レーゲンスブルク大学

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レーゲンスブルク大学

Universitätsstr. 31 93053 Regensburg Germany

http://www.uni-regensburg.de/

プログラム概要

ドイツ語
沿  革 レーゲンスブルクはバイエルン州にある古都。旧市街は世界遺産に登録されている。大学は 1962 年に設立され、現在の学生数は約 20,000 人。留学生も多く、それにともなってドイツ語講座も多い。大学には一流の舞台装置があり、毎年留学生のみで上演されるドイツ語劇プロジェクトは、2011 年に欧州委員会から表彰された。
特  色 原則として 3 年次 1 学期の半年留学のみで、3月のインテンシブコースと4月から7月までの学期コースに参加する。学期コースは、週にドイツ語(6コマ)+ドイツの地誌(1コマ)のコースが基本で、追加して音声学(1コマ)、文法(1コマ)、英語の科目も選択できる。
集中講座費用、寮保証金、登録手続き手数料、学生登録料は事前に銀行送金する。現地到着後銀行口座(閉鎖口座は作らないこと)を開き、研修費、寮費、健康保険代はこの口座から引き落とされる。
宿  泊 学生寮:個室だがユニットは男女混合。バス・キッチン共同。月額約 350 ユーロ。ネット接続料を含む。
生  活 レーゲンスブルク大学は、学生がもっとも過ごしやすい都市といわれている。
生活全般に関して大学のスタッフがケアをしてくれる。留学生の数も多い。
レーゲンスブルク2024年夏学期の日程 
  2024年3月4/5日 到着日
  3月6日~8日オリエンテーション
  3月11日〜4月10日 ドイツ語集中講座
  4月15日〜7月19日 通常ドイツ語講座
条  件 ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻:「Start Deutsch1」に合格、またはそれと同等の能力があると認められる場合(独検の合否、授業成績などから総合的に判断する)。留学前に「ドイツ語基礎演習Ⅲまたは IV」を修了していること。
留学時期 原則として 3 年次春学期から半年間。
*それ以外の時期/期間は相談に応じる。
担当教員 草本
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金・日本学生支援機構奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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レーゲンスブルク大学留学体験記
濱崎遥
ドイツ語・ヨーロッパ文化専攻3年
2024年3月~7月

   私は2024年の3月から7月まで南ドイツにあるレーゲンスブルク大学に留学しました。私はその前にミュンスターの事前研修を受けていたので、ミュンスターからレーゲンスブルクに移動しました。ミュンスターはドイツの少し北のほうにありレーゲンスブルクまではとても遠いので、3日に分けて移動し、途中で少し観光していきました。カッセルに宿泊した際にヴィルヘルムスヘーエ公園へ行ったのですが、頂上からの景色が綺麗で、頂上に着いたときは登ってよかったと思いました。    レーゲンスブルクには3月3日に到着し、1泊してから他の大学の人やチューターの人と駅に集合して寮へ向かいました。午前中に寮に着いたので、午後は買い物をしたり掃除をしたりしました。チューターの人たちがスーツケースを運ぶのを手伝ってくれたり、近くのスーパーを案内してくれたりして有難かったです。    6日から大学での過ごし方や手続きなどが始まり、インテンシブコースの授業は11日に始まりました。私はA2.2の授業に参加しました。インテンシブコースは約1ヶ月間で、月・木・金曜日は90分の授業を午前に2コマ、午後に1コマ、月・水曜日は午前に2コマありました。しかし、授業初日の朝に熱が出てしまい初日から欠席してしいました。日本でも数年間体調を崩していなかったので焦りましたが、日本から解熱剤を持ってきていたので熱を下げることは出来ました。完全に治るまで3週間ほどかかってしまいましたが、そこからは体調を崩すことなく過ごすことが出来ました。    4月中旬からは学期の授業が始まり、SprachkursとSprachtrainingと言う授業を受けました。Sprachkursでは、教科書を用いて、テーマごとに学んでいきました。病院やレストランなどのテーマがあったので、普段の生活で使うような表現を学ぶことができました。また、ドイツの人の生活や歴史などのテーマなどもあったので、文法だけでなく、ドイツの文化についても学ぶことができて面白かったです。Sprachtrainingでは、文法を学び、その文法を用いて会話をしたり、グループでプレゼンテーションを行ったりしました。私は時間や日付などの表現が苦手だったのですが、なんどもそれらを使った会話をすることができたので以前より苦手意識を減らすことができました。また、リスニングも苦手で最初はどの授業も先生の指示が全く分かりませんでしたが、最後には多少わかるようになった気がします。    そして、授業とは関係ないですが、レーゲンスブルクで日本語を教えている先生が行ってくれているタンデム制度に参加し、日本語を学んでいるドイツの人と週に一回程度大学で話をしたり、宿題の難しいところや授業で分からなかったことなどを教えてもらったりしました。また、時々タンデムに参加している人たちでバレーボールをしたり、食事会を主催したりしてくれる人がいたので、さらにドイツの人と関わる機会が持てました。毎週開催されているカジュアルな食事会もあり、そこでもほかの人と会話することができました。学期終わりには先生主催のパーティーがあり、みんなで料理を持ち寄って食事をしたり、ゲームをしたりしてとても楽しかったです。 休日は大体買い物をしたり部屋で過ごしたりしていましたが、ときどき外に出て観光をしました。レーゲンスブルクには旧市街や大聖堂があり、世界遺産にも登録されているので、旧市街を散歩しているだけでも楽しかったです。また、レーゲンスブルクの近くには、ニュルンベルクやミュンヘンなどの都市があり電車一本で行けるので、何回か観光しました。どの都市もきれいな建物や歴史のある教会があって楽しかったです。    そして、7月の終わりにはオーストリアのウィーンとザルツブルクに行きました。ウィーンではベルヴェデーレ宮殿、ウィーン国立歌劇場、ザルツブルクでは、モーツァルトの家や生家、メンヒスベルクの丘などに行きました。モーツァルトの家や生家はアプリを入れれば日本語でのオーディオガイドを利用することができたのでより楽しむことができました。5月1日には五月祭というものが開催されていて、チューターの人に案内してもらい、食事や、デコレーションされたとても高い倒木を立たせるイベントも見たりすることができました。また、5月にDultというイベントも数週間開催されていました。そこには様々な出店やアトラクションがあり、ローストナッツを食べたりアトラクションに乗ったりしてとても楽しむことができました。    6月1日にはデュッセルドルフでJapan Tagという日本の文化が展示・体験できるイベントがあり、そこに麗澤大学からのボランティアとして参加しました。私は折り紙を教える担当だったのですが、折り紙はあまり得意ではないうえにドイツ語にもかなり自信がなかったので、タンデムパートナーの人に協力してもらい、折り紙をドイツ語で教える練習をさせてもらいました。本番はとても緊張しましたが、練習させてもらったことで少し自信がつき、留学前より積極的に動くことができました。その後の千葉県知事との対談もとても緊張しましたが、以前よりしっかりと話すことができ、自信につながりました。    寮での生活は初めてのことが多く、共同のキッチンがかなり汚くハエが飛んでいた時や、洗濯機の故障で住んでいる棟の洗濯室が利用できなくなったときは、数ヵ月ここで暮らすのかと思うと憂鬱になりましたが、何とか適応していくことができました。部屋に玄関がないことや、日本でよく使う食材がない、高いなど日本と異なる点が多くあり最初は苦労しましたが、ビールやソーセージの種類が多く、トマトやチョコレートが日本よりも安かったので、だんだんとドイツでの生活を楽しむことができるようになりました。    留学中に私が一番苦労したのはビザの取得でした。私はドイツでビザを取ったのですが、大学で3月の上旬か中旬に申請して、日本人留学生に外国人登録局での手続きの案内が来たのが5月下旬、ビザを取得できたのが7月の中旬だったので、最初の申請から約4ヵ月かかってしまいました。入国してから90日が経過してしまうとビザなしで外国に行くことができなくなってしまったり、いつビザが取得できるのか、いつ外国人登録局に行かなければいけないのかがわからず不安になったりすることもあるので、これから留学する場合は日本でビザを取ってから行くことを強くお勧めします。    今回の留学を通して、語学だけではなくドイツでの生活や文化も学ぶことが出来ました。そして、ドイツ語で折り紙を教えるなど日本ではやらなかったことに挑戦することも出来ました。留学前は自信が無いことはなるべく避けていて、留学することにかなり不安も感じていましたが、留学中に様々なことを経験することで自分が特に頑張った方がいいことや、留学中に成長したことに気づくことが出来たので、留学できてよかったと思いました。また、留学中たくさんの人に助けてもらっていることを改めて実感したので、これからも感謝を忘れずに、自分も同じように誰かを助けていけたらいいなと思います。

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レーゲンスブルク大学留学体験記
松澤麗叶
ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
2023年3月~7月

   私は2023年3月から2023年7月までの約5か月間、ドイツのレーゲンスブルク大学に留学していました。レーゲンスブルクはドイツの南、バイエルン州に位置する古都で、旧市街は世界遺産にも登録されています。とてもきれいな街ですが、ものすごく歴史があるので誰でも一度は訪れてみてほしいです。第二次世界大戦時にはいくつか建物が破壊されてしまいましたが、見事に復興し、今でも「歴史を後世に伝えていこう」と多くの家屋や建造物が保存されています。特に休日なんかは、多くの観光者がいてガイドツアーをしている様子も何度か見かけました。天気が良ければ、ドナウ川の畔ではビールを飲んでいる人がいたり、ピクニックをしている人がいたり、寝そべっている人がいたりと、街はとてものびのびとしていて気持ちがよかったです。私がレーゲンスブルクを留学場所に選んだ理由は南ドイツの方言に興味があったことと、ミュンヘンが近いからでした。私の好きな歴史上の人物、エリザベートとルートヴィヒ2世が2人ともミュンヘン出身だったため、ゆかりのある場所を巡って自分の目で見て学びたいと思っていたからです。    レーゲンスブルク大学は、他の留学先へ行った友達の話を聞く限りでは、他の大学に比べて大学側の保護が手厚いように思われました。学生証の発行、VISAの取得、保険などは大学側が手配してくれ、流れに従って手順を踏んでいれば基本的に生活するうえで何か大事なものを見落としたりすることはありませんでした。レーゲンスブルクにはRVVというバスがあり、このバスで毎日大学へ行ったり旧市街へ行ったりしていましたが、レーゲンスブルクに来て初めの頃にMonats-Ticketを購入し(これもすべてレーゲンス大学側が手配してくれました)それさえ持っていればずっと乗り放題でした。    毎週木曜日にはスタムティッシュが開かれ、日本語を学んでいるドイツ人と日本人の交流ができる場も設けられていました。さらに、タンデムパートナーも希望すれば探してもらえます。私は相手と時間を合わせるのが面倒だったし、勉強は自分一人でもできるだろう、と思ったためやりませんでしたが、のちのち課題や授業の内容で全然わからない部分が出てきて、そんなとき気軽に聞けるタンデムパートナーがいないというのはものすごく痛いな、と感じました。何かを学ぶ上で、自分一人でできることには限界があるし、気軽に訊ねられる人や助けを求められる人が日本人だけよりは、ドイツにいるからにはドイツ人に聞く方が圧倒的に良かったと思います。ドイツ人の友達に聞くにしても、ラインなど文字だけで聞こうとしたら猶更難しいことが分かりました。何がどうわからないか、というのは対面で聞くのがベストだと感じたし、経験としてやるべきだったな、と後悔しています。    レーゲンスブルク大学では初めにクラス分けのテストがあり、自分のレベルに合ったクラスで学ぶことができます。初めは全員Intensivkursという研修からスタートしますが、この時もテストで決まったレベルごとのクラスになります。授業を受けていく中で自分のレベルに合わせてクラスを変更することも可能で、教科書はすべて大学内の本屋さんで購入できました。クラスには様々な国籍の方がいましたが、授業態度に衝撃を受けました。質問されたとき以外でも積極的に発言し、振られた時は自分の意見を必ず言えるところが、日本ではあまり見られない光景だったため、素敵だと思いました。彼らは授業が終わったらあっという間に教室から立ち去り、日本人だけがずっと教室に残っているのも面白いと感じました。    私が留学中に一番大変だったと感じたのは金銭面です。私が留学へ行ったときは1ユーロが約140円~158円で変動していましたが、ドイツにいた約5か月間、出発当日に空港で両替した現金少しと、デビットカードに入れた35万円で生活しました。私は本来、衝動買いが多いタイプなので、使わないようにするのが本当に大変でした。ちなみに閉鎖口座などもレーゲンスブルクは必要がなかったため開いていません。現地で一緒になった留学生の中には、留学期間中に周辺の国々を何か国も旅行に行ったり、その先々で大量にお土産を買っている人も多かったため、「え、35万でどうやって生きてるの!?そんなの2カ月くらいでなくなる。」と驚かれたこともありますが、私はお金がないためそんなことは言ってられません。包丁やまな板、フライパン、洗剤などの日用品は出来る限り一緒に留学に行った友達と割り勘し、できるだけ自炊を心掛けてあまりお金を使わないようにしていました。それでも意外に、ポーランドに行ったりドイツ国内の観光に行ったりと、持ち金の割には楽しめた方だと思っています。カードはデビットカードとWISEの二つを持っていきましたが、このWISEに現地ではとても助けられました。初めはデビットカードだけで生活するつもりだったのですが、カードは2つ持っていった方がいいと勧められたためWISEはただ念のために持っていきました。しかしドイツに着いて早々、スーパーで買い物をする際にデビットカードの暗証番号が急に分からなくなり焦ってしまい、何度も打ち間違えて使えなくなってしまいました。本当にどうしようか焦りましたが、WISEをデビットカードの口座と結び付けて支払うことができました。その後の留学生活はずっとWISEがデビットカードの代わりを務めてくれました。さらにWISEは向こうで現金の引き落としもできたのでとても便利でした。これから留学を考えている方は、カードは2つ持っていくことを絶対にお勧めします。    次に大変だったことは、コミュニケーションです。特に英語はもう少し勉強しておくべきだったと、とても後悔しています。「ドイツ語専攻だからドイツ語だけ勉強していればいいや」、「ドイツ語を学びに行くのだから現地で英語をあまり使わなければいいや」と思っていたため、正直全く英語を勉強せず、ただ自己紹介ができるレベルというひどい状態で留学に行きました。でも実際レーゲンスブルクに到着して早々、話す機会があったのは同じ寮の学生や、私と同じようにレーゲンスブルク大学に学びに来た留学生達だったのですが、国籍もバラバラで、さらにドイツ語を学びに来た学生とは限らなかったため、そんな時、彼らが自然に話す言葉は決まって英語でした。母国語が英語という学生はもちろん多かったのですが、韓国や中国からの留学生達があまりにも自然に英語が話せていることに、レベルの違いを感じました。さらに、大学でもドイツ語で分からない場合の説明は英語だったり、同じドイツ語のクラスでも、ちょっとした雑談やグループワークなどで話し合う時はみんな英語でした。せっかく話を振ってもらっても何を言っているのか理解できないことが多く、いつも申し訳ないと思っていたし、せっかく留学を機に出会ったのに一人一人と深い話をすることができないのが本当に残念でした。ただ、レーゲンスブルク大学の留学生は日本人もかなり多く、私のクラスも半分くらいが日本人だったため、クラス全体を日本人のペースに巻き込む形になることも多かったり、他の国からの留学生もとても優しい人が多く、英語が話せなくてもいつも話しかけてくれたり、何かに誘ってくれたり、わかりやすく話してくれたため、現地で人には本当に救われたと思っています。ただ絶対に英語を勉強するべきだと強く感じました。選択科目で英語の授業はありますが、日本語で教えてくれる授業はもちろんありません。母国語が英語の人や、日常的に英語に触れてきた人は、たとえ同じ留学に行って、同じ経験をしても英語ができない人の何倍も吸収できることを目の当たりにして、とても悔しかったです。後悔はしているし、もう少し勉強しておくべきだったとは、自分がどのレベルにいたとしても絶対に思うことだと感じていますが、自分自身がそれをできない状態で留学を選んで、約半年間知らない土地で生活できたというのは、私にとっては大きな冒険で、無事に生きて戻ってくることができたというのはある種の自信になったと感じています。    この留学で特に良かったと感じるのは、「今しかできないこと」をたくさん体験できたことです。できなかったことを挙げるのは簡単ですが、私は何よりもこのタイミングで留学に来なければ出会えていなかった人や、見ることができなかった景色を、一生の宝物だと感じています。結果的に、この留学は、自分の中では大成功だと感じています。もちろん様々なハプニングが起こりましたし、後悔だってたくさんあります。本来ならば何1つ後悔なく帰って来られた!というのが私の理想でしたが、後悔したからこそ意欲が高まったので、日本に帰ってきたこれからが本番だと思っています。自分一人の力ではなく、一緒に留学へ行った仲間や現地で出会った人、家族、先生など、とても多くの人の支えがあったからこそこの留学が成り立ったのだと思うので、人生の中でこのような素晴らしい経験をさせていただいたことに感謝しながら、留学中に学んだこと、後悔したことを充分に活かしてこれからの生活を送りたいです。

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レーゲンスブルク大学

レーゲンスブルク留学体験記
大岸芽以
ドイツ語・ドイツ文化専攻3年
2023年2月~7月

   私は2023年3月から7月までドイツ南部に位置するレーゲンスブルク大学に留学をしていました。楽しいことや辛いこと、予想だにしなかったことも含めとても充実した留学生活を送ることができました。    ドイツには夕方に到着しました。フランクフルトからレーゲンスブルクは少し距離があるので一泊フランクフルトに泊まりました。しかし空港からどの電車に乗っていけばいいのか、調べてもわからずじまいでした。その時、私と友達は何も声をかけていませんでしたがこんがらがっていることが分かったのか、おじいさんが声をかけてくれ目的地のホテルまで案内してくれました。初日からドイツのやさしさに触れ、少し不安が溶けたのを今でも覚えています。 レーゲンスブルクはとてもきれいな街です。レーゲンスブルク大学の学生さんがシティーツアーをしてくれました。とってもきれいな街並みで歴史のある街でしたが何よりも経験したことのない寒さで内容が頭に入ってこなかったのもまたいい思い出です。    Sommer Semesterが始まる前にIntensivecourseというコースでドイツ語を一か月ほど学びました。朝8時半から2時半までの授業を月曜日から金曜日までやっていたので、はじめの方は体力が持ちませんでした。毎日課題も出たのでいっぱい、いっぱいでしたが独文を毎日自分で作り、先生が添削をしてくれたのでとてもいい学びになったと思っています。    Sommer Semesterではドイツ語のほかに英語で異文化コミュニケーションを学ぶ授業を取りました。ドイツに来て気づいたことの1つとしてやはり英語はマストだということ。少しでも英語の会話力が上がればいいなと思いネイティブの学生しかいない授業に身をおき、学びました。日本語でも難しいような内容のプレゼンをしなければなりませんでしたがグループの学生と協力しながら、また私の英語を添削もしてもらいながら無事発表を終えることができました。    レーゲンスブルク大学にはドイツ人と日本人が交流できるStammtisch というコミュニティーがあります。毎週木曜日にレストランで開かれています。日本人はドイツ語で、ドイツ人は日本語で話し、お互いに教えあいながら、楽しみながら会話ができます。予定が合わなかったり今日は疲れたと感じたりしたときは休んでいました。学期の最後にはこのStammtisch のメンバーでお別れ会を大学で開きました。お世話になった方たちばかりだったので最後はとても寂しかったです。    やはり授業は留学生の学生とドイツ語を学ぶので、ネイティブのドイツ人とラフに会話できるのはStammtisch です。授業で学んだことをStammtisch でドイツ人の学生と会話するときに使ったり逆にドイツ語でどのように表現するのか、この表現であっているのかを教えてもらったりしていました。日本とドイツの就活の違いや恋愛の違い、文化の違いなど深い話をドイツ語と日本語を交えながら会話できたのが私にとってとてもいい経験になりました。    私にとって一番予想だにしなかった出来事はコロナにかかってしまったことです。喉薬をどうしても手に入れたかったので病院に行きました。症状を言えるようにある程度準備をしてから病院へ向かいましたが、先生がとてもやさしく、つたない英語とドイツ語を理解してくれたので不安もなく帰宅することができました。薬の服用回数はとても大事なことなので間違えていないか何度も何度も聞き返した記憶があります。一大事なことではありましたが今思うと貴重な経験をしたと感じています。    留学の終盤に差し掛かった7月頭に念願だったウィーンに1人旅してきました。1人で宮殿を回ったりコンサートに行ってみたりカフェ巡りをしたいという夢があったのと、だれにも頼ることなくドイツ語を使えるか試したかったので一人旅をする決意をしました。    1人なのでもたもたしていたら危険だと思い、いつどこに行くかしっかり計画を立ててから行きました。心配も少しはありましたが行ってみたら1人旅は予想以上に楽しく、1泊2日では足りないと感じたほどでした。かわいい文房具屋さんの店員さんと会話をしたり、宮殿の外にあるベンチに座って何も考えずボーッとしたり、音楽をたしなんだり、とても濃い2日間を過ごすことができました。そしてドイツ語の課題点もたくさん見つかりました。こういう場面ではどう聞いたらいいのだろうということが1人だからこそわからないことが出てきました。ただ楽しいだけではなく課題を見つけて帰れたのは少し成長できたのかなと感じました。    留学をするにあたってたくさんのサポートをしてくれた家族、先生、その他お世話になった皆さんには感謝でいっぱいです。この留学で得たことを日常生活、これからの学校生活、そして就職後にも生かせたらと思っています。

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レーゲンスブルク大学

自分の弱み・強みを再確認した留学
依田さくら子
ドイツ語ドイツ文化専攻3年
2022年3月~8月

 3月の上旬から8月末までの約6か月間、私はドイツ南部に位置するバイエルン州のレーゲンスブルクに留学しました。この街では有名なドナウ川が流れ、旧市街が世界遺産に認定されるほど、歴史ある美しい街です。  私が現地に到着した3月はまだ寒く、時折雪が降っていたと記憶しています。最初は不安な気持ちもあいまって、体調やメンタル管理が非常に大変でした。しかし、5月ごろになると天気も安定し始め、暖かい気候の中日々を過ごすことができました。  私が通った大学はレーゲンスブルク大学という大学で、世界各国から多くの留学生がこの大学へ学びに来ています。私はこの大学で学部 の語学コースのみを受講しましたが、それだけでも様々な文化圏からやってきた学生と交流を持つことができました。  ちなみにクラスメイトと話す場合は英語が主でした。よく考えれば当たり前のことなのですが、様々な出自を持ち、ドイツ語を学びに来ている留学生たちが一番話しやすいのはドイツ語ではなく英語です。私はとくに海外の常識に疎いところがあったため、正直この事実は衝撃的でした。もっと英語を勉強しておけばよかったと後悔もしましたが、単純に今まで少ないなりにもためてきた英語の知識が活用できたときは非常に素晴らしい経験だったと思います。  私はレーゲンスブルク大学で、3月の半ばから4月の初旬までの4週間ほどIntensivkursと呼ばれる授業に参加しました。授業は全てレベル別に分けられているため、自分のドイツ語力にあった授業を選択することが可能です。授業開始後3回目の授業まではクラス移動が可能なこともあり、授業開始後でも授業が難しければレベルを変更してもいいという安心感がありました。私はこの授業を受けたことで、基礎的なドイツ語を改めて学び、会話として使われるドイツ語に少しづつ慣れていくことができたと感じました。先生方は非常に優しく、どうしてもドイツ語が分からない時は英語で言い換えて説明をしてくださりました。しかし、思い返してみるともう少し積極的に授業を受ければよかったという後悔があります。というのも、相手から投げかけられた言葉に対して、分かりやすく、明るく返答をすべきであったという事です。これは言語を理解できた場合にのみならず、分からない時であってもです。  私は先生方の問いかけに対して、特に理解できなかった時に曖昧な返答を繰り返してしまっていました。勉強中の言語ですので、ドイツ語が理解できない・不安だ・間違っていたらどうしよう・恥ずかしいというマイナス思考にとらわれ返答が曖昧になってしまうことが大半でした。しかし他の生徒は自分の意見を積極的に表現します。たとえそれが文法的に間違ったとしていても、発言した内容をもとに先生が正しい表現を教えてくれるので、それをもとに新たな学習ができるからです。私はそれを麗澤大学の初期の授業で”大学の授業とは高校までの授業と違い自ら学びに行く必要がある物である”と理解していたにもかかわらず、消極的な姿勢をドイツに行ってまで発揮してしまいました。私の留学期間は半年と定められていたため、なおさら後悔を感じます。もっと積極的に授業を受けていたなら、もっとドイツ語を吸収できたかもしれない、分からなければ直ぐに先生に質問できていたかもしれない、ドイツ語が理解できて嬉しかった時に躊躇わずに感情を表現できていたかもしれない、と。私の消極的な姿勢は正直な姿勢は、留学中に劇的な改善することは最期まできないままでした。自覚ができたので、頑張ってみることもありましたが、継続できなかったのが原因だと感じました。この後悔は帰国してからもなお感じているため、今後の大学生活にてせめて克服してから卒業を迎えなければと思いました。  Intensivkursが終了した後、イースター休暇をはさんで大学の語学コースが始まります。ちなみに私はイースター休暇には友人たちとともに初めて電車のみでヨーロッパの旅(ドイツ・オランダ・フランスの三ヵ国ですが)を決行しました。ヨーロッパを電車で旅することに憧れていたため、この旅は非常に印象に残っています。恐らく一生忘れないだろうと思える程の素晴らしい経験でした。素晴らしいというのは、ただ単に楽しいからというものではなく、仲間で力を合わせて困難な状況も乗り越えていくという得難い経験を得たことが、私にとって今後の人生を生きていくうえでの自信に繋がったと感じたのです。ヨーロッパは電車で簡単に国外にも行けてしまうため、休暇中はどんどん旅行に行きワクワクするような経験をどんどん作っていくべきだと思いました。  非常に楽しかったイースター休暇も終わり、語学コースを約3か月強受けました。私は基本的な語学コースしか受講しなかったため、そこまで授業数が多かったわけではないのですが、それでも非常に大変だったと感じました。課題も多く、こなしていくことがやっとでした。特にこのころになると生活への慣れも相まって、日常生活がだれてしまう事も多くなりました。このように気持ちが緩んでしまう事も多く、失敗も多く感じた時期ですが、成長もそれなりに感じることができた時期であったと思います。ドイツ語が以前よりも理解できると確実に感じる出来事が多くなり、自信がついたことでもう少し挑戦してみたいという気持ちが芽生えた時期です。先生方は楽しめるような授業を多く用意してくださっているので、もちろん授業も楽しかったですし、何よりドイツ語力が上がったことが非常に嬉しかったです。  会話はまだまだ改善の余地ありですが、メール等のテキストを作成する時間が格段に早くなったと感じることが多々ありました。これは授業で(特にSchreibenの授業ではたくさんのテキストを作成しました)学んだ成果がやっと身についてきた証拠であり、それを私は自分で応用しながら自分の言葉をドイツ語で表現できているという事実が、自信に繋がった瞬間でした。  長いと感じていた半年間もあっという間に終わり、夢のようなドイツでの生活が終わった今感じるのは、たくさんの後悔と私を支えてくれた方々への感謝です。この留学を通して、私は自分の嫌な部分や改善すべき部分をたくさん自覚しました。しかし、私はそれらをなぜできなかったのかと分析する力があるとも自覚しました。これらの弱みと強みを生かして、今後の私の人生で改善できるよう実行していきたいと思います。この半年間は、ドイツ語やその文化だけでなく、自分自身についても深堀することのできた半年間でした。

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