サイアム大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Siam University

サイアム大学

サイアム大学

38 Petkasem Rd; Phasicharoen; Bangkae Bangkok 10160; Thailand

http://www.siam.edu/

プログラム概要

英語
沿  革 サイアム大学は、1965年専門学校の創立から始まり、今日タイで五番目に大きな私立大学となっている。学部は工学部、経営学部、法学部、教養学部(英語、ホテル観光)、理学部、看護学部、薬学部、マスコミ学部および国際コースを持つ総合大学である。2011年からは日本語コミュニケーション学科が開設され、一学年20名程度の学生が日本語を専攻している。また日本人教員は8名と、タイの大学の中では日本語教育に力を入れている大学の一つといえる。学生数は学部生・大学院生合計で約15000人である。
特  色 交換留学システムの下で麗澤大学から派遣されてサイアム大学で学ぶ学生は、インターナショナル・プログラムを履修することになる。このコースでは授業科目としての英語もあるが、英語で講義されるホテル・ツーリズムに関する講義・実習科目を履修することになる(例えば Airline Business、Marketing in Hotel and Tourism、Organization and Management など)。タイには多くの日系企業(製造業ばかりでなくサービス業も)が進出していることから、卒業後にアジア諸国での就職、アジア圏とのかかわりを持っていきたいと考える学生にとっては、ぜひとも留学してもらいたいプログラムである。交換留学のため、サイアム大学に納める授業料・施設費、寮費などは免除される。なお、タイの大学では、外国人学生を含め全学生が制服着用を義務づけられている(自己負担)となる。
宿  泊 キャンパス近くにあるサイアム大学が提供するアパートに入る。
大学から徒歩5分程度(2016年度の場合)。
生  活 バンコクはタイの首都であると同時にアセアンの最重要都市の一つで、日本企業も多く、在住の日本人は約5万人である。そのため都心部には日本食レストランをはじめ日系の小売店もかなり進出している。スカイトレイン(BTS)が大学近くまで延長されたことから、都心部へのアクセスはきわめてよい。一か月の生活費は15000円相当。なお、タイは「中進国」と呼ばれ、社会的に大きく変容しつつあるが、日本の生活をそのまま持ち込むのではなく、タイの文化社会面での適用が求められることが多いであろう。
条  件 TOEFL470点またはTOEIC500点以上
留学時期 毎年8月から12月までの1学期間
担当教員 山川 和彦
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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刺激的な国タイランド
高野 千尋
英語コミュニケーション専攻3年
2016年8月~2017年3月

  私は、8月から4か月間バンコクにあるサイアム大学に留学し、年が明けて1月からはチョンブリー県のアマタナコン工業団地にてインターンシップを2か月間行いました。合わせて7か月間という長い期間の滞在になりましたが、とても刺激の強いタイ留学生活になりました。   昨年の8月からバンコクにあるサイアム大学に留学し、ホテル&ツーリズムマネジメントについて学んでいました。そこの学科は、留学生向けの講義ではなく、在校生と一緒に学べることから英語力の向上と国際文化に密に触れられました。   今回の留学で気づいたことがあります。タイでは課題に対して時間をかけて学ぶことを知り、高い専門性と実務性を感じました。私が受講した授業では、アジアの学生と共に旅行パックを作成したプロジェクトがありました。自分達でバンコク市内の旅行パックを作成し、発表するという課題を、タイ、ミャンマー、インドネシアの学生と一緒に行っていました。課題を進めるには、英語力は基本ですが、コミュニケーション能力の必要性を感じています。自分から意見をどんどん発信していかないと自分の言いたいことを相手に伝えることができません。また、自分と異なる文化背景を持つ人々と一つのプロジェクトを進めていくことは、習慣や考え方が違うので難しいと感じました。   さらに、私が印象に残っている授業は、実践的に学ぶことができたプログラムです。IAU Programという会議に参加している世界各国の教授の配偶者の方々が、私たち学生が作成したバンコクの旅行パックに参加してもらい、私たちがバンコク市内を案内したことです。私はIAU Spouse Programの役員の一員となり、たくさんのことを経験することができました。私は、Register 及びガイドの引率を任されました。添乗員に近い内容でした。プログラムが始まる前から、参加者の方とメールでやり取りし、いつ、何のプログラムに参加するのかということをExcelファイルにてまとめ、さらにプログラム当日は、実際にバスや船に乗って参加者の方々をバンコク市内へ案内しました。このプログラムを通じて、英語力が向上したことはもちろん、観光業で働くとはどういうことなのかを直に理解できた期間でした。   大学終了後は、アマタナコン工業団地へ引っ越し二か月間そこで暮らしながら、物流兼商社を担っている会社でインターンシップをさせていただきました。私にとって、このインターンシップは学生生活よりも充実した期間となり、沢山のことを吸収することが出来ました。インターンで学んだ内容は、モノの流れを知ることはもちろんのこと、物流という現場ではただ物を預かって倉庫で保管をするのではなく、その作業に付加価値を付けたサービスをお客様に提供したり、こちらから物流の流れをお客様に提案したりと、コンサルティングのようなお仕事も含まれています。私は最初の一か月は、倉庫のロケーション作成、部品のバーコード作成、マニュアル作成、梱包作業等、物流の基礎を学びました。その後は、社長直々に物流においてのコストダウンの仕方、現場の改善方法など、マネジメントとしての観点からの見方も知りました。私は元々、貿易実務に関しての業務を希望していたのですが、現場の新しいお仕事が始まったため、デスクワークではなく、倉庫でのお仕事が大半を占めました。しかし、この経験がとても大きかったです。なぜなら、言葉が通じない中での業務だったからです。現場では英語は通じませんでした。私の周りにはタイ人だけだったため、タイ語で仕事をするしかありませんでした。もちろん、最初の1、2週間は自分の意思が伝わらず、また相手が何を私に伝えているのかも理解できませんでした。しかし、だんだんとタイ人スタッフと積極的にコミュニケーションを図っていたら、気づいたら一緒に仕事ができていました。要は、自分が相手に何かを伝えたい気持ちがあれば、相手に伝えることができます。それを伝える手段は、表情、笑顔、ジェスチャー、何でもいいです。ただ相手のことを理解して、自分を知ってもらえればそれだけでいいと感じることができました。相手のこと、国、国民性、文化、環境、社会、経済を理解し、それを受け入れ、さらには相互に成長していくことが真のグローバル化なのではないだろうかと感じました。たった二か月間のインターンシップだったのですが、気づいたらノート4冊分もメモをとっていました。それだけその期間中に得るものが多く、内容の濃いものとなりました。   この留学期間を振り返ってみて、今思うことは、「タイに来てよかった」ということです。最初は、文化や環境の違いから気持ちの面で大変なことが多かったのですが、生活の中で、タイという東南アジアの中での発展している国の経済、国民のパワーを直で感じることができたので、刺激の強い7か月間を過ごすことができました。

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サイアム大学

サイアム大学留学体験記
鹿島 もも
英語・英米文化専攻3年
2016年8月~2017年3月

  7ヶ月間のタイ留学を無事に終え振り返ってみると、アジアの風を全身で感じたとても濃い時間だったと思います。渡航前に色んな人から、なぜタイなのかと聞かれたのですが、高校時代をオーストラリアで過ごした自分にとって、今後の伸びしろの大きいアジアの国に出てみる事は自分の視野を広げる新たなチャンスになると考えたからです。そんな想いを胸に始まった7ヶ月間のバンコクでの生活は私の期待を1秒も裏切ることなく、新しい世界をたくさん見せてくれました。   私はバンコクの中心部から電車で20分の地域にあるサイアム大学の観光学部で4ヶ月学んだ後、2か月間のインターンシップをしました。クラスは少人数制で、タイ、インドネシア、ミャンマーなどアジアの国々の生徒が主でした。日々の会話の中で様々なアジアの文化について知る事が出来とても新鮮で面白かったです。授業ではバンコクの1日パッケージツアーを作って発表し、国際会議や展覧会の開催・運営について学びました。どの授業もグループワークが多く、皆でキャンパスの外に出てツアーを組み立てるための情報集めをしたりもしました。   海外で長期に渡って生活をする経験は今回の留学で3回目だったので、自分にはそれなりに適応能力があると思っていたのですが、実際にタイで生活を始めてみるとカルチャーショックを感じる場面があまりにも多く、戸惑いを隠せない事がよくありました。全体的にゆったりとしている国柄なので、物事が思うように進まず常に何かしらに待たされている状況に最初は苛立ちを抑えきれませんでした。授業が時間通りに始まらなかったり、休講になったと思ったらいきなり週末に実習が入ったり、今日は雨が強いから授業はキャンセルになったと教室に着いてから知らされる事までありました。どうしてこんなにもスムーズに進まないのだろう、自分がここに来た意味は何だったのだろうと最初の数カ月は落ち込む事も多かったです。勉強の重圧に負けそうになり涙する事は今までの海外生活で何度もありましたが、カルチャーショックに適応しきれず壁にぶつかった経験がそれまでに無かったので生活に順応出来る様になるまで時間がかかりました。   ですがとても不思議なことに、日本に帰りたいという気持ちになった事は1度もありませんでした。そうなってもおかしくはないはずなのに、そんな気持ちにさせられる事はありませんでした。それは、タイ人の優しさに何度も何度も救われたからだと思います。困っている人がいたらタイの人々は必ず助けます。始めはシャイですが仲良くなるととても人懐っこく、おおらかな人が多いのもタイ人の特徴だと言えると思います。タイには性的マイノリティーが多くいますが、その人達は自分の心や姿と性が一致していない事を隠したりしません。その様な違いに対しても差別をすることなくそのまま受け入れる穏やかな心を持つ人がタイには多いからだと思います。   私のタイでの生活の最大の転機は、間違いなくインターンシップだったと思います。ヨーロッパで大流行したタイ料理のレストランをバンコクに逆輸入した高級店で、お客様の98%が全世界から訪れる、国際色豊かなレストランでした。私は2か月間レセプション・サーバーとして働きました。以前から食と人を結ぶ仕事への憧れがあったのですが、実際に始めてみるととても奥が深く、毎日たくさんの事を学びました。始めの1ヶ月は入り口のレセプションに立ち到着したお客様を席に通しドリンクの説明をする仕事を任されました。後半はレストランの2階にあるクッキングスクールでシェフの助手をしながら世界各国から集まる生徒達とタイ料理に関する知識を深める機会ももらい、それを終えた後はまたレストラン部門に戻り、いよいよサーバーとしてお料理を出す仕事を始めました。お客様とのコミュニケーションや対応、自分のすべての身動きがレストランの格を左右するという事を常に意識しながら働く様にしました。1日8時間その緊張感や良好な健康状態を維持することは大変でしたが、やはりここでもタイの人々の優しさに救われました。レストランの従業員で日本人は私だけだったのですが、そんな私を気遣い、常に周りのスタッフが話しかけてくれ手助けをしてくれました。最後の出勤の時は涙が止まらないほどのとても素敵な出会いにいつも支えられていました。2ヶ月という短い時間でしたが、これ以上頑張れないほどにいつも全力ですべての仕事に取り組みました。インターンシップの間に出会った人々は本当に国際色豊かで、これからもこの縁を大切にしていきたいと思いました。   私のタイでの7ヶ月の生活は言葉にする事が困難なほど、一瞬一瞬がとても濃く記憶に残るものでした。それまで自分の中で勝手に作り上げていた「常識」が、場所が変わればそうでなくなるという事を知って、また自分の世界がぐんと広がったと思います。そして自分の中にある可能性を広げられるのは自分だけなのだと気が付きました。どの様な状況下にあったとしても、その中でベストを尽くしていれば、必ずチャンスは回ってきます。自分を認められるレベルの努力をする事で、それが自信へと変わっていくのだと思いました。これからもその教訓を忘れず常に前を向いて歩いていきます!

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サイアム大学

サイアム大学留学報告書
高橋 ふみ
国際交流・国際協力専攻4年
2014年8月~12月

   2014年8月から12月までの4ヵ月間、タイの首都バンコクにあるサイアム大学で留学をしました。タイは現在「中進国」と呼ばれており、数多くの外資系企業が進出しています。そのためもあってかバンコク市内には多くの自動車や輸入物に溢れており、タイ国自体も近年大きく発展を遂げているところです。    今回の留学で、私は3度目となるタイへの渡航となりました。1度目はチェンマイ・チェンライなど北部を中心としたボランティアで行き、2度目はバンコクでインターンシップを経てからプーケットでの半年留学でした。そして、今回は首都バンコクでの初めてのロングステイとなる半年留学でした。留学へ行く前は周りから、なぜ4年のこの時期に留学するのか、就活は大丈夫なのか、などという言葉をいただきましたが、私はこの留学を経て、より就職や将来に対してイメージを持つことができたといえます。   バンコクで留学するまでの5ヵ月間、日本で就職活動をしていても正直自分の将来についてぼんやりとしたままでした。しかし今回はタイの首都バンコクということで、タイと日本を比較することができ、それは良し悪しを付けるためではなく、自分なりの具体的な「答え」を導くヒントとなりました。実際行ってみると、日本を含めた多くの外資系企業が進出を遂げている様子が一目でわかりました。また留学中は日本人駐在員の方とお話しする機会をいただけたことにより、これまでとは違った視点から仕事や将来について考えることができました。    そして今回の留学では、人との関わりが自分に非常に良い影響を与えてくれたと感じます。1年前にお世話になったインターンシップ先の方々や、7月の北海道歌登のホテルでインターンシップ中に親しくなったタイ人旅行客の方、日本人駐在員の方など、多くの方と関わりを持つことができました。そのおかげで、一人では行けないようなところに連れて行ってもらったり、経験させてもらったりと非常に有意義な時間を送ることができました。そういった関係は今後も続いていくように私自身もなにか形として恩返しできたらと思います。日本に興味や関心を持っているタイの方は多くいるので、今後両国が発展していく上でも互いに支え合っていく必要があると感じました。    サイアム大学では今まで勉強したことのなかったツーリズムやマーケティング、ホテル業について学ぶことができ、接客業やサービス業の素晴らしさを知ることができました。授業では実際にフィールドワークや課外活動を通して、その内容を発表する機会がありました。グループワークも多く、他国からの留学生も多かったので、お互いの国のことで教え合ったことを授業に活かせたのも良い点だと思いました。    踏み出した決断をしたなぁと思い、留学を後悔したこともありましたが、現在はこれまでの経験が自信に繋がり、就職や将来についても前向きに考えることができています。自分で決定したことではありますが、留学を応援してくれた家族や友人、先生や国際交流センターの方、また受け入れ先の大学関係の方や関わったすべての方に感謝しています。語学力だけではなく、異文化理解や人との繋がりが今後の人生で何か役に立てるよう、自分自身も継続して努力が必要だと感じます。自分の力を最大限に生かしていけるように、これまでの留学経験を記憶に留めていきたいです。

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サイアム大学

サイアム留学体験記
鈴木 冬華
英語・英米文化専攻3年
2013年9月~2014年3月

   私は、昨年9月中旬から今年の3月中旬までの半年間タイの首都バンコクでインターンシップと留学を経験しました。海外でのインターンシップは麗澤大学初の試みです。麗澤大学卒業生が経営しているお茶屋さんでインターンシップをしました。お店の名前は「Chaho」と言います。会社で働くほとんどの人がタイ語で話します。タイで英語は通じると思っていた私は甘かったです。それでも何とか、少しの英語とジェスチャーでコミュニケーションをとりました。日本の大学の寮にいる間にタイの留学生からタイ語は少し教わっていたものの、リアルな状況になるととても難しかったです。聞き取ることができないのが一番大変でした。お店に出れば接客しなければなりませんでした。今思い返すと、「Chaho」で働く人とコミュニケーションをとるのも大変なのに、お客さんの対応はもっとレベルが高かったような気がします。その当時は毎日「タイ語」という言葉に必死だったのでそんなに大変さを感じることはありませんでした。通勤するときはBTS=バンコクトランジットシステム(電車)を使っていましたが、慣れてくるとよくバスを使いました。バスは日本のバスと違って、自分が乗りたいバスが見えて来たら自ら手を挙げてバスを停車させます。   インターシップを通して感じたことは、待っていることは時に相手を心配させるということです。「遠慮する」という言葉は日本の独特な文化なのではないかなと思いました。日本人は相手を敬う気持があるので常に気を使い、相手を優先することがあると思います。でもタイでは、あまり遠慮することがありません。気になることがあれば何でも聞きます。タイ人は優しい人が多く、親日家なので日本人に対してはとても優しいし、気を使ってくれます。おもてなし精神もあって、なじみやすい人柄なのかなとも感じました。近年、日本人はお茶を飲まなくなっています。海外からの輸入品が多くあるために、コーヒー、紅茶、ウーロン茶などが好まれているようですが、これらはすべて水がきれいじゃない国の飲み物です。どれも黒っぽい色をしています。日本は恵まれており、水がきれいで水道水を飲むことができます。そのため、日本の抹茶はきれいな緑色をしているのです。国によって気候が違うのでその国にあった食生活を知ることは大事だなと感じました。  11月に入ってからは、いよいよ大学生活の始まりです。サイアム大学のインターナショナルプログラム、ホテル&ツーリズムマネージメントという学科に入り勉強しました。履修科目は料理実習、IT、観光企業開発、マーケティングなどでした。私にとってはすべてが新しい科目だったので面白かったです。特に料理実習では、タイ料理を作りました。グリーンカレー、ソムタム(パパイヤサラダ)、ガイヤーン(鳥の丸焼きのようなもの)作り終えた料理は大学内で働く職員に振る舞いました。私も、余ったグリーンカレーやソムタムを食べてみましたが、とても辛くて全部は食べることができませんでした。でも、慣れというのは怖いもので、タイで辛い物を食べているとだんだん感覚が麻痺してくるのか慣れてきておいしいと感じることもでき、ペロッと食べてしまうことがあるのです。食べ物のみに限らず、生活の中でもそのような部分は出てくると思います。日本の学生は質問をあまりしない傾向がありますが、そのようではもったいないと考えます。わからないなら質問をする。一番大切です。わからないまま進むと何もわからないままことはおわってしまうことがあります。サイアム大学での留学中、時間割変更が毎日のようにありました。私は最初の頃そのたびにイライラしてしまうこともありましたが、よく考えれば自分は留学生でこの大学のシステムに従うほかないのです。不満はあってもとりあえずほかの学生に合わせるしかありませんでした。時々ホテル視察に行くことが授業の一環でありました。ヒルトンホテルやアナンタラホテルに行き、授業で習った部分と照らし合わせながら視察をしました。なかなか経験できないことだと思うのでとても貴重な時間を過ごせたと思います。   大学から私が住んでいたアパートまで歩いて10分少々だったので授業が一コマ分空くと友達の部屋に遊びに行き、会話の練習相手になってもらっていました。授業は英語ですが、時々授業の中でもタイ語が飛び出すことがあったのでタイ語の勉強は頑張りました。土曜日と日曜日は授業がなかったので同じ学科の友達と中心地にあるデパート(サイアムパラゴン、サイアムスクエア等)に遊びに行きました。  12月に入ってからは、バンコクでのデモが目立つようになり中心地へは全く行けなくなりましたが、時間を無駄にしたくなかったので同じアパートに住んでいる友達と話すようになりました。タイの食生活は日本と異なっています。日本の家にはキッチンがありますがタイのほとんどの家にはキッチンがついていないので外食になりがちです。自炊したい人はガスコンロを買ってきて調理します。私も、アパート住まいだったのでほとんど毎日屋台でご飯を食べていました。一度だけ、友達が日本食を食べたいと言ってくれたので部屋でお好み焼きを作って食べました。バンコクは割と日本料理屋がたくさんあるのでスーパーに行けばお好み焼きの粉が売ってあったのでとても便利でした。友達を何人か呼んで食べることができて、そして喜んでもらえてとてもうれしかったです。いつか彼らも日本に来てほしいなと思います。  タイではサワディーカまたはサワディークラップのほかにもあいさつがあります。「キンカーオルヤング?」この意味は「ご飯食べた?」です。タイでは一回の食事の量が少ないです。そのため、たくさんの屋台が早朝から夜遅くまであるのです。食事を大切にしています。それからもうひとつ。「パイナイマー?」これは「どこへ行って来たの?」という意味です。これを聞かれた場合はきちんと正確に答える必要はありません。これらはタイ人にとって挨拶なのです。  タイは近年とても進んでいる国です。バンコク内は日本の東京の銀座と思うくらいビルがたくさんあります。私は今回タイのバンコク、サイアム大学に留学することができたことをとても誇りに思います。タイと日本のつながりを保ち、麗澤大学に戻ってからもこのいただいた縁を大切にしながら残りの学生生活を全力で楽しみたいと思います。今回、インターンシップと留学に携わってくださった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

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