セイラム州立大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Salem State University

セイラム州立大学

セイラム州立大学

Salem Sate University 352 Lafayette St. Salem, MA 01970-5353, USA

https://www.salemstate.edu/

プログラム概要

英語
沿  革 ●1854 年創立。師範学校として設立され、1932 年セイラム教育大学となり、1960 年セイラ
ム州立大学となる。学生数:約 7,242 名(学部生 5,716 名、大学院生 1,526 名)
●ボストンの北 33 キロ、バスで約 50 分の位置にあり治安が良い。
●ホーソンの生誕地で、ニューイングランド文学とアメリカ史の原点ともいうべき場所で、
アメリカの文学と歴史、美術を居ながらにして学ぶことができる。
特  色 ●教養学部(Liberal Arts)を中心とした州立大学。
●本学留学生用のプログラムではなく、セイラム州立大学の正規の授業を受ける。
●留学生は 1 学期に最低 12 単位登録しなければならない。
●英語・英文学をはじめ、心理、社会、歴史などの人文学から、社会科学の科目、コンピューターやマーケティングといったより応用的な科目がある。外国語の履修は中国語以外は相当大変なので避けたほうが無難。French、Chinese、Spanish のクラスがある。
●ほとんど 1 クラス 3 単位で週に 50 分授業が 3 回か、1 時間 20 分授業が 2 回又は 3 時間授業が一回となっている。過去の例では 1 年間 24~30 単位履修している。
●授業料免除生 1 名(1 年間)、または 2 名(1学期間)
●SSU’s Intensive English Program/American Language and Culture Institute は費用を払って参加する。SSU の英語条件、人数制限はなし。
宿  泊 ●学内アパート(Atlantic Hall または Viking Hall)で生活する。
●麗澤大学からの留学生はセイラム州立大学の学生と2人部屋の1人として住むことになる。
●短期間(休暇期間)のホームステイを紹介してくれる。
生  活 ●寮から歩いてすぐにレストラン、スーパーなどがあり便利。
●校内は無料のシャトルバスが利用できる。
条  件 ●授業料免除生(TOEFL ITP 530、TOEFL iBT71、英検準一級)
●英語2専攻の学生の場合、上記に加え累計GPAが1.5以上であること。
●Language Program 参加者は TOEIC400(2 年生留学)/450(3 年生留学)以上であること。
●<2 年次後期に留学する場合>留学時の必修科目については、各学部・学科で異なる。各自確認の上渡航すること(詳細PDF参照)。
留学時期 2 年次又は 3 年次秋学期から半年(実質 4 ヶ月)または 1 年間(実質 9 ヶ月)
秋学期が始まるまでの準備期間として 8 月下旬に留学生対象のオリエンテーションに参加。
また春学期終了後、サマー・セッションを取ることもできる。
Fall Semester (9 月~12 月)/Spring Semester(1 月~5 月)
★Summer Semester :SummerⅠ(6 週間 5 月~6 月)/Summer Ⅱ(6 週間 7 月~8 月)
担当教員 高本 香織
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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To be only one
神立 しおり
英語コミュニケーション専攻3年
2016年8月~2017年5月

  麗澤からセイラム大学には例年5,6人くらいが留学をしているみたいですが、今年は何故か私1人でした。とにかく「日本人のいないところ」を求めて、比較的日本人の少ないというセイラム大学を選んだ私には、逆に好都合だと思いました。しかし、最初にあった留学生用のオリエンテーションでは、英語を聞き取れず、聞き取れてもみんなの前で自分の乏しい英語を話すのが恥ずかしく、つらい思いをしましたが、留学生はみんな優しく、ゆっくり話してくれ、必死に私の英語を聞き取ろうとしてくれました。毎日「今日は話せた」「今日は話せなかった」という感情の上下激しく過ごしましたが、自分のスキルアップを感じることができました。1週間経った頃には、自分の中での考えや、夜にみた夢まで英語になっていて、ふとそのことに気が付いた時はとても驚きました。   Spring Semesterでは授業を5つ取りました。Fall Semesterでは4つ取った授業のうち2つが留学生のみのクラスでしたが、5つすべての授業がアメリカ人との授業で、留学生さえ1人もいませんでした。全くひいきにされず大変でしたが、これが学部留学の醍醐味であり、とてもやりがいを感じた後期でした。またクラスでグループ活動が増え、たくさんのアメリカ人の友達ができました。大きく英語力の伸びを感じた後期です。前期は、英語を学んでいるという印象がありましたが、後期にはただのお喋りの手段となり、とても気楽に普段から英語を使えるようになりました。   Fall Semesterの最後、Finalの忙しい時期に、時間をとってご飯に連れて行ってくれ、さよならパーティを開いてくれる友達ができたことが本当に嬉しかったです。私はアメリカでベストフレンドを得ることができました。常日頃たくさんの話をし、私のことをよく理解してくれていて、帰国した今でも電話で近況を報告し合っています。またセイラムでできたアメリカ人の友達が、私に会いに、日本に帰国して2週間後にホームステイしに来てくれました。アメリカでできたたくさんの友達と関わりを続けるためにも英語をずっと学び続けようと思います。   私は最初、失敗することを恐れて発言が少ないことが最大の問題でした。しかしたくさんのアメリカ人を見ているうちに、アメリカには本当に色々な人がいて、みんなその個性を受け入れてくれる国だな、と気がつきました。少しくらい発音が変だって、少しくらい文法が変だって、どこのアメリカ人がそんなことを気にするのだろう、そう思えてから毎日の生活が変わりました。またアメリカ人の友達がよく私に、「しおりは日本人だけどアメリカ人でもある。だれとも被らないジャパニーズアメリカンだ!」と言ってくれていました。「日本人」でいるべきか、それとも「アメリカ人」らしくいてアメリカに紛れ込むべきか、そう迷っていた時期もありましたが、友達がかけてくれたこの言葉で、だれでも受け入れてくれるこの国ではこのままでいいんだ、と自信を持つことができました。「ちょっと変わってるこの発音が私らしくてキュートでしょ」くらいの気持ちで、アメリカでは恐れずにありのままの自分でいることが、オンリーワンな存在になることが大切だと学びました。たくさん悩んだ期間もありましたが、最終的にこんなに充実感・達成感を感じたのは、うまくいかず悩み落ち込み、それから努力し、最終的にはモノにする、そんな経験があったからだと思います。      最後にこの留学の機会を与えてくれた両親、お世話になった麗澤の国際交流センターの方々と先生方、そしてたくさん支えてくれた日本の友達、アメリカでの友達に感謝します。そしてやりきった自分にも。最高な9ヵ月をありがとう!

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Salem State University
鈴木 陸
英語コミュニケーション専攻3年
2015年8月~2016年5月

  自分はsalem state university に2015年8月から2016年7月までの約1年間留学をしてきました。自分は麗澤大学に入った頃から留学ということをしたいという気持ちが強く、留学が決まった時はとても嬉しかったのを覚えています。ただそれと同時に、留学へ向かう1ヶ月前はあまり実感がわかなく、少し準備不足だったかなと思いました、というのは最低限の物しか持っていかなかったので、いろいろはじめは苦労しました。また留学のための資料を集めることや記入すること、また大使館に行って面接をしなければならなかったりなど留学の前の準備が意外と大変でした。   まず飛行機に乗って、アメリカに着いて、少しの間向こうの環境に慣れつつも、毎日オリエンテーションがありました。このオリエンテーションは着いて2日後から始まり、はじめ自分は少し戸惑っていました。というのは、まだ環境に慣れきってもいないのに、休みもあまりなく、毎日オリエンテーションがあったからです。ただこのオリエンテーションがこの留学での1つの非常に大切なポイントでした。ここで出会った人たちと後々また今でもとても大切で、近い友達であるからです。またこのオリエンテーションでは、むこうでどのように生活をしていくか、どのような場所があるかなど、生活するにあたってとても重要なことを学んだからです。またこの期間の間は学校が3食提供してくれるので、生活の面ではとても楽でした。   オリエンテーションが終わると、ほとんど休みもなく秋学期が始まります。授業ではもちろんネイティブの方々と基本的に受けるので、授業はとても難しく、また自分の先生が課題多く出す先生だったのでとても大変でしたが、その分学べたことも多くありましたし、また麗澤のように授業が毎日朝から夕方まで授業があるというのではなく、1日1つか2つくらいしか授業がないので、自分からすると、麗澤よりも自由にできました。授業の難しさは、同じ名前の授業でも、かなり先生によって難しさが変わってきます。例えば生徒たちのことをよく世話をしてくれる先生もいますし、あまり生徒と関わりを持たないようにする先生がいたり、課題やテストの難易度、頻度も先生によってかなりの差がありました。なので、先生の評価がみられるサイトがあるので、そこのサイトがかなり役に立ちました。また授業だけでなく、自分で毎日自炊をしていかなければならない生活もこの学期から始まり、どこにスーパーがあるか、どのように生活していくかなど、勉強以外のことでもいろいろやらなければならないことがあり大変でした。秋学期の間にはThanksgiving 、秋学期のあとの冬休みにはクリスマスがあります。その2つの行事はアメリカの方にとって、最も大事な日なので、アメリカの文化が顕著に表れており、様々な違いや日本にはない文化を感じることができるので、非常に大切な機会でした。自分はアメリカ人の友達の家で過ごしていたので、アメリカの特別なイベントだけでなく、より多くのことを学べました。また冬休みは1ヶ月近くあるので、旅行などいろいろなことができました。   春学期に入ってくると、環境にもかなり慣れてきて、かなり余裕が出てきます。授業は相変わらず大変ですが、それと同時にクラブに入って活動するなどの余裕が出てきました。自分はISAという、留学生たちで何かしらのイベントを計画して、実行するというクラブに入っており、いろいろなことをやりました。秋学期からそのクラブには所属していたのですが、春学期になって、余裕が出てきたのと、一番大きいイベントが春学期の終わりの方にあり、より自分はそのクラブのため動くようになりました。その一番大きなイベントというのは、カルチュラルナイトという様々な国の伝統的な物や食べ物、また歌や楽器を集め、様々なイベントとともに紹介していくという物です。また春休みが3月に1週間ほどあり、自分はこの期間にカナダのモントリアルという都市の方に行ってきました。アメリカとは違った文化が多くあり、非常に面白かったです。この学期が終わると、学校でのプランは一通りおしまいということで、このあとに卒業式があります。またこのあとに授業終了後から60日間アメリカにとどまることができるので、自分はカルフォルニアとボストンで過ごしました。   自分はこの留学することで、様々なことを見て、感じ、自分がすごく成長できたと思います。英語やアメリカの文化はもちろんですが、他文化からも多くのことを学びました。初めは、一緒の時期に来た他国からの留学生と過ごして、だんだんとアメリカ人の友達とも多くの時間を過ごすようになりました。この留学で色々とありましたが、全てが価値のある経験で、自分はこの留学は行って良かったと心から言えるようなものでした。

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セイラム留学体験記
山本 友実
英語コミュニケーション専攻4年
2015年8月~2016年5月

  アメリカから帰国してすでに一ヶ月が経ちます。セイラムでのあっという間の10ヶ月は、毎日が本当に充実していました。   私は英語ができないということから、最初は何をするにも一苦労でした。二週間のオリエンテーションではグループに分かれて大学での過ごし方や施設の利用の仕方などの説明を受けるのですが、それさえも曖昧でした。また、そこでできた友達のほとんどは9月からESLのクラスを履修する場合が多く、クラスに誰一人友達がいないという状態で授業を受けることになる、プラス、定員が一杯になっているクラスは教授に直接お願いしないといけないということで、英語力に自信のなかった私は不安な気持ちでいっぱいでした。前期の授業は“聞き取ること”で精一杯で、教授やクラスメートにはよく聞き取れなかった部分の質問をしました。彼らは毎回親切に受け答えてくれ、一番ハードだった心理学においては、教授が授業後に私たちがわからない箇所を理解できるまで何度も説明してくださいました。そして何より授業のスピードが早く、1クラスごとに予習をするのは大変苦労しました。   また、向こうでのクラスは少人数で学生同士や教授とのやりとりも多く、日本よりも少しだけくだけたイメージを持ちました。あるクラスでは、グループ対抗クイズの勝者チームにピザのデリバリーがあったり、試験中にお菓子がまわって来たり、静まり返ったテスト中でも誰かがくしゃみをするとbless youが飛び交ったり、授業に余裕が出てきてからはそういった些細なことひとつひとつが新鮮でした。前期に比べ、後期に履修したクラスではディスカッションやグループプレゼンテーションを行うことが多かったため、友人を作る機会も増え、より授業が楽しみになりました。   そして私は、この“友人を作る”ということに対して、渡航前から苦手意識を抱いていました。人見知りに加えて英語でのコミュニケーションということもあり、なおさらでした。しかしながら、向こうでは必然的に自分から友人を作らないといけない状況になるため、私もイベントや集まりに参加しにいきました。また、海外ならでは?の“友達の友達は皆友達”という感覚から、あっという間に友人が増えていき、人と知り合うことがいつの間にかワクワクするものへと変わっていきました。留学中、このように自分の今までの考え方が変わるということが何度かあったのですが、その影響を一番に与えてくれたのが友人の存在です。向こうでできた友人は、留学生、現地の学生ともに年齢も出身国も皆バラバラで、その多様性を体感できたのもアメリカ留学ならではだと思っています。そして、敬語がないということも上手くはたらいてか、友人関係は本当に同学年の友人と接しているような、縦の差をほとんど感じないものでした。   そのせいもあって、二つ年下のルームメイトとはすぐに仲良くなれました。毎晩遅くまで話し込み、彼女は中国人留学生ということでお互いに日本語と中国語を教え合ったりしました。そして、自分に自信がなく、周りを気にしがちだった私にとって、“できないことはできないから今の自分を認めてあげる”だったり、“自分のやりたいことをやりたいようにやる”というような“自分”を大切にする考えを持つ友人たちに囲まれて刺激を受けたことで、私自身も自分の考えを大切にできるようになりました。その影響もあり、留学の後半では何かに悩んだ際はいつも、“あとで自分が後悔するか、しないか”を自分に問うようにして行動しました。その一つとして、後期は寮の変更を申し出ました。私は中国人4人、日本人2人のユニットに住んでいたため、現地の学生とも生活してみたいという思いがあったのですが、ルームメイトとは仲が良かっただけに、寮を変更することに少し戸惑いました。また、彼女がそれをどう取るかも不安に思ったのですが、正直に思いを伝えると理解してくれました。      新しい寮では、6人制のユニットに3人の学生が住んでいて、みんな気さくですぐに私を受け入れてくれました。しかしここでは皆が一人部屋を持ち、バイトや部活をしていたり、私自身も寮にいないことが多かったため、すれ違いばかりでした。しかし、日本食を一緒に消費したり、予定を合わせて映画に行ったり、ルームメイトの一人が専攻の即興劇に連れて行ってくれたり、時間が少ないながらも楽しく過ごすことができました。   他にも、留学を成功させる上で本当に多くの人に支えてもらいました。閉寮期間や退寮後にステイさせてくれたり、パーティーやBBQに招いてくれたり、アメリカの車社会を痛感する中、毎週色んなところに連れて行ってくれたりしたこともそうですが、勉強面以外で留学生活に色を添えてくれたのは間違いなく友人たちの存在です。   また、着いた当初からいろいろなイベントやアメリカの文化に触れる機会をたくさん用意してくださったメアリーさんとヒューさんにも本当に感謝しています。そして、一緒に渡米した麗澤生たち、彼らは後輩と思えないほど皆芯があり、話すたび私に刺激をくれる存在で、一緒に留学を経験できたのが彼らで本当に良かったと思っています。   この留学を通じて、私自身、英語がものすごく伸びたなどというような大きな変化はないのですが、苦手だったことを好きになれたり、自分から挑戦していくことの楽しさだったり、向こうで過ごした10ヶ月間、そういった自分での中の小さな変化に気づく喜びをたくさん経験できました。 セイラムでの留学生活、そしてそこで出会った友人たちは私の大学生活一番の宝物で、そんな留学を実現させてくれた家族や、送り出してくれた友人、大学職員の方には大変感謝しています。

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セイラム州立大学

セイラム留学体験記
鈴木 健哉
英語・英米文化専攻3年
2015年8月~2016年5月

  10カ月の留学を終えて本当に今回留学をしてよかったなと思います。留学をしようと思ったきっかけは大好きなハリウッド映画の世界を、そして海外ドラマで見たアメリカのカレッジライフを体験したい。自分もテレビで流暢に英語を話す日本人の俳優やアーティストと同じように英語をかっこよく話せるようになりたいと思ったからです。留学せずとも、ハリウッドやニューヨクに行き映画で使われたロケ地を1週間くらい観光すれば映画の世界を体験できます。また独学で英語を一生懸命勉強して日本にいる外国人とたくさん話せば人によると思いますがスムーズに英語を喋れるようになると思います。何より留学するよりお金がはるかにかかりません。しかし旅行ではアメリカのカレッジライフは経験できませんし、何より留学を経験することで度胸、自立心そして自分に自信を持てるようになります。   私は留学をするならアメリカの学生と一緒に授業を受けたいと思っていたので、留学先の選択肢としては学部授業を受けられる大学だけでした。私の行ったセイラム州立大学はその内の1つで、なおかつ憧れの地、ニューヨークも近かったので留学をしようと思ってからは迷わずにここに行こうと決めました。また麗澤大学がセイラム州立大学への留学者に求める英語力の基準も超えていたのでアメリカでも何も問題なくできるだろうとも思っていました。しかし実際には学部授業を受けるということはとても難しく、一つのクラスの単位を取るのがとても大変でした。教授の話す英語の速さ、自分とは比べものにはならない一緒に授業を受ける学生の意識の高さ、そして毎回の授業終わりに出される信じられない程の課題の量に泣かされました。それと同時にレストランやお店に行ってもうまく言いたいことが伝わらない、もちろん友人とも英語でうまく会話ができませんでした。自分の英語力の低さ、無力さに最初の2、3ヶ月は落ち込む日が多かったです。   しかし3ヶ月目頃から徐々に英語にも慣れてきて、同時に謙虚になりました。自分の出来ないことを素直に認め、出来ないところは少しずつ改善していけばいいと。またセイラム州立大学の授業ではどのクラスも生徒に発言を求め、1人1人の意見を聞くということが多くありました。私は人前で発言するのも、自分の意見を口にして言うのもどちらも得意ではありませんでした。それも母国語ではなく他言語の英語で。大体のクラスには自分と同じような英語が母国語ではない留学生が他にも数人いました。中にはまるで英語が母国語かのように流暢にしゃべる人もいましたが、ほとんどがそれぞれの出身地特有のアクセントがある英語で、発言途中に詰まってしまうのがほとんど。しかし、みんなアンパーフェクトな英語でも人前で発言する事、自分の意見を言う事を恥ずかしいとは思っていませんでした。その事に気付いてからは私も躊躇なく発言できるようになりましたし、回数をこなすうちに英語で物を言うという事にも慣れてきました。勿論の事、授業外でも毎日英語を聞いていたので留学生活を半分過ぎた頃には耳も英語に慣れてきて難しすぎる話しでなければ大体聞き取れるようにもなりました。クラスで出る課題のほとんどは読むことや、書くことでした。正直私は読んだり書いたりするのは苦手だったので一つの課題に数時間かかる事がほとんどでした。留学生活最後まで1つの課題を数分で終えるまで要領よくはなりませんでしたが、どんな大変で面倒くさいものでも忍耐強くやり遂げられるようにはなったと思います。   私は普段日本では実家で家族と過ごしているので、家事、洗濯、料理は母や祖父母が当たり前のようにやってくれていました。当たり前ですがアメリカでは寮暮らしなので身の回りのことは全部自分でやらなきゃいけません。これらを私の本業である学業と並行し、尚且つそれを毎日やる。10カ月これをやり続けて思うことは、家族に支えてもらっているからこそ自分は勉強できているのだなと強く感じました。 留学の一番の目的は英語力を伸ばすことですが私は留学を経験し度胸、自立心そして自分に自信がついたことが今回の留学の一番の成果だと思います。

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