バウハウス・サマースクール(夏期ドイツ語研修)

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Bauhaus-Universität Weimar

バウハウス・サマースクール(夏期ドイツ語研修)

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バウハウス・サマースクール(夏期ドイツ語研修)

Geschwister-Scholl-Straße 15 Room 107 99423 Weimar Germany

http://www.uni-weimar.de/sommerakademie/

プログラム概要

夏期語学研修プログラム
特  色 世界中60カ国以上から毎年400名が参加する集中語学講座(ドイツ語以外の外国語講座も同時開催)。国際色豊かな環境で、語学研修だけでなくさまざまな体験、交流ができる。
内容:
4週間集中語学講座:ドイツ語入門からレベル別クラス(A1~C1:10-15人)。午前は1コマ90分の語学授業が月~金まで2コマずつ、水曜の午後はガイド付きツアー(無料)のオプションが、火、木の午後はプロジェクト・クラスがある。このほかにもコンサートや朗読会、映画の夕べ、スタムティッシュ、遠足、パーティーなどが提供され、さまざまな機会を通じて、ドイツ人学生や他国からの参加者との交流ができる。Student Tutorのサポートが受けられる。
宿  泊 学生寮:4タイプの宿舎から選ぶ。
*WG(シェアハウス):トイレ・シャワー・台所共有、インターネット・シーツ付
*学生寮:トイレ・シャワー・台所共有(食器あり道具なし)、インターネット・シーツ付き
*学生寮Low-Budget:トイレ・シャワー・台所共有(食器・道具なし)、インターネット・シーツなし
**どの宿舎も枕とブランケット付。タオルは持参すること。別途鍵の保証金50€が必要(返金あり)。
**ドイツの寮(WG)は男女混合が普通。
生  活 学生食堂とカフェテリアは月~金の7:30~15:00まで利用でき、参加者に配布されるIDカードで割安で利用できる。料金は1.50€~3.50€。寮での自炊も可能。

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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バウハウス大学

ワイマールでの1ヶ月
佐瀬実夢
ドイツ語・ドイツ文化専攻1年
2019年8月

  私はドイツのワイマールに1ヶ月間短期留学をしました。私にとっては二度目のドイツでしたが、やはり旅行とは全く違うのだろうと初めての留学に期待と不安でいっぱいでした。 成田空港からハノイまで5時間強、そこからまたフランクフルトまで13時間かかりました。家からの時間を考えると出発してから約1日も経っていたのだと気づいてすごく疲れましたが、無事にドイツに着いたんだという高揚感と安心感が勝って全く気になりませんでした。   入国審査を済ませてワイマールに向かうまでの間、車窓から見えるフランクフルトの景色が本当に素敵で感動しました。写真を撮るのももったいないと感じるほど目に焼き付けようと必死に流れる景色を追っていました。フランクフルトからワイマールまでは列車を使い約3時間で到着しました。駅にはバウハウスサマースクールの受付があり、そこで1ヶ月過ごす家や近くにあるスーパーの場所、ドイツ語コースの大学がある場所などを地図を使って説明されました。私はシェアハウスを希望したので部屋のキーを受け取り、どんな人がルームメイトになるのか友達と話しながら迎えが来るのを待っていました。迎えが来たのはそこから2時間ほど経った頃でした。私と友達以外の一緒に来た人逹はとっくに各々の家に送られていて、私たちは手違いがあったのではないかと不安になっていた矢先でした。荷物と共に車に乗り込み、私のこれから住む家の目の前で降ろしてもらいました。駅から徒歩だと30分ほどの場所だったと思います。   家に着いてからが本当に大変でした。まずは荷物です。私の部屋は三階にあるので約22キロあるスーツケースを担いで自力で階段を上がるのは一苦労どころではありませんでした。帰りもこれを味わうのかと思うとめまいが…という感じでした。次は鍵です。アパートに入る時は苦労しなかったのですが、何故か部屋に入る時の鍵は全く開けられず30分ほど格闘しても開かないので途方に暮れてしまいました。友達に電話をしたり駅の受付に戻ろうかと考えていた頃にようやく開きました。後にコツを掴んだのですが、ドイツの鍵は日本のように回すのではなく右にカチッっと捻るだけなのです。家に入ってみると、私が思い描いたヨーロッパの女の子の部屋という感じですぐに気に入りました。これから1ヶ月この部屋で過ごせるのかと思うと楽しみで仕方ありませんでした。ルームメイトは残念ながらいませんでしたが、一人なら一人で楽しんで学校や外出時にコミュニケーションを積極的に行おうとプラスに考えることにしました。   学校は平日の朝9時から始まって90分授業を2コマ受けて昼の12時ぐらいに終わり、MENSAという学食で昼食を食べました。私はパスタを毎日のように食べていましたがその他にもご飯物やドイツらしいジャガイモ料理など日替わりでバリエーションも多かったと思います。値段も学生証を見せればかなり安く済み、パスタの場合だと重さで値段が決まるので平均2.5ユーロ(日本円で300円ほど)くらいでとても助かりました。火曜日と木曜日のみ午後の授業がありましたが、授業といってもバウハウスゆかりの地を巡ったり、近くの丘のような公園で遠足をしたり、博物館や歴史的な建物を見学したりという内容だったのであまり苦にはなりませんでした。宿題もそこそこの量は出ますが辞書などを引きながらやれば時間はかかりますがそこまで大変ではありませんでした。   ドイツ語の授業では、私は一番下のクラスだったため日本人が半数ほどいました。最初は本当に基礎的なことからやっていきました。しかし、だんだんと大学でやっていた範囲を追い越し、付いていくのが大変になりました。授業中は先生も生徒も英語で教えたり発言したりしているので気を抜くと英語が苦手な私はどんどん置いていかれてしまいます。日本人以外にも様々な国籍の生徒たちがいて、私が困っていると丁寧な優しい英語で教えてくれたり、大丈夫?と気にかけてくれたりする子逹が多くて嬉しかったです。ペアワークやグループワークが多かったので沢山の人と交流ができて、家では基本一人だったので学校でコミュニケーションができる場を沢山提供してもらえて有難かったです。   私は毎日早起きして、大好きな映画の曲をかけながら支度をし、コーヒーを飲んでから家を出て綺麗な街を歩いて友達とお気に入りのパン屋さんに向かうのが日課でした。そこのパン屋さんのシナモンロールが絶品で定休日の水曜日以外は毎日欠かさず食べていました。放課後は、ホットドッグが一番美味しい屋台を探そうと味比べしたり、アイス屋さんに毎日のように通って店員さんと仲良くなったり、馬車に乗ったり、モールで遊んだりと充実した毎日でした。もちろん楽しい事ばかりではなく、夜は自炊をしないといけないのでスーパーで2日に一回は1.5Lの水を二本買わなければならないのは大変でした。日曜日はスーパーは閉まってしまうのでそれを常に考えて生活していました。   休日は主に観光をしました。学生証を使えばチューリンゲン州内はすべての交通機関が無料だったのでまずはエアフルトやアイゼナハに行きました。エアフルトの街はチューリンゲン州の州都と呼ばれるだけあってすごく綺麗で栄えていて歴史と建物が好きな私にとって特に好きな街になりました。少し残念だったのが大聖堂の前でちょうどイベントが開催されていて大聖堂の全体像を見られなかったことです。しかし、教会の内部はとても荘厳で見れて良かったです。アイゼナハではルターが聖書を翻訳した場所として有名なヴァルトブルク城を見学したりルターの生家に足を運び、ドイツの膨大な歴史と文化に圧倒されました。   ドイツでの生活に慣れてきた頃に、少し遠出してみようとドレスデンに行きました。自分たちで切符を買ってICE(日本でいう新幹線)に乗って片道3時間かけて向かいました。列車の乗り方、切符の買い方などすべてを自分でやるのは初めてでとても良い経験になりました。教会を巡り、パイプオルガンの厳かで美しい音色を聞いて、街を歩いて、ずっと行きたいと言っていた美術館で大好きなルーベンスの絵画を見つけて感動したりと忘れられない旅になりました。何より、帰り際に教会の鐘楼に登って上から街の景色を味わえたことが強く心に残っています。本当にここにきて良かったなと感じました。   今回の1ヶ月で私は色々なことを学べました。ドイツ語はもちろん、クラスメイトとの英語での会話もお店での注文の仕方など1ヶ月間で大きく成長できたと思っています。また、今までの4ヶ月間で私がやってきたドイツ語の量では圧倒的に足りないと自覚できたと共に、自分には何が足りなくてどうすれば良いのかをこの1ヶ月を通して発見する事ができました。また、旅先での『写真を撮ってください』や『このバスはここに向かいますか?』などの質問はすべて積極的に行い、コミュニケーションを現地の人とできた事は私にとって力になっていると思います。 生活の面でも異国の地で1ヶ月も一人で過ごせたんだと自信がついたと思います。何より現地の人が優しく暖かで、一度バスを間違えた時に降り立ったバス停で小さい男の子に全力でコンニチハ!!!と叫ばれた時は嬉しくて仕方がありませんでした。沢山の迷惑をかけて色々な面で支えてくれた両親、私が行きたいところについて来てくれた友達、お別れパーティーで作ったお味噌汁を美味しい!と飲んでくれた優しいクラスメイト逹と先生、全員に感謝したいです。   留学はとっても勇気がいるし軽い気持ちで行けるものでは決して無いと思います。ただ、留学をして得られるものや成長することの価値の方が不安よりもはるかに大きいと私は思います。これから新しい場所に飛び込もうか悩んでいる人に少しでもこの体験記を通して伝われば良いなと願っています。

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バウハウス大学

バウハウス大学での留学を終えて
五十嵐到矢
英語・リベラルアーツ専攻2年
2019年8月

   私は一か月間ドイツのバウハウス大学に留学をしました。英語リベラルアーツ専攻に所属する私としてはドイツ語を学ぶ留学は少し不安もありましたが、ヴァイマールに到着してからその気持ちはすぐに消え去りました。私はWGと呼ばれるシェアハウスに入居し、アメリカ人の男性とドイツ人の女性とともに暮らしました。WGでの生活はドイツ語と英語を使ってコミュニケーションをとったので、私にとってとても有意義な時間を過ごすことができました。また、世界中の学生たちと汗を流せるスポーツイブニングや、各国の料理を持ち寄って、それらを食べながら互いにコミュニケーションをとることのできるインターナショナルフードイブニング、さらにはチェスやウノ、その他のボードゲームなどをしながらカラオケを楽しめるインターナショナルゲーミングナイトなど、それ以外にもたくさんのアクティビティやプロジェクトが用意されており、世界各地から来た様々な人たちと交流を深めることができました。    そういったイベントに参加してみて最も強く感じたことは、世界の人々、文化、習慣、考えなどを実際に話して、触れて、感じ、知るということは実に興味深く、益々グローバル化が進む現代社会で生活していく私たちにとって必要なことであるということです。各国の方々と話した中で私が特に印象に残っているトークテーマは、教育と働き方についてです。まず驚いたのは、ほとんどの人が自分たちの国の教育や政治、仕事に対して深く理解し、自分の考えを持っているということです。あくまでも私の印象ではありますが、日本人の若者は私も含めてそういったことにあまり興味関心を示さないと感じているのでそこにとても驚いたと同時に、これからの未来を創造していく私たち世代がこのままではいけないと思いました。    もちろんコミュニケーションを図ることも重要ではありますが、ドイツ語を学びに行ったので授業についても触れておきます。まず初めに、テストを受け、その成績によってクラスが分けられます。一クラスに大体10から15人程度の少人数クラスに先生とアシスタントの学生がついてくれます。他のクラスのことは分かりかねますが、私のクラスでは文法を重点的に学習しました。9割はドイツ語で授業が進められます。少人数授業であったり、ドイツ語を話す、聞く、書く、そして読む機会がたくさんあったので、確実にドイツ語力が上がったと思っています。また、火曜日と木曜日の午後はクラスメイトと先生で博物館や少し離れた町まで出かけて散策をしたり、見学をしたりといろいろな経験ができました。    休日は家にいてはもったいないと思ったので積極的に外出して、いろいろな経験をするとともに、ドイツ語に触れる機会を自ら得に行きました。例えば、Genius Lociという音楽に合わせて、博物館やその他の建造物に映像を映し出すプロジェクションマッピングのイベントであったり、かつてユダヤ人が大量に虐殺された強制収容所、動物園など様々なところに訪れました。異国の地で一人で出歩くのは不安もありますが、ドイツ語を話したいという思いだけで外出しました。そのような経験を通して感じたことは、留学はお金と時間さえ作ればだれでも行けるが、現地での経験は自分次第で変えられるということです。もしプログラムへの参加や外出など自ら行わなかったらここまで自信を持てなかったのは事実です。場所はどこにせよ現地で自分が何をしたのか、何を学んだのかが最も重要だと思いました。何事にもきっかけは大事です。留学も人生を大きく変える一つのきっかけになると思います。    私も留学中に感じたことや、経験したことを通して新たな発見や考え方の変化がありました。一つは貧困についてです。ドイツの街にはホームレスの人がたくさんいます。歩いていると話しかけられてお金を要求されることがありました。また、町中や電車の車内などで一芸を披露してお金を要求されるということも多々ありました。そういった人たちは、ごみ箱から空き瓶やペットボトルを回収して、それをスーパーマーケットなどにもっていきデポジットを受け取って生活しているようでした。正直、柏で生活をしていてもそういったことに遭遇することはありません。なので余計にショックを覚えました。またもう一つは、タトゥーについてです。ドイツではタトゥーを入れている人を容易に見つけられましたしその数もとても多かったです。それに対して違和感も覚えませんでした。ただ日本では刺青や反社会的勢力組織などの影響によりタトゥーへの批判や偏見が多くみられます。2020年にオリンピックが開催されますが、温泉やプールなどの施設のタトゥーに関する対策が議論されてきています。このことも文化や慣習の違いであります。多種多様な考え方を持つ人々が生活するこの現代社会において、人種や宗教、政治の違いなどで争いや差別をしたり、偏見を持つことはあってはならないことだと強く思いました。そして、私が大学に通って学んだり、食事をしたり、普通の生活を送れていることはとても幸せであり、家やお金がなく生きるだけでも苦労している人からすれば、普通の生活ではないと感じました。    このように、ドイツに行ってみないと知らなかった事実や現状、日本との違いなどを自分の知識として終わるのではなく、これからの勉強や生活にこのことを生かしていくこともとても大切であると思います。そこで私は一つの決心をしました。これから英語とドイツ語の勉強をより一生懸命に取り組み、語学という道具を生かしたうえで、海外での貧困児童への学習支援や発展途上国の環境問題への支援などのボランティア活動に参加して世界の現状を確認し、世界の人々のために貢献したいと思いました。何度も言いますが、これは実際にドイツという地に足を運んだからこそ抱いた気持ちであり、まずはきっかけづくりとしてでも海外に行ってみて自分の目で見て、感じることが本当に大切だと思いました。今私が生きている環境に感謝して、これからも精進して参ります。

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バウハウス大学

バウハウス短期研修を終えて
石坂柾人
ドイツ語・ドイツ文化専攻1年
2019

  一年半ぶりの海外。久々に海外にいけるという喜びと1か月間も異国の地でやっていけるのかという不安の両方を抱えて、日本を出発した。成田空港を出発して約6時間、ホーチミンにあるTan Son Nhát空港に到着した。せっかくベトナムに来たのだから、とフォーを食べることにし、その後12時間30分かけてFrankfurt空港に到着した。空港に着いて、自分がドイツにいるという事実を、嬉しさのあまり受け入れるのに少し時間がかかったのは、自分の中ですごく衝撃的なことだった。   空港から直結しているFrankfurt中央駅から目的地であるWeimarへ向かった。駅に到着するとSummer schoolのユニフォームを着た人たちが待っており、これから自分が1か月間住む家へ案内してもらった。家の前に来たのは良いもののアパートの入り口を開けることができず…。日本のようにドアノブが回るタイプでもなく、鍵が左右に2.3周も回ってしまう。10分くらい格闘したが開けることができず、もう一度駅まで戻り、家まで案内してくれた人に事情を説明し開けるのを手伝ってもらった。部屋の玄関も無事に開けることができ、部屋に入ることができた。ひと段落して街探検をしに外出したその帰り、先ほど教えてもらった要領でトライすると、入り口は開けることができたのだが、玄関を開けることはできなかった。そこで20分ほど格闘したが、開けることができなかったので大学の寮でルームメイトだったドイツ人に相談することにした。彼が言うには「鍵を回して、ドアを引いて、そして押す」らしい。それはもうやった~と思いながらも、チャレンジはしてみたがやはり開けることはできなかった。そこで、1個下の階のひとに開けてほしいと頼むしかないなという話の流れになり、ルームメイトに「マサトならできるよ」と励ましてもらいながらインターホンを押した。出てきたのは腕に刺青を入れた少し強面の人だった。拙いドイツ語と英語とでなんとか頼むことができ、その伝わったという事実が素直に嬉しかった。開けてもらい、ありがとうと伝えると、「最初は開けるの難しいよね、また開けられなくなったらインターホンを鳴らしていいよ」と気さくな方だった。   学校は月曜日~金曜日毎日90分2コマあり、火曜日と木曜日はその2コマの後にWeimarの歴史について、毎回記念館やミュージアムなどを巡った。授業は一番下のクラスで半分以上が日本人だったので授業中は正直海外にいるという感覚はなかった。けれど、シンプルなところから始まった授業が、終わってみれば大学の授業でまだ踏み込んでいないところまで学べたので良かった。昼は併設してあるMENSAで食べた。Summer schoolの初日に参加者の人たちと仲良くなるという目的で参加した街探検のイベントで仲良くなった人たちとよく一緒にMENSAで食べていた。彼らは自分とは比べものにならないほど長い時間ドイツ語と向き合い、そしてドイツ語を習得しようとしている人たちだった。彼らの話に参加はできなくても、しゃべっている単語がこれまで自分が学んで覚えた単語だった時には、学び始めて4か月しか経ってはいないけれど確実に力がついているということを実感することができ楽しかった。   授業が終わりそこからは各自の自由時間だった。Weimarの街を歩きながらアイスを食べたり、おいしいパン屋さん探しをしたりして過ごした。また、大学で一緒に授業を受けた生徒の人ともドイツで久しぶりに会うことができた。そして週末には遠出も多くした。エアフルトやアイゼナハ、ドレスデンなどに行った。エアフルトはクレーマー橋が有名で、大学の授業内のプレゼンのテーマで扱い、その場所に実際に行けたのはすごく嬉しかった。ほかにもベルリンやライプツィヒへも訪れた。この2つの地域には、チケットの手配など何から何まですべて自分一人で行ったのですごくいい経験になった。ベルリンにはベルリンの壁をはじめブランデンブルク門や舞姫の作品にでてくるウンテル・デン・リンデンなどに訪れた。特にベルリンの壁を見たときには、自分の心に何か突き刺さるものがあった。現実に起こったものだと信じきれずにいたドイツでの東西断裂が、壁がそこにあることによって信じざるを得ないものになり、歴史というものを改めて深く考えさせられた。ベルリンにあるコーヒーショップに行った際には、ぼったくりにあってしまった。途中で気づき、あいやーと思ったし、あの店員さんの顔はこれからも忘れないと思う。でもスリなどハプニングが起こりやすい地域でこの被害だけでおさまったのならよかったし、その25centはチップとして考えようと割り切ることにした。またライプツィヒへは、サッカーのブンデスリーガを見に行った。小学1年生からサッカーをやっていた自分からすると、ドイツといえばサッカー!!いつかは本場のサッカーを見に行きたいという夢が幼いころからあった。その夢が叶うのはとても感慨深かった。試合はライプツィヒのホーム開幕戦で、常に観客のボルテージがMAXだったのもあり自分自身終始鳥肌が止まらなかった。対戦相手は長谷部誠と鎌田大地の日本人選手が2人も在籍しているFrankfurtだった。スタジアムでは最前列に座ることができ、ありがたいことにどちらの日本人選手もフルで試合に出てくれたので近くで多くのプレーを見ることができた。結果は2-1でホームのライプツィヒが勝利した。このサッカー観戦がドイツで過ごした最後の週末だったこともあり本当にいい思い出として残っている。 帰りはハノイのNoi Bai空港を経由し、ここでもベトナムに来たのだからと、フォーを食べた。ホーチミンのフォーと食べ比べをしてみると少しハノイのフォーのほうがしょっぱいような気がした。 今回約1か月間ドイツに住んでみたわけだが周りの人に支えられてこの場所にいられるということを強く実感した。お金を払ってくれた両親はもちろんのこと、毎日勉強を頑張ろうと元気をくれた友人には本当に感謝してもしきれない。また、今回いけたことでいっそう来年の長期留学へのモチベーションも高まったのでこれからも頑張っていこうと思う。

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バウハウス大学

バウハウスサマースクールに参加して感じたこと
池上凜香
ドイツ語・ドイツ文化専攻1年
2019年8月

  私は1か月ドイツのワイマールに短期留学をしました。中学校の頃からホームステイをしていましたが、今まではホストやホストファミリーが食事を用意してくれたりしましたが、今回は洗濯や買い物など全て私がやったので大変でしたがとても自立した1か月でした。私はシェアハウスに住んでいましたが私以外全員男性ではじめは不安しかありませんでした。私はシェアハウスの人と一緒に大学に通えるのかなと考えていましたが、それぞれみんな仕事をしていてとても忙しそうでした。初日は本当に不安で私の家がどこかも分からずスーパーの場所さえわかりませんでしたが、シェアハウスの人がワイマールを案内してくれました。また4か月しか勉強していないドイツ語はなかなか授業についていけませんでした。しかし、毎日ドイツ語の勉強をして少しずつ理解できるようになり、とても嬉しかったです。   私は、今回の留学で麗澤生の中で一番積極的に大学のイベントに参加したと思います。今までの海外とは全て違ったため自分が積極的に行動しない限り何も変わらないと感じました。また、多くの学生が英語やドイツ語でコミュニケーションをとっているのを見てとても羨ましく感じるのと同時に、今までとは全然違うと感じました。そして、私の語学力の低さを痛感する1か月でもありました。私は、自分を変えたいと思い、様々なイベントに参加しました。はじめは、緊張で話しかけれられませんでしたが、徐々に自信が出てフードパーティーでは日本食の説明をして仲良くなりました。私は異文化にとても興味があるので、フードパーティーでは色んな国の伝統料理を食べることが出来て、とても嬉しかったです。また、コミュニケーションの話題になったらいいなと日本から持参した柿の種と金太郎飴はとても好評でした。その場でみんな食べてくれ感想を言ってくれました。   嬉しかったことはクラスメートが私を映画に誘ってくれたことです。私が仲良くなりたいって気持ちを伝えたら一緒に映画に行ったりシラーの誕生日パーティーに行ったりとても仲良くなれました。土日は自分たちでどこに行きたいか観光したいかを考え遠くまで観光しにいきました。特にドレスデンはとても行きたい場所だったため、観光で行けた日はとても感動しかありませんでした。ヨーロッパで絵画を見たり、音楽を聴いたりまた美術館で歴史を感じることが出来とても嬉しかったです。遠足以外で私はライプツィヒに行けてとてもよかったです。ドイツで出来た友達とライプツィヒに行きアリスインワンダーランドを見ました。プロジェクションマッピングがとても綺麗でまた来たいと感じました。移動の電車の中でも一緒にゲームをしたり、ドイツ語の勉強をしたりすごく楽しい一日でした。またショッピングで似合う服を考えてあげたり、一緒にご飯を食べたり、私にとって貴重な体験ができました。初海外だったらもっと不安でしたが、現地の友達と一緒に行動することが多かったからか、夜遅くまでイベントに参加したりしていました。私が住んでいたワイマールが平和な所だったからだと思いますが、慣れは怖いなと感じることもありました。ペットボトルのリサイクルでお金を貰ったり、スターバックスでドイツ限定カードを作ってもらったり色々な体験を自らすることが出来て幸せでした。今回の短期留学でドイツ語のレベルが凄く伸びたわけではありませんが、海外で一人で生きる、また知らない土地で暮らすということに関してはとても良い勉強になりました。ドイツのスーパーは日曜日は閉まっているためいつ買うかとか考えたり買いすぎないようにしたり、主婦って大変だなと感じました。私は今、日本の学生寮に住んでいますが海外は量り売りが多く腐らせないようにするのも大変でした。 宿題はとても多いわけではありませんでしたが、辞書で調べたりするのでとても時間はかかりました。私は一度調べた単語は必ずマーカーをしていて1か月で私の辞書はマーカーだらけになりました。毎日辞書を開くたびに単語が目に入り、自然に単語を覚えられるようになりました。そして辞書を見るたびにこんなにドイツ語の勉強をしてるんだなとも思いました。確実に今回の留学で単語の量が一気に増えたなと実感しました。新しく学んだ単語を忘れないように後期の授業で活かしたり、また同じクラスの友達にも共有してみんなでドイツ語を楽しみながら学んでいきたいなと感じました。   私はお土産で日本の漫画のドイツ語版と絵本を買いました。絵本はドイツ語の勉強をしている私にとってレベルもちょうどよく、とても読みやすかったです。日本の漫画はたまたま同じ本をもっていたので思い出として買いましたが麗澤大学での4年間で全部翻訳できるくらいドイツ語を習得できたらいいなと思います。そして私は、ワイマールでの1か月で自分で話しかけドイツの切手を買いに行きました。ヨーロッパの人と文通をしていたので懐かしい切手だなと感じました。また、ドイツから実家と祖父の家に手紙を出しました。日本からヨーロッパに手紙を出すのはお金がけっこうしますが、ドイツからはとても安く手紙を出すことができて驚きました。そして、あえてエアメール便にせず手紙を出しました。計算したわけでもないのですが、たまたま私が帰国した日にポストに手紙が入っていて嬉しくなりました。ワイマールで0ユーロを買ったことも思い出です。0ユーロは使うことはできませんが残るものを探していたためとても良いお土産になりました。学校帰りに他の市に観光やショッピングに行ったことも思い出です。迷子になった時も丁寧に教えてくれる方が多く日本に帰ってきて、外国人にどの電車に乗ったらいいかを聞かれたときは、私もこんな風に不安で色んな人に聞いていたなと感じました。1か月は本当に短く感じました。中学生の頃から毎年海外に行ったり受け入れをしたり、私のために高いお金を出してくれる親に本当に感謝したいと思います。来年、留学に行けるか分かりませんがもし、行くことが出来たら、もう一度ワイマールに行ってみんなに会いに行きたいです。ドイツ語の勉強を頑張りたいと思うとても濃い留学でした。

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