淡江大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Tamkang University

淡江大学

淡江大学

25137 台湾 新北市淡水區英專路 151 號

http://www.tku.edu.tw

プログラム概要

英語 中国語
沿  革 1950年に淡水英語専門学校として設立し、その後淡水文理学院となり、1980年に淡江大学 となる。現在では8学部、18の博士課程、46の修士課程、48学科がある。約64万m²に及ぶ四つのキャンパス(淡水・台北・蘭陽・網路キャンパス)に約27,000名の学生が学ぶ、台湾では有名な私立総合大学となった。教員数は約2.100名。台湾の最北部に位置し、台北市よりMRT(都市鉄道)で約30分。淡水の山々にも囲まれ、自然環境にも恵まれている。
特  色 ◆中国語専攻:他の留学生と合同の「華語班」(レベル別中国語)の授業と選択科目を履修する。
◆JIC 専攻:華語班の授業と淡江大学日本語学科の演習・講義をあわせて履修する。18~20単位履修できる。一部の授業は本学の中国語専攻の学生と一緒に勉強するので、本学の中国語専攻の授業を聴講する等、事前に勉強しておくことが望ましい。
◆英語専攻:淡江大学の英語学科に留学し、英語と同時に中国語も学習する。他学科の英語で開講される授業も履修できる。中国語は留学生用のレベル別華語班の授業を受講する。
◆IEC 専攻:中国語専攻、英語専攻のどちらのプログラムにも参加できる。
◆GB専攻:英語又は中国語で専門科目を履修する。中国語は「華語班」の授業を履修する。
宿  泊 寮は1989年に建築された「麗澤国際学舎」。同じ部屋で本学をはじめとする世界各国からの留学生と淡江大学生が共同生活する。2011年に改装された (4人部屋) 。寮費は麗澤大学に支払う。*2023年春はコロナ感染対策のため、全員淡江学園で寮費は免除された。 
生  活 淡水河の河口近くの高台にあり、キャンパスからは台湾海峡を一望の下に見渡すことができ、 台湾海峡に沈む夕日の眺めは台湾一の絶景のひとつといわれている。パノラマエレベーターを備えた大学本館、明朝スタイルの宮殿教室などが点在しており、キャンパス内には整備の整 った陸上競技場、レストラン、購買部などがある。海鮮料理が美味。大学周辺にはスーパー、 コンビニ、飲食店が多数あり、生活に不自由はしない。寮前から台北市内へのバスも出ている。 クラブ活動、同好会が盛んで自由に参加できる。淡江生の友人がすぐにでき、とても親切でホームステイも気楽にできる。グループ留学期間中は、全員先方大学の管理の下で生活する。
条  件 ◆中国語・グローバルコミュニケーション専攻:中国語基礎演習Ⅳを修了していること。
◆JIC専攻:中国語ⅢまたはⅣを修了していること。または同等の実力を有すること。
 ※留学できる年次の条件など詳細については、専攻に確認のこと。
◆IEC専攻:中国語ⅢまたはⅣを修了していること。クロス留学は下記条件を満たす事。
◆英語専攻(英中クロス):留学時点で中国語Ⅰ、Ⅱかつ中国語特別演習A,もしくはBを修得済みであること。留学前までに、中国語Ⅲの履修を強く推奨する。英語は、TOEFL ITP 470点またはTOEIC 550点以上。*英語2専攻の学生は申込時にGPA1.5以上が必須。
◆GB専攻:HSK3級か同等の語学力がある事。英語で専門科目を履修する場合TOEFL ITP500相当の語学力、中国語で専門科目を履修する場合HSK4級以上の語学力がある事。
留学時期 ◆中国語・グローバルコミュニケーション専攻:3年次第1学期の半年間が原則
◆IEC専攻 :2年次第2学期の半年間、3年次第1学期の半年間が原則
◆JIC専攻:2年次第2学期または3年次第1学期からの半年間または1年間。
◆英語専攻(クロス):2年次第2学期または3年次第2学期からの半年間または1年間。
◆GB専攻:2年次第2学期または3年次第1学期からの半年間または1年間。
担当教員 邱 イー琪(中国語専攻)、田中(英語専攻)、松島(IEC)、大関(JIC専攻)、陳(GB専攻)
特記事項 麗澤留学奨学金・淡江大学国際交流奨学金 *年間3名(又は学期6名)の授業料免除による交換留学制度あり。

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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淡江大学

台湾留学を終えて
五十嵐 叡飛
中国語・グローバルコミュニケーション専攻3年
2023年2月~6月

   2023年の2月から2023年の6月までのおよそ半年間、私は台湾北部に位置する淡水区の淡江大學に留学しました。半年間というのは本当に短く、今では台湾に来たのがつい最近の事のように感じます。さて今回は私にとって大切な経験となったこの半年を振り返って、感じたことや学んだことを皆さんにお伝えしたいと思います。    まず私は留学に行く前に自分なりに軽い目標を立てました。それは私の中国語能力の程度を知ることです。私は両親が中国人であるのにも関わらず中国語がほとんど話せませんでした。しかし、大学生になり中国語を学び始めるとやはり今まで培ってきた聴く力のおかげか中国語の上達は早く、少し驕ってしまう部分がありました。なので中国語しか話せない状況下に身を投じ、自分の実力の程度を可視化することを今回の留学の目標として過ごしました。目標を立てることは自分のやるべきことが明確になり、行動がしやすくなるのでおすすめです。    2月10日、松山空港に到着した時は期待と不安が入り混じった複雑な感情でした。今まで一人暮らしもしたことがなかったので、4ヶ月という長期間親元を離れるという状況が新鮮に感じました。さてまず私が台湾に来て感じたのは、やはり日本のものが多いということです。日本でも展開されている飲食チェーン店はもちろんのこと、衣服類のチェーン店や大手雑貨店など幅広いジャンルの日本企業が展開されていました。台湾は親日だということもあり、日本人にとっては馴染みやすい環境だなと感じました。また、食事代もかなり安く、日本円で言うと大の大人がワンコインで満腹になる程です。現地の食文化としては油多めや甘めなど味が濃いものが多く、新鮮な生野菜サラダのようなものは少ないように感じました。自分のお腹と相談して食事を摂ることが大事です。    その次に環境についてです。私たちは2月に留学に行ったのですが、正直1枚上着を羽織る程度で十分に感じました。その後4月5月と湿気の強いムシムシした暑い日が続くので冬服は余り持って行かない方が荷物にならなくていいと思います。また、先ほども言ったように湿気が強いので、カビが生えてしまいます。なので除湿剤を現地で買っておいた方がいいと思います。でなければ今頃洋服は全てカビだらけになっていたかもしれません。さらに台湾は日本に比べてバイクや屋台などが本当に多いです。そう言った排気ガスや煙などが多く充満しています。もし気になるようでしたら、現地でファブリーズ等を買っておくことをお勧めします。また、私は現地でデビットカードから現金がおろせなくて焦ったのですが、それは銀行で海外ATM利用を停止中にしていたために起こってしまいました。これを利用可にしておきましょう。    その後私たちはバスに乗り寮へ向かいました。寮は淡江大學から歩いて10分のところにある「淡江學院」というところでした。内装としては一般的な寮と遜色なく、難なく過ごすことができました。しかしやはり髪の毛や砂、カビ、ホコリなど気になる部分は多く、寮について1日目はみんなで掃除道具を購入し、入念に掃除をしました。    続いて授業についてです。私たち交換留学生が絶対に取らなければいけない中国語の授業は午後6時ごろにあります。この授業は初日に受けるであろう簡単なウェブテストと会話テストでレベルを測り、自分に合ったレベルの授業を受けることができるので安心です。その他にも全員台湾人の普通の授業を取ることもできますし、自分の興味のある授業を取ることもできます。私は『四書』という授業を取りました。その際は担当教員と話をしておくと、お互いに確認が取れて授業やテストの時がスムーズです。また、使用するアプリも異なっていて、授業の課題を提出するときは「google classroom」「gmail(授業が始まる前に自分のメールアドレスがわかる。その後各々担当教員のメールアドレスを聞いてそこに提出)」を使用し、授業の出席を取るときは「iclass」「Tronclass」、先生と連絡を取るときは「gmail」「MSteams」、テストの教室や座席等を知るには「TKU I Life」を使用しますので、忘れずにインストールを強く推奨します。    台湾に来て特に思ったことは、皆さん優しくて日本人のような壁がなく、気軽に話してくれます。中でも私が特にお世話になった台湾人の「あずさ」さんと「よう」さんは日本語もすごく流暢に話せて、日本人と話すことが大好きな子なので、もし淡江大學に留学する際は気軽に話してみてください。日本人との交流会など多くのイベントに参加しているので、一緒に話してみると楽しいと思います。    私が台湾留学に来て心の中で掲げていた言葉があります。それは「旅の恥はかき捨て」という言葉です。これは良い意味でも悪い意味でも捉えられがちですが、私の中での解釈は「恥ずかしがるな、少しでも挑戦したいと思ったなら迷わず行動する」です。これは決して旅の中だから何か羽目を外して悪いことをしてもいいだろうというわけではありません。店員さんと中国語を用いて軽く会話をしてみるだとか、いつもなら出来ないけど前に出て発表してみるだとか、日本ではできないような挑戦的なことを積極的にやってみるということです。そうすれば発表や発言のハードルが下がり、日本でもできるようになると考えました。私自身かなり消極的かつ内向的な性格なので、発表や発言、ましてや友達を作ることでさえもままならない性格でした。しかしこの台湾留学を経て、内向的な性格に終止符を打てたらなと思い、この言葉を掲げました。実際に私は淡江大學で毎年行われている「中国語スピーチ大会」に自ら立候補し、見事全体第二位を獲得することができました。有言実行することができ、自分の中の可能性に自信を持つことができました。    この留学を経て私は人間として大きく成長することができたと思います。自分から友達を作りに行ったり、普段はできない発表やスピーチに積極的に参加したり、積極的に外に出て観光して、道ゆく台湾人に声をかけたりと、内向的な性格から脱出できた気がします。また留学に行かせてくれた両親や留学のデジタル面でたくさんお世話になったバイト先の先輩方、中国国籍の私を留学に行かせるべく支えてくださった先生方には本当に感謝しています。家に帰ったらようやく家族と中国語を用いて会話ができるのが楽しみです。皆さんも淡江大學に留学に行ったら上記のことを参考にしてみてください。楽しい留学ライフが送れることを願っています。

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台湾留学体験記
松澤永茉
中国語・グローバルコミュニケーション専攻4年
2022年9月~2023年6月

   コロナ禍で留学に行くことができるのか、ままならない状況でしたが、沢山の方々のサポートもあり留学が実現しました。今までも海外には何度か足を運ぶことはありましたが、1年という長期間を使用して海外にて生活を送るということは無かったので出発前はワクワクした気持ちもありつつ、緊張も大きかったです。コロナ禍ということで台湾についてから1週間ほど隔離の経験もしました。異国の地で外に出ることもできず友人とも会えず、非常に辛い時間だったことを今でも鮮明に覚えています。    隔離期間を終え、大学のある淡水へ初めて訪れた時は”いよいよ始まるのか”と心を躍らせました。留学先での現地の人々との交流を楽しみにしていましたが、想像とは全く異なり、中国語のスピード感に圧倒されてしまい初日から心が折れてしまいました。しかし、同じ状況で共に成長を目指す仲間や、現地の淡江大学の学生も含め、多くの素敵な方々に恵まれ、1年間の留学期間を非常に充実させることが出来ました。    〜台湾の人々〜    私は淡江大学にある寮で生活を送りましたが、部屋は台湾人2人と日本人2人の4人部屋でし た。台湾人の子達は日本語学科の1年生で、日本語を学び始めてすぐの段階の子たちだったので、私たち日本人に対しての接し方を難しく感じていたと思います。ルームメイトとのコミュニケーションは中国語を使用しつつ、分からない単語であったり上手く伝わらない時は英語を用いたりと試行錯誤しながらコミュニケーションを積極的に取ることを心がけました。留学期間の最後の方には台湾人のルームメイト達も覚えた日本語を使って一生懸命私たちと会話してくれたのでその姿勢に嬉しさを感じました。ルームメイトだけでなく、淡江大学で出会った人々は常に私のことをサポートしてくれる方ばかりでした。ルームメイト以外の台湾人達とも一緒にご飯を食べたり、旅行をしたりとたくさんの思い出を作ることができました。また、先生方も素晴らしい方ばかりで、常に留学生である私たちのことを気にかけながら丁寧に授業を行ってくれました。    留学生向けの授業を主に受講していたこともあり、周りの生徒たちも外国人だったので国を超えての交流も楽しむことができました。ほぼ毎日行われる中国語の授業では基礎から中国語を学びなおすことができ、自分が中国語を根本から全く理解出来ていなかったことに驚きつつ、毎日の授業の大切さを身に染みて実感しました。また、日本の学校では中々体験できないような博物館の見学が出来る授業や書道の授業など個性的な授業を受講できたことも自分にとって良い経験となりました。1年間ずっとお世話になった中国語の先生と離れることが寂しくて、授業の最終日には感謝の手紙を渡しました。    また、学生や先生方だけでなく、台湾で出会う多くの方々は本当に心の優しい方ばかりでした。台湾に来てからタクシーを利用する機会が増えたのですが、毎回タクシーに乗ると、タクシーの運転手さんが私の聞き取りやすいスピードで話しかけて下さり、車内を明るい雰囲気にしてくれました。お店の店員さんも私のつたない中国語を一生懸命理解してサービスを行ってくださったり、洋服屋さんでは台湾人のおばあさんが洋服を選んで欲しいと話しかけてくれたこともありました。積極的に話しかけてコミュニケーションを取ろうとしてくれる台湾人の方々と関わることで、自分も更に積極的にならなければいけないと奮起しましたし、元気をもらうことができました。    〜台湾の風景、食、雰囲気〜    台湾の街並みは日本の風景とそれほどかけ離れていなかったのでギャップを感じることはほとんどなく、過ごしやすかったです。良い意味でギャップをあまり感じない台湾でしたが、夜市と台湾の神社や寺を訪れた際は驚きが大きかったです。夜市は台湾ならではのスポットですし、毎日お祭りのような雰囲気で訪れた際には毎回とても楽しい気持ちになりました。多くのお店が立ち並び、食べ物や飲み物だけでなくゲームの屋台が多くあるのも特徴だと思います。そして、台湾では夜市にいる際にお酒を飲む方はあまりいないため酔っ払いと呼ばれるような方々をみかけることがほぼありません。非常に治安の良い場所だと思います。    台湾の食べ物は本当に美味しくて、時々日本食が恋しくなることもありましたが、食生活の面で台湾にいることを辛いと感じることは全くありませんでした。台湾といえば小籠包や豆花、タピオカなど多くの代表的な食べ物があると思いますが、私が特に多く摂取していた食べ物は蛋餅という朝ごはんメニューです。クレープのような生地に中の具材をえらぶことができ、自分の好みの味を注文することができます。この朝ごはんがとても美味しく、ほぼ毎日のように食べていました。台湾では朝早くから多くの朝ごはん屋さんが開店しているので、朝ごはんに困ることは一切ありませんでした。しかも、値段も非常に安く、蛋餅は高くても50元(日本円で250円ほど)なので金銭的にも有難かったです。大学の近くに多くの食べ物のお店がありましたし、寮の下には食堂もあったので毎日色々なメニューを食べることが出来、ご飯の時間が楽しみでした。 そして、台湾の神社や寺に関しては、私が台湾で一人で神社やお寺に出向き、その雰囲気に浸 るということにハマっていたので、よく足を運んでいました。日本の建造物より見た目が鮮やかな印象を受けました。とても新鮮でたくさん写真を撮りました。どの神社や寺に出向いても多くの方々が訪れてお祈りをしていて、日本との参拝客の人数的なギャップを感じました。お祈りをしたり、おみくじを引いたりと神社やお寺での時間を有意義に過ごすことが出来ました。    〜まとめ〜    台湾では時間を大切に過ごすことが出来たと思います。前期は日本との環境の違いからか病気になることが多く、アナフィラキシーショックになって命の危険にさらされたこともありました。後期にはスーツを購入し就活を行うなど、毎日の授業や課題、テストをこなしながら色々な体験をすることができました。病気になったことは良い体験だったと言い切ることはできませんが、健康でいることの大切さや助けてくれた周りの方々への感謝など、病気にならなければ感じられなかったことを感じることができました。就職活動も無事に終わらせることが出来、異国の地で1人黙々と就職活動を行った自分に自信を持つことができましたし、精神的にも強くなったと思います。このように言語の面だけでなく多くのことを留学を通して発見し身につけることが出来ました。自分にとってこの留学経験が素晴らしいものであったと心の底から言うことができます。このような機会をくれた麗澤大学の方々やサポートして頂いた方々に感謝しています。

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台湾留学体験記
三本松英那
中国語専攻2年
2019年9月~2020年1月

   私は2019年8月31日から2020年の1月11日まで台湾の淡江大学に留学していました。今回は長いようであっという間だった私の留学生活を振り返りたいと思います。    まず、台湾に到着してからの毎日は自分の中国語と英語のできなさに落ち込み、反省する日々でした。日本での授業では、テストで点数を取り、単位を貰い、進級することにとにかく必死になり、進級できて無事台湾に留学できることが決定し満足していましたが、いざ台湾での生活がスタートすると日本の授業で学んだ沢山のことが思うように活かせず、いかに自分がアウトプット出来ていなかったのかを痛感し、日本で学んだことが身についていなかったことにとても反省しました。また、台湾での留学生活は毎日が刺激だらけでとても楽しいことが沢山ありましたが、大変なことも沢山ありました。特に大変だったことは週二回の英文(一)という英語の授業です。TAの方が指導してくださる演習の授業では1つの課が終わるごとにグループでのプレゼンがあり、周りの年下の台湾人の子たちに助けてもらいながらとにかく授業についていく事に必死で、同じグループの子達には沢山の迷惑をかけてしまいましたが、皆嫌な顔せずに中国語と英語を駆使していつも助けてくれて本当にありがたかったです。    正課の授業では定期的に英単語テストがあり、日本のように紙に中国語の単語が既に書かれており、該当する英単語を回答していくのかと思っていたところ、想像とは大きく違い白紙が配られ、先生が中国語を言い、それに該当する英単語を白紙に回答していくという形式で中国語のリスニングも上手にできないと点数を取る事が出来ないため、私は毎回本気で満点を取るつもりでクラスの誰よりも勉強時間を費やしたと自信を持って言えるほど真剣に勉強しましたが、頭の中で瞬時に中国語の単語を思い浮かべ、英語に変換するということが思うようにできず毎回思うような点数は取れず、あまりにも努力が報われず悔しくてテストの度に心が折れていましたが、振り返ってみると膨大な量の英単語の意味を中国語で暗記するということは日本では体験したことが無かった為、とてもためになる良い経験になりました。それと同時に、日本では下がり続けていた英語の学習に対するモチベーションも上げることができました。日本では中国語の勉強だけでいっぱいいっぱいになっていましたが、台湾での英語の授業を通して周りの年下の台湾人の学生と比べてみると自分の英語の出来なさに恥じらいと危機感を感じたため、これからは中国語だけでなく英語も疎かにせずしっかり勉強しようと改めて強く感じました。    留学生活で楽しかったことは、麗澤寮での生活です。特に台湾人と韓国人のルームメイトと共に生活する部屋での毎日が本当に楽しく、中国語だけではなく韓国語を話す機会も多くあり、中国語と韓国語に同時に触れることができ、個人的には今までにないくらいとても貴重な時間を過ごすことができました。留学が終了した今でも連絡を取り合えるルームメイトに出会えたことをとても嬉しく思います。また、私のルームメイトの台湾人が話す中国語は他の台湾人と比べてとても聞き取りづらく、留学が始まった当初はその子が話す中国語を思うように聞き取れず、偶然にも私の部屋は3人全員が韓国語での意思疎通ができたため、私は韓国語でのコミュニケーションに逃げてしまいがちでしたが、毎日必ず自分から中国語で話しかけるということを意識していくうちに聞き取りづらかったルームメイトの中国語も次第に聞き取ることができるようになり、中国語だけでのコミュニケーションが取れるようになったことが嬉しかったです。留学が始まった当初は、私たち留学生が聞き取りやすい中国語を話してくれる台湾人がいる部屋を羨ましく感じたこともありましたが、留学が終わった今、振り返ってみると聞き取りづらい中国語を話してくれる台湾人と同じ部屋になったことで大変でしたが、とても勉強になりました。そして、ルームメイトとは、毎週必ず2回は予定を合わせて全員でご飯を食べに行ったり、空きコマに買い物に行ったり、週末には遊びに出かけたりと沢山の思い出を作ることができました。    そして、留学生活を通して、様々な国の人や同じ日本人でも様々な地域の人と出逢うことができて、多少ではありますが語学力の向上のほかに、両親への感謝の気持ちを強く抱きました。人生で初めて親元を離れて生活をしてみて、自分が今までの人生どれほど両親に支えられて生きてきていたのかを痛感しました。日本では両親にやってもらって当たり前に感じていたことも留学中は必然的に自分でせざるを得ない環境であったため、留学前の自分と比べると少しは自立でき、成長できたのではないかと感じています。また、台湾での生活は日本での生活よりも時間に余裕があり、バックグラウンドの違う多くの留学生達と共同生活をしたことで自分自身を振り返る貴重な時間となりました。    最後に、とても刺激的で思い出に残る留学に行かせてくれた両親や、いつも困ったときに優しく助けてくれた沢山の台湾人や、ルームメイト、そして出発前から沢山サポートして頂いた国際交流センターの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。また、今の中国語力でまた新学期から中国語専攻に戻り、3年生として授業に参加することにとても大きな不安を感じていますが、気持ちを引き締め、今まで以上の努力を心がけて頑張りたいです。

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淡江大学

私の台湾留学生活
丸山海結
国際交流・国際協力専攻3年
2018年9月〜2019年6月

  私は2018年9月から2019年6月まで台湾の淡江大学へ交換留学をしました。これから私の留学生活を振り返っていこうと思います。   去年の9月1日、私の台湾での生活が始まりました。その時に思ったことは、以前の日本での生活がめまぐるしいほど忙しくて、台湾の留学生活をイメージすることはあんまりできていませんでした。留学の準備も本当にギリッギリ。なーんにも考えずに荷物まとめて台湾へ飛んで行ったことを今でも覚えています。せっかくの留学というのに本当にダメですね。私が台湾留学を決めたきっかけは、高校生の時から学んでいた中国語とそして英語学科に入って集中して英語を勉強できるということから、台湾の淡江大学へ留学を決めました。   台湾に向かうと中国語を勉強している国籍の違う友達、台湾人の友達と出会い、寮生活が始まりました。行って初めてわかった語学の大切さに気がついたのが前期です。前期は楽しいことよりも伝わらない、自分の言葉でうまく表現ができない、コミュニケーションが友人と取れないことに対してよく落ち込んでいました。その為、よく部屋で勉強をしていました。せっかく留学に来たのに勉強ばっかりでもったいないなと思う人もいるかもしれませんが、そのおかげでしっかりと身についた中国語を習得できたことは良かったと思います。外に出れば中国語を話さなければいけない環境にいるので、やはり断然伸びました。しかし、私は元々中国語学科でも英語学科でもありません。英語がうまく話せる訳でもなければ、中国語のレベルも中国語学科の子たちのように話せる訳でもありませんでした。だから、話すことに恐れていました。私の中で、前期は友達ともコミュニケーションを十分に取れなくて、とにかく帰りたいなって思ったこともたくさんありました。   中国語の授業は夜に週4ありました。私の先生は課題の量が多く、200字の作文、テストも毎週のようにありました。でも、私は中国語をどうしても伸ばしたかったので、後期もその先生の元で週2で読み書きの中国語を勉強していました。毎日中国語を勉強していたら、前よりもわからないことがなくなってきました。外国人の子たちとも徐々に中国語でコミュニケーションを取れるようになり、休日は友人と出かけたりしていました。   そして、私は前期と後期の間に一時帰国をしていました。2月に台湾へ戻ると、前よりも自分の話す中国語に自信がつき自然と自分の言葉で表現できるようになりました。言葉って不思議ですよね。後期はもっと中国語を活用していろんなことに挑戦していきたいという目標を立てました。私は日本語学科の授業を履修しており、先生に小学校で日本語教育のお手伝いをしてほしいということで、台湾の小学校と中学校を訪問し子どもたちと交流もしました。私自身、麗澤大学のカンボジアを拠点としている国際協力団体に入っていることから、カンボジアの子どもたちと台湾の子どもたちの違いを見つけることができたのも台湾だからこそできることで、中国語を少しでもできたから違った学びがあって有意義な時間を過ごすことができました。他には、自分の実力を測りたかったので、TOCFLという台湾での中国語検定を受けました。それは合否ではなく、自分のレベルが今どのくらいの位置にあるいうのを示してくれるテストです。自身はなかったのですが、自分が目指していたレベルまで到達できたので良かったです。   生活面では、そこまで困ったことはありませんでした。なぜなら、台湾では日本のことが好きな人が多く、日本語が話せる人もたくさんいました。日本製のものもたくさんあり、電車もわかりやすく、そこまで困ったことはありませんでした。ですが、一つだけあるとしたら、台湾は外食文化なので寮の中にもキッチンのコンロが一つしかなかったため、自炊を頻繁にすることができませんでした。台湾のご飯に飽きてくる時期も何回かありました。日本のチェーン店のお寿司屋さんもあったのですが、ちょっと高くてあんまり頻繁に食べることができなかったので、日本から持ってきていた味噌汁と台北の百貨店で納豆のパックを買ってきて、ご飯と一緒に食べていました。台湾ではスーパーで買うよりも近くで買って食べた方が安いというのと、何より寮にコンロが一つしかないというので気を使ってしまって、ほぼ買って食べていました。その上、台湾のご飯は油っこいものがたくさんなのと、タピオカが安くてコンビニ感覚でそこら中にあったので、本当に太ってしまいました。台湾のご飯は本当に美味しいです。私の口にあっていたのですが、台湾の独特な匂いが無理な人には厳しいところはあるかもしれません。でも、私が行ったことある国が、カンボジア、韓国、中国、アメリカとあるのですが私の中ではやっぱりコスパも良く、一番ご飯が美味しい国は台湾だと思います。あとは、交通費もとても安いです。私が住んでいた淡水から台北までは40分くらいあるのですが台北周辺で遊んだとしても1日400円くらいで済んでしまいます。日本より断然安いです。私が台湾に住んでみて良かった点はこの二つです。   そして、何よりこの留学で一番良かったことは語学習得だけではなく、いろんな国の人たちと出会えて、自分自身考えが豊かになれたことです。韓国の友達に卒業後のことを聞いてみると、みんなそもそも卒業時期はバラバラで自分のやりたいことをしっかりとやり終えてから就活するというイメージが強く、私も彼女たちのような中身のある人になってから、やりたい仕事に就きたいと考えました。他の外国人の子たちも自分の為にかけている時間をとても大切にしていて、日本人の私は3年生になったら就活をして、こうして、こうしてって考えていた中で、彼女たちの考え方を知れたことは自分にとって考え方が180度変わりました。このことも、留学したからこそわかったことだと思います。   私はこの経験を生かしたいということとコミュニケーションツールとしての中国語を忘れたくないと思い、最近中国語を使うアルバイトを始めました。留学は苦しいこともたくさんあったけど、今までの人生の中で一番有意義で、とても楽しかった10ヶ月でした。これからも中国語をもっと上達できるよう勉強を頑張ります。

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体験者による留学先紹介

淡江大学への留学経験者が留学先をご紹介します。