ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学

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ハレ=ヴィッテンベルク・マルチン・ルター大学

Sprachenzentrum, August-Bebel Str. 13 c 06108 Halle Deutsch als Fremdsprache 06099 Halle (Saale)

https://www.uni-halle.de/

プログラム概要

ドイツ語
沿  革 1694年創立。ドイツ啓蒙主義、医学の分野で著名な学者が多数輩出した歴史ある大学。
マルチン・ルター大学の名称は、ヴィッテンべルクにおけるルターの宗教改革運動にちなんで1933年に付けられた。
文学、法学、経済学など7学部があり、中でも哲学、神学、文学などが充実している。学生数は約18,000名。
特  色 ・授業は市の中心地にある大学語学センターで行われ、ドイツ語演習科目に関しては他の外国留学生のために設けられているクラス(International)に参加することになる。図書館や学生食堂などの施設が充実しており、大学生らしい留学生活を送ることができる。
・ドイツ語専攻以外の学生は、英語で行われる学部授業にも参加できる。
・留学開始までにドイツの生活環境に慣れるため、9月にドイツ各地で行われる語学研修に参加することを推奨する。希望者はそれに参加し、修了者には2単位認定される。
費用と期間はプログラムによって異なる。費用概算:約725€~1025€(講座費用+宿泊費+交通費)
宿  泊 学生寮(1人部屋で、キッチン、バストイレは3〜4人共同のユニット)
参考寮費:1ヶ月214ユーロ(PC接続端子使用料を含む)
※寮契約時に最初の1ヶ月分と保証金(300ユーロ)を支払う。
生  活 日本語を学ぶドイツ人学生や他大学からの日本人留学生も多い。
インターンシップは、これまで少年サッカー指導、大学図書館、動物園、オペラ座など多彩な場所で行われてきた。(基本的に自分で探すが、チューターなどに助けてもらうことができる。)
比較的大きな街で、なんでも揃っている。
条  件 ・ドイツ語専攻:ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)B1レベルのドイツ語力があると認められること(検定試験の合否、授業成績などから総合的に判断する)。留学前に「ドイツ語基礎演習ⅢまたはIV」を修了していること。
なお、条件を満たしている場合でも、単独留学と変わらない環境で勉強することになるので、自立的に生活できると判断できる者。
・他専攻:留学前に「ドイツ語III」または「ドイツ語IV」を修了していること。
TOEIC 600点以上。英語2専攻の学生はこれに加えて申込時点で累計GPAが1.5以上ある事。
留学時期 1年留学:2年次第2学期から1年間 (定員2~3名)
(冬学期10月~2月 /夏学期4月~7月)
担当教員 シュッテレ
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金・日本学生支援機構奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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何が起こるかわからない留学
武田麻里
ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
2019年9月~2020年3月

   ドイツに留学して痛感したことは当たり前のようにも思えますが、同じ日が来ることはないということです。ハレで過ごした半年間は振り返ってみればあっという間でした。9月末にハレに到着し、バディと一緒に銀行口座を開いたり寮の契約や住民登録をしたり生活用品を揃えているうちにあっという間に10日ほどたっていて、すぐに大学のオリエンテーションが始まりました。初めて入る大きな講堂やたくさんの学生に囲まれていよいよ始まる学生生活に不安と期待でいっぱいでした。しかしその日にハレで銃撃事件が起こりました。この事件が起こったことに信じられない気持ちと命の危機感を覚えました。海外に興味のある自分にとって犯人が排外思想を持っている人物だったことにも大きなショックを受け、また危機管理意識を高めるようにもなりました。    オリエンテーションがあった日から2週間ほど授業選択期間があり10月末には授業が始まりました。専門的な講義は単語の意味が全く分からずパワーポイントを見ても授業の内容をつかめないこともあったので授業の内容を理解するより、まずは耳を澄まして自分の聞き取れる単語を探すことに集中しました。教授の話し方や声のトーンなども含めてなるべく聞きやすい教授の講義に出ていました。講義を受けて全体的に自分には語彙力が乏しいことに気づき、バディとタンデムをするときも語彙を増やすように意識しました。週に2コマあるドイツ語の授業はほかの国から来た留学生と一緒に学ぶことができ自分に合ったレベルを選べるのでついていきやすかったです。また必ず一対一で話す時間があるので仲良くなることができました。会話の中で必ずどこから来たのかという話からお互いの国の文化について話すのですが、相手の国についての知識がないと会話もうまく続かずもっと知識があればよかったと後悔しました。しかし食文化や料理の話はあまり知識がなくても話しやすく盛り上がった記憶があります。    留学をして食事に人をつなげる力があることに気が付きました。寮にある共有のキッチンで定期的にルームメイトとお互いの国の料理を作ったり、別の棟に住んでいる日本人の人たちと日本食を作ったりバディやドイツ人の友達とボードゲームしながら夕飯を食べたりしました。一人で食べる時よりも誰かと食べる時の方がおなかも心も満たされたと思います。ルームメイトと一緒に箸を使いながら唐揚げを揚げて何時間も話せたことはとても大切な思い出です。ルームメイトには生活面でも学校生活の面でもとても助けられました。私を含めて3人でのルームシェアでしたが2人ともやさしくてとても生活しやすかったです。家族以外と共同生活したことは今までなかったので友達なのか家族なのかしっくりくる呼び方がいまだに思いつかず不思議な感覚ですが2人のおかげで深刻なホームシックにはなりませんでした。    ルームメイトだけではなくバディにも大変お世話になりました。諸々の手続きはもちろんですが全然友達のいない私たちに日本語学んでいる友人を紹介してくれたり、ハウスパーティーに呼んでくれたりと交友関係を広げてくれました。日本に来て困っている外国人がいたらバディのように助けになりたいと強く思わせてくれました。ハレ大学には1年前まで日本語学科があったためか日本語を話せる学生、または日本に興味を持っている学生が多くいたように思います。そのような学生ともっとコミュニケーションをとれれば良かったと後悔しています。    今回の留学中の自分の中での目標は友達を作ることでした。そのため学生が運営しているESN Halle Saaleという非営利団体を活用することにしました。ESNでは留学生の交流を目的としたパーティーやバーベキューなど気軽に参加できるものから、2泊3日で旅行に行くというプランまで自由に参加できます。私はバーベキューと2泊3日でドレスデンに旅行するプランに参加しました。どちらのプランも留学生が多く参加していたため共通言語は主に英語かフランス語でした。旅行のプランでは少人数の班ごとに観光したので、フランス語はもちろん英語も危うい私にとってゆっくり英語を話せるいい機会になったと思います。自分の話しやすい環境を自分で作ることは言語を習得するためにとても重要なことの1つだと学びました。    留学中、長期休みを利用しドイツだけでなくフランスやロンドン、チェコにも旅行しました。旅行前に携帯をなくしたり、自分たちのVISAが有効なのか分からなかったり危うくロストバゲージしそうになったりとおぼつかない旅ばかりで楽しみよりも不安の気持ちが大きかったです。思い返してみると留学中はドイツにいるうれしさと不安と焦りが心の中で渦巻いていた気がします。海外に暮らし友達にであえるうれしさと自分の生活に対する不安と焦りを抱えたまま日本に帰ってきてしまいましたが、もともと自分と人を比べがちな私でしたがいままでで一番広い世界を体感していちいちくらべてしまうのはばかげていると感じることができるようになりました。    このように留学を通して精神面で学んだことは多くあります。タイトルにもあるように毎日何が起こるかわかりません。本来であればいま私はまだハレの寮にいて夏学期がはじまった大学に通っていたと思います。春休みには旅行をしたり、ボランティアに参加しようと計画を立てたりしたのですが急遽帰国することになりました。いつなにが起こるかわからないことを実感したのでやりたいことはなるべく早くやり遂げようと思います。自分は生き急いでいると言っていた友人がいるのですが、もしかしたら彼女はこんなことを考えて生き急いでいたのか気になってきました。様々な学びの場を与えてくれた家族や親身になって相談に乗っていただいた先生方に感謝の気持ちを忘れず、これからの生活にドイツで学んできたことを生かしていきたいと思います。

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Bleifarbener Himmel und Sonne ~鉛色の空と太陽~
田中里奈
ドイツ語・ドイツ文化専攻2年
2019年10月~2020年3月

   これは天気の話ではない。ドイツに到着してすぐに海外で生活するにおいて、恐らく一番やってはいけないことをしてしまった。実は2回目である。いよいよ大学のある街に移動する日の朝、荷造りをしていたとき気がついた。パスポートがない!!!こうして私の波乱万丈の留学生活は幕を開けた。    部屋から見える木々の葉が落ち始めた頃、大学の授業が始まった。ドイツ語は授業が始まる前にプレースメンステストを受ける。このテストによってレベル別に分けられる。私は留学前このテストがあることを知らなかったため、準備が不十分だった。しかし自分の今の実力を客観的に知るためには必要なテストだった。結果的に自分が思っていたよりもレベルの高いクラスで授業を受けることになった。そのとき私はこのレベルを維持しつつ、夏学期は更に上のレベルを目指したいと思った。語学を学んでいるみなさんに言いたい。名詞と動詞の引き出しを多く持つこと。(形容詞があれば尚良し)これを心がけることによってコミュニケーションがよりスムースで豊かなものになるだろう。ぜひ引き出しを増やして留学に臨んでほしい。    夜の長い季節がやってきた頃、小さな幸せをいくつか見つけた。日本人留学生やドイツ人たちと会話を楽しみながら散歩をしたり、料理をしたことは素敵な思い出だ。これらは誰しもがどこでも感じられる幸せだが、些細な日常に感謝し、幸せを感じられたことはまたひとつ人間として成長した証なのかもしれない。私たちの周りには小さな幸せが溢れている。これからも見逃すことなく小さな幸せに気づいていきたい。    厳しいドイツの冬を体感し、寒さが身に沁みてきた頃、私はマスクを着ける日々が続いた。咳が止まらなかったからだ。憂鬱な日々が続き、友人たちにも心配された。体調不良は生きている限り避けられないことだが、病は心身を落ち込ませる。充分な休息をとり、「なんとかなる」と自分に言い聞かせられる強い意志を忘れないことが大切だ。かといって本当に辛いときには病院に行くこと!自分のためにも相手のためにも健康であることは生活を豊かにする。楽しく笑いに満ちた生活は病を遠ざけるだろう。    寒さが緩み春の訪れを感じさせてくれる頃、私は挑戦したいことを見つけた。私は春休みを利用して幼稚園のインターンシップに参加することを決めた。初参加の日の道中、私はとてもドキドキしていた。自分の限られた語学力で言いたい事を理解してもらえるだろうか、子どもたちに心を開いてもらえるだろうかと。実際に訪ねてみると子どもたちは太陽のような笑顔で私に飛びついてきた。それからも何をするにも子どもたちは私の手を引きながら行動していた。幼い子どもと共に時間を過ごすことは私にとってあまり無い経験だったため、どうすれば子どもたちが安全に楽しく過ごすことができるのかを自分なりに考えていた。初日に抱いた言葉の問題や打ち解けてもらえるかといった心配は取り越し苦労に終わったのだ。子どもたちも私もまた次に会えることを信じて疑わなかった。    これから毎週幼稚園に通うことを楽しみにしていたある日、コロナウイルスによって世界中にパンデミックが起きているというニュースが流れた。この事態によってドイツ各地の学校や幼稚園が閉鎖されてしまったため、インターンシップも中止になった。輝く太陽のような子どもたちの笑顔をもう見ることができないのだ…。私の心は鉛色に変わった。私はこの頃イタリア旅行を計画していた。留学生活の楽しみのひとつである旅行はフライトがキャンセルになったため、行くことができなかった。この旅行はカタコンベ(地下墓地)を観ることを目的としていたため、落胆も大きかった。    部屋から見える木々につぼみが付き始めた頃、私は日本への帰国準備を進めていた。日に日にコロナウイルスが勢いを増し、ハレの街にも外出制限が出され、必然的に家にいなければならなかった。ドイツ全体が喧騒に包まれたと同時に、私は不安に駆られた。嗚呼‥私の留学生活はここで終わってしまうのか‥‥。待てよ。自分が得たものはたくさんあったのではないか?!みんなで集まって食事やケーキを作って語り合ったり、寮の庭でビーチボールバレーをしたことは忘れられない思い出だ。こんな状況の中でも私を奮い立たせたのは彼らと楽しい時間を共有できたからだ。共に生活する友だちの存在に私は心救われた。留学前に母と祖母は、「勉強は二の次でいい。勉強以外のことをたくさん学んでほしい。日々の生活の中にもたくさん学びはあるから。」と私に言った。私はその言葉を額面通りに受け取った。後にドイツで恩師に会ったときに「留学でいちばん大切なことは一人で生きていけるだけの術を身につけることだ。」と私は言われた。母と祖母が言っていたことの本当の意味がようやく理解できた。いちばん大切なことは人間力を身につけることなのだと。    学ぶことは語学だけではなかった。むしろ留学生活において私は人間力の向上にウエイトをおいていたのかもしれない。私が考える人間力とは、「おおらかであること」だ。先入観で人を判断しない、相手の良いところをたくさん見つける。これらが容易にできるのは自分に自信と余裕がある人間だと思う。あまり良い印象をもっていなかった同じ寮の日本人と話してみたらそれまでの印象とは全く違って、共感できる部分があった。印象に惑わされず、積極的に関わることでそれまで見えなかった相手の良さが見つけられるのだ。地域性の異なる日本人と関わる中で、私は素直に相手を認めることのできる人間に近づけたのだろう。    留学前の私はドイツ語を聞き取ることですら困難であったが、今ではようやく耳も慣れ、ドイツ人とのコミュニケーションも少しスムースになってきたように思う。ドイツで生活していたときは無意識にドイツ語に触れていたが、日本ではその機会も減ってしまうだろう。私はこれからも意識的にドイツ語を使っていきたい。そのために今はドイツ人の友人とドイツ語と日本語を交えたテレビ電話をしている。テレビ電話をするほどの友人ができたことは私にとって大きな財産になったと思う。留学生活の中で学んだのは語学はもちろんだが、最大の学びは人間関係の機微だ。留学生活において友人の存在は私にとって太陽だった。帰国の日、ドイツの空は快晴だった。

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10ヵ月で変われたこと
増沢歩夢
ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
2018年10月~2019年7月

  ハレに留学して良かった!   日本に戻ってきてより一層、私はそう感じるようになりました。日数で表すと約300日。長いような気もしますが過ぎてしまえばあっという間でした。日本に戻ってきた今では時々本当に自分はドイツに10ヵ月も住んでいたのだろうかと不思議な気持ちになるほどです。それだけ長く滞在していれば楽しいことだけではなく挫折しかけたことも多くあります。しかし今ではそういった経験も自分には必要なことだったのだなと感じています。その振り返りも含めて、この体験記では私がドイツで経験したこと、自分自身変化したと思うことなどを述べていこうと思います。   まず、語学と会話についてです。生活するうえで、簡単な挨拶を含め会話というものは必ずあります。最近は今まで苦手だった人とのコミュニケーションもやや積極的に向き合うようになってきましたが、当時は人との会話を避けてばかりでした。特に私は今回の留学が初海外だったのもあり、空港の入国審査で既に緊張していたのを覚えています(笑)。留学前も積極的に他人とコミュニケーションを取ろうという努力はしていたのですが、なかなか勇気が出ない場面が多くありました。しかし、ドイツではみんな自分の意見をはっきり持っていて、意見交換をするのが当たり前です。もちろん授業中でも発言をしないと自分を置いたままどんどん先に進んでしまいます。私は普段優柔不断で、どっちつかずの意見を持つことが多い方でした。JaかNeinで答えなければならない場面が来ると内容によっては少し困ってしまいます。しかしどんな意見でも真剣に聞いてくれる人たちばかりなので話していくうちに自分の意見を言うことに少しずつ慣れてきました。またドイツに着いて初めて寮へ向かう途中トラムの路線図の見方がわからず反対側に行ってしまい30分ほど迷子になったことがあり、通りがかった親切な老夫婦に道案内してもらったことがありました。寮についてからも同居人やバディの言っていることがうまく理解できず自分の言いたいことも言えずに悔しい思いをしていました。そういった経験を踏まえて、タンデムをしたり授業で積極的に質問や発言をしたりと自分なりにドイツ語を使う機会を増やし、それなりに会話ができるようになりました。改めて語学を学ぶ上でコミュニケーションは切っても切り離せない関係なのだと思いました。   次に、ドイツと日本の教育について私の中で考えさせられることが多くありました。特に歴史の学び方について、日本はもっと学ばなければならないと感じた点が多くありました。私はドイツで日本学の歴史に関する授業を履修していました。その授業では、日本の天皇や日本神話、日本書紀などに関する様々な文献を取り扱いながら学生が意見を述べることで進行していきます。恥ずかしいことなのですが取り扱われた内容の中で私自身初めて知ったこともいくつかありました。自分が無知な部分もあるとは思いますが、先生に話を聞いてもやはり日本はそういった歴史教育に関してやや消極的な傾向があるという印象を受けました。それに加えてドイツの学生は政治への関心がとても高く、政治に関して自分の意見をはっきり持っている人を多く見ます。逆に日本だと、ドイツと比較するとそれほど政治や選挙に関心がないように思えます。近年は若者の投票率が~といった件のニュースをよく耳にします。こういった差はやはり教育の在り方が大きくかかわってくるのではないかと感じました。そして留学を通して、改めて日本を深く知るきっかけにもなりました。   海外にいると、様々な場で日本について聞かれる機会があります。例えば、マスクについてです。多くのドイツ人はよほどの体調不良でもない限りマスクを着用することはありません。むしろ体調不良の時は仕事などを休むためそもそも着ける機会がないのではないかと思います。しかし、日本人はマスクを予防や顔を隠すためつけることがあります。同居人とそのことについて話しているととても驚かれました。当然なのかもしれませんが、そもそもその考え方が違うので、納得してもらうのにもかなり時間がかかりました。私たちが当たり前だと思っていることでも、ほかの国の人からしたら当たり前ではない、ということを知りました。そしてそういったことについて改めて意味を考えるきっかけにもなりました。   当然私がドイツについて驚いたこともたくさんありますし、そういったことでなかなか受け入れられないことも多くありました。さらにあり得ない行動をする人がいるとドイツ人ってこうなんだ、と思ってしまいますし、個人の前に自分は日本人なので、もし私がおかしな行動をとったらどうしてもそれが日本人のイメージになってしまいます。少し前まではあまり気にしていないことでしたが、そういった経験を通して誰に見られても恥ずかしくないようにしていようと意識するようになりました。   また生活に関してもいくつか変わった点があります。それまでは比較的インドアな生活をしていたのですが、それまでと比べて外に出る習慣がつきました。ドイツは暖かくなってくるとみんなカフェやレストランのテラス席でお茶を楽しんだり、日向で談笑したりします。またドイツは日本と比べても湿度が低いため、気温が高い日でも比較的過ごしやすく外で体を動かすのも気持ちいいです。夏場は友達もジムやスポーツをしている子が多くドイツの夏は運動するのに適しているな、と感じました。   留学生活を振り返ってみて、もう一度長期留学したいかと言われたら悩んでしまうかもしれません。今となっては良い経験ですが、正直まともに話せるようになるまで毎日悔しい思いばかりしていました。もちろん辛いことばかりではなく、楽しい経験も多くありました。特にドイツで始めたピアノやタンデムはとても良い経験で、これからも続けていきたいと思っています。そして私がドイツで過ごした時間は私にとってかけがえのないものですし、そこから自分の成長を大きく実感しています。留学から帰ってきましたがすべて元通りの生活にするのではなく、こういった留学での経験を活かし、これからの学校生活につなげていきたいです!

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留学して本当に何か変わるの?
小俣元稀
ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
2018年10月~2019年7月

  変わります!これだけは絶対にJaと答えられると思います。そこで、今回の留学を通し何が私の中で変わり、これからどのように大学生活を送っていくのかについて述べていこうと思います。   まずは変わったことについて。明らかに違うのは食生活の部分です。留学中は主に、果物、野菜、麺類中心の生活で、肉を食べる機会は日本にいる頃と比べ減少したと感じました。そこにはいくつか理由があり、例えば日本との値段の差です。果物と野菜は極端に安く、西瓜は半カットで200円ほどだったためよく食べていました。その安い理由として、それらの食品は包装されていないため、そこでコスト削減が行われているのではないかと思います。もう1つ例を挙げるとすれば菜食主義や完全菜食主義者の存在も関係しているということです。彼ら向けの食べ物も多くあり、私の友達は肉の代わりに大豆ミートを食べたりしていました。そのVegan(完全菜食主義者)の友達に少し話を聞いてみると、環境を保護したい、動物を守りたいという気持ちがあり肉や魚を食べないと話をしていました。私はその影響ではなく、ただ果物や野菜が美味しかったのでそれらを主に食べていましたが、食べ物に関する価値観には少し変化があったと思っています。   次に学業面について。ここで言えることとしては講義を行う授業もありますが、討論型の授業(ゼミナー)が多くあるということです。沢山の学生がディスカッションを好んで行い、その授業内では質問がある度に挙手をして、その質問だけで授業が終わることもありました。初めはそれに驚き、なぜここまで熱心に授業を受講しているのかと疑問を抱く事もありましたが、それは納得のいくことだと理解できました。それは愉快な教授が多いこと、また学生の授業に対する姿勢が素晴らしいことです。私が夏学期に履修していたグリム童話についての授業はまさにその楽しい授業の内の1つでした。授業内でちょこちょこ笑いが起こり、学生も質問を多くします。そのため授業について分からないことがなく、ほとんど全員が毎回の授業を理解した上で学期終わりの口頭試験へと臨んでいました。私にとってその授業内容を理解するのは難しかった(専門的な知識が必要だったため)のですが、そういった学生の姿勢を見ることができ、かなり私自身のためになったと思います。   また文化の違いを感じたのは、政治や経済の話題についてです。私の勝手なイメージですが、大半の日本の学生はそういった国のことに関心を持っていないと思います。正直なところ、私もそれらについて詳しくはないので日本の事について聞かれた時、困惑してしまいました。ドイツにいる学生は、全員が政治や経済に対して何かしらの意見を持ち、時にはビールを飲みながらそんな話をしていて、衝撃を受け、私はもっと日本のことに関心を持つべきだと実感させられました。更にもう1つ、感心した事があります。それは学業と休憩の区別がはっきりしていることです。基本的に平日は図書館に行って勉強し、週末になるとカフェに行ってコーヒーを飲んだり、ビールを飲んで楽しく過ごしたりしています。そしてまた月曜日が始まると、勉強に専念する。この効率の良さに驚きました。   学業についてはここまでとして、次は生活面について。ここに関しては日本にいた時と比べ圧倒的な差があります。それは1人で全て(家事全般)をこなすということ。私は実家暮らしのため、基本的にほとんどのことを両親や祖父母に任せっきりでした。今となっては恥ずかしいことですが、洗濯機の使い方さえよく分からなかったのです(笑)。ドイツでいきなり始まった寮生活。これは私にとって全てが新しいことでした。洗濯、自炊、掃除、何よりも大変だったのが、見ず知らずのドイツ人学生と同居することです。ドイツに来た当初は、思うようにドイツ語で私の意志を伝えられず、悔しい経験をした事もありました。最後には、1人で全てこなせるようになり、少しは自立が可能になったかなと思います笑。   また大きな変化があったのは、外に出て何かするのが好きになったことです。そのため、Milchkaffee(泡立てたミルクとコーヒー)を飲みに、カフェに行ったり、ハレ市内を散歩したりと、とにかく太陽の下で何かするのが好きになりました。個人的には冬が好きで、お昼にポテムキン(よく通ったカフェの名前)でMilchkaffee、そして夜にクリスマーケットにてGlühwein(ホットワイン)を飲むのが最高な組み合わせだと思います。   生活面で最も変わったことと言えば、多国籍な友達が増えて様々なお国事情や言語に興味を持ったことです。留学していれば当たり前な事なのかもしれませんが、私には最も大切なことだと思えます。色々な国の友達と関わり仲良くなる過程で、それぞれの国のことを直接聞いて、学び、私自身の知識を深める。日本のニュースで流れているものとは、実際には違う事もあり、とても勉強になったと思います。また次に海外旅行をした際に、その友達を尋ねられるので、多国籍な友達ができたことは良いことでしかないと断言できます!私は留学中に、チェコ、フランス、スペイン、フィンランドの4カ国を旅行し、どの国の文化にも興味を持ちとても惹かれました。その理由としては、私が想像していたスリが多いなどの悪いイメージではなく、とにかく人が優しく、面白いなどの良いイメージが多かったからです。 このように留学生活を通し、変化したことはどの場面においても多々あります。正直に話してしまえば、私の考え方や価値観でこれが今までとは変わり、これからに活かせるというような変化は未だ実感が湧いてきません(笑)。ですが日本とは異なる文化の違いなどの変化を見出すことは可能です。これだけだと変化が少し薄いようにも聞こえますが、確実に変化があったという自信だけはあります!なぜなら自信だけはあると言ったように、何事も前向きに捉える力が、身についたと感じるからです。   私はその大きな変化を信じてこれから始まる大学生活に臨み、留学して学んだことを活かしていくつもりです!

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