異文化コミュニケーションを留学生と体験 -かしわ市民大学-
2016.12.13

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かしわ市民大学受講生と留学生も色々と考えさせられる山下先生の講義でした

 

 

去る12/3(土)に開催した講座は『海外から見た日本・柏~異文化コミュニケーションの視点から~』と題し、本学経済学部の山下美樹准教授と留学生6名が登壇しました。

これはかしわ市民大学第6期『めざせ!かしわの国際観光プランナー』講座の一環で、インバウンド市場に柏が選ばれるにはどうしていこうかアイディアを考える市民講座です。今回は”異文化の人とのコミュニケーションをどう捉えておくか”、これからキーとなる考え方をご講演いただきました。

※山下准教授の研究領域などはこちらをご参照ください → レイタクジャーナル

 

山下准教授は講義冒頭に『文化とは、人生・生活・期待・見方・常識と考えられるもので、文化によって体験/行動/解釈の仕方が変わる』『目に見える文化として衣食住/マナー/ファッションや芸術などがあるが、目に見えない文化の背後にある価値観・思想・暗黙的な文化など”目に見えない文化”が90%影響している』と伝え、目に見える文化的差異はあくまで氷山の一角に過ぎないことを端的に表現されました。

 

また、コミュニケーションスタイルが異なる相手と関わる時は、その特性を知っていると相手のニーズに応えやすいのではないかと下記の通り分類を紹介しました。受講生には利き手ではない方の手で、1分以内に例文を書くアクティビティを実施し、その時感じた歯がゆさや気持ちが異文化と対面した時と同じ感覚であると伝え、受講生から様々な声が挙がりました。

 

コミュスタ

※あくまで国の傾向であるため、人によって度合いは異なることに注意
[文化人類学者エドワード・ホールによる世界のコミュニケーションスタイル分類を基に、山下准教授の講義資料より参照]

 

後半は留学生のパネルディスカッションとして、日本や柏でどんな体験が印象的かなどを聞く機会を持ちました。

今回協力してくれた学生はミャンマー、マレーシア、タイと訪日外国人の割合が高いアジア圏出身で、比較的日本人と同じ高文脈スタイルだと考えていましたが、質疑応答が進むにつれ、そんな彼らからも『日本人ははっきり言わないので困ることがある』と事例を紹介してくれました。その後はお昼も含め柏駅前のフィールドワークを留学生と日本人受講生でグループワークをし、留学生がどこに関心を持ったかを共有しました。

全ての班が訪れた柏神社では、しめ縄や祠の意味など日本人でもついつい返答に困ってしまう点に関心を持ったことや、米の銘柄が多様であること、漬物を初めて食した時の感想がご飯に合わないという感覚だったこと等、笑いあり気づきあり、短い時間でしたが双方刺激的な機会となったことが伺えました。

 

市民大学での講義は今回でひと段落し、受講生はいよいよ3月のまとめに向けて自らの頭と手を動かしアイディアを形にしていきます。留学生や講師陣から得た示唆をどのように活かしていくのか、こうご期待ください。

(文責:地域連携センター)

 

背景から話す文化だとうっかりポイントにたどり着かないこともあると、誰もが身に覚えがある内容に会場から笑いも。

背景から話す文化だとうっかりポイントにたどり着かないこともあると、誰もが身に覚えがある内容に会場から笑いも。