釜山外国語大学 韓国語短期研修

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釜山外国語大学 韓国語短期研修

大韓民国 釜山広域市金井区金セム路485-65, A棟202号

http://www.bufs.ac.kr/html/00_main/

プログラム概要

春期語学研修プログラム 夏期語学研修プログラム
特  色 夏期研修は8月3週間、釜山外国語大学校キャンパスで、校内寮に宿泊して研修を受ける。
春期研修は2月~3月3週間、釜山市内中心部(西面)にある釜山観光ホテルに宿泊しながらホテルの講義室で研修を受ける。
プログラムの内容は、韓国語授業48時間の他、釜山外国語大学の学生たちとの交流会6回、文化授業3回、見学・体験6回などが含まれる。
宿  泊 夏期研修は学生寮2人部屋(各自の勉強机、鍵付きのロッカー、下駄箱など。各部屋にシャワー、トイレ、洗面台、有線LANなどの設備がある)。
春期研修はホテルの2人部屋。
生  活 気候は日本と変わらず、治安も抜群に良い。釜山広域市は半島の東南端に位置している大韓民国第一の港湾、海洋観光、国際会議の中心都市。
担当教員 森勇俊

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釜山外国語大学校

初めての韓国留学を終えて
安部きらら
英語コミュニケーション専攻1年
2019年8月

  私は今回韓国釜山への夏季短期留学プログラムへ参加してきました。幼い時から家族が韓国の食事や文化が好きでよく韓国へ旅行で訪れていた影響で私自身も次第に韓国に興味を持つようになり、気付いた時にはいつか韓国に住んでみたいと思う程韓国という国を好きになっていました。そのため今回の留学プログラムへはすぐに参加することを決めました。   留学プログラムではまず初日に筆記とスピーキングのテストを行いました。私は独学で高校生の時から韓国語勉強を始めたのですが、未だに韓国語を話すことが苦手で、スピーキングのテストでは何を聞かれてどう答えたらいいのかまではわかっても思うようにそれを韓国語で伝えることができずとてももどかしかったです。ですが、この留学中に自分が何を重点的に頑張るべきなのかを明確に理解することができたので良かったです。   授業のクラスはテストの結果でクラス分けをされ同じくらいのレベルの人達だったので分からないところはお互いに教えあったり、なるべく日本人同士でも韓国語を使うように心掛けて話すようにして普段から韓国語のコミュニケーション力の向上を図るようにしました。また、もちろん全員が共通に韓国に興味を持っていて今回の留学に参加していたので趣味や好きなものに共通点が多かったりして普段では関わらないような年齢も国籍も違う人とも交流することも出来ました。授業でショッピングモールに行き、先生が指定したものを探すというペアワークがあったのですがその際に私は同じクラスの台湾の学生とペアになったのでお互いに韓国語を補い合いながら協力して取り組むことで無事に指定された商品を探し出すことができました。他の日本人同士のペアはやはり日本語で会話をしながらペアワークを行っていたペアが多かったので私はそのペアワークの後からはなるべく同じクラスにいる国籍の違うクラスメイトと同じグループで活動したり、韓国語で会話したり積極的に関わるようにしていました。毎日朝の9時から午後の1時近くまで韓国語の授業だったのですが先生がとても明るい先生で授業も分かりやすく楽しく進めてくれたので毎日約4時間の授業もあっという間に感じました。発音なども何度もゆっくり教えてくださったので短期のプログラムでしたが内容の濃い授業を受講することができました。   留学中の毎日のスケジュールは月曜日から土曜日までの授業の他に、授業の後に行われる交流会や文化体験、慶州旅行などがありました。交流会とは今回のプログラムに参加したメンバーを4人ずつのグループに分けてそのグループに1人ずつ現地の釜山外国語大学の学生がついて釜山を案内してくれるというものでした。私のグループを担当してくれたのはジニさんという方だったのですがとても日本語が流暢で驚きました。ジニさんには釜山の人達に人気のある場所や雰囲気の良いカフェに連れて行ってもらったりしました。最初はとてもぎこちなかったグループの皆ともジニさんともすぐに打ち解けることができて全部で7回あった交流会全てが忘れられない思い出になりました。ジニさんに釜山にある海水浴場の中でも広安里海水浴場の夜景が綺麗だと教えてもらったので授業がない日曜日に友人と行ってみると本当に綺麗で感動しました。一番景色が良いと有名な公園に行ったのですがたくさん人がいてにぎやかでその場にいるだけでも楽しかったのですが、私達は近くにあった出店でチジミを買って夜景を見ながら食べることにしました。夜に海に行ったのは人生で初めてだったのでとても新鮮な気持ちでした。この日は留学生活の中でも特に忘れられない1日になりました。   文化体験では韓国の伝統衣装である韓服というものを実際に着用したり、韓国の伝統的な楽器を演奏したり、韓国の伝統料理の作り方を学んだりしました。同じアジアだからなのか全て少し日本の文化に似ているところを感じる場面がありました。韓服を着た際には少し韓服の形が日本の着物に似ていると感じたし、今回作り方を学んだ伝統的な韓国料理である宮殿トッポッキの味付けもとても日本料理に近いと感じました。宮殿トッポッキは醬油味の味付けで日本人の私にはなんだか食べたことがあるような味がしました。私は以前オーストラリアに留学したことがあるのですが、その際に滞在中に日本食が食べたいと思うことが何度もあったのですが今回の釜山留学では韓国料理が日本料理の味付けに近いためなのかそう感じることがありませんでした。   こうしてあっという間に毎日が過ぎていき、釜山での留学プログラムが終了しました。最終日のテストでは初日の点数よりも点数を20点も上げることができました。授業が終わった後にも同じクラスの友人と部屋に集まって勉強をしたり、現地で仲良くなった釜山外国語大学の学生と話したりあまり勉強だと考えずにただコミュニケーションをとったりする中で自然と韓国語のスキルを上げることができたと思います。   また、今回釜山で生活しているなかでもちろん現地の方々と関わる機会がたくさんありましたが現地の方々と関わっていく中で釜山には親切な方が多いなと感じました。タクシーに乗った際に私が日本人だと分かると一生懸命に日本語を話してくれる方や、友人と目的地までの道がわからなくて尋ねた際に目的地まで一緒に行ってくれた方、他にもたくさんの親切な方々と出会うことができました。実は留学へ行く前に日韓関係が悪化していて国内でも韓国への留学やイベントが続々と中止されていたり韓国での状況をニュースで見たりして家族や友人に心配されたりもちろん私自身も不安な気持ちがないわけではありませんでした。いざ韓国に到着し怖い気持ちもありましたが、特に日本人だからといって差別をされたり、特に不自由な思いもしなかったので実際に行ってみないと分からないものだなと感じました。こうして無事に留学プログラムを終え、本当の韓国、本当の釜山を知ることができて良かったです。今回の留学プログラムのおかげでより一層韓国のことが好きになりました。

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釜山外国語大学校

釜山夏季語学研修を経て
飯沼華那
中国語専攻2年
2019年8月

  私は今回2回目の釜山語学短期研修に参加しました。前回は春季の3週間でしたが、今回は夏季の3週間に参加しました。同じプログラムでも春季と夏季では違うところがいくつかあったので紹介します。   まず1つ目は宿泊する場所です。春季は釜山観光ホテルといって南浦洞という繁華街の近くにあるホテルでしたが、今回の夏季の研修では釜山外国語大学の寮に泊まりました。それに伴って勉強する場所もかわって、ホテルの時はホテルの目の前の建物で勉強していたのですが、寮の場合はちゃんと釜山外国語大学の教室でみんなと勉強しました。   寮は2人部屋なので、寮に到着したその日にルームメイトが発表されます。寮の部屋にはテレビや冷蔵庫、トイレットペーパー、ハンガー、バスタオルなどがありません。あるのはベッドと勉強机とクローゼットぐらいです。なので、最低限の生活用品を持って行った方がいいと思います。それか、荷物が重くなって嫌な人は現地で買ってもいいと思います。また、寮の階ごとにウォーターサーバーがありお湯と水が出るので、私は韓国のダイソーで洗剤とタワシを買って1つのボトルを洗いながらコップや水筒変わりに使っていました。洗濯は地下一階に洗濯機と乾燥機、アイロンなどがありそこを利用していました。ですがお金がかかるので、何日分か洗濯物をためてまとめて洗濯していました。決められたプログラムの中で洗濯に行けそうな日と、一日つめつめで行けない日があり、みんな考えることが同じなので、洗濯機が全部埋まっていて使えない時があるので注意が必要です。なので、授業が始まる9時前に起きて洗濯に行く友達もいました。   寮の地下一階には洗濯する場所以外にも、食堂やコンビニ、トレーニングジムがあり、誰でも使えます。コンビニは夜の9時までですが、店員さんによってはそれより前に閉められてしまいます。コンビニの中にはお湯と電子レンジがあったり、食べるスペースも少しあります。   寮の一階には沢山のソファーがあってみんなと話しができるスペースや、勉強できるスペース、またみんなでご飯を食べることができるスペースがあります。そこではデリバリーした食べ物を唯一食べられる所なので、みんなそこに集まってお喋りしながらご飯を食べていました。   寮の場所なのですが、勉強する建物の近くにあるぶん山の上にあります。なので、どこか出かけるとなると少し大変かもしれません。ですが寮の前にバス停があり、久瑞駅と南山駅行きのバスがあります。なので、そのバスを利用するか、タクシーを利用するか、たまに歩いて行く人もいます。歩いて行けなくもない距離なのですが、大変なので私は毎回バスを使いました。久瑞駅の近くには大きいスーパーがあるので、みんなそこで日用品やお土産など買っていました。寮の一階のコンビニよりスーパーの方が安いので、私もそこで買いだめしていました。   次にプログラムの授業のことについて紹介します。春季のプログラムでは参加人数が10人程度だったので、クラスわけがなくどのレベルの人も同じ授業をしていたのですが、今回は100人以上だったのでクラスわけをして、自分のレベルにあったクラスで授業を受けました。まず釜山に着いた次の日にレベルわけテストがあります。そこでは1つの教室に全員が集まり筆記テストを受けます。筆記テストと並行してスピーキングテストが行われるのですが、教室の後ろに8人ぐらいの先生がいて自分の担当の先生と1対1で話していきます。このテストで3週間受けるクラスが決まるのですが、筆記は選択式なので、韓国語ができるのにそのテストを適当にやってしまったり、寝てしまった人は、自分のレベルよりはるかに下のクラスになり、授業がつまらないと感じてしまいます。逆に韓国語があまりできないけど勘で当たってしまった人は自分のレベルより上のクラスになって、辛いと感じてしまう友達もいました。今回のプログラムでは月曜日から土曜日までの9時から1時まで全て授業があり、プログラムの半分以上をクラスで過ごすので、このレベルわけテストはかなり重要だと思います。   1クラスの人数はだいたい12人から14人ぐらいで8つのクラスがありました。私のクラスには日本人だけではなく、チェコから来た子や台湾人などもいて国際色豊かでした。また年齢も様々で高校生から大人の方もいました。私のクラスを担当してくださった先生は主に2名いて、最初の2時間とその後の2時間で先生が交代していました。授業の内容は、そのクラスのレベルにあった教科書が配布されるのでそれに沿って勉強していきます。クラスによってやる事は違うのですが、私のクラスは最初の2時間は教科書に沿った勉強、その後の2時間はその勉強をいかして自分たちでやってみるという内容で、自分達で演技してみたり、動画や物を作ってみたり、実際に経験する事を中心にした授業でした。そこでグループワークやペアワークが多く、そのメンバーをクジで毎回ランダムで決めていたので、クラスのみんなととても仲良くなりました。   午前は基本授業をするのですが、午後は韓国人のパートナー1人に対してプログラムに参加した4人の、グループわけされたメンバーで釜山の色々な場所に行って、遊んだりご飯を食べたりします。グループによって韓国人のパートナーの方が、全部予定を考えてくれるところもあれば、私達の行きたいところや買いたい物を聞いて、その日に行くところを決めて行動するグループもありました。このグループで行動するのは3週間のうち7回ぐらいあるのですが、私は決められた日以外にもパートナーの方と一緒に遊びに行ったりもしていました。   今の時期は政治関係で日韓の関係があまり良くない印象がありこのプログラムに参加するのが少し不安でした。ですが、このプログラムを引率してくださる先生方や授業をしてくださる先生、パートナーの方はとても優しくて本当にいい人達ばかりでした。街に出ても、「日本人ですか?」と聞いてくれて日本語で話しかけてくれたり、私達が困っていたら助けてくれたりもしました。今回行ってみて感じたことは、政治の印象が悪い=その国の人も悪いというのではなく、政治は政治、日本人は日本人として考えている人が沢山いるのだなと思いました。今回の留学では前回とは違った発見がありとてもいい体験ができたと思います。

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釜山外国語大学校

韓国留学を通して学んだこと
鎌田みどり
英語コミュニケーション専攻1年
2019年8月

  私は今回の釜山外語大学短期留学を通して自分から積極的に行動することの大切さを学びました。   私は韓国語があまり話せる段階ではなく、前回韓国に訪れたのも小学生の頃であったため、コミュニケーションを取れないだけでなく、地下鉄やバスの乗り方、土地勘も全くない中で3週間を過ごさなければいけませんでした。そんな中で自分が行きたい場所に行くためには人に聞くしか方法がありませんでした。そのため、人に道を聞くことをためらうこと自体が時間の無駄であるということに気づき、困ったことがあったらわからないまま自分で解決しようとせず、素直に人を頼ってみるということが大切だなと実感しました。私は韓国のバスが必ず駅まで行くというルールを知らずに、いつもとは違うルートを運行するバスに乗り込んでしまったことがありました。バスに乗っている途中からルートが違うことに気づき焦った私はある程度の人数の人が降りたバス停で降りてしまいました。タクシーの運転手さんも英語や片言の韓国語は通じず、どのように頑張っても駅までは行けないため、近くにいらっしゃった女の人に英語と簡単な韓国語で道を尋ねました。すると、「駅まで行く予定だから一緒に行こう」と言ってくださったのです。それだけではなく、私たちの目的地まで一緒に来て下さり、この出口から出ればこのようなところに着くなどと最後までずっと私たちのことを気にかけてくださったのです。私は正直、渡韓した際の日韓関係が良くなかったため、自分が日本人というだけでよく思われないのではないかと韓国人というだけで少し怖いと思っていた部分がありました。しかし、世界にはどこにでもこんなにも親身になって母語が使えないにも関わらず、一生懸命にコミュニケーションをとってくださる人がいるのだなと感じでとても感謝し、感動しました。私はもともと日本人の方だけではなく外国人の方にも道をよく聞かれることが多くあったので、今までその人が理解するまで説明したり、ジェスチャーを加えて説明したりしていて良かったなと思いました。そしてこれからも親切に道を教えてくれた女の人のように誰にでもいつでも親切に対応できる人間になりたいなと思いました。さらに、最後にはハングルを読んで大体のルートを覚えて、自分1人ででも交通機関は乗れるようになりました。私は今まで人に頼ることは自分の力にはならないと思っていましたが、最終的には聞いて覚えることもあるので、なんでも自分の力にしようと思えばできるのだなと感じました。   また、授業中においても積極的な姿勢は大事だなと思いました。私は韓国語が全然できていない分授業では勇気をだして発表したり、みんなで発音を練習する際には大きい声で発音したりするように心がけました。さらに、毎朝教室には他の人よりも少し早めに到着し、1番前の席で授業を受けました。そのため、授業中に先生に当てられたり、グループワークで一緒になった人に自分から話しかけたり、同じクラスで授業を受けていた他の人よりも韓国語に触れる機会が少しは多かったのではないのかなと思います。授業だけではなく、知り合いになった韓国人に使える韓国語で話しかけてみたり、韓国語を予習復習したりと授業外の韓国語の勉強にも力を入れてできたと思います。そのおかげもあってか、最後のテストでは桁違いに点数が上がり、努力が身になったのが感じられてとても嬉しかったです。   また、今回の留学プログラムには日本だけではなく世界各地から参加する方々が多くいました。その中で、私はグループワークで自分から話しかけたり、きっかけがあって話すようになったりしてフランス人や台湾人の友達ができました。お互いの共通言語が英語や韓国語であるので、コミュニケーションをとるためにカタコトでも話すということが大切で、間違っていてもとにかく話して相手に伝えるということを学びました。また、私は英語コミュニケーション専攻なので、英語を使う機会が多くあったのがとても貴重でした。このことがあって、韓国に行ったことによって、韓国語も英語も勉強できた気がします。   交流会では、パートナー学生の方が教えてくださった韓国の伝統的な食事を多くさせて頂きました。サムギョプサルやビビンバ、キンパ、ビビン麺、冷麺、ジャージャー麺、スンドゥブ、トッポギ、チヂミなど本当に色々なものを食べる機会がありました。やはり、日本にある韓国料理屋さんで食べる料理とは全然違って辛くないと言われても大抵辛いものが多かったのが印象的です。私は辛い食べ物は好きではあるのですが、あまり食べられないので、とても大変でした。特に、コンビニで赤いパッケージでも、辛いとも書いていないものであっても、キムチのような辛い食べ物が必ずと言っていいほど入っていたのには驚きました。いくらアジア圏内で、しかも日本と近くの国であっても、食文化は大きく違うのだなと思いました。しかし、簡単に日本食であるすしやたこ焼きなどのお店を見つけることができ、親近感を感じた部分もありました。また、現在日本でタピオカがはやっている様に韓国でもタピオカ屋さんが多くあるのにも関わらず、ほとんどのお店に人が並んでいたことに日本と似ているなと感じました。   このように、今回の釜山外語大学短期留学プログラムを通して、色々なことを経験し、たくさんのことを学びました。日本ではない海外で生活することで、それぞれの国によって感じ方やルール、言語が違う人達相手に頭では理解していた多文化共生というものを身をもって知ることができて良かったです。日本での生活の中でも、自分と同じ感じ方の人もいればそうではない人もいるというように、自分だけの立場からものを見るのではなく、こんな人だったらどう感じるのだろう?こんな状況だったらこのように感じるだろうと自分とは立場の違う人の立場に立ってみて考えられるような人になりたいです。   本当に今回のような貴重な体験をできて良かったです。

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釜山外国語大学校

3週間の釜山韓国語研修をおえて
佐藤穂乃香
英語リベラルアーツ専攻3年
2019年8月

  8月8日~8月27日までの3週間私は釜山の短期語学研修に参加しました。なぜ今回参加したかというと、わたしは中学生のころからK-POPに興味がありました。K-POPに興味があったため、韓国の番組などを通して韓国の衣食住の文化や礼儀などに興味を持ち始めたことと、釜山にいき、韓国語をもっと身につけたいということがきっかけでした。独学で少し勉強はしていましたが、大学に入ってからしっかり一から韓国語を学びたいと思い、大学では、第二言語として一年生の時から韓国語を履修しています。韓国語を勉強し始めて3年ほどになりますが、テキストなどを使って勉強することが多く、韓国語の授業でしか韓国語に触れる機会がなく日本にいて韓国語を聞くという機会がとても少ないので、現地にいって韓国語にたくさん触れることができたらと思いました。   今回参加した、研修には、100人を超える参加者がいて、日本からだけではなく台湾やフランス、チェコなどからも参加している人たちもいたためにさまざまな国の人たちと交流することができました。韓国語はもちろん他言語にも触れることができとても新鮮な気持ちでした。釜山外国語大学は、山の方にありますが、校舎がとても大きくて綺麗で大学から見える景色は絶景です。大学の中には、カフェテリアや大きな図書館もあり、とても過ごしやすいキャンパスでした。大学のすぐ隣にある寮で生活していましたが、寮には、ジムや食堂や洗濯室、コンビニもありました。休憩室には大きなテレビもあり、そこでもいろんな学生と関わることができました。   短期語学研修の内容は、毎週月曜日から土曜日の6日間、朝9時から13時まで学校へ行き、韓国人の先生のもと12人ほどのクラスで韓国語はもちろん、韓国の文化などについても勉強をしました。日常会話で使うような会話を勉強し、韓国に滞在していることで、それを自分が外に出た時に人と関わる場面で実践できる部分にとても魅力を感じました。実際に学校のカフェテリアに行って注文したりする時間もありました。授業で学んだことをすぐに実践できることでより自分に力がつくと感じました。一人で授業を受けるというよりは、グループワークやペアワークなどが中心でコミュニケーションをとりつつ勉強に取り組みました。他にも実際にある韓国の交通ルールについてのCMをみて自分たちでそれにそった内容のCMを動画撮影などをして作ったりする授業もあり、楽しく韓国語を学ぶことができました。私は、人前に立つことがあまり得意な方ではありませんがこのような実習をすることが多かったので少し克服できたように感じます。   また、午前中の韓国語の授業が終わると韓国人の学生1人と研修に参加している日本人4人ほどで1つのグループを作り、韓国人の学生が釜山の中を案内してくれる交流会というものが3週間の中で7回ほどありました。わたしのグループの韓国人の学生は、わたしより2つ下の学生だったのですが、日本に興味があり日本語で劇をするサークルに入っているそうですごく日本語が上手でした。日本語は1年勉強したみたいですが日本語で会話ができるほどのレベルでした。彼が日本語を勉強して流暢な日本語を話すようにわたしももっともっと韓国語を勉強して韓国語を話せるようになりたいと彼をみてよりいっそうそう感じました。彼は、わたしたちをいろんな場所に連れていってくれました。釜山に行ったこと自体が初めてだったので釜山観光はとても楽しかったです。釜山は、海がとても有名でクァンアンリという海や海雲台という海にも行きました。昼の海も夜の海もすごく綺麗でにぎわっていました。魚がとても有名で海の周りには、売っている魚をその場で調理してくれるような魚市場があり、そこで海鮮鍋を食べたりして釜山の海を満喫しました。他にも、韓国の映画館に行って映画を見たりカラオケに行ったりVRゲームをしてみたりアライグマと触れ合うことができるカフェに行ったり美味しいものをたくさん食べたりと交流会ではすごく充実した時間を過ごしました。チマチョゴリを着て韓国の礼儀を学んだり伝統楽器を演奏したり家庭料理を実際に作ってみたりと日本では体験できないことをたくさん体験できました。慶州という場所に1泊2日で旅行に行き、慶州ワールドという遊園地に行ったり慶州の街を散策したりしました。慶州は、釜山の街とは雰囲気がまた違って韓国の歴史を感じることができました。このように毎日韓国語をずっと勉強するのではなく、学校から離れて、息抜きをしつつ韓国の衣食住の文化を学ぶことができました。   日韓関係があまりよくないと言われている中で今回短期語学研修に参加し、不安も多くありましたが、「わたしは日本が好きだよ」と実際に言ってくださる方もいて、釜山の人たちの心の温かさに触れることができすごくいい機会だったなと思いました。短期語学研修に参加したことでこのような関係だからこそもっと韓国について知りたいと感じることができたし、韓国語ももっと勉強しようと思いました。知り合いもいない中で参加したため緊張もありましたが、韓国語を学ぶという目的だけではなく今回の短期語学研修を通してたくさんの人と出会うことができたので私にとってとても濃く充実した3週間だったように感じます。

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