淡江大学中国語センター

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淡江大学中国語センター

新北市淡水区長英專路151号 (淡水キャンパス) / 台北市大安區金華街199巷5號(台北キャンパス)

https://www.clc.tku.edu.tw/?lang=jp

プログラム概要

春期語学研修プログラム 夏期語学研修プログラム
特  色 8月3週間、又は2月2週間集中的に中国語を勉強し、ツアーや観光、文化授業を通して台湾の文化に触れることができる。夏期研修は淡江大学淡水キャンパスで行われ、春期研修は淡江大学台北キャンパスで行われる。
・中国語授業/週20時間 レベル分けテスト(筆記と口頭)で最適なクラス分け。
・文化授業/週2-4時間
・台北ツアー/週8時間
宿  泊 夏期研修:淡江大学学生寮(3-4人部屋)3食付
春期研修:台北市内の会館かホステル 食事なし
生  活 各クラス一人の担任教師、助手教師、スタッフが伴い、整った生活ケアーが受けられる。夏期研修では24時間スタッフが同じ寮に宿泊し、世話をする。
担当教員 齋藤貴志 / 邱 瑋琪

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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淡江大学

淡江大学二週間の短期留学を終えて
草間咲笑
中国語専攻1年
2019年3月

   私は3月3日〜3月16日までの二週間、淡江大学短期語学研修に行きました。もともと台湾には旅行で行ったことはありましたが、留学は初めてだったので緊張しました。しかし現地では他の大学からの留学生と一緒に行動することを知り、同じ目的を持っているもの同士すぐに親しくなりました。また現地にいたカウンセラーの人たちも初対面にも関わらず親切な対応をしてくれたため、私はすぐに環境に慣れることができました。その後、空港からバスでホテルに向かい西門にある国軍英雄館というホテルに泊まりました。西門はとても都会にあるため、日本でいう新宿のような場所でした。    2日目からは大学に通いました。淡江大学は台北の東門駅から徒歩10分ぐらいの所にあり、私たちの泊まったホテルからは40分ぐらいで着きました。東門駅は繁華街で高層ビルや飲食店があり、特にタピオカミルクティーやマンゴーかき氷、鲁肉饭(ルーロウファン)や小籠包など有名な店が並んでいるのでとても充実しています。大学の初日は入学式から始まり、その後クラス分けの試験を行いました。試験内容は筆記試験と面接で、筆記試験は、簡体字と繁体字が選択でき内容は割と大学で習ったことばかりでした。面接は、まずその場に書いてある中国語の文書を読み、次に面接官からいくつかの質問をされます。その結果、5つのクラスに分かれ私はB1で、クラスメートの人数は11人と少人数でした。授業の午前中はグループに分かれアプリを使用し単語や会話のゲームをしながら、台湾について学ぶ授業を行いました。また、文化体験では台湾伝統の扇子や切り絵、折り紙を使ってしおりを作りました。切り絵は昔から伝わる台湾の伝統文化であり、私は2019年の台湾の干支である豚を作りました。日本の今年の干支は亥年ですが、台湾や中国では豚年だそうです。    11時半になると昼食になり大学付近で食事をしました。どこの店も美味しかったのですが私はトマトジャージャー麺が一番のおすすめだと思います。午後の授業は、思ったより難しく苦戦しました。それは、繁体字と中国語の発音の違いなどです。中国語の発音は違う点が多々あり、先生からの質問に対して返答できない部分が多く少し苦戦しました。授業の中では、台湾の有名な観光地の名所や食べ物の発音を中国語で学び、例えばタピオカミルクティーは中国語で珍珠奶茶と言います。最初は大学で学んだ中国語と異なる箇所があり少し戸惑いましたが、2、3日経ってからは次第に慣れました。時間配分については、午後は13時10分〜18時までの長時間でしたが、先生方が授業内容を工夫してくれたため集中して授業を受けることができました。グループになって単語や会話のゲームをしたり、クラスメートとコミュニケーションをとれるように質疑応答をし合いクラスメートとの距離も縮めることができました。    1週目の金曜日は、MRTの旅で台北101や龍山寺、中正紀念堂に行きました。龍山寺は、台湾を代表するパワースポットが有名で観光客だけでなく地元の人も参拝する場所です。地元の人たちが熱心に参拝するのを見て台湾の人々は信仰心が強いということを改めて知りました。土曜日は自由行動だったので現地で知り合った友達と一緒に西門町で買い物をして、夜は夜市で食べ歩きしたりなど沢山台湾を満喫しました。また、日曜日は邱先生と待ち合わせして食事をごちそうになり、楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。 2週目に入ると台湾の生活にも慣れ、授業も少しずつですが聞き取れるようになり、日常生活でも変化を感じました。買い物をする時や飲食店などでも中国語が聞き取れるようになり、自然と自分からも積極的に話しかけられるようになっていました。2週目の木曜日は卒業式で各クラスずつ発表し、私たちは周華健の「朋友」という曲を歌いました。1週間前まではピンインをたどることも困難だった私たちが当日の卒業式では練習の成果もあり、全員で歌いきることができました。2週間という短い間でしたが、その瞬間はクラスのみんなが団結していて全員が1つになれた気がしました。    2週目の金曜日は淡水を散策し、北没や真理大学、淡水老街、士林夜市などに行きました。中でも、淡水老街は淡水駅からも近く、商店街が沢山並んでいて美味しいお店が多かったです。私は、そこで小籠包やタピオカを買いました。他にも洋服や雑貨、お土産のパイナップルケーキなどが売っていてとても充実しているので観光する際にはおすすめです。特に、私が台湾に来て美味しかった食べ物は鸡排(ジーパイ)です。鸡排は、骨付きの鶏肉のことで、台湾の夜市でとても人気の食べ物です。揚げた衣がサクサクしていて中はジューシーで味付けは主に塩や胡椒で、お好みで唐辛子をつけて食べます。とても美味しいのでぜひ台湾に行ったら食べてみてください。    私がこの2週間を通して、感じたことがあります。まず、日本と台湾の違いです。例えば、台湾の電車のホームはすべて人身事故防止がされていたので日本より安全面が徹底している印象を受けました。また、ホームや電車の中で飲食をしたら罰金を払わなければならないことです。そして、エスカレーターは左側が歩く所なので日本とは逆で驚きました。次に台湾人の人柄の良さです。私が出会った台湾の人達は常に笑顔で親切な人が多いと感じました。それは道を尋ねた時に、道を検索しながら一緒に近くまで案内してくれた所です。また、飲食店などで日本人客に対して日本語で話してくれる人や、中国語をゆっくり話してくれる人がいたことから台湾人の気遣いを感じました。このような点から台湾人が親日であることを改めて実感しました。     最後に、私はこの2週間を通して、語学は実践することが大切だということを強く感じました。それは、日本での勉強の中で文法や会話力を身に着けても、実際に現地に行くと上手く行かなかったからです。しかし、2週間経った今では、以前と比べると少しですが自分の中国語に自信が持てるようになりました。なので、この経験を大学生活でも生かすのと同時に、これからも挑戦する気持ちを忘れずにいたいと改めて思いました。 

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淡江大学

淡江大学春期語学研修体験記
日向寺鈴音
中国語専攻1年
2019年3月

   この淡江大学春期研修を経て、私は「変わった」という実感がある。それは自身の中の満足ではなく、人から見てもそのように感じるものであった。留学前の自分から留学後、つまり今の自分に変化した理由は留学の内容を思い返してみてもいくつかあるが、その中でも最も大きい変化は「開放的になった」ということであると考える。    中国語は大学に入学してから新しく始めたことだが、一年間勉強してみてとても難しいと改めて感じていた。リスニングやスピーキングは授業内でも先生やクラスメイトと協力しながら活動してアクティブラーニングのような形式で学んでいた。しかし、それを理解するのには文法や単語など自分で勉強するという過程が当たり前にも必要だ。結局、自分で勉強して修得していくものだと思っていた。しかし、この留学プログラムに参加して「自分だけで学ぶ」という私の根っからの考えが捻じ曲げられた。    台湾では、平日は大学に行って一日中学内で中国語の授業を受けていた。午前中は二クラスに分かれて、観光や文化などの設定された分野を学んだ。先生が授業をしてくれるのだと思っていたが、パソコンやスマホなどのIT機器を用いた学習や、センスや切り紙などを実際にやってみて文化を学ぶというアクティブ系の授業方法であった。しかし、その中でも台湾の観光名所やおいしい食べ物など語学学習だけでは得られないうれしい情報を知ることができた。午後の授業は、初日のレベル分けテストによって分けられたクラスでの授業だった。このクラスは午前中の授業とは違い、担任の先生が決まっておりその先生が黒板を使って行う、いわゆる普通の授業だった。教科書や板書などで中国語の基礎から始まった。最初は発音の練習や簡単な単語を使った分を作るという、日本でも勉強済みの内容であったが、次第に内容が難しくなっていき、ずっと黒板と先生の口元を凝視していたことが今では懐かしく感じる。しかし、どんどん難しい内容になっても私は授業のペースについていくことができていたのだ。それは、「実際にやってみる」というスタンスがあったからだ。例えば、単語を覚えるために「単語カードを使った神経衰弱」をしたり「単語カードでジェスチャーゲーム」をする。また、文法を覚えるために「スポーツのリーグ戦で用いられる表を使い、最上列と最左列にばらばらの単語を入れてその二つの単語を使って文を作る○×ゲーム」をしたり「中国語の歌の歌詞の意味を理解する」ということもした。「美容院という設定でロールプレイングゲーム」をしたり「クラスメイトと決められたテーマに沿った質問をしあって理解度を図るテスト」も行われた。   このような活動的な授業は、日本での黒板に向かった授業とは違ってとても楽しく、実際に起こりえる、実際に使うかもしれないという現実的な部分を垣間見ることができる。それがモチベーションにつながり面白がりながら授業を受けることができたのだった。    また、私が留学前から決めていた「絶対に一番前の席で授業を受ける」という目標も達成できた。他の席や二列目以降でも受ける授業自体は変わらないのだが、最前列でしか感じることのできない「発音の特徴」や「空気間」を実際に体感することが狙いだった。目的通り日本での授業では感じ取ることのできない本場独特の発音や授業中時々ある「先生の小声」をも聞くことができ、最初に勇気を出して前に行って良かったなと思えた。    このような授業の様子からわかる通り、たった数日間でクラスメイトと仲良くなれた。大阪からきている学生や違う学年の方、中には日本で外国人に中国語をおしえているというおじいちゃんもいたのだ。地域も世代も超えて人間関係を築くことができるというのも大きな勉強の一つになった。修了式では、授業のなかで覚えた中国語の歌をクラスのみんなと披露して多くの時間を過ごしたクラスメイトとの思い出を振り返った。  大学での勉強以外にもたくさん学んだことはある。食事はいつも外食で街に出て食べ物を買ったりレストランに行ったりした。そこでの会話はもちろん中国語だ。現地の方とのコミュニケーションをとることで自分の中国語力がわかるので毎日が勉強だった。毎週金曜日にはプログラムの一環で観光名所を見て回った。日本と違うことはたくさんあったが一番は、電車の「線」がかなり少なくあまり乗り間違いをせずに目的地にたどり着くことができたことだ。二回目のツアーは終日同じクラスのおじいちゃんと二人で行動をしていた。同級生といっしょにいたらいけなかった場所、出会えなかったものをたくさん見ることができた。中でも、北投に行ったとき偶然行われていた「学生による歴史展覧会」では、実際に担当ブースを持っていた学生に「中国語の詩の歴史」について質問して中国語で会話したことはとても印象深い。日本人同士で一緒にいるとどうしても日本語で話してしまい、もし現地の方に話しかけても日本語で相互の意見を確かめて一緒に理解するであろう。しかし、この経験は自分で機会をつくる、自分から違う世界に飛び込んでみるという「挑戦」の大切さを教えてくれた。移動の間はずっとおじいちゃんと語学に関する意見交換をしていた。中国語だけでなくほかにもアラビア語やスペイン語など様々な言語を学んでいるようで、今後の学生生活で語学を勉強するためのアドバイスをしてもらった。    また、この留学でもう一つこそこそと頑張っていたことがある。それは日記だ。日記を書くこと自体は私の日課なので慣れてはいたのだが、いつもの日記に加えて「中国語で書く」という工程を増やした。初めのころは「楽しい」「~~に行った」など簡単な文しか書けていないが、日数が過ぎるにつれて前よりも自分の書きたいことが書けるようになっていた。今見返しても、日本語よりも中国語での日記に割合のほうが多いという驚きの発見もあった。密かにみんなよりも中国語の勉強をしていたのだ。これは自己満足だが,,,   「中国語は自分だけの力で学ばなければならない」と思っていた自分がこんなにもほかのだれかと一緒に学ぶことを楽しんでいるという状況に気付いた時には、留学前の、閉じこもっていた人見知りな自分の面影は少しもなかったのではないかと思う。異国にきて気分が高まっていたことも多少は関係しているが、それもよい方向にもっていくことができたので最終的には「成長」できたのではないか。何よりも、中国語に対する積極性が高まったのは確かなことだ。この大学でも四年間で中国語をマスターするために、自分だけの力ではなく、「どんな手段を使ってでも」という風に考えるようにしていきたいと思っている。そのためにも、寮生活をしているというポイントを大いに利用していきたい。また、留学生と関わることのできる授業を選択して自分の経験値を高めていきたい。

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淡江大学

淡江春期研修体験記
堀澤巧人
中国語・中国文化専攻1年
2019年3月3日~16日

   私は今回二週間の春期短期研修プログラムを利用して台湾の淡江大学台北キャンパスで二週間の語学授業を受けてきました。私自身この大学へ入った目的が麗澤大学の留学プログラムの豊富さ、そして台湾の淡江大学との繋がりが深いという理由で入ったので、まずは二週間のプログラムを通してたくさんのことを学び、長期の留学への準備がすこし出来るのではないかと思いました。    実際に台湾に行ってみて気がついた事。それはやはり今までの旅行とは違い、日本語を使う機会が少ないというのがポイントなのかと思いました。淡江大学での授業はほとんどが中国語で神経を使って集中しなければどんどん聞き逃して授業についていけなくなるという感じでした。自分的にも逃げられない環境で追い込んで授業に集中するというのがとても新鮮で新しい事で大変だけれども楽しさを覚えました。    そして、宿泊の同室は1人アメリカから来たルームメイトがいた事もいい経験になったかと思います。自分は英語は全く喋れないわけではないですが実際に生活を共にするという事での意思の疎通で喋る英語は真剣に聞かなければ早いので聞きそびれてお互いにストレスになってしまうので寝る時まで休める瞬間はなかったです。けれどもそのおかげで日本語を使う機会がさらに少なく英語、中国語という二つの言語学習にもなりいい経験になりました。    他には生活面です、台湾は日本に比べて色々なものが安いです。食事、雑貨など日本で同じものを見ると何倍もの額のものがたくさんあります。私たちの宿泊場所は若者で賑わう西門町という繁華街の近くだったので食事と買い物は全て揃いました。また食事は私はかなり台湾の食事は口に合うので不便はなく、私が一番好きなものは滷肉飯(ルーローファン)という以前旅行していた時から好きで台湾では広くある料理です。私が今回勉強の合間の時間でしていたことは台湾の美味しいご飯を探すことでした。私は食べることが好きで台湾の美味しいものをたくさん食べたい気持ちが強いため、そのためにはお店の人と会話をしなければいけない、その時に英語を使ってじゃなくてもっと話したいと思ったのが私が中国語を学習するきっかけになったので、今でも台湾に行くとお店に入って中国語で頼んで話して、出てこない言葉があると帰って調べて覚えるということをずっとしています。中国語を勉強することは今の生きがいでそのきっかけになった食事というものも今では同じくらい大切にしていることです。 行ってみて思った事はタピオカがやはり人気だということでした。タピオカ屋さんが多い事は驚かなかったのですか、タピオカホルダーや、何回も使える金属タピオカストローまでもが売っていた事には驚きました。そして値段も日本の三分の一くらいの値段で買えるところもありまた美味しいのでいいと思いました。    プログラムは授業が朝の9時スタートでお昼休憩があり、終わるのは外は暗くなる時間帯で長かったと思います、けれども毎日繰り返していると慣れて楽しくなってきました。その後の夜の時間で毎日美味しいものを仲間と一緒に食べに行ったのもいい思い出です。今回のプログラムの参加者の方々は各地方の大学から様々で年齢もバラバラ、しかし本当にいい人達ばかりでみんなで勉強を助け合ったりしてお互いに仲良くなり、帰る時にはみんな帰りたくないと最初はホームシックだった人もいたけれども二週間での絆の深まり具合はすごいものでした。今回はプログラムを一番近いところで支えてくれたカウンセラーという方達の存在もいました。私たちが空港から宿泊所まで、台湾での生活中、語学サポート、帰りはギリギリまでみんなについて来てくれる。などたくさんのサポートを受けて今回の私達が安全に楽しめたのはサポートがあったからだと私は確信しています。    先生、カウンセラー、淡江大学スタッフの方々、麗澤大学の春期短期プログラムを支えていただいた方々には本当に感謝をしております。ありがとうございました。私は中学校を卒業して高校に入る前の休みで初めて台湾へ行きました。その1回目で人の優しさとご飯のおいしさと環境が好きで、高校に入って中国語のクラスを取り中国語の勉強をして、麗澤大学へ入りと本当に時間をかけてまずはかなえた淡江大学で勉強するという夢でした。自分が好きな中国語を使って授業を受けて、中国語を使って生活をしたりと夢のような時間でした。仲間にも恵まれ。現地の人からはまた台湾に戻ってきてねという声がたくさんかけられ、改めて人の優しさを実感することができてさらに好きになりました。    今は日本に帰り、また勉強を始めて、新しい環境がまた始まろうとする4月。たくさんの不安と期待はありますがこれからも夢に向かって頑張っていきたいと思います。壁はたくさんあると思います。楽な道は絶対にないと思います。でも乗り越えるための気合は十分です。自信をこれからもつけていくために中国語学習に勤しみたいと思います。

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淡江大学

短期語学研修を終えて
宮内裕里
国際交流・国際協力専攻2年
2019年3月3日~16日

   今回のプログラムは二週間で、内二日間は出国日・帰国日、授業のない日が二日間、観光が二日間、授業が八日間の計十四日間でした。    通常授業の日は午前に50分の授業2コマ、午後に5コマという構成で、午後は毎日普通の中国語の授業で、この授業のクラス分けは簡単なテストでされており、今回は参加者が70人くらいいて5クラスに分けられました。かなり短時間でテスト自体に時間をかけていないこともありクラス内でも中国語の力には差がありました。    午後の授業は授業の前半3コマと後半2コマで先生が入れ替わっていました。先生方は日本語を話すことが出来ないため、中国語もしくは英語を使って授業を進めていました。アクティビティが多くあったのですが、やり方などは基本簡単な中国語を使って説明してくれていました。それでも生徒が理解していなそうなときは英語を使ったりもしていました。    内容は教科書が用意されており、本文に出てくる新出単語や文法を学びそれらを文章の中で使うのに慣れるためのアクティビティをする。というような内容でした。ゲーム感覚のアクティビティも多く、麗澤大学で言ったらiLoungeに用意されているようなゲームを授業内でやるといった感覚です。 午前の授業はクラス分け関係なく行われていて、日によって内容が異なるものでした。台湾の文化を学ぶ文化授業、観光文化について学ぶ観光授業、デジタル教材を使ったデジタル授業がありました。文化授業は図工みたいな感覚で、扇子に絵をかいたり、切り絵の体験をしたり、本のしおりを作るなどの授業がありました。体験型の授業でおもしろかったです。午後の授業と同様で先生は日本語を話せないので英語と中国語で授業は行われていました。    観光授業では、観光地の名物紹介、どんな歴史があるのか、そこで使えるフレーズ、単語を教わりました。実際にみんなで行く場所に関しての事前学習でした。デジタル授業はスマートフォンのアプリを使ってゲームのような感覚で中国語を学ぶというもので、グループで得点を競い合うなど、中国語を学びつつも楽しめる内容でした。    授業の中では知らない単語や文法を学んだのはもちろんですが、大学の普通の授業よりもアクティビティなどで実践的に使ってみようといった場面が多かったため、身に付きやすい授業内容だったように思います。また、先生方が話すのは基本中国語だけなので説明などもちゃんと聞きとって理解しようとしないとわからないため聞こうとして耳が開くし、単純にリスニング量が多いため聞き取る力が付いたと感じました。実際に一週目の授業では先生がいっていることがほとんど聞き取れず、理解もできないという場面が多くありましたが、二週目に入ったときに何を言っているかが理解できるようになりました。自分自身の変化がはっきりとわかった瞬間でした。もちろん勉強になるのは授業だけではありません。    放課後は夜ご飯を食べるためにどこかのお店に行ったり、夜市に行ったりするのですが、そこでも日本語を話せる店員さんはいなくて、やはり中国語で注文をしたり、メニューが中国語で書かれているのでそれぞれの単語がどういう意味なのか調べたりしながら、料理を選んだりしていました。基本的にコンビニエンスストアを使わなければそういう場面に出くわすので、毎回の食事ですら勉強になっていました。勉強しているつもりはなくても勉強になるという環境でした。また全員で観光に行く日が設けられていて、そこでは台湾の有名な観光地に行って美味しいものを食べたり、歴史を学んだりという内容でした。そこには先生が一緒に行くわけではなく、学生のスタッフ5名くらいで私たちを案内してくれました。彼らは私たちに美味しいお店を紹介してくれたり、中国語の勉強のために物の名前を教えてくれたりしてくれていました。観光自体はもちろん楽しくて、自分たちだけではわからないことも知ることが出来ました。    土日は授業がなく自由行動だったので私は台湾に長期留学している友達と観光をしました。私たちは台湾に慣れている子が一緒だったため、そこまで不安はありませんでしたが、観光地までたどり着くのも大変だと感じました。交通費は日本よりかなり安く済むのですが、それを理由に観光客相手に高くお金を取ろうとするタクシー運転手もいて安くならないか交渉をする場面もありました。台湾の文化の大きな特徴として夜市というものがあるのですが、夜市は日本のお祭りのように道に屋台がたくさん出ている場所で、それがいろいろなところで毎日開かれています。食文化の違いもありかなりにおいがきつく、文化の違いがわかりやすく出ているところだと思いました。    食事は基本的に脂っこいものが多く野菜はなかなか摂取できません。できたとしても揚げてあったり、炒めてあったり、サラダのような生野菜は本当に少なく、その代わりに漬物のようなものが出てきたりしました。食事は基本的にかなり安く日本円で800円もあればかなりしっかりとした食事ができました。台湾で有名な料理はおいしく感じました。ただ香辛料の違いがあるため同じ料理でも味の違いはかなりありました。また、あちらこちらにタピオカの店があり、日本よりかなり安く買うことが出来ました。食事面ではかなり台湾の文化を感じることが出来たと思います。    これらの台湾での経験を通してよかったのは、環境だと思います。中国語を使わなければいけない環境であったためにリスニングもスピーキングも力が付いたと思います。旅行で行くのとは違って授業があるのはもちろんですが、台湾の友達もできるし、その人とのコミュニケーションでさらに勉強になるという、ところが大きなプラスかと思います。環境にいるだけで意識的に自分が変わろうとしなくても変わることが出来たと感じます。その時は伝わらなくて大変なことも多々ありますがその一つ一つがきちんと身に着くのを感じられました。    また、私の場合は初めての海外だったためすべてがいい経験になりました。空港の出国審査から、日本人よりも外国人が多いという日本にいたらなかなか経験することのできない環境もすべてが面白く、新鮮で、自分にとってのプラスが多い研修でした。中国語を学ぶことに関しても以前よりも興味があるし、楽しさを見いだすことが出来たいい研修でした。これからはさらにいろいろな国に行ってみたいです。

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