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フィッチバーグ州立大学
- フィッチバーグ州立大学での留学を終えて
- 前畑美亜
- 英語コミュニケーション専攻3年
- 2022年8月~2023年5月
英語コミュニケーション専攻3年の前畑美亜です。私は2022年8月から2023年の5月の期間にアメリカのマサチューセッツ州にあるフィッチバーグ州立大学に留学をしました。9か月間と長い期間の留学となりましたが、いざ終わってみるとあっという間に感じています。楽しいことばかりではなく、毎日が挑戦の連続でしたがとても充実した日々を過ごせました。この大学で過ごした一年はとても刺激的で、大きく自分を成長させることが出来た一年だと思います。
私が学部留学を選んだ理由は、実際に海外の大学で現地の人と同じ授業を受け、日本では学べないような授業や興味のある分野について学んでみたかったからです。現地の人と同じ授業がとれるということが学部留学の一番の魅力だと思います。また、当たり前ですが周りは皆ネイティブで英語を話しています。その環境の中で自分の英語がどのくらい通じるか、なども実感することができ、今後の英語学習へのやる気もより高まりました。
始めはこの留学生活に対してとても不安な気持ちもありましたが同時に海外で生活を送れることはとても楽しみでした。環境の変化、言語への対応など不安の要素はたくさんありました。いざ現地で生活を始めてみると新しくできた現地の友達などが助けてくれたりしたので生活に早くなれることが出来ました。
私が一番印象に残っている授業は映画撮影を学ぶ、Intro to film and videoという授業です。この授業はこの大学に来る前からずっと気になっていた授業だったので取ることができとても嬉しかったです。20人ほどのクラス構成で、4人グループで活動する時間が多かったです。先生もユーモアあふれるとても愉快な先生で、授業をとても楽しく受けることが出来ました。映画鑑賞が趣味で、この大学に来る前から興味があった授業だったので、受けることが出来てとても満足しています。課題はグループで短編の映画一本、ドキュメンタリーを一本製作するという大きい課題が2つありました。ドキュメンタリーでは私を題材とした「日本から来た留学生」を題名に、約10分の作品を製作しました。日本の大学では経験できないような貴重な経験ができ自分の将来の仕事の興味の幅も広がりました。週末や授業終わりは友達と過ごしたり、図書館で勉強したりしていました。モールに行ったり、映画館に行ったり、移動式遊園地に行ったりなどもしてどれもとても楽しかったです。大学の近くにあまり大きくはないですが映画館があるので新しい映画が出たときは毎回友達とそこへ映画を見に行っていました。映画専攻の友達が多くいたので皆映画の最新作の情報など共有しあい映画の話でよく盛り上がります。
2学期にはダンスクラブにも入りました。1学期にこの大学のダンスクラブの発表会に行ったことがあり興味を持ったので2学期に入ってみようと思いました。日本でのダンス経験がありましたが、海外でダンスを踊るのは初めてだったのでとても楽しみにしていました。ダンスクラブには聞いたことのないようなジャンルがたくさんありました。例えばHaitian danceというハイチの人々の踊りが一つのジャンルとしてありました。また、Latin, Tectonicなど日本では踊られていないようなジャンルがたくさんあり見ていてとても楽しかったです。私はhiphop1とhiphop2のジャンルに参加しました。練習は週に1回1時間で練習が大変と思うことはあまりなかったです。久しぶりに踊ることができ、友達の歓声も客席からたくさん聞こえてきて最高に楽しめました。
アメリカでサンクスギビングやクリスマスなどの祝日は友達の家に行き友達の家族と一緒に過ごしました。初めて海外で祝日を過ごすことが出来たので祝い方の違いなどを知ることができとても貴重な経験が出来たと思います。日本よりも祝日を家族、親戚で過ごすことが一般的でした。Thanksgivingでは友達の多くの親戚が集まり七面鳥などの料理を食べ、話をしながら過ごしました。私の大好きなChristmasは一日中テレビでクリスマス映画が放送されていてそれをみんなで観ていました。その後にはプレゼント交換もしてとても楽しかったです。アメリカのほとんどの家ではクリスマスのデコレーションがカラフルで凝っていて明るいイルミネーションなどがあってとてもきれいだったのを覚えています。新年を祝う時も日本では祝ったことのないような形で祝ったので新鮮でした。年を越したと同時に、12個のブドウを、一つずつ願いを込めながら食べるということを教わりました。ラテン系の家庭だったので他の一般的な家庭とは違うかもしれませんが、初めて海外で年を越すことが出来てとても楽しかったです。
アメリカの大学に通ってみて多くの日本の大学とは違う点がたくさんありました。また同時にアメリカ人と日本人の違う点もたくさんありました。雨の日は傘をささない、筆箱はもたない、みんなフレンドリー、ほぼ毎日上下スウェット登校などなどまだありますが文化の違いを感じました。このような日本との違いを見つけることがアメリカで生活していて習慣化していきました。車では基本的に皆音楽を大音量で流しています。夜には寝ているとたくさんのクラクションを鳴らす音が聞こえてきます。アメリカらしいなと思いました。暮らしていて不便に思う点もありましたが、日本よりも良いと思える点もたくさんあり将来はアメリカで暮らしたいと思うようになりました。アメリカで生活していると見えてくる様々な問題、LGBTQや人種に関することなどにもより興味を持つようになりました。この大学にいる生徒の人種はどちらかというとダイバーシティではありません。アジア人は私を含めほんの数人、黒人もいますがやはり白人の比率が一番多いです。友達ともこのことについて話したのを覚えています。
この留学終えて、振り返ってみるとこの一年は毎日が刺激的で新しいことを学ぶ日々でした。現地の友達もたくさんでき本当に良い思い出ばかりです。英語を話す環境で生活をすることにはじめは緊張もありましたが、緊張しているのも忘れるくらい英語で話すということが私は楽しかったです。私の英語が未熟で理解してもらえないときももちろんありました。ですが、言えなかったことなどはすぐに調べて次の日には英語で言えるようにして毎日が英語勉強でした。周りの友達も私の英語を理解してくれようとしてくれて本当に優しい人達ばかりでした。アメリカでかけがえのない友達ができ、フィッチバーグ州立大学での留学生活で自分自身の成長を実感することが出来たのも周りの友達のおかげだと思っています。これからも日々英語学習を怠らずに、将来のために残りの大学生活にも励んでいきたいと思います。アメリカ、フィッチバーグ州立大学で過ごした一年は人生で一番思い出に残る最高の一年になりました。
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