国際フェスタCHIBAにて「地球のステージ」を公演
2014.10.10

10月5日(日)に開催された「国際フェスタCHIBA」にて、地球のステージの公演がありました。本学でのステージは今回で3回目。会場となった廣池千九郎記念講堂には多くの来場者が集まり、主宰者である桑山紀彦氏によるステージにより、多くの感動と勇気に包まれました。


 「地球のステージ」とは、精神科の医師である桑山紀彦氏が主宰する、映像と歌と語りを組み合わせた新しいタイプのコンサートステージです。地球のステージは全国各地で年間200回ほど公演されているそうです。世界の紛争、災害の地で現役医師が出会った人々の輝き、明るくたくましく生きる姿を、オリジナルの音楽と大画面の映像と語りを交え、観た人がそれぞれに受け止め、感動できる内容となっています。また、事務局のある宮城県名取市は東日本大震災の大きな被害を受け、震災を風化させないように、ここで奮闘する人々の姿も伝え続けています。

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 NPO法人「地球のステージ」の代表理事でもある桑山氏は、これまで世界57カ国を歩き、国際医療活動に従事してこられました。今回のステージでは、桑山氏が「ボランティア」に携わるきっかけとなった、フィリピンの旅先での出会いについて語られました。1人の老婆に、持参していた目薬をあげたときに、涙ながら何度もお礼を言ってもらえたことで、人助けとは何か、ボランティアとは何かといった問題意識、気持ちが芽生えてきたそうです。

外国語学部の成瀬教授(写真左)と握手

熱く語る桑山さん


本学の学生の多くが聴衆にいましたが、「ぼくも元々はボランティアをはじめるなんてちっとも思っていませんでした。でも、こうした出会いがあって、はじめることになりました。学生のみなさんも、是非、異文化に触れて、たくさんの人たちと出会い、」というお言葉は、「何かをしなければ、でも、どうしたらいいかわからない・・・」と迷っていた学生たちの背中を押してくださったはずです。

ご来場の方々も、体験談にうなずき、時にハンカチで涙をぬぐいながら、桑山さんの公演にひき込まれていました。フィリピン、東ティモール、ガザと、各国での現状を語られた後に、最後は、東日本大震災による大きな津波被害に巻き込まれた宮城県名取市閖上地区の人々が、息子や友人を亡くしながらも必死で前向きに生きようとしている姿が語られたときには、胸が絞めつけられました。そして同時に、「自分たちでも出来ることがあるのではないか」と希望を持った方々も多かったのではないでしょうか。

「ボランティア」は、何か特別なことをしようとするのではなく、目の前の人や出来事と向き合い、自分とも向き合い、相手に感謝し、謙虚な姿勢で、実に素直で、率直な気持ちを大切にしていくことなのではないか、ということを改めて考えさせられました。

ご来場の方々からは、「刺激を受けました」「『津波のおかげで・・・ができた』というプラス思考は、復興の原点だな、と思いました」「自分の近くで起きていることに見てみぬふりをしないこと。そんな人生を歩めるようにこれから努力していきたいと強く思いました」「『不安より好奇心を』という桑山さんのお言葉がいちばん印象に残りました。」「自分に出来ることってなんだろう。と考えるきっかけになりました」といった声が寄せられています。台風18号が目前にせまり、雨模様のフェスタでしたが、その雨をも吹き飛ばすようなパワーと、希望に満ち溢れた公演となりました。

全員で記念撮影