ローカルフードをお持ち帰りできるお店でお持ち帰りしたり、コンビニへ行って食事を済ませたりしていました。台湾のローカルフードは日本円に換算すると一食約500円でおなかを満たすことができました。パスタ店やラーメン店、バーガー店などでおなかを満たそうとすると、一食約600円から高くても1500円は消費していました。他にも学校の敷地の中に食堂があったので、平日はそこで食事をすることも多かったです。台湾ではタピオカが流行っているので、探せばその辺にたくさんタピオカ屋さんがありました。値段は安く、毎日飲んでいると太ると言われていました。私はタピオカを頻繁に飲もうとは思わなかったので、多くても二週間に一回しか飲んでいませんでした。台湾では野菜を生で食べることが滅多になく、十分に野菜が取れないと感じたので、野菜が取れる飲食店へ行ったり、自分で果物を買って食べていました。寮の中には野菜や果物を買って自分で切って食べている人もいました。言い忘れていましたが、麗澤寮には三階に共同で使えるキッチンがあります。一応、フライパンや包丁、電子レンジ、冷蔵庫などいろいろ揃っていました。ですが、自炊するより外食したほうが安いと言われているため、私はあまり利用しませんでした。台湾食は他の国の料理と比べるとほんとに安いので、台湾食ばかり食べているとパスタやラーメン、ハンバーガーなどが若干高く感じるようになります。平日は食費を一日1000円くらいに抑え、週末や祝日などは少し贅沢をしようなど工夫して食費を上手く節約していました。    次に台湾でのお金のやりくりについて。私は親から現金をいただいており、食費やその他生活費は日本円を換金して使用していました。換金場所は主にレートが良いと言われている空港(寮から近かった松山空港)でしていました。その他に自分の口座に自分の貯金+貸与奨学金があり、服を買ったり、一度の会計で物凄く値段が高かったとき(一回のお会計1000元以上の時)はVISAカードを使用していました。ちなみに、台湾のアウトレットパークで約6000元(約2万円)の買い物をした際に、税金が無駄に取られてしまい、税金の環付の関係で店員さんから、「購入してから90日以内に帰国する場合、未開封の状態で帰国してください。そして領収書と税金に関する証明書を帰りの際に空港で必ずお渡しください。それから1,2か月後に余分に取られた税金が返ってきます。」と言われ帰国時に空港の中でその手続きをした結果、戻ってきた金額は800円弱でした。そこで購入したものは厚めのアウターでしたが、台湾は沖縄のように比較的暖かく、寒くて着たいと思った時も何とか持ってきていたパーカーなどでしのいでいたので、無事未開封の状態でもっていくことができました。台湾では寒暖差が激しく、12月上旬でも20度を超えていて、暑いなと思ったら急に10度前後になったりで体調を崩す人が多かったです。私も一度体調を崩しインフルになりました。その時は日本から持ってきていた薬を飲み安静にしていたりしていました。    私は台湾へ留学して日本とは全く違う環境で語学を学び、合唱団にも入ってコーラスなどのやり方を中国語で先生から教わりながらもいろんな国の曲を学び、日本とは全く違う環境で半年間(約4か月間)台湾という場所で過ごしていろんな経験を得て、知識も身につきました。世界はもっと広く、自分の語学力もまだまだ発展途上なので、この留学の経験をこれからの人生に活かせるようにこの先も頑張っていこうと思いました。

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体験者による留学先紹介

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