西安外国語大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

XI`AN International Studies University

西安外国語大学

西安外国語大学

中華人民共和国 陝西省西安市長安南路 437 号

http://www.xisu.edu.cn/

プログラム概要

中国語
沿  革 西安外国語大学は、1952年に創立された語学教育の名門大学。現在、学部では21の言語を始めとする48の学科、大学院では博士前期課程に外国言語文学、中国言語文学、マネジメント、教育学の4つの研究科、博士後期課程に外国言語文学研究科が設置されている。学生数は19,000名、教職員数約1,200名の文系総合大学。国際色が濃いキャンパスで、留学生サポート体制が充実している。現在約40数ヶ国から年間400名ぐらいの留学生(日本からは十数名程度)を受け入れている。
特  色 留学生教育は主に雁塔校舎の漢学院でなされている。短期・長期留学生コースが多数あり、カリキュラムが充実。希望により語学以外の他学部の授業を履修することも可能。日本文化経済学院で日本語を専攻している中国人学生との交流が多いのも特色の一つ。経済学部の学生は日本文化経済学院、経済金融学院、商学院で専門授業を履修できる。
宿  泊 学生寮(2人部屋/3人部屋)。寮はキャンパスまで徒歩2分、並びに食堂もある。基本的には食堂を利用するが、学校の周りにも色々お店があるので便利。
生  活 シルクロードの起点である古都西安は、いにしえの長安で、世界的有名な観光地。兵馬俑、碑林など名所旧跡が多く、「天然歴史博物館」と称される。日本との縁が深く、阿倍仲麻呂、空海など多くの日本人が足跡を残している。西安外国語大学は世界遺産である大雁塔のすぐ近くに位置しており、地下鉄 2 号線の最寄り駅へは徒歩7分。大学一円は西安の副都心地域で、生活・観光などは便利。また、近くに大学が多く、終日若者で賑わっている。高速鉄道で洛陽へ 1 時間、北京へ 4 時間、上海へ 5 時間程度。
条  件 ■経済学部生
1年次の経済・経営や中国語関連の成績が優秀で、中国MCコース担当教員が推薦し、グローバル戦略委員会が認めた者。専門留学の場合、原則的に新HSK4級以上。
■外国語学部生
中国語専攻:中国語基礎演習ⅢまたはⅣを修了していること。
中国語・グローバルコミュニケーション専攻:中国語基礎演習Ⅳを修了していること。
留学時期 ■経済学部生
2年次第2学期から半年または1年間。3年次第1学期からの留学は要相談。
■外国語学部生
中国語専攻:原則として、2年次第2学期もしくは3年次第1学期。(半年間)
中国語・グローバルコミュニケーション専攻:3年次第1学期(半年間)
担当教員 陳玉雄(経済学部)/ 中司梢(外国語学部)
特記事項 授業料免除生4名/1年、又は8名/学期、麗澤大学海外留学奨学金

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西安外国語大学

西安外国語大学留学体験記
片岡 優哉
経済学科3年
2017年9月~6月

  私が最初に留学に行こうと決めた理由は、先生方が留学に行くことを勧めてくれたことと、中国を見てみたい。という好奇心からでした。しかし、私は一度も外国に行ったことがなかったので、いざ中国に来てみて思った事は早く留学期間が終わってほしいということでした。なぜかというと、言葉が通じない、何を言っているのか分からないという恐怖心からでした。最初の2~3か月は本当に大変でした。西安外国語大学の先生方は最初英語で説明してくれるのですが、私は英語もできないので、英語すら聞き取れなく先生方に迷惑をかけてしまっていました。なので、一学期は初歩を学ぶ一番下のクラスで授業を受けていました。しかし初歩を学ぶクラスではあるのですが、やはり言葉が聞き取れなく先生やクラスメイトが何を言っているのかが分からなく辞書を手放せない時期が続きました。   2か月が過ぎたあたりから少しだけ聞き取れるようになり、少しだけ話せるようになり友達が徐徐にできてきました。友達ができると楽しくなり、もっと色々な国の文化を知りたい、もっと色々な国の友達を作りたいと思うようになり、最初帰りたいと思っていたのが嘘みたいに帰りたくないという感情が大きくなってきました。話せるようになり、友達とご飯を食べに行ったり、寮でお酒を飲んだりと友達もすごく優しくとても楽しかった日々が続いていました。友達の中でも私に対して一番優しく接してくれていたのが韓国人の友達たちです。実は一番早くに友達になってくれたのは日本人留学生ではなく、韓国人留学生でした。日本とも似ている韓国なので親近感もわき、留学が終わった今でも仲がすごくいいです。   そして、中国人の友達も少しずつできてきました。私達留学生が勉強しているキャンパスと中国人学生が勉強しているキャンパスは違うので中々中国人の友達ができる機会がなく困っていました。しかし、サッカーを通じて中国人の友達ができ、中国人だけでやっているサッカーのクラブに入れてもらえることになりました。そのチームは日本語専攻のチームなので先生や上級生の方は日本語が話せるので、私は一学期の時はずっと日本語を使って会話をしていました。せっかく中国人だけしかいないのだから中国語を使って会話をしようと試みてみたこともあるのですが、留学生同士で話す中国語と中国人が話す中国語が全くちがい、私は聞き取れないし、私が話す中国語の発音が違うので聞き取ってももらえなかったので、日本語を使うか笑顔でいることしかできなく、コミュニケーションがまともにできませんでした。しかし、みんな私に対してとても親切で中国語を話した方が楽なのに、日本語を使ってくれて、見かけたら声をかけてくれたりと本当に感動し、来学期は必ず中国語を使ってコミュニケーションをとりたいと思いました。   一学期が終わり、友達がつぎつぎ国に帰ってしまって国が違うのでもしかしたらもう一生会うことがないかも知れないと思い悲しくなりました。しかし、仲の良い友達は二学期も中国にいるので、安心感もありました。冬休みになり来学期の目標を立てました。それは、今よりももっと中国をうまくなって中国人の友達とコミュニケーションをとるという目標です。この目標を糧に二学期の生活をおくると決めました。 なので、クラスを二つあげて中級のクラスで二学期は授業をしていました。この時すでに半年弱中国に居たので先生やクラスメイトが言っていることのほとんど聞き取れるようになり、自分の言いたいことも言えるようになり、一学期に比べたら少し成長したなと思いました。    そして目標なのですが、ついに中国語だけで中国人の友達と会話をすることができるようになりました。中国人の友達も「成長したね」といってくれて、嬉しくもっと頑張ろうと決めました。なので、授業が終わったら友達に会いに行き中国語の練習に付き合ってもらったり、日本語専攻の友達以外に友達を作り何が何でも中国を使わなければならない状態にし、中国語を成長させようとしていました。  一学期から入部していたサッカーチームも継続してやっていて、キャプテンと戦術について話したり、サッカー以外にもカラオケに一緒に行ったり、ご飯を食べに行ったりとコミュニケーションをとれるようになりました。しかし、サッカーの話しをするときはサッカー用語が分からない時のほうが多いので、その時は先生に助けてもらっていました。なので、わたしの留学生活で思い出の一つがこのサッカーです。なぜかというと、日本に居たら中国人の友達とサッカーをする機会なんてないし、カラオケに行ったりとこんなに仲良くなれることはないと思うのでとても良い経験をさせてもらいました。    しかしやはり一番心に残っている思い出は韓国人の友達たちと過ごした日々です。韓国人の友達以外にもカザフスタンの友達やロシアの友達などたくさん友達はできたのですが、どのようにしても韓国人の友達たちの思い出が留学生活で一番の思い出だと私は思います。 私に比べて韓国人の友達みんな年齢が上なのですが、陽気に接してくれて、年上感がなく同い年のようで気を使わず本当に楽しかったです。 私の帰国日が決まり、私が帰る前に一緒にご飯を食べに行こうと言ってくれて、帰国日前日に食べに行き私にご馳走してくれました。そして帰り道に「明日泣くね」と先制報告されました。私含めまさか泣くことはないだろうとその時は思っていました。 そして翌日になり、韓国人の友達と日本人の友達と中国人の友達が学校の門まで送ってくれて、お別れをしようとしたら、バス停まで来てくれると言ってくれて、一番初めに友達になってくれた韓国人の友達二人と中国人の友達と一緒にバス停までいき、「前にこんなことあったね。」とバスが来るまでたわいない会話をしていました。その時はみんな笑顔だったのですが、バスが来て私が「もう乗るね」と言った瞬間友達が泣き出してしまい、私も泣くのをずっと我慢していたので、友達の泣く顔を見て我慢できず、泣いてしまいました。しかし、不思議と笑いながら泣いていました。多分頻繁に会えなくなってしまう悲しさとまたいつか会えるという確信があったから、笑いながら泣いていたのでないかと私は思いました。そしてまた会おう。と約束をして私は帰国しました。   私は人生でこんなに良い経験ができると思っていなかったので、留学に行くことを許してくれた両親、留学に行くことを勧めてくてた先生方に本当に感謝しています。

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