天津理工大学

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天津市西青区宾水西道391号

http://www.tjut.edu.cn/

プログラム概要

春期語学研修プログラム
沿  革 天津理工大学は1958年創立で全日制学生数約14,000人の理工系を中心とした総合大学です。日本語学科の学生との交流も盛んです。
新学期に向け充実した春休みを過ごす良い機会です。
特  色 授業は3月開講の長期生春学期コースで自分のレベルにあったクラスで学びます。月~金曜日 午前8:30~12:00(1日4時限)1時限=45分
課外活動:長期留学生が無料で参加できる見学などの活動があれば一緒に行くことができます。
宿  泊 留学生宿舎で2人部屋。テレビ、シャワー、トイレ、電話、Wi-Fi、冷房暖房完備。寮内に共同の洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、キッチン。
生  活 天津は人口約1,200万人の直轄市で、交通の要所でもあり、近年経済は高成長めざましく、治安も良い都市です。イオンモール、伊勢丹など小売業の他、経済技術開発区にはトヨタ、大塚製薬、ヤマハ、京セラなど多くの日本企業が進出。
また、北京までは高速鉄道で30分、研修期間中に日帰りで遊びに行けます。「百聞は一見に如かず」、教科書に出てきた故宮、天安門、北京の街も満喫しましょう。大学ではボランティアの学生チューターをつけてくれます。
担当教員 斎藤貴志

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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天津理工大学短期研修レポート
伊藤 梨里
中国語専攻1年
2018年3月~4月 

  私は春休みを利用して約1カ月間、天津理工大学に留学してきました。初めての海外ということもあり、とてもワクワクでいっぱいで不安はあまり感じませんでした。なぜ、留学をしようと思ったかというと、第一に語学力を高めたいと思ったからです。そしてこの留学プランは比較的安く、自分で働いたお金でもいけると思ったのも一つの理由です。   3月3日に羽田空港でエアーチャイナの飛行機に乗り、北京空港に着いたのは夜の10時頃で、そこから寮に着く頃には12時を回っていました。寮の手続きを終えて部屋に向かったのですが、私の同部屋の子はなんとタイ人でした。私は一緒に留学に来た友達と同じ部屋だと思っていたので、正直かなり驚きました。最初は戸惑いましたが、日も経てば慣れていくもので、今思えば中国語を使う機会が増えて良かったと思っています。なにより、同部屋の子はとても親切でいつもお世話になっていました。   授業は12日からということで、3日から来ていたので時間に余裕があり、大学内の超市や食堂に行ったりしていました。なんといっても、食堂の食事は安くボリューム満点で美味しかったです。特に私のオススメは第1食堂3階にある羊肉火鍋です。また、そこの1階にジュース屋がありそこにも結構通っていました。そして、浜江道という商店街にも行きました。そこではユニクロの半袖シャツを買って帰りました。値段は日本と大体同じです。基本寮内が暖かかったため半袖も必要だと思ったからです。ちなみに、天津の天候に関して言うと、基本雨が降ることはなく乾燥していました。さらに、4月に近づくにつれ気温も高くなり、私は日中半袖で歩いていることもありました。1着は半袖を持っていくといいと思います。   授業面では、授業が始まる前にクラス分けのテストを行いました。しかし、クラスはどうやら決まっていたらしく、私は4班中級でした。授業は総合・読解・口語・リスニングのうちから1日に2科目を行い、1コマ休憩を挟んだ90分授業でした。もちろん中国語での授業だったので、最初は全く聞き取ることが出来ませんでした。日本で習っていた単語もいざ話されると、どういう漢字だったか思い出すのも一苦労でした。なので、使われた単語をその都度、紙辞書で調べて学びました。一回習った単語が会話の中で使われていると、こういう意味だとすぐに頭に思い浮かぶようになり進歩を感じました。また、その単語の中でもどのような意味合いでその単語を使ったのかも考えさせられました。なにより、クラスメイトも多国籍でタイ人、ロシア人、コートジボワール人、韓国人がおり、愉快な人たちばかりでした。さらに、私のクラスは特に少人数で、授業を受けやすかったと感じました。総合の授業の中では、1人ずつ出されたお題に対して紹介する機会があり、私は日本の宅配について話しました。そこで日本との文化・生活様式の違いを知ることができ、とても楽しかったです。   生活面でいうと、トイレの紙は流せないので注意が必要です。ユニットバスで湯船はないです。なので、入浴した後トイレのほうに水が流れて来る事がありました。ほかは不自由なく過ごせました。洗濯は10回分入った洗濯カードを事務室にて50元で買います。自炊をする場所もあったのですが、私はほとんど食堂に行って食べていました。   観光面では、学校企画の校外学習に参加し、万里の長城、故宮にも行きました。万里の長城はとにかく壮大でした。想像していたより傾斜があり、一歩一歩慎重に歩く必要がありました。また万里の長城に行くまでの道のりもなかなか苦労しました。行くとしたら学校企画のもので行くことをオススメします。ただし、短期留学の人はちょうど帰るタイミングになると思うので、半年留学からの人が行けると思います。また、万里の長城と故宮ともに休日・祝日に行ったため、大変混んでいました。ですが、行く価値は十分にあります。日本の文化遺産とは違った壮大さを味わうことができます。   そして私が一番伝えたい事は、中国人を一部のイメージだけで偏見してはいけないということです。中国人のイメージとして、性格が攻撃的で怖いと思っている人が今でもいると思います。私もそう思っていました。ですが、私が実際出会った中国人の方は優しさがあり、温かみのある人達でした。そう感じたエピソードがあり、私が高鉄の座席に付いているテーブルにマックの飲み物を置いていたのですが、下に落ちたものを拾ったと同時に飲み物をこぼしてしまったのです。すると隣の若い男性の方が一緒になって拭いてくれたのです。しかも、「僕がやりますから」と言って率先してやってくれたのです。ゴミ入れを持ってくれたり、最後には手を拭くためのウェットティッシュをくれたりもしました。私はお礼に飴をあげました。この出来事は今もとてもよく覚えています。そこで、中国人だからと決めつけるのは良くないと改めて感じました。   私はこの留学を通して、積極性と自信を持てるようになりました。留学に行く前は何かをするのにも自信なさげにすることが多々あったのですが、留学先でこんなことを経験してきたのだからできるみたいな心構えができ、以前とは少し変わったような気がします。この勢いを保ってこれからの勉強にも臨みたいですし、残りの大学生活をもっと活用しようと思いました。そして、日本で中国語をさらに身につけて、中国にまた行きたいと思います。

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天津理工大学短期研修レポート
岡部 凪紗
中国語専攻3年
2017年2月~3月

  今回私は天津理工大学へ4週間の短期研修プログラムに参加させていただきました。留学をしたいと思ったきっかけはたいしたことじゃありませんが、自分の中国語を高めたいと思ったことです。小・中・高と、海外に全く縁の無かった私にとって、今回のプログラムはとても魅力的でした。とはいえ、留学初日まで全く実感が湧かず、北京に到着しても「あ、着いたんだ。」という感想しか思い浮かびませんでした。ほぼ全く不安や危機感のなかった私ですが、お迎えに来てくれた先生方の話している中国語が聞き取れず、「あ、これはやばい。」とこのときから感じ始めました。   授業が本格的に始まったのはその1週間後です。授業内容は決まっていて、週5日の午前中に総合、口語、リスニング、閲読のうち2つを受けます。これは長期の人の必修科目で、私はその人たちと一緒に授業を受けました。短期とはいえ、授業後は予習復習が必要なので、平日は観光に行く時間はほぼありませんでした。クラスは初めにクラス分けが行われるので、自分のレベルに合った授業を受けられ、また中にはさらにレベルの高いクラスへ移動する人も多くいました。合わないと思ったら期間内であれば移動できるので安心です。日本人のほかにタイ人、韓国人、ロシア人などいろいろな国の人が多くいたので、ほかの国の文化を知ることができます。会話は主に中国語、たまに英語を使ったので英語ももっと勉強するべきだったと感じました。クラスメイト達や先生方はとても親切で面白く、あまり流暢でない私にもたくさん話しかけてくれたのでとてもうれしかったです。そして、私の留学生活において最も重要で最も感謝している人物は事務室の先生方です。彼らは何もわからない私たちをたくさんサポートしてくれました。正直、彼らがいなかったら私の留学生活はこんなにも充実していなかったと思い、心から感謝しています。なので、何かわからないことや相談があれば、まず事務室へ行くことをお勧めします。   生活は留学生寮で部屋は2人部屋でした。部屋はきれいでシンプルです。机、椅子、ベッドのほかにポットが1つ置いてありました。トイレ・シャワールームは一緒になっており、お風呂はありません。最初はシャワーだけでも問題はありませんでしたが、2~3週間経つとお風呂に入りたいと思いました。洗濯機は別、冷蔵庫はありませんでした。冷蔵庫がないので基本、保存はできないところが少し不便だと思います。しかし私が留学したのは2月から3月と、比較的寒い時期だったので水などは窓の外に出していれば冷えたものが飲めました。テレビもついているので、暇なときは子供向けのアニメをよく見ていました。字幕付きなのでとても内容は把握しやすいです。寮から出て右隣には第二食堂、寮の目の前の横断歩道を渡って少し進むと第一食堂があります。第一食堂にはコンビニもついているため、とても便利です。私はそこをよく利用しました。大学内はとても広く、そこを散歩するだけでも新しい発見があり楽しいです。食堂やコンビニで働いている人達も親切な人が多いので、話しかけてみるのもいいかもしれません。   観光面で私の中で主に印象に残っている出来事は、万里の長城と天津アイです。万里の長城へ行くまでには2回も騙されて、お金を取られそうになりました。それを回避できたのはインターネットのおかげです。どこに行くまで何を使えばいいのか、どれくらいかかるのか、有名な場所へ行く場合にはインターネットに詳しく書いてあることが多いので、ぜひ利用していただきたいです。万里の長城はすごく感動します。お金に余裕があれば行ってみて欲しいです。次に天津アイです。これは天津にある大観覧車で、大学の近くのバスに乗り1時間ほどで着きます。乗り換えはないので授業後に行ってみてはいかがでしょうか。なぜ印象に残っているかというと、私はこの日、はじめて、新しくできた中国人の友達と2人だけでお出かけをしました。彼女は日本語を勉強している女の子で、事務室の先生方に紹介してもらいました。お互いたどたどしい中国語と日本語で会話し、バスに揺られること1時間、観覧車にたどり着いたころにはあたりはすっかり暗くなっていました。観覧車がきれいに光り、川に光りが反射している景色は今でも印象に残っています。乗ると高いので乗りませんでしたが、次に行く機会があれば乗りたいと思っています。   最後に、短期の留学生活において、何度も何度も思ったことがあります。それは、私がもっと中国語を聞き取れて話せたらすごく楽しいんだろうな、前からしっかりもっと勉強していればよかった、です。留学は行く前からの準備がとても重要だと留学中に気が付きました。これは、今も後悔しています。ただ、これも私にとっていい経験になりました。初めての中国で、初めてできた外国での友達、そこでのご飯の味、授業、先生、一人での帰国、すべて忘れられない大切な思い出です。初めてのことはすごく怖いけれど、一歩踏み出したらこんなにも面白いなんて知らなかった、自分ってこんなことができるんだ、という貴重な経験をさせてもらいました。   留学を考えている人にこの体験記が少しでも役に立てばうれしいです。ありがとうございました。

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