レッドランズ大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

University of Redlands

レッドランズ大学

レッドランズ大学

1200 East Colton Avenue, P.O. Box 3080, Redlands, CA 92373-0999

http://www.redlands.edu/

プログラム概要

英語
沿  革 ●1907年バプティスト派の人々によって創立された私立大学。
●学生数:約2,400名学生対教員比率13:1
●ロサンゼルスから東へ104キロに位置する。
特  色 ●教養学部には語学、文学をはじめ、自然、社会等の40以上の学科がある。
音楽、心理学分野の科目が充実している。
●Redlands大学全ての授業が履修できる。
●留学した年次、各自の選択によって履修科目および認定科目が異なる。
宿  泊 ●男女混合寮、男子寮、女子寮など、さまざまなタイプの12の学生寮がキャンパス
内にあり、一年生の90パーセント以上が学内の寮に住んでいる。
●麗大生は希望の寮を申請し、レッドランズの学生と2人1部屋になる。
●ミールプランを選び、学内のカフェテリアで食事をとる。
生  活 ●ロサンゼルスから東へ104キロ、車で2時間弱の距離にあり、自然環境、治安は抜
群に良い。ディズニーランド(車で1時間)の他に、パームスプリングズにも近い。
歩いて20分位のところに食料品店、もう少し歩くと映画館と小さなショッピング
モール、レッドランズのダウンタウンに行ける。レッドランズ市内に出かける時は、
キャンパスからシャトルバスが出ていて、電話で頼むことができ、無料で送り迎え
をしてくれるのでとても便利。
条  件 ●TOEFL ITP550点以上が望ましいが、それに満たない場合も学科推薦の対象とな
る。
●英語専攻教員の推薦
留学時期 2年次又は3年次秋学期から1年間
担当教員 黒須里美
特記事項 レッドランズ大学授業料全額免除(1~2名) 麗澤大学海外留学奨学金、日本学生支援機構奨学金*奨学金は場合により重複受給可能。

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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レッドランズ大学

レッドランズ大学留学体験
服部壮佑
英語コミュニケーション専攻3年
2019年8月~2020年4月

   私は2019年8月から2020年4月までの約9か月間、アメリカのカリフォルニア州にあるレッドランズ大学に学部留学していました。レッドランズ大学は大学が小規模かつ少人数で授業を行うことが多く、他の大学と比べて教授と生徒間の距離が近いことが特徴でした。ロサンゼルスの近くといえども、大学の周辺は田舎なので観光とかそういった点では魅力的とは言えませんでした。そのこともあってか、大学内、寮、ホームパーティなどで楽しめるようにイベントが用意されていたほか、生徒同士も顔見知りが多く、知り合いや友達は作りやすい傾向にあったと思います。また、教授はオフィスアワーはもちろんのこと、そのほかの時間でも暇を見つけては優しく対応してくれました。非常に有難かったです。    この留学では、今まで自分の体験したことのないことばかりでした。というのも、私はインドア派で人見知り、海外旅行はおろか一人暮らしの経験もないような人間で、加えて、人の気持ちを読み取ることが出来ないため、人とコミュニケーションをとることには人一倍苦手意識がありました。こんな性格の私が最初からアメリカの積極的なコミュニケーションに適応できるはずもなく、これに適応するまでに結構な時間を要しました。正直なところ、授業についていくことよりも、授業時間外の触れ合いのほうがよっぽどしんどかったです。専門科目は例えわからなくても授業を聞いたり教科書を読んだりすれば何とかなりますが、人間関係のレクチャーは当然ないため、場数を踏んで慣れていくしかありませんでした。しかし、ここでアメリカ人の特性に助けられました。日本人とは違い、彼らは感情表現が豊かで、思ったことをとりあえず口に出す。口に出さなきゃわからないだろ、と言わんばかりの姿勢で、これには感慨に打たれました。さすがの私も、声に出して表現されれば気づきますし理解できます。日本の「察し」の文化が存在しない世界はこういった点では素晴らしいと感じました。その反面、いちいち説明しなければわかってくれないところはありましたが。    また、自分のスピーキング力の低さ、表現力のなさに焦りました。当たり前ですが、飛行機、あの密閉空間から解放されたと思えば、いきなり英語のみの世界。大学で英語を学んでいる身とはいえ、現地の英語に触れると動揺しました。いざとなると言いたいことが言えない状態で、そんな中で私は到着してすぐにトラブルに巻き込まれたため絶望でした。空港職員とのやり取りや留学先とのやり取り、着いて早々トラブルの対処をせねばならず、留学の洗礼を受けた気がしました。    授業の話をしますと、前述したとおり少人数制でした。そのため、教授に急に質問されることもありましたし、ディスカッションもたくさんありました。アメリカの生徒たちは自分の意見を何かしら持っていてディスカッションはいつも白熱気味、初めて目の当たりにしたときは圧倒されました。聞き取りは意外と出来たのですが、スピーキングに自信がなかったため最初は聞いているだけという状況が続きました。しかし、授業内で知り合った友達と一緒に勉強したり、話したりしているうちに、たとえ言っていることが間違っていてもきちんと聞いてくれる、うまく解釈してくれるということがわかり、その後は少しずつ発言できるようになりました。また、留学先では自分の興味がある科目を自由に選べたので、私は環境学、心理学、政治学、経済学を勉強しました。特に心理学は自分の人の心情がわからないという欠点を克服するチャンスだと思い、ほかの科目より力を入れて取り組みました。結果として、いい成績は取れましたが、人の心理は理解出来ても気持ちはわからずじまいです。しかし、個人的にはこの結果が分かっただけでも成果としては十分だと思いました。因みに、実用性からみると経済学が一番だと思いました。生活に活かせる学問は素晴らしいですね。    アメリカでは人種差別や格差問題をよく目にしました。実際に行ってみないとわからなかったことなので、嫌なものですが経験できてよかったと思います。ホームレスはどこに行っても存在し、金をせがんできたり食べ物をせがんできたりしました。観光地だからと油断していると旅行客をターゲットにしている人間たちにカモにされてしまいます。人種によって態度を変えるような人間もいました。アジア人は弱く見られてしまう、これは仕方のないことですが同じ人間なのに立場が違うというのは不快でなりません。様々な人種が混在している国だからこそ起きてしまう問題だとは思いますが、残念な気持ちにさせられました。こういった悪い面も含めてアメリカですし、キラキラした良い面ばかりではないという事を、実際に確認出来て勉強になりました。    コロナウイルスの影響で授業がオンラインに変更され、留学を途中で切り上げて帰国せざるを得ませんでした。彼らはコロナウイルスに対する認識が甘かった(マスクをしない、大人数でパーティなど)ので、不安で仕方ありませんでした。そのため、途中帰国は残念でなりませんが、感染が広がる前に帰国できたことは嬉しかったです。ポジティブに考えると、普段は体験しないイレギュラーなことも体験出来て印象深い留学になったと思います。    最後になりますが、留学生活の影響は私にとって非常に大きなものとなりました。荒波にもまれたおかげで、以前よりも社交的に、自主的になり、インドア派からアウトドア派への転身もしました。また、トラブルに巻き込まれたり、他所で知らない人に絡まれたりすることがよくあったので、うまく切り抜ける、対処する能力も得ることが出来ました。英語力の向上はもちろんのこと、人間としての生きる力も向上しました。留学中、良いことも辛いこともありましたが、これらは留学していなければ出来なかった経験、成長であり、総じて私には必要なものでした。この先に活かしていこうと思います。

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留学生活の生事情
笹森裕斗
英語コミュニケーション専攻3年
2018年8月〜2019年4月

   2018年8月末にレッドランズへ一年留学しに行きました。結論から言うと、本当にアメリカにいたのかっていうほど夢のような時間で、とても詰まった一年でした。ですが、もちろん辛いこともありました。では、気になる留学事情をプラスな面とマイナスな面、両方の視点から、あくまでも私の経験からですが書いていきたいと思います。    レッドランズへの留学は学部留学のみとなっていて現地の学生に混ざって普通に授業を受けるという内容でした。正直なところ、最初はいろいろと苦労しました。やはり実際のアメリカ人の会話を聞き取るのは難しいし、またあの早い会話のテンポに入っていくことができませんでした。聞き取るのに集中していたら話すことに手が回らなかった状態です。一番難しかったのは授業でのディスカッションでした。プロフェッサーの話を理解するのに必死なのに、その上それを踏まえて話し合いなさい、なんてほんとに困りました。しかもカリフォルニアにはたくさんの人種がいたので様々なアクセントに出会えることが出来ましたが、逆に言うと本当に私たち日本人からは聞き取りづらいアクセントを持っている人もいて、もう何が何だかという状態でした。しかも、その上課題も多く日本とは比べものにならないくらいです。二日後までに数十ページのリーディングや、レポートなど外国語学部にいてもそんな量の英語に触れることなんてなかったので慣れるまでにとても苦労した記憶があります。    また、他の国からの留学生がちらほらと居ますが、留学生と思わない方がいいでしょう。つまり、彼らは英語を話せて当たり前の状態だったのです。みんなインターナショナルスクールあがりや英語圏に在住経験有りなど様々なバックグラウンドを持っていました。私も英語には少し自信を持っていましたが、この最初の期間で見事に打ち砕かれました。たぶんここでどう切り替えていけるかが私だけじゃなく他の人にも言えるのかなと思います。そもそも英語が流暢に話せていたら留学までくる必要なんてないだろと、話せなくて当たり前だろと切り替えて、その日からより積極的にいろんな人に喋りかけに行きました。それは授業中であったり、図書館であったり、学食で少し面識があれば一緒に座っていいかと聞くだけでとても歓迎してくれます。最初はうまく聞き取れなくても集中していれば聞ける割合も増えてきて、またその中からみんながよく使っているフレーズなども耳にしてそれを他の友達との会話で試してみたりと、単純なことですが話せば話すほど上達は早いと身をもって実感しました。おそらく大切なのはそれをどう実行していくか、どれだけ続けられるかだと思います。もうおかげさまでメンタルがすごく鍛えられました。    そんな英語がたどたどしいお子ちゃまも、時に助けてもらえたのが日本語のクラスの学生でした。正直日本に興味のある人は多く、何人かは日本語のクラスをとっていなくても旅行に行ったことがあったりします。その中の一人、シェイリンちゃんという子と友達になり、面倒見もいいし、トークが好きなので話す機会をとても設けられました。ちなみに、冬休みはこの子の家に泊めてもらいました。ホームステイというやつです。とてもリッチなので丸々一部屋、バスルームとソファー、テレビ付きを借りることが出来ました。お母さんはシングルマザーできれいな人でとても歓迎してくれました。後半お金がないときに訪問した時には50ドルお小遣いとしてくれました。とても感謝しています。    大体留学開始から二、三か月すると通りすがりに会った友達に挨拶してスモールトークできるくらいになりました。そんな時期に私はジャレッド君という一年生の子と友達になり、彼の友達を紹介してもらったりして一気に輪が広がっていきました。パーティーにも一緒に行ったり、みんなで遊んだりしました。一週間程度春休みがありその時はジャレッドの家に泊めさせてもらいました。ロサンゼルス付近に住んでいたのでダウンタウンや、いろんなおいしいお店にも連れていってもらえました。    友達のおかげで後期の授業が始まったときに、前期よりも理解できて自分の力の上達を感じることができました。前期はだいたい半分くらいしか理解できなかったのが、後期では八割くらいは理解できました。一番の上達は、授業でのディスカッションに参加できたことです。相手の意見を聞いて反応したり、自分の意見を言う、そういうことが本場で出来たことにとても嬉しさを感じたのを覚えています。また、重要なのは英語が上達するにつれて英語を使うことへの躊躇がなくなり会話のテンポもよくなっていきます。そうなることですぐ人に話しかけられるし、またそれで友達が出来て今度遊ぼうぜとなったりして、英語を使う機会が増えるという好循環が生まれました。最初がいくら辛くても、諦めずに続けていればしっかり自分の力になるのだと改めて思いました。いったん話しかけてしまえば基本的にみんなとてもオープンな性格なので普通に喋ってくれます。そこはやはり日本人も見習うべきフレンドリーさだなと思いました。    なにより、一番時間かかったなと思うのが現地の人のツボです。おそらく笑いの感覚が一番その国、土地の文化が出るのかなと思いました。カリフォルニアは人種が多いのでけっこうそれに関したブラックジョークが一番簡単にウケました。もちろん使うタイミングはしっかり注意しないとダメなのですが、そういうことを言える仲になったら試していただけるといいです。あとは基本的にはくだらないことが大好きなので深く考える必要はありません。やはり、留学に行くとなったらおもしろい人になりましょう。面白ければ人が寄ってくるし友達になるのも簡単です。ただ普通の何の変哲もない会話を英語で出来てもつまらないですよね。また、より面白くするためにいろんな言い回しもあるのでスラングも結構学べたりします。そんないろんな経験をさせてもらえたみんなにとても感謝しています。世界にはいろんな人がいていろんな考えを持っています。そのことを実感し自分の世界がより広がりました。この一年の留学で様々なことを乗り越え、身につけて、感じて、こんなに自分を成長できる機会は二度と来ないかなと思える留学生活でした。

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レッドランズ大学

レッドランズ留学体験記
内田 悠間
英語コミュニケーション専攻4年
2017年8月~2018年5月

  私は、アメリカのカリフォルニア州にあるレッドランズ市のUniversity of Redlandsに2017年の8月から2018年の5月まで留学していました。8月22日羽田空港から、カリフォルニアのLAX国際空港に行った日がつい最近のように感じるほど9か月という月日はあっという間でした。今まで海外に行ったことは何度かりましたが、海外に旅行に行くという期待感、楽しさは全然なく、不安でいっぱいだったのが懐かしいです。   私は留学に行くと決める前、本当にこのレッドンズ大学に留学するか迷いました。理由は簡単です。就職活動があったからです。自分は行くと決めたころは3年だったので、ちょうど帰ってきて5月の時点では、もうすでに就活は始まっているという感じでした。実際どうしても行きたいと思ってTOEFLの勉強を始めましたが、なかなか伸びず、最後の最後で基準点に達したのが事実です。しかもジャスト500点。テストを受けていたものの、半分諦めていたので、どっか半年ぐらい留学して就活にあわせようとしていたので、点数が返ってきた時は、うれしさというよりどうしようのほうが先でした。今思うとその悩んでいた時間は無駄でした。やっぱり、そこで行かないと行かなかった時後悔すると思い、提出書類の締め切りギリギリで行くことを決意しました。   留学に行くことがいいかって言われるとの安否両論あると思います。メリットもあればデメリットもあると思います。正直昔は海外に行くこと英語力を上げるのに一番近く主な方法だったと思いますが、今ではインターネットの普及により、オンライン英会話や、1対1でネイティブの人とあって英語を習うといった方法だってあります。海外の映画を見るとしても、DVDショップに行かなくても、月額1000円以下でhuluやNetflixに登録すれば、一か月いつでもネットさえつながっていれば、ネイティブの英語を聞くことだって可能だし、方法はたくさんあると思います。わざわざ、遠く離れた異国に日本という治安のいい国を離れ、1年大体300万と多額の金額を払って英語を学ぶ必要があるのか、この金額をこうした方法に投資したほうがいいのかもしれません。つまり日本にいても、ストイックに意識すれば、海外に行かなくても、英語力は上げるとこができるということです。   しかし、私は、留学して一番の目的である英語力の大幅な向上はもちろん、このお金では解決できない経験、出会い、価値観の変化があったと思います。慣れない環境、異国の地に身を置くとう環境の変化は自分をさらに成長させてくれました。また、私はESLの授業ではなく、ネイティブと一緒に授業を受ける交換留学にすごくこだわりましたが、実際アメリカに留学に行きたいと思うなら、どこに行っても、どの授業であっても変わらないと思いました。確かにカリフォルニアは、アジア系の人が多く、多種多様な人種がいました。けれど、みんな英語を話すし、結局のところ、アメリカに行けば、英語を話す人は周りにたくさんいます。それに対して、どう行動するかは、人それぞれだと思いますし、個々の留学に対する目標によって変わると思います。また、ホームステイか寮という選択肢もあるかもしれません。   私は、学部留学に加え、カリフォルニアといえば、ディズニー、Hollywood、LAなど場所も考慮して選びましたが、意外と、LAのダウンタウンは治安が悪かったり、物価は高いし、大学はすごい田舎だし、想像していた場所と違っていたり、それも行ってみないとわからないことだと思います。レッドランズは寮でしたが、金曜日や週末は、寮でルームメイトや友達とお酒を飲んだり、パーティーをしたり楽しかったです。日本のように寮の門限などないし、男子寮、女子寮でわかれてないし、とても自由でした。All Genderのトイレがあるのも日本じゃ考えられないことだなと思いました。今まで、電車で家から学校までdoor to doorで片道1時間半かけて通っていた生活と比べると敷地内に教室があるというのは朝早くから満員電車に乗るというストレスもなくとても最高でした。   授業に関しては、正直とてもつらかったです。アメリカの授業は、100、200、300、400と授業別に、レベルがあり、そのレベルに応じて、課題の量や、難易度が異なります。1つだけ200番をとりましたが、100番の授業ですら大変でした。とにかくリーディングの課題がおおく、平日は図書館に夜遅くまで残り朝を迎えていたのが懐かしいです。時には、リーディングの課題が終わらず、授業に行き、教授に指名されないか怯えていたのも今ではいい思い出です。また、ペーパーの課題では、忙しいのにも関わらず、時間を割いて添削してくれたネイティブの友達にはとても感謝しています。彼らのヘルプがなかったら単位も取れていなかったです。またこうした友達といまだに、Snapchatやmessangerとやり取りが続いているので、彼らとの交流はこの先も大事にしていきたいです。このような出会いは、必然ではなくやはり自分から行動しないとうまれないものだというものも学びました。また、彼らが日本に来た時は、最高なおもてなしをしたいです。   最後に、留学は、貪欲にたくさん行動した者勝ちだと思います。そのぶん失敗や後悔もついてくると思います。あの時こうしとけば、ああすればよかったなって後悔や失敗は私にもたくさんありました。けれど、行動しないとそれすら生まれません。そして、レッドランズの留学を考えている人で、自分の語学力が不安で躊躇している人、全然大丈夫です。そんな心配をしているなら、今のレベルを上げることに努めたほうがいいともいます。実際に行ってしまえば、なんとかなるものです。自分は大学1年の時一番下のクラスでした、そんな自分でもレッドランズに行けて、単位もとれました。私も行く前にすごく語学の面で心配しましたが、すごく無駄でした。考えるより行動。これから先、レッドランズを目指している学生が一人でも多く増え、多くの学生が、実りのある留学生活を送ってくれたらいいなと思います。

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レッドランズ大学

レッドランズ留学体験記
佐伯 亮哉
英語・英米文化専攻3年
2015年8月~2016年5月

  アメリカのカリフォルニア州にあるレッドランズ大学に約1年留学して本当に良かったと思います。英語圏に行くのは初めてで何もかもが新鮮で、時には慣れないことに挫けそうになりましたが、この留学中に多くのことを体験して英語力は自覚できるほど上達し、それと共にコミュニケーション能力や独立心を養うことができ、視野が広がったと感じています。   レッドランズ大学はとても小さな大学で多くの学生が寮に住んでいるので友達を作るのは比較的他の大学と比べたら簡単だと思っていましたが、サークルやイベントなどに積極的に参加しなければ全く遊ぶほど仲の良い友達はできないと思いました。アメリカの個人主義を感じたのは授業の時でした。日本では友達と一緒の授業をとって一緒にいったりすることがあると思いますが、アメリカ人はそんなことはする人はほぼいないと感じました。また、授業では仲良く話していても授業が終わると他人のように帰って行ったりする人が多いのでなかなか授業で友達を作るのは大変だと思いました。個人的に入りたいサークルなどは全くなかったため何にも入りませんでしたが何か無理してでも入っていればもっと友達の輪が広がっていっていた気がします。   しかし、レッドランズでは意識の高い生徒が多いので、社会的問題に関するイベントや、環境に関するイベント、色々な場所に学校のシャトルで連れてってくれるフィールドトリップやアウトドアプログラムがあるのでそのようなイベントにはできるだけ積極的に参加するようにしていました。その中で一番印象に残っているのがキャンプにいってアイデンティティーや社会構造について議論しにいくイベントです。留学してから1ヶ月ほどたった時にアメリカ人の学生に「アメリカ人のアイデンティティーとか学びたいならこのイベント来なよ!」と誘ってくれて行ったのですが最初は不安でした。いざ行くと男女共同の8人部屋でバスルームも男女20人共同でアメリカ人はこれが普通かのように振舞っていたので、アメリカに来て初めてのカルチャーショックを受けました。しかし、アメリカ人がアイデンティティー、社会、ジェンダー、人種、政治などについてどのように考えているのかがディスカッションを通してわかったのでとてもためになり自分の持っている価値観を見直すきっかけになりました。   またカリフォルニアはアジア系が他の州と比べると圧倒的に多いので、カリフォルニアにいても英語が話せれば外国人扱いをされることはとても少ないと感じました。また色々な国から移民して来ている人がいるので、英語を十分に話せない人や強いアクセントを持っている人も少なくないので色々な英語に出会えます。またヒスパニック系の移民が多く、レッドランズは高齢の白人が多いエリアですが、ヒスパニック系が多いと思ったのでスペイン語を話せていればもっとよかったなと思いました。冬休みではコロラドにある友達の家にクリスマスの時期に招待してもらったのですが、アジア系がいなさすぎて全く違う国にいるような感じがしました。州ごとに様々な特色があるのがアメリカの醍醐味だと思います。   レッドランズ大学の授業は留学前から厳しいと聞いていたのですが、想像を絶した厳しさでした。1学年で留学生は20人以下しかいないので留学生に対するサポートをしてくれる先生はいますが、まったくアメリカ人の学生と同じ扱いをする先生もいます。レッドランズ大学にはESLがなく、全ての科目がアメリカ人と一緒に受ける通常のクラスなので、英語でアカデミックな内容をある程度聞き取れなければ全く授業についていけません。全くパワーポイントや黒板を使わないで授業を進め、口で言ったことを全てメモしなければいけない授業もありました。また全ての授業が少人数制で多くても1クラス25人程度なので大体のクラスがディスカッションをベースとしたクラスで、毎日大量のリーディングを読み、予習して授業に望まなければいけませんでした。リーディングが多すぎるので質よりも量が優先になってしまうのでわからない単語を調べていると間に合わない時もあったりしました。しかしそれをこなしていくうちに自分の英語が自然と上達していっている感覚があったので頑張ることができたのだと思います。アメリカ人の友人も忙しい中、時間を割いてエッセイを添削してくれてとても感謝しています。また、友人と遊ぶのはスピーキングが練習できる良い機会なので、勉強で忙しい時もある程度は友達付き合いを大事にし、勉強と遊びのいいバランスを取ることが大事だと思います。   実際に留学に行ってみて、留学先で自分がどれだけ頑張れるか、マイノリティーとしてたくさんのことを経験する覚悟があるか、また自分をある程度変えられることが出来なければ留学に行くだけでは何も得られないということがわかりました。自分から変化を求め、何かを自発的に始めようとしない限り得られるのは少ないものしかありません。失敗をして恥ずかしい思いをしてでも自分から行動を起こすことが重要だと体感しました。そうすることで新たな目標ができ、それを達成することで成長していくものなのだと感じました。また、留学をサポートしていただいた方々には感謝しています。自分の経験を生かしてもっと多くの学生に留学をして異文化を体験してもらいたいと思っています。

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体験者による留学先紹介

レッドランズ大学への留学経験者が留学先をご紹介します。