釜山外国語大学校

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

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大韓民国 釜山広域市金井区金セム路485-65, A棟202号

https://jpn.bufs.ac.kr/jpn/

プログラム概要

英語 韓国語
沿  革 釜山外国語大学校は1981年、キリスト教精神と民主主義理念に基づいて、国際社会に必要な人材を育成するために設立された外国語中心の私立総合大学。開校当時は各種外国語と経営など10学科であったが、年々新たな外国語や国際通商専門知識、情報技術に関する学科が新設され、1988年には大学院 ( 英語文学科・法学科 ) が設置された。1991年10月に大学校に昇格した。2014年には新しいキャンパスが南山洞に完成し移転した。国際的専門家養成のための特性化大学としてさらなる発展が期待されている。また世界各国の言語と文化、伝統などを経験できる 「世界文化センター」 が韓国で初めて設立された。略称はBUFS。
特  色 ◆英語・韓国語クロス:英語学部で英語による正規授業を履修し、韓国語文化学部において韓国語を履修する。韓国人学生とペアになって学ぶ科目も履修する。
◆韓国語プログラム:日本語創意融合学部で韓国語科目(留学生向け)、および日本語関係の専門科目を履修する。また教養としての英語科目(英語ネイティブ教員による)や韓国人学生とペアになって学ぶ科目も履修する。
宿  泊 学生寮2人部屋(各自の勉強机、鍵付きのロッカー、下駄箱など。各部屋にシャワー、トイレ、洗面台、有線LANなどの設備がある)。申請は学期ごとなので、申請期間は厳守。
到着後1学期分の寮費(+保証金)と食費(110食分)を支払う (現金で持参し入寮後、指定の銀行に振込む) *保証金は当該年度(3月~翌年2月)有効。退寮時、部屋の状態によって払い戻される。全員校内にある釜山銀行で口座を開設する。
生  活 気候は日本と変わらず、治安も抜群に良い。釜山広域市は半島の東南端に位置している大韓民国第一の港湾、海洋観光、国際会議の中心都市。釜山港は1876年に国際貿易港として開港以来、輸出コンテナ物流量は世界の第5位。釜山国際映画祭、釜山国際ロックフェスティバル、釜山世界花火祝祭などが開催される。地下鉄オレンジ・ライン南山Namsan駅が最寄り。駅からはキャンパスバスが運行している。
条  件 ◆英韓クロス:留学時点で韓国語Ⅰ、Ⅱを修得済みであること。もしくはハングル能力検定試験4級または韓国語能力試験2級を取得済みであること。留学前までに、韓国語Ⅲ、または韓国語特別演習A・Bの履修を強く推奨する。英語2専攻の学生は2年生で留学する場合、TOEIC400点以上、累計GPA1.5以上であること。3年生で留学をする場合、TOEIC450点以上、累計GPA1.5以上であること。(申込時) * GPA2.0以上が望ましい。
◆韓国語プログラム:韓国語ⅢまたはⅣを修了していること。または同等の実力を有すること。GPA2.0以上が望ましい。
 ※日本学・国際コミュニケーション専攻の場合、留学できる年次の条件など詳細については、専攻に確認すること。
留学時期 英語専攻・IEC専攻:2年次2学期から4年次1学期までいずれかの2学期間(2学期間が望ましいが1学期間でもよい)。
JIC専攻:2年次2学期から3年次1学期までの1学期間、または2学期間。
担当教員 森 勇俊(韓国語プログラム)/森 秀夫(英韓クロス)

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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釜山外国語大学留学体験記
野澤真央
英語コミュニケーション専攻3年
2022年9月~2023年6月

   私は、釜山外国語学校にクロス留学で1年間留学しました。一年という期間は長いようでとてもあっという間の毎日でした。周りの人にも恵まれ、充実した留学生活を送ることができたと思います。    まず学校では、韓国人の友達を作りたかったためタンデムという授業を取ったりサークルに入りました。大学には学科ごとにもサークルがあり、私は日本語学部のサークルに入りました。日本人と韓国人が交流できるサークルなのでそこで友達をたくさん作ることができました。サークルで一番思い出に残っているのはMTです。韓国には1学期ごとにMTという泊まりがけで飲み会をする文化があります。私たちは송정해수욕장というところで行いました。お昼頃から集まって浜辺でレクリエーションをしたり、夜には宿舎でバーベキューなどをしました。1学期のMTの時は暖かかったので海に浸かったりして楽しかったです。夜には浜辺で花火もしました。久しぶりにする花火で、とても綺麗でした。また、バーベキューではサムギョプサルをたくさん食べて楽しみました。韓国ではお酒を飲むときによく乾杯をするところが日本とは違うなと思いました。また、お酒を飲むときのマナーも少し学ぶことができました。お酒をもらうときはコップを持っていない方の手を添えて両手でもらうことです。また、焼酎を飲むときはみんなよく一気に飲んでいて日本とは違う文化をたくさん感じることができました。日本にはないMTに参加できてとてもいい体験になりました。サークルでは他にも様々な経験をすることができました。찜질방というサウナに行ったり、春にはお花見に行ったり、감천문화마을という観光地に行き한복という韓国の伝統的な衣装を着て体験することができました。サークルを通して韓国の文化を実際に体験し感じることができました。    学校の授業では、韓国語と英語の授業を取りました。韓国では受講申請をする際に抽選ではなく先着順のためみんなが取りたい授業を取るため必死に登録をします。人が一気に集中して一度サーバーがダウンしエラーになったこともありました。日本とは大きく違うので驚きました。また、韓国の大学は授業の時間も日本とは異なります。大体の授業が一コマ50〜60分の授業で、週に2〜3コマあります。授業の時間が日本の100分授業に比べると少し短いところが違います。また、出席のチェックをするアプリや課題の提出等をするアプリがありとても便利で日本とは違うと感じました。    学校外では、釜山の観光地もたくさんまわることができました。この一年を通して釜山のことがとても好きになりました。釜山には綺麗な海もありショッピングする場所やカフェなどもたくさんあり、程よく都会でとても過ごしやすかったです。韓国に行ってカフェの多さに驚きました。探さなくても歩いているだけでおしゃれなカフェが本当にたくさんありました。時間も22時など遅くまでやっているところが多いので、ご飯を食べたらカフェに行くことが多かったのですがこれも韓国の文化だと感じました。また、食事の際にも文化の違いを見ることができました。日本ではお箸を横向きに置きますが韓国では縦に置くことが基本です。また、基本で出てくるおかずがたくさんあり、ご飯の量も多かったです。キムチも大体毎回出てくるので本当によくキムチを食べるということを目で見て実感しました。韓国では私もよく食べていたのでキムチがないと恋しくなるようになりました。また、韓国では割り勘をするときに基本ケータイで済ませることができます。インターネットバンキングを使って送金することができるのでとても便利でいい文化だと思いました。また、クレジットカードや送金をできるお店がほとんどなので現金を全く使いませんでした。行く前からクレジットカードが発達しているとは聞いていましたが、こんなにも現金を使わないのは初めてだったので最初は驚きました。    また、長期休み期間には友達とソウルや大邱、慶州などに旅行に行きました。大邱には、タンデムという授業で知り合い仲良くなった韓国人の友達と行きました。授業を通して仲良くなれて、いい出会いに恵まれたと感じました。同い年の女の子なので、若者がよく使う言葉などたくさんの韓国語を教えてくれました。お互いに学びたい言語を話して一緒に遊びながらも韓国語を学ぶことができました。また、慶州には2回行ったのですが一回は授業を通していきもう一回は友達と行きました。秋と夏に行ったので慶州の違った姿を見ることができました。불국사というお寺が紅葉で有名でとても綺麗でした。また、お寺の色がカラフルなので日本とは違う雰囲気を味わうことができました。また、お寺について、韓国のお寺は山の中などに多くあるのですが、昔仏教が弾圧されていたという歴史の名残で山に多くあることを知ることができました。韓国の友達と一緒に行ったので私が知らなかった歴史の背景なども教えてくれてとても興味深かったです。    最後にこの留学を通して語学力の向上もそうですが、ここでしか出会えない人たちに出会うことができました。現地では韓国人の友達もそうですが日本人の友達もできました。この留学を通して新しい友人関係をたくさん築くことができました。周りの友達の支えもあり、ホームシックになることもなく充実した留学生活を送ることができました。友人たちに感謝しここでできた良い関係を今後も続けていきたいと思いました。現地で知り合った韓国人の中には日本に留学や就職しに来る人も多くいました。韓国で案内してくれたり、たくさんのことを教えてもらったので今度は自分が日本で恩返しをしたいと思いました。そのためにも、自分も日本のことをよく知り説明できるようになりたいです。また、韓国で感じたことは「情」という気持ちです。相手のことを思いやることの大切さや温かさをたくさん感じることができました。この情の気持ちを忘れず、韓国語の学習も引き続き頑張っていきたいです。

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憧れの韓国留学
浅利瞳
ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
2019年9月~2020年4月

   私は釜山外国語大学校に2019年9月から2020年4月まで、交換留学生として留学していた (当初は6月末までの予定であった) 。ここに留学することは3週間の短期を含め2回目だった。ここで過ごした約半年間は私にとって、かけがえのない特別な時間となった。    釜山外国語大学校のキャンパスは繁華街から少し離れた閑静な高地に位置しており、敷地が広く自然豊かである。釜山は日本からとても近く、気候も似ているため他の留学先と比べれば、馴染みやすい環境と言える。ただどんなに近くとも自宅ではないため、ホームシックにならないことはなかった。渡航して1週間は様々な書類や銀行の手続きや、生活用品の買い出しなどで忙しくしていて感じなかったが、授業が始まると急に寂しさを感じるようになった。特に夜や、部屋で一人でいるときに考え込んだり、悪いことを想像することが多かった。そのときに留学前の説明会で、ストレスに対抗するための話があったことを思いだした。なぜ、部屋に一人でいるとネガティブに陥るかというと、自分の力ではどうしようもできないことをやけに考え込んだり、過去を思い返したりなどしてしまうからだ。そのため、特別な道具の必要のない趣味をすることがいいとその話にあり実践していた。例えば音楽を聴いたり、電話をしたり、映画を観たりすることだ。特に電話をすることがいい方法だと考える。なぜなら、その他の方法では自分が一方的に受けとるだけであり、それだけでは物足りなくなってしまうからだ。一方電話は相手の話を聞き自分も話し、言葉のキャッチボールができるため飽きない。戦争体験者がその経験を語らうことで、心の癒しになるように自分の些細な日常の話であれど話すことが精神的にいい影響を与える。また、たまには節約を忘れ好きなものを好きなだけ食べることもいい気晴らしとなった。これらは、ホームシック対策だけでなく、二週間の隔離期間でも応用することができた。今現在外出が厳しい状況だが、ずっと我慢するのではなくできる範囲内で楽しむ、気晴らしをするというスキルが必要なのではないかと思う。    上記にある二週間の隔離期間というものは、感染しているかどうか不明なため入寮する留学生全員が寮で一人一部屋隔離生活をおくるという期間のことだ。この期間の間、寮の部屋から一歩も外へは出られなかった。食事は1日3回ドアの横に置かれ、お弁当を拾うときとそのゴミを出すときのみドアを開けることができた。毎日毎食同量の食事が出るため、しばしば食欲がわかない日があった。     前学期ではPDFにまとめられた科目一覧から履修したい科目をExcelに記入し、釜山外大の日本担当者の方に送り履修登録をしてもらうという流れであった。今学期では履修登録を学校のサイトから自分で行った。麗澤大学での履修登録というと早い者勝ちではなく、人気で抽選のある授業でもひとまず履修登録をすることができる。だが釜山外大では早い者勝ち方式であり、私はゆったりと履修登録をしたため希望する科目がすぐに定員オーバーになってしまい焦った。その後なんとか履修登録確認期間に希望する科目を登録できたが、こんなにも競争率が高いのだと驚いた。指定席のキャンセル待ちをしているような、売り切れの商品のページを何度も更新して入荷を待つような気持ちになった。もし次からこちらの大学で履修登録をする方は、登録開始時間よりも前からログインして待機することをお勧めする。また事前に別に希望する科目をカートに入れて保存できる期間があるため、それも利用し希望の科目をスムーズにとれるようにすると安心だ。    私は4月5日に帰国したが、そこまでの流れをまとめておく。4月1日夕方に国際交流センターの担当者さんから、韓国の危機レベルが3に上がったため留学中止のメールが届く。だいたい一週間以内に帰国すること。航空券の予約をするために調べるが、金海国際空港から成田空港までの直行便が5日の1便しかない。(金海国際空港-金浦国際空港から乗り継いで仁川国際空港-成田空港というソウル経由のものなら毎日出ていた)2日に釜山外大の日本担当者の方と会う。寮費返金の手続き、学食返金の手続き、受講中の科目の今後の対応等の話を聞く。本来であれば退寮時(満期退寮の場合)残り日数分の宿泊費から手数料を引いた7割が銀行口座に返金されるが、今回は9割返金となった。学食はまだ運営しておず、一食も食べていないため全額返金。受講中の科目の講師に対しての連絡は不要。帰国便と検査結果が出るまでの期間どこで過ごすかの連絡をする。金海国際空港にてマスクを預け荷物に入れられないと告げられる。品薄のため外国人のマスク持ち出しは一人30枚までと決められているため、日本から持ってきたなけなしの20枚と釜山で買った10枚を機内持ち込み荷物にいれる。釜山にて50枚セットを買ったため、残りは泣く泣く友人に渡す。    成田空港に到着し機内でしばらく待ち、移動先で検査への同意書の記入、検査を受ける。ホテル宿泊者は別に集められ、同意書を記入。バスでホテルまで輸送。私は検査結果が出るまでを成田の東横インで過ごした。(二泊三日)二日目の朝に内線にて結果連絡を聞いたのち両親の車で帰宅。私は帰国日が早かったためホテルにまだ余裕があり宿泊することができた。数日後に成田に到着した方が、手荷物を受けとる場所(ターンテーブル)で簡易な仕切りとベッドで検査結果を待っているという写真を見て、こんなにも早く受け入れ体制が変わっているのだと知った。    現在の状況により私は留学の中止を余儀なくされてしまった。なによりも自分の命が大切であることには代わりないが、私は大切な機会を失ってしまった。もう私の人生のなかで留学する時間は残されていないからだ。そのため、もし留学をするかどうか悩んでいる方がいるのならば、せっかくのチャンスを生かしてほしいと願う。機会や時間、体力が全て揃っている時期はとても短い。    最後に留学期間の間相談にのってくださった職員の方々、留学を許可してくださったこと、環境を整えてくださったこと、ありがとうございました。

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半年間の成長と経験
岩瀬結衣
日本語・国際コミュニケーション専攻3年
2019年9月~2020年3月

   私は、2年生後期の夏から3年生前期まで釜山外国語大学校にいる予定でしたが、新型コロナウイルスのため強制帰国となり4月に日本に帰ってきました。正直帰ることがすごく辛くて、せめてあと2ヶ月間居させて欲しかったなと思う気持ちがとても強かったです。    韓国ではコロナの影響で隔離生活2週間を寮の中で過ごし、部屋の外に一歩も出れない状態で2週間分の水、トイレットペーパーなどが部屋の中に用意されました。毎食ごとにお弁当なども廊下に置いてくれました。その中でも一番辛かったことが、隔離されていたので、3月に強制帰国となった友達になんの言葉も顔を合わさずお別れしたことです。こんな形で友達とお別れするということが一番の心残りでした。また、韓国でも3月からオンライン授業のため会う機会が減って、残っている日本の友達に最後のお別れの手紙を渡すようにお願いした形で帰国しました。    前期の頃は、毎日の様に親しいサークルのメンバーで遊びに行ったり、勉強したりたくさんの経験と友達づくりができました。今回のことで、当たり前に明日が来ること、普通の生活というのが何一つないんだなと強く思いました。韓国にいる間は一日一日があっという間で、今までにないとても貴重な体験をしていました。    成人式のため、一度日本に帰国したのですがすぐに韓国に戻りたいという気持ちがとても大きく、自分の中でも留学生活がとても恵まれた環境、そして大切な友達がいたからこそそう思えたんだなと感じました。また、2週間ほど日本に戻った時に、留学中一緒にいた日本の友達や韓国人が遊びにきてくれたので東京に遊びに行き、なかなか会える距離じゃないので楽しい思い出も作れ、とても大切な時間を過ごせました。韓国に戻った際は、寮食はやっていなかったのでコンビニで買ったり、宅配(배달)などを取っていたことが多く偏った食生活をしていたのでしんどい日が多くありました。日本で久々にちゃんとした食事を取った時は、日々の食事を用意してくれている母親に対して感謝の気持ちとバランスの大切さを改めて感じました。    前期は、日本人担当の人が自分の取りたい授業の時間割を構成してくれていました。後期は自分で取ることになったのですが、韓国ではパソコンで履修登録期間になるとほとんどの人がPC방と言われる日本で言う「ネットカフェ」で時間になったら自分の取りたい授業の申請をするのですが、早いもの順(競争)で取れる教科が決まります。韓国人はパソコンに慣れてる人が多いので、ボタンを押すことに慣れているのですが、取りたい教科が取れないことがあるので私たち日本人にとってはとても大変でしたが、韓国人の友達が付いていてくれたので良かったです。自分の専攻の授業で交換できるものを前もって考えてから取る方が日本に帰ってからも楽にできます。また、韓国では1教科に対して三単位なのですが、日本に帰って単位互換することを考えた方がいいです。また、最初に取れる単位数が19単位と決まっているのでよく考えて申請してください。また、今まで一度も受けたことなかったtopikを韓国で受けようとしていたのですが、それもコロナの影響で受けられなかったので、大学に在学中は卒業するまでに一度は挑戦したいです。     留学中に日本村のお手伝いとして、日韓ハーフの子どもたちに国語を教える経験をしました。内容は、出席も確認から始まり日付や曜日、歌や音読、神経衰弱のゲームなど様々なことをしました。1ヶ月に一回の活動でしたが、貴重な経験をさせてもらいました。また、日本村の韓国の友達と記念写真を撮りに西面にあるスタジオに行きました。韓国では写真スタジオが多く、よく「인생네컷」という人生4カットというところで撮ることも多くあります。一人日本に帰国する人がいたので、その前にみんな思い出作りができ、今ではその写真が私の宝物のひとつです。韓国では、夜遅くまでお店がやっていることが多いのと、お店がたくさんあるので、授業が終わった後はカフェに行ったり、カラオケに行った、ご飯を食べにいったりした日々が多く、韓国のことをたくさん学べたのではないかと思います。    約半年間の留学を経て、自分で判断する気持ちがより大きくなりました。また、家族といる時間が長かった分、離れてみると少しは寂しい気持ちはありましたが、自分が成長しているなと感じることができて留学に行けて良かったなと思いました。語学の面では、読み・書き・リスニングが留学前と比べて少し伸びていることを実感しています。日本では、韓国語を使う機会がなかなかないので少しずつ勉強をして、忘れないように一日に必ず韓国語に触れる様な時間を取っています。素敵な友達に出会えたことが留学の中で一番の宝物です。留学中の先輩方と話す機会があって、やっぱり留学に来てからはあっという間だったから楽しんだ方がいいよと言われていたので韓国でたくさんの経験をしておいて良かったなと改めて思いました。また、留学中には韓国人以外のたくさんの国の人と話す機会があったりしたので、文化や価値観の違いをたくさん学ぶことができました。    釜山は海も多く、路線がソウルほど混雑していないことや近いことがメリットだと思います。学校自体も自然に囲まれているので空気もすごくよく、毎日の様に学校の大きさにびっくりしていたのを思い出します。今では、釜山が自分にとっての第二の故郷の様に感じられます。コロナが収まったら、友達に会いに行きたいです。今回コロナの影響で帰国になり、帰国した友達とまた会おうと約束して後期にまた行こうとしていたのですが、後期も行くことができなくなったのでとても残念です。それでも、学生のうちに留学ができて、たくさんの思い出ができて学生の中での一番の思い出になりました。貴重な留学をさせてくれた両親にとても感謝しています。

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釜山外大1年留学を終えて
志田観行
英語・リベラルアーツ専攻3年
2019年3月~12月

   私は10ヶ月間、韓国にある釜山外国語大学校に留学していました。最初は、ただ韓国に興味があり、韓国語と文化の両方を現地で学びたいという思いで留学に行くことを決めました。韓国に着くと、学校が山の方にあるからか思っていたより寒かった印象があります。    初めての寮生活が始まり、わたしはタンデムでのルームメイトを希望していたのでどんな子と一緒になるのかドキドキでした。そして一つ歳上の台湾人の子とルームメイトになりました。ルームメイトは韓国語と日本語が少し話せました。会った時から、元気で誰にでも話しかけることのできる活発な子だったので、人見知りの私は少し緊張しました。一緒に部屋に着くと、ルームメイトは急に土足で部屋に入りました。私は驚いたのですが、相手も靴を脱いだ私に驚いていて日本語でなんとか説明を聞くと納得することができました。その日から一緒に住むと他にも文化の違いが出てきて、驚くことが多かったです。でもこれが文化の違いなのだと知ることができ、理解しようという気持ちになりました。それからは新しい発見が多く、お互いの国や言語について質問し合ったりしてとても仲良くなりました。日本語を教えてあげる際には、日本語の難しさと相手に分かりやすく伝える難しさを感じ、意思疎通ができた時はお互い嬉しい気持ちになりました。    授業が始まってからは、わたしはクロス留学なので英語と韓国語の両方を履修しました。英語の授業では韓国人、中国人が多く、とても積極的に授業に参加する姿が印象的でした。授業によってはレベルが高いうえに先生に質問されることが多く、自分のレベルの低さを痛感しました。韓国語の授業では自分に合ったレベルのクラスに入れたので安心しましたが、それでも最初の頃は先生が何を言っているのか分からなく友達にたくさん助けてもらい、英語も韓国語も、授業についていくために予習復習をしっかりするようになりました。韓国語の授業では、タンデム学習があったため韓国人のパートナーと時間を合わせて一緒に勉強する機会がありとてもためになりました。分からないことがあったらその場ですぐ聞くことができ、ネットで調べても出てこないような自然なネイティブの表現をたくさん教えてもらえました。    後期の途中ではTOPIKという韓国語能力試験を受けました。釜山外大も試験会場になっているので釜山外大で受験するのが良いですが、早い者勝ちなので申請時間になったら受験者が一斉に申請して、席がなくなるのがとても早いうえに、ネットが混雑して申請するのも一苦労です。ネットカフェに行くか、韓国人の友達に頼んでみるのをおすすめします。加えて履修登録の際も早い者勝ちなので授業をとるのに必死でした。TOPIKの勉強を1ヶ月前には始めようと思っていたところ、目の病気になり急遽手術を受けることになったため実際に始めたのは試験日の一週間前でした。もう一週間しか残ってない、今更やっても変わらないかな、と諦め半分で勉強を始めました。ネットに過去問が載っていたので解きながら分からない単語があれば書き出すようにし、最初は自分のペースで解いて、だんだん時間を決めて早く解くよう心がけました。おそらく今までで1番勉強した一週間でした。そのおかげで思ったよりも良い結果を出すことができ最後まで諦めないでやるべきだと実感しました。今まであやふやだった勉強法も自分のやり方を見つけることができました。    韓国という国に留学してよかったと思う点がいくつかあります。まず、韓国はやはり日本と街並みや交通が似ていて住みやすいと感じました。韓国語が分からなくてもなんとなくで過ごせると思います。もしわからない時は空港や駅、カフェに行けばWi-Fiがあるのですぐ調べることも可能です。Wi-Fiに関しては本当に便利だと感じました。外にでれば至る所にWi-Fiが飛んでいて、そのおかげで私は前期と後期の途中までsimを作らないで生活していました。外出する際は、事前に調べておくか、駅のWi-Fiを利用して調べていました。寮、学校にもWi-Fiが飛んでいるのであまり外出をしない人は余裕で生活できます。しかし、部屋を出てエレベーターに乗る際や寮から学校に向かう途中など、少しの時間ですがそういった時にさっと連絡が取りたい時には不便でした。Wi-Fiがあるところに着いてWi-Fiが繋がるのを待ってから、やっと連絡をすることができます。Wi-Fiがないと自分が連絡できないだけでなく、友達からの急な連絡にも気づくことができませんでした。また、学校では多くの人がWi-Fiを使うのでちょっと調べものをしたいけど、うまく接続ができない、なんて時も多々ありました。simがあるに越したことはないですが、無くても生活ができるということは、とてもWi-Fi環境が整っている国だと思いました。    外に出ると、電車とバスの乗り換えの際に割引されたり、電車で20分先の場所に行くのと1時間先の場所に行くので電車代に大差ないことから近いところはもちろん遠いところにも遊びに行きやすいです。どこへ行っても、安くて可愛い服やアクセサリーがたくさんあり、私も帰りの荷物の量を考えずついつい買ってしまう程でした。食べ物は想像通り基本的に辛いものが主です。私は辛いものを食べて一度お腹をこわしてから毎回こわすようになってしまい普通の辛くない味の方を頼むようになったのですが、それでも辛いものが出てきたときはびっくりしました。韓国人はどれだけ辛いものを食べているのか、辛いもの好きの文化に圧倒されました。それからは辛くないものを見つけるのに逆に苦労しました。私自身辛いものはもともと好きなので早く克服してもっといろんな韓国料理を食べたいです。その中でも辛くないのが屋台のおでんです。西面や南浦洞に行くと屋台がたくさん並んでいて、おでんもたくさん出ています。おでんの具は熱々で大きくて、寒い冬には身体が温まってとても美味しいです。他にも屋台に行くとホットクやチヂミなどの人気の韓国料理が気軽に食べられるので韓国人はもちろん観光客もたくさん訪れていました。    今政治間で様々な問題があり、韓国に良いイメージを持たない人も多いと思います。私も行く前は少し怖い気持ちもありましたが、実際に行ってみて、政治間と一般市民は別だと感じました。隣国ということもあり日本人観光客も多く日本語を話せる韓国人も多いです。日本人だからといって失礼な対応をされた経験はなく、むしろ頑張って韓国語で会話しようとする私に対して親切に対応してくださる方たちがたくさんいました。もう日本に帰ってしまうからと店員さんがサービスをしてくれたり、日本語で話している私達を見て日本語で話しかけてくれたり、その時は日韓の壁が少しなくなったように感じて嬉しい気持ちになったのと同時に、もっと多くの人とその気持ちを共有していきたいという考えを持ちました。今もこれからも一番距離の近い韓国と、心もより近くなれるよう自分にできることは進んでやっていきたいです。

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体験者による留学先紹介

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