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学生生活
2016.09.07

寮からの贈り物

寮からの贈り物

経済学部経済学科 4年 堀田翔平

 

 麗澤大学に入学して以来、気が付けばアっという間に4年生となってしまいました。時間の流れは光陰矢の如しと言いますが、今こうして学生生活を振り返ってみると、毎日が楽しく充実し、後悔する日は一日もなかったと思えます。それもこれもこの「グローバル・ドミトリー」があったからだと確信しています。素敵な仲間と、尊敬する恩人に出会うことのできたこの学生寮は、私にとって大学に次ぐ、第二の学び舎です。これから入寮を考えている皆さんには、学生寮とはどんな場所であるか、知って頂きたいと思います。

 私たち4年生は、最後の旧男子寮を経験した学年です。現在、部室棟として利用されている建物と、すでに取り壊された学生寮に、1・2・3号館と分かれ過ごしていました。旧男子寮には大浴場があり、ここで初めて顔を合わす寮生もいて、交流の場でもありました。そして、1年生の8月にグローバル・ドミトリーに引越ました。ここから新たに、6人で1つのユニットを作り、共同で暮らすユニット制が採用されました。1フロアには4つのユニットがあり、計24人が入寮しております。ユニットにはユニット・リーダーが、各一人配置されており、さらにユニット・リーダーをまとめるフロア・リーダーが、フロア(階)全体を統括しています。 

 ユニット・リーダーたちは月一回開催されるユニット・リーダー会議にて、より良い寮にするために議論を重ねています。会議には学生寮に関わる教職員も出席します。私も3年間、ユニット・リーダー、フロア・リーダーを務め、昨年は男子議長という役職を拝命し、学生寮全体をリードする大変貴重な経験をすることが出来ました。ユニット・リーダーは24時間365日、休まずリーダーです。寮生活では、他者のことを考えて行動する機会が多くあり、お互いを支えあい、高め合っています。まさに寮は教育の場であり、寮生一人ひとりを大きく逞しく育んでいます。

 私が入寮したばかりの頃は、なかなか友人が出来ず、寂しく感じる日々を送っていました。しかし、気が付けば多くの人がまわりにいてくれて、まるで家族の様に、笑いに溢れる日々に変化していました。寮では人と人のつながりの大切さを、身を持って感じることができました。今でも卒業していった先輩方と交流する機会があり、親交が続いています。麗澤大学の学生寮で巡りあえた人とは、これからの人生においても唯一無二の存在になると思います。私はこの学生寮から本当に素敵な贈り物を頂きました。今度は頂いた恩を返せるように、これからの人生をしっかりと歩んでいきたいと思っています。

 最後に、これから寮に入ろうかと悩んでいる方へ。迷っているなら、まずは寮生活に飛び込んでみてください。そこで合っている、合わないと判断してもよいと思います。しかし、寮に入れば少なからず成長することが、出来ると思います。確実に。