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ミドルテネシー州立大学

ミドルテネシー留学レポート

英語コミュニケーション専攻3年 宮本駿貴
2019/10/19
  外国語学部3年宮本駿貴です。現在、私は、アメリカ合衆国テネシー州という南部の州に位置するMiddle Tennessee State University (MTSU) という大学に交換留学生として留学に来ています。今回の現地レポートでは、テネシー州のマーフリーズボロという小さな街にあるMTSUのキャンパスの紹介と、こちらでの授業の紹介をしたいと思います。
  MTSUは、1911年に設立された、100年以上の歴史のある大学です。35個以上の学部に加え、80個以上の専攻のある、学びに適した環境が特徴です。テネシー州の大学の中では、敷地面積が一番広いキャンパスであるという点も、大きな魅力です。大きさを分かりやすい例で説明すると、麗澤大学では、かえで、あすなろ、図書館、ひいらぎが主な建物であると思いますが、その4つの建物の面積を20倍以上にした様な敷地の広さです。少し誇張し過ぎの様に感じるかもしれませんが、実際に来てみると、この事の意味が分かると思います。MTSUが位置しているマーフリーズボロという街自体はあまり大きくないのですが、この街はMTSUのキャンパスタウンと地元の人々に言われる程の大きさです。キャンパス内には、大規模なアメフト場に加え、バスケットボールの会場、野球場、室内プールと屋外プールを完備した大きなジム、更には小さな病院レベルの保険所まであります。スポーツの試合がある時は、学生は無料で会場に入る事が出来るので、MTSUのシャツを着て、応援に行くのがとても賑やかで楽しいです。
  寮については、ルームシェアか、プライベートルームを留学前に選ぶ事が出来て、事前に部屋が割り当てられます。私が住んでいる寮は、キャンパスの最東端に位置するGreek Rowという寮の並びにある、「House 7」という寮に住んでいます。この寮は、多くの世界各国からのInternational Studentsが住んでいて、アメリカの学生は勿論、イギリス、ドイツ、オーストリア、フィンランド、インド、そして日本からの学生が一緒に暮らしています。寮には、キッチン、共同スペースを一階に完備しており、2階が女性部屋になっていて、3階が男性部屋になっています。私は、3階の一室で、英国紳士のルームメイトと共同生活をしています。部屋は決して広くはないですが、保とうと思えば、何とかしてプライベートな空間を保つ事が出来ます。ちなみに、シャワールームとトイレは、別室になっています。
  食事に関しては、自炊をしている人と、キャンパス内で使えるミールプランを買う人に分かれます。ミールプランとは、キャンパス内にいくつかある食べ放題のdining hallか、フードコートで学生証を提示して食事をする事が出来る、秋学期(8月下旬~12月上旬)から春学期(1月下旬~5月上旬)の年間を通じての授業を取る学生限定のプランです。1週間に5日分、朝昼晩の3食に適応されるプランと、7日分の3食に適応されるプラン、また、50回分、100回分、150回分の食事に使用出来るプランがあります。私は、何の情報もなく7日分のプランを買いましたが、100回、または150回分のプランと比べると、金額が大きく変わってきます。朝御飯を中々食べないという人が多いと思うのですが、私からは、100回分、または150回分のプランを買う事をお勧めします。相当な費用を節約する事が出来ます。そして、実際生活を送ってみると、7日間もしっかりとキャンパス内で3食も食べないという事実に気付きます。また、このミールプランは、秋学期に買った分が、自動的に春学期に適応されるという、情報のない新入生を手玉に取ろうという経営戦略が見え見えのプランになっています。もう一度言いますが、私は1週間に7日分のミールプランを購入しました。情報が無いって怖いですね。毎年ミールプランの制度が微妙に変わるらしいのですが、それも変動的な点においては、情報が特定出来ない為、少し厄介ですね。基本は変わらないと思われますけどね。しかし、そんなミールプランにもいいところはあります。FlexBucksという電子マネーのチャージの様なものが、どのプランにも$100~$300付いていて、キャンパス内のコンビニや、スタバなどで使う事が出来ます。本当に使わなければ無くならないくらいの金額が利用出来るので、キャンパス内のコンビニ、スタバなどで、もったいぶらずに使う事をお勧めします。
  交通機関については、アメリカの南部という事もあり、少しネックになっています。いや、ネックというよりは、壊滅的です。Uberや、Lyftの様な車を出してくれる様なアプリを利用するか、現地のアメリカ人の学生に車を出して貰う事がお勧めです。ちなみに、最寄りのスーパーまで歩いて30分程かかる上に、歩道という歩道がアメリカ南部の車社会には無いので、やはり車が安全だと思われます。しかし、この交通機関の乏しさも、時には長所になる可能性があります。あまりにキャンパスの最寄に建物が無さ過ぎて、勉強に集中せざるを得ないという事も、テネシー州という田園地帯の魅力です。
  そして、いよいよこちらでの授業についてのお話をしたいと思います。交換留学生は、基本的に学位取得目的で来ている訳ではないので、単位互換の問題もありますが、様々な科目の授業を取る事が出来ます。私は、麗澤大学で英語コミュニケーション専攻であるので、麗澤大学での専攻に沿って、Communication and Hospitality Managementを専攻しているという事にしています。授業には、1000から4000の数字が授業名の最初に付いていて、1000レベルの授業がfreshman向け、2000レベルの授業がsophomore向け...という感じに、数字が大きい程、授業のレベルが高くなっていきます。Juniorレベル以上の授業になってくると、順次履修でその授業に精通した、1000レベル、または2000レベルの授業を取る事が履修の条件になってくるのですが、麗澤大学から成績表を渡航前に現地に送るので、本当に興味のある授業であれば、MTSUの国際交流センターの様なEducation Abroadという部署を通じて、取りたい授業の学部に授業履修の許可申請を行う事が出来ます。実際に、私は今学期にその申請を出して、juniorレベルのcommunicationのクラスを1つ取っています。他のクラスは、seniorと大学院向けの外国語教育の授業、senior向けのHospitalityのクラス、交換留学生向けの簡単なsophomore向けのクラスの、計4つを取っています。ちなみに、恐らくアメリカの大学全般に言える事だと思いますが、MTSUでは、基本的には一つの学部授業につき3単位になっており、12単位がJ1 VISAの滞在条件を満たす最低ラインになっています。
   私はよく「アメリカの学部授業は難しい」なんて話を聞いてきたのですが、それは実際に間違ってはいないと思います。最初の1,2回の授業では、面食らいました。しかし、私は、この2ヶ月間で、アメリカと日本の授業の制度を比較する事によって、授業スタイルの違いに気付き、精神的にだいぶゆとりを持てる様になりました。日本の授業は、課題が特別に多い訳ではありませんが、授業内で沢山の知識を身に付ける傾向にあると思います。それと対比して、アメリカでの授業は、授業外で、教科書の予習などの多くの情報を蓄えてくる事が求められ、授業内では、ディスカッションなどが中心のoutputのスタイルが主流になっています。なので、言い換えれば、アメリカにおける授業内では、授業外で学んだ事に、+αくらいの知識を蓄える事になります。この様に考えると、日本でも、アメリカでも、ただ言語が変わるだけで、やっている内容は同じなのではないのかと思います。よって、恐らく日本人の学生が最初に躓くポイントは、授業外での学習における面での事だと思います。他の大学は、MTSUの授業よりも遥かに難しいのかもしれませんが、とにかく、「self-organized」という言葉を意識して生活を送れば、あまり苦戦をする事も無いのではないかと思います。時には、授業外での読み物のページ数が1週間で100ページを超えるという、日本では想像し難い事も多々あります。しかし、何日間かに分けて行えば、やはり学部授業のレベルの課題だという事を実感する事が出来ます。本当に理解し難くて、難しい授業もありますが、その壁を乗り越える為に、アメリカの学部授業を取りに来たのだという事を考えていくと、意外と何とかなります。とにかく、授業外が肝心です。アメリカ人は、割と授業の5分前とかで済ませてしまう人も居るくらいです。ただ、彼らと我々は違います。私は英語とは全く体系の異なる第一言語を話す日本人なので、授業外で1つの授業の予習に5時間でも、それ以上でもかけてやろうという意気込みで、授業に臨んでいます。英語がある程度喋れるという事が前提にはなってきますが、麗澤大学で2年半英語ばかりを勉強してきたので、それ程言語の壁は感じません。割と何とかなります。最初は面食らって、「やべぇ、分かんない」といった具合になると思いますが、1週間くらいあればその辺は慣れます。学部留学を目指している学生は、今の英語の勉強を怠らずに、徹底的に頑張ってください。
  最後に、今後の課題は、冬休みの住居についてです。キャンパス内に費用を払えば滞在する事は出来ますが、食事の調達に困るという事が見込まれます。冬休みは、試練の時期になりそうです。また2か月後に、近況を報告したいと思います。以上、MTSUからの現地レポートでした。
  写真は、テネシー州の都心部、ナッシュビルに交換留学生の友達と無料ライブに行った時の写真と、キャンパスで開催されたアメフトの試合に行った時の写真です。
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