プリンス・エドワード島大学

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University of Prince Edward Island

プリンス・エドワード島大学

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プリンス・エドワード島大学

550 University Avenue, Charlottetown, PE, Canada C1A 4P3

http://www.upei.ca

プログラム概要

英語
沿  革 1969年に設立されたプリンス・エドワード島大学(UPEI)は、カナダ東海岸プリンス・エドワード島の州都、シャーロットタウンにある島内唯一の州立大学である。敷地面積は、140エーカー(東京ドーム12個分)におよび、その広大なキャンパスでは、約5,500名(内約30%は96カ国からの留学生 *2022年)の学生が10学部と2つのスクールで学んでいる。カナダ大学ランキングでは常に上位にランキングしている。プリンス・エドワード島はL.M.モンゴメリが執筆した「赤毛のアン」の舞台としても有名である。
特  色 EAP(大学付属英語コース)概要
大学付属の EAP プログラムには約 75人が在籍している(2023)。EAP は、毎年 1 月、5 月、7月、9 月の年 4 回開講されており、1 クラス 15 人程度と少人数制で、全 7 レベルがある。Spring sessionは20~30人と少人数になる。
*レベル 1~5(EAP Full-Time):ビギナーから中級者用のレベルで、期間は約 13~14 週間。
*レベル 6~7(Bridging Program):上級者用レベルで、EAP プログラムと専攻する学部授業とのコンビネーションが出来る。EAP のクラスは Critical Reading, Academic Writing, Pronunciation, and Oral Communication.に分かれる。(TOEIC740~820)
授業時間数:セメスターコースは月~金 21 時間/週、サマーコースは月~木 20 時間/週
EAP 入校日:年 4 回(1 月,5 月,7 月,9 月)1 コース:10~15 週間
宿  泊 大学が直接斡旋するホームステイ(3食付)。カナダの家庭生活を体験しながら、英語や文化に馴染めるようにサポートしてくれるホストファミリーをUPEIが厳選している。
*学内学生寮もある。
生  活 UPEIのキャンパスはシャーロットタウンのダウンタウンから徒歩20分のところにあり、学生証で無料のバスを利用できる。自然豊かで治安も抜群に良く、地域住民と親しく交流出来る。
学生の1/5が留学生という環境で、学内で留学生が活動する場が多くあり、また様々なイベントがInternational Relations Officeで企画されている。
条  件 英語 2 専攻:2 年生で留学する場合、TOEIC400 点以上、累計 GPA1.5 以上であること。
3 年生で留学をする場合、TOEIC450 点以上、累計 GPA1.5 以上であること。(申込時)2年生後期で留学する場合は、帰国後外国語Ⅳと道徳科学Bを必ず履修しなければならない。
留学時期 半年留学:2年次後期、3年次後期の半年間(実質4ヶ月又は6ヶ月)。
3年次前期の半年間(実質3ヶ月)
担当教員 コリンズ
特記事項 麗澤大学海外留学奨学金、日本学生支援機構海外留学奨学金

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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UPEI留学からの学び
松丸 瞳
国際交流・国際協力専攻3年
2023年5月~7月

   今回、私は5月から7月まで約2か月の留学生活をUPEIで送りました。小さいころから、英語を学ぶ環境で育ったことから英語や留学に興味があり、自分に自信を持てる性格になりたいという理由で留学を決意しました。そして、のどかなところで、生徒数も少なく、先生と生徒の距離が近く、麗澤大学と似ている点が多く、学ぶ環境として適している点より、UPEIを留学先として選びました。はじめて、PEIに到着したときの第一印象は、「寒い!」でした。カナダと日本の5月の気温の違いに驚き、防寒具を持参しておいてよかったと感じました。ホストファミリーと会ったのが、夜中の12時だったので、家に到着した後はすぐ寝ました。そして、その次の日から留学生活がはじまりました。  ホストファミリーは、自分の英語力の向上に協力的でした。ほぼ毎日一緒に夕飯を食べ、その際は今日の学校生活や、休日の日に何をしていたかなどを話す機会がありました。その際に、発音の悪さやボキャブラリ-の不足により英語が通じず、翻訳アプリを使用することも多くありましたが、ホストマザーが自分の発音や文法を指摘してくれたおかげで、発音や文法を意識して話す練習になりました。四人で夕飯を食べていたため、二人での会話よりも会話のキャッチボールが難しく、途中で話の内容がわからなくなることが多かったです。しかし、「わからなければいつでも聞いて良いよ」と言っていただいたり、質問を投げかけてくれたりしたおかげで、自分のことを話すことができました。晴れた日は、外のデッキで過ごす日もありました。そして、車でショッピングモールや映画、ビーチに連れて行ってもらいました。とても、有意義な時間を過ごすことができました。    そこで気づいた点として、”Up to you!” 「自分で決めて!」と、行くか行かないかの意思表示をする場面が多くありました。みんなが行くから行くというよりは、自分のことを第一に考えていると感じました。生活面では、朝ごはんと昼ご飯は、自分でシリアルやサンドウィッチを用意していました。洗濯も週一で、最初にやりかたを教えてもらい、自分で毎週洗濯をしていました。ホームステイの中で、自分で行動する力を身につけることができました。他に気づいた点として、家でホストマザーやホストファザー、ルームメイトに会うたびに” Hi!!” と挨拶をする場面が日常生活で多かったです。そのHiから会話が始まることもあり、日本と違う点だと感じました。    授業が終わり、学校がない日には、ルームメイトとヨガやゴーストツアーに参加しました!ここで、大事なことは自分から話しかけることだと思いました。自分は英語の失敗への恐怖心から、自分の部屋のドアを開けて、リビングまで行くことができなかったことが多かったです。しかし、Up to you! という言葉のように自分を変えるのは自分次第なので、自分から行くことでその場所、その時間でしかできない会話ができた経験もあります。最後に、留学中、パソコンのバッテリーが壊れてしまい、自分でネット注文してホストファザーのドライバーを借りて直したり、学校がお休みの日に日にちを間違えて大雨の中、学校に来てしまい、自分でタクシーを呼び、家に帰ったりと、ハプニングがありました。しかし、ホストファミリーの支えもあり、そこでどう自分で対処するかを考え、解決する力も身につけることができました。現在は、Facebookを通してホストマザーと連絡を取っています。これからも、繋がりを忘れずに連絡を続けていきたいです。    授業においては、Reading・Writing・Oral communicationの3つの授業を受けました。クラスの人数は、多くて10人ほどで、少なくて3人でした。そのため、他の国の生徒たちと一緒に話す機会が多かったです。そして、先生との距離も近く、質問もしやすい環境でした。人数が少ないと、 ”How are you?” から始まり、自分が昨日なにしたかを先生やクラスメイトに共有をすることが多かったです。課題においては、Writingが一番多かったです。月曜日から木曜日まで毎日同じ授業が続いていたため、毎日課題がありました。そして、エッセイを何度も書き直しました。はじめは、通じないことが多くあり、クエスチョンマーク(?)がよく書かれていたのですが、次第になくなり、最終的な成績では7割を取ることができました。先生が厳しかったからこそ、文章を書く際に、隣に先生がいるように感じます。一番楽しかった授業でもあり、成長できた授業です。    さらに、毎週金曜日の午前は麗澤大学の学生にPEIやUPEIの良さ紹介するという目的で、プレゼンテーションの準備をしました。最後の授業では、EAPの先生以外にも他のプログラムに参加をしていたケベックから来た生徒さん20人くらいにプレゼンテーションを行いました。効果音やクイズ、スライドや話し方の練習や準備をした結果、オーディエンスの雰囲気も良く、笑ったり、クイズに答えたり、最後には感想や質問をいただきました。初めて、自分と違う国の人たちの前で発表をしたので、緊張しましたが発表者と聴衆者で良いプレゼンテーションを作ることができました。    EAPプログラムが終わり、追加の授業では、先生と一対一で授業を受けました。その授業では、自分のやりたい内容を先生に提案し、一緒に授業を進めていく形でした。午前中の2時間がその授業で、ずっと会話をして2時間が経ってしまった日もありました。自分の好きな映画をもとにリスニングの問題を解き、とても楽しく授業を受けることができ、先生もテンションが高く、記憶に残ることが多く、学びになりました。    毎週金曜日の午後には、EAPプログラムのスタッフと一緒にアクティビティを行いました。アクティビティでは、PEIの観光名所に一緒に行くことが多かったです。土日は、課題で追われ、友達とどこかへ遊びに行く時間がなかったため、金曜日の午後で、ショッピングモールやダウンタウン、海、赤毛のアンのショーなど多くの観光名所に行くことができて勉強以外で楽しめることができました。さらに、パソコンが壊れてしまった際に、一緒に図書館までパソコンを借りに来ていただき、私たちへのサポートもたくさんしていただきました。サポートをたくさんしていただいた経験より、帰国後、Conversation Partnershipの活動に再度参加をし、麗澤大学に来た留学生へのサポートを行いたいと思いました。    この金曜日のアクティビティとは別に、日本の文化を伝えるイベントにも参加しました。たまたま日本料理屋さんで出会い、お誘いをいただき、自分の名前を漢字で書こうというイベントのボランティアとして参加しました。特に印象に残ったのは、漢字を美しいと言ってくださったことです。自分にとって漢字とは常に使用しているため、あまり価値観を感じたことがなかったのですが、改めて漢字の重要さを学びました。日本の文化を伝えることができてよかったです。    最後に留学生活を通して、自分をもう少し大事にしようと思いました。留学前は、周りの目を気にして、自分のやりたいことをするのが怖かったが、ホストマザーの「大学で学んだ内容と違う職業についている人もいるし、自分がやりたいと思ったら目標を立ててその道を進んでみましょう」「失敗なしでどうやって学ぶことができるの?」という言葉、そしてルームメイトの「テストで点数が取れなかったとしても、それは学びになるよ」という言葉のポジティブさより、周りを気にせず自分のやりたいことを取り組みたいと思いました。時間は有限のため、その時にしかできないこともたくさんあると思うので、周りの目を気にせず生活をしていきたいと思いました。さらに、英語には毎日触れるようにしたいです。オンライン英会話や英語のアプリ、SNS、本を使って英語の勉強は継続をしていきたいです。何事も意見を言う際に分からないときは、恥ずかしがらず「わからない」と伝えることを意識したいです。何か完璧な答えを答えなきゃいけないと思いがちですが、自分に正直になろうと思いました。どこでどのような出会いや気づきがあるかわからないため、常に挑戦を恐れず、失敗を重ね、学びを深めていくことに専念をしたいと思います。留学を行くことへ応援してくれた家族や親戚、友達、国際交流センターの方々には、感謝でいっぱいです。このような経験をすることができてよかったです。ありがとうございました。    写真は、Cowsというアイスクリーム屋さんの牛です。とても美味しいので、ぜひ、PEIに来た際に行ってみてください!

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プリンスエドワード島大学

UPEI留学体験記
大塩大地
英語コミュニケーション専攻3年
2023年5月~7月

   私はカナダのプリンスエドワード島に、3ヶ月ほど留学をしていました。私は麗澤大学の外国語学部、英語コミュニケーション専攻で普段英語を中心的に勉強しておりますが、スピーキングとリスニング能力はほとんどなく、自分自身留学に行くことが本当に不安でした。しかし留学を終えてみて、留学に行って良かったと心から思います。なので、今少しでも留学を迷っている人たちに向けて、留学を通して経験談や学んだ事を書いていきたいと思います。    まずは留学を決意した理由と留学前についてです。私は高校の頃から、海外の人たちと現地の言語を話すことに興味を持っていました。なので、大学ではしっかりと言語を学びたいと思い、言語に強い麗澤大学を選びました。しかし、麗澤大学に通い始め一年半くらいが経った時に、自分の英語力の成長してなさに気づきました。なので、英語力を上げるためどうしたらいいかと悩みました。そこで、英語力を伸ばすために留学に行くという案が自分の中で出ました。自分は考えるより先に体が動くタイプなので、行くと決意してからは、色々とありましたが、あまり留学に行く自覚がないまま留学に行きました。留学に行く前に、英語の勉強をたくさんして、現地に着いたらすぐに話せるようになろうと考えてたのですが、ほとんど勉強することなく留学に向かいました。そのせいで、とても苦労しました。    日本からプリンスエドワード島はとても遠く、飛行機でも15時間くらいかかりました。ホストファミリーが空港まで迎えしてくれました。知らない人と生活するのは初めてのことだったので、会う時はとても緊張しました。いざ会ってみると、とても良い人で安心しました。ホストファザーと話す機会は少し少なかったですが、食事の量、シャワーの時間、洗濯機の回数に制限がなく、とても自由に家で過ごさせてもらいました。カナダの人の人柄の良さを感じることができました。そのおかげで、生活に対するストレスがほとんどなく過ごしやすかったです。フィリピンから来たルームメイトが1人いて、その子のおかげで、留学生活をかなり楽しく送ることができました。新しい環境で生活することの大変さを理解してくれている人がいたことが、私にとってとても心強かったです。    初めの一週間は、新しい環境になれるのが大変で、時差ボケも酷く、英語もほとんど聞こえず、私はこのまま過ごしていけるのか不安でした。その不安を払拭するために、授業以外でも英語に触れる機会を増やしました。積極的にルームメイトに話しかけたり、授業のディスカッションなどで、自分から質問したりと、自分から英語力を上げるために行動することができました。そのおかげで、留学が始まって一ヶ月ほど経った頃には、かなりリスニング力が伸びました。相手が何を言ってくるのかわかったり、自分が言ったことを相手が理解してくれたりと、とても嬉しかったです。英語を理解することで、一気に生活が楽しくなったので、努力が必要ですが、頑張った甲斐がありました。授業でのテストも少しずつ点数が上がっていき、日に日に成長を感じることができました。    三ヶ月の留学期間はとても短く、ようやく慣れてきた頃には終わってました。私にとって学びの多い三ヶ月でした。一つ目は、海外の人と話すことで、日本の良さを再確認できるところです。私はよく初めて会う人には、日本から来たことを伝えていました。その理由は、日本から来たことを伝えると、どの人も反応がとても良いからです。反応が良いだけでなく、カナダの人たちは日本にとても興味を持ってくれていて、いろんな質問をしてくれるので、初対面でもすぐに打ち解けることができました。ルームメイトに日本の印象を聞いた時も、とても良かったです。ルームメイトは海外のいろんなところで過ごしたことがあり、どの国でも日本は良い印象だと話してくれたので、自分が日本人で誇らしくなりました。    二つ目は自分はとても周りに支えてもらっていることを学びました。ホームステイで自分のことはほとんど自分でする必要があり、普段日本の家では他の人に頼っていることを全て自分でやらなければならなかったので、頼っていた人の大変さや、自分がどれだけ支えてもらっているのかを理解できました。ホストファザーやルームメイトも、「困った時はなんでも言ってね」と言ってくれて、実際にわからないことなどをたくさん聞けたので、とても感謝しています。授業の先生たちも、事前のテストで私の英語力を理解してくれていて、それに合った授業をしてくれて、英語力が大幅に上がったので、感謝しています。    新しい環境で生活することが苦手な私にとって、留学に行くというのは大きな決断でした。なので、初めの頃は留学に行くことはあまり乗り気ではなく、早く終わってほしいと思っていました。しかし、カナダで過ごしていく中で、自分から行動することで、いろんなことに気づくことができて、自分の視野がとても広がり行動力も上がったと思います。今留学が終わってしまいましたが、8月の初めから北海道のニセコで一ヶ月ほどインターンに行くことが決まっています。ニセコは海外から来る人がたくさんいるので、英語を使う機会がたくさんあります。留学の経験を活かすために、今回行くことを決意しました。留学に行く前の自分だったら、英語を話すことをためらい新しい環境に飛び込むことを恐れていたでしょう。しかし、行動力が向上したことで、行くことを決断できたと思います。このように留学をすることで、成長する部分がいくつかあると思うので、少しでも行くことを迷っている人には留学に行ってほしいと思っています。大変なことはたくさんありますが、嬉しいことや楽しいことはそれ以上にあります。日本では絶対に経験できないような生活を送ることができます。あまり乗り気ではなかった、私がお勧めできるくらいなので、とにかく行ってみて欲しいです!

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プリンスエドワード島大学

プリンスエドワード島での生活
安藤聡真
英語・リベラルアーツ専攻3年
2022年9月~2023年2月

   私は2022年9月12日から2月までプリンスエドワード島大学へ約6ヶ月留学に行きました。振り返ってみるとつらいことはたくさんありましたが、それ以上に素晴らしく、楽しい経験ができたと思います。9月頭のプリンスエドワード島は快晴の日が多く、心地よい日差しがあり、至るところに綺麗な植物があるような環境で、新たな学習の環境としては絶好の気候でした。また、9月はハリケーンが来て、電柱や木、ショッピングモールの大きな看板は倒れ、1週間以上停電が続くなど悲惨な月でもあります。当然学校は休みになり、ホームステイ先の母や隣人と会話をしながら一緒に庭に落ちた枝や落ち葉を掃除しました。10月頃になるとまだまだ暖かいものの、だんだんと寒いと思う日が増えていき、11月になるとほとんどがよく冷える日になり、12月になると雪がパラパラと降ってくるようになりました。そして1月になると雪が積もっては溶けてを繰り返し、2月には道に雪がない日はなく、風がとても冷たく、学校に行くのがかなり億劫になる月でした。私が体験した一番寒い日は2月の体感温度最低マイナス40度の日でしたが、現地で購入したダウンで十分に太刀打ちできました。それでも今年の冬は例年より暖かいと現地の人は皆言います。このように気候についてまとめてみると雪がない春夏の気候が羨ましくなりました。    しかしながら、秋冬は興味深い行事がたくさんあり、異国の文化に触れられるのが魅力的でした。10月のハロウィーンでは日本では考えられませんが、仮装をした少年たちがドアをドンドン叩き、大きな袋を持ってお菓子を貰いにやってきます。私はホームステイ先の母に見本を見せてもらいながら少年たちにお菓子を渡しました。少年たちは異国のおじさんが出てきて戸惑っている様子でしたが、私はお菓子を渡すその一瞬の受け答えですらとても楽しく感じました。12月には当然クリスマスをお祝いします。11月中頃から天井すれすれの大きなクリスマスツリーをだし、クッションや一部家具をクリスマス使用にしていたりと気合の入りようが日本とは違います。クリスマスイブはステイ先の母の妹の家でパーティをして、クリスマスにはステイ先でパーティでした。仕事で普段家にはいなかったステイ先の母の旦那さんもクリスマスから年越しの間までは家にいました。旦那さんの作るターキーやその他もろもろの料理は絶品でした。このようなイベントがあると普段聞きなじみのない単語がたくさん聞けるので新鮮な経験になりました。    秋学期の授業はプリンスエドワード島到着早々にクラス分けのテストをした後に始まります。私はレベル6で、科目によって多少違いますがクラスは大体10人程度で日本人が多かったです。主にライティング、リーディングとコミュニケーションの授業があり、合計二人の教師がついていました。ライティングの授業は麗澤の1、2年でやる内容と近いものだと思いました。パラグラフの書き方から学び、それに合わせていろいろな語彙を覚えていった後にエッセイをいくつか書く流れでした。そのため、ライティングの授業に関して、特段難しいと思うことはありませんでしたが、課題が出た際のその指示に若干戸惑うことはありました。コミュニケーションの授業では発言する機会がとても多いです。ある質問に関して考え、それをクラスの人と共有することが多かったです。教科書の中で英語の対話を聞いてノートをとる課題があり、そのノートを共有するときが苦痛だったくらいで、基本賑やかに授業が進むので面白いと感じることが大半でした。また、何度かプレゼンテーションの課題がありますが、評価基準が明確に定められており、しっかりとしたフィードバックもあるのでかなりの上達が見込めると思いました。お題は自国の何かについてのときがあり、日本人ではない他国の留学生の話も聞けるのでとても面白いです。個人的に日本の話題は他国の人に結構好評だと思います。食文化について話す機会があれば皆真剣な眼差しで聞いてくれたと思いますし、結構な頻度で質問も投げてくれます。寿司の認知度が高いのは容易に想像でき、実際その通りでしたが、意外にもカツ丼の認知度がかなり高いことにかなり驚きました。そのような他国の人が日本にどのような目線を持っているのか、授業のなかでたくさん知る機会があったのは本当に良い経験であると思います。    冬学期になると一個上がってレベル7になりました。約三か月の秋学期の授業を終えてある程度英語に慣れてきたと自分で感じていたため、レベルが一個上がるくらい造作もないと思っていましたが全くそんなことはありませんでした。大体の日本人は秋学期で麗澤生含めて帰国したため、クラスは八割が他国の人でしたが、その人たちは自分から見てかなり流暢に英語を話していて驚きました。先生への質問など、もろもろの会話で聞き返されることはほぼなく、円滑に行っているのを見てなんで同じ土俵に立っているのか不思議に思いました。授業の内容もかなり難しかったです。リーディングの授業で使った教科書の本文は社会問題について書かれており、「progressivism」など全く聞いたこともない単語が続出していました。全体的に単語のレベルがかなり上がっていてかなりきつかったです。コミュニケーションの授業のプレゼンテーションも周りが5分以上優々に話す中で自分一人だけ三分程度だったので個人的にかなり劣等感を持ってしまいました。しかし、当然苦痛だけだった訳ではありません。周りのレベルが高いことは良い刺激にもなります。会話の中で自分では使えなかったけど意味は知っているような単語などを相手は平然と使用します。この単語はこのような使われ方をするのかと関心を持ちながら会話することはかなり自分のためになったと思いました。    まとめるとやはり留学での学びはかなり有意義でした。様々な視点で物事を考えることができ、異国の文化に触れられたことが何より良かったです。

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プリンスエドワード島大学

UPEIでの留学を終えて
内田菜月
英語コミュニケーション専攻2年
2022年9月~2023年2月

   私はカナダのプリンスエドワード島に9月から2月までの約6ヶ月間留学をしました。留学をすることが初めてだった私にとって、島での生活は戸惑うことも多くありましたが、全てが新鮮で、貴重なものでした。    プリンスエドワード島は、とても治安が良く優しい人が沢山いたので、安心して生活することができました。私を受け入れてくれたホームステイ先は、以前から日本人以外にも多くの留学生を受け入れてきたお家だったので、私がうまく英語で伝えられない時は、ゆっくりでいいよと言って私の拙い英語に耳を傾けてくれたり、会話でわからない単語があると、わかりやすい単語で説明してくれたりしました。9月から12月までは日本人のルームメイトとカナダ人のルームメイトと一緒に生活し、日本人のルームメイトが帰国してからは、新しくドバイ人とインド人のルームメイトが来ました。約2ヶ月の間、日本人・カナダ人・ドバイ人・インド人というとてもグローバルなメンバーで生活することができました。これもホームステイならではだと思います。私以外のメンバーは英語が喋れたので、会話に入ることは簡単ではありませんでしたが、内容だけでも理解できるように常に会話に耳を傾けていました。大学から帰っても常に、英語が聞こえる環境というのは、とても大変でしたが、自分にとってはとてもプラスの環境だったと思います。生活していくうちに、聞き取れる単語が増えた時やホストマザーに英語が上達したねと言われた時はとても嬉しかったです。    一方で、日本とカナダの生活で戸惑うこともありました。一つ目は洗濯の回数です。私のホームステイ先では、洗濯は週に一回と決まっていました。日本では毎日洗濯していたので、初めはとても驚きましたが、次第に慣れていくことができました。二つ目はシャワーです。カナダは浴槽に浸かるという習慣がなく、毎日シャワーの生活でした。日本人のようにお風呂でゆっくりするという習慣はなく、シャワーはあくまで体をキレイにするためのものという考え方なので、シャワーの時間もできるだけ短く終わるようにしていました。また、トイレとシャワーが日本のように分かれていないため、誰かがシャワーをしているとトイレに行けないということにストレスを感じることが多くありました。三つ目は食事です。カナダでは、主食はポテトや小麦類です。留学に行く前から、食事の違いはわかっていましたが、自分が想像していた以上にお米のない生活は辛かったです。私はレンジでできるお米やインスタントのスープ・味噌汁を持って行っていたため、なんとか乗り切ることができました。    また留学中に、私は大きな台風を経験しました。ホストマザー曰く、今までで経験したことのない、とても大きな台風だったそうです。日本でも台風は何度も経験しているので、あまり重く考えていませんでしたが、台風が来てから約10日間電気が止まってしまい、大学も1週間休みになりました。まさか、留学中にこんな経験をするとは思ってもいなかったので、その間の生活は精神的にもとても大変でした。しかし、生活が不便ながらも、日本人のルームメイトと一緒に英語を勉強したり、励まし合ったりしながらなんとか乗り切ることができました。ルームメイトがいるということは私にとってとても心強かったです。    大学での授業は、麗澤大学の授業と似ていました。9月から12月の秋のセメスターは、15人くらいの少人数クラスで行っていました。文法やエッセイ、発音について学ぶことができ、授業中にスピーキングの機会も多く設けられ、英語を沢山話すことができました。1月から2月までの冬のセメスターは、ほとんどの日本人が帰国したため、私とバングラデシュ人とマリー人の3人のクラスでした。秋のセメスターより更に少人数だったため、先生との距離が非常に近く、私にとってはとても有意義な時間でした。月曜から木曜日は文法やエッセイの中心の授業で、金曜日は発音やスピーキング中心の授業でした。月曜日から木曜日の授業で行っていた文法は基本的なものだったので、苦労はしませんでした。しかしエッセイでは、何度も直され書き直しをしました。秋のセメスターでもエッセイについては習いましたが、3人クラスになったため、より細かい部分までチェックしてもらうことができました。また、授業中に先生が沢山質問を投げかけてくれたので、秋のセメスターより積極的に発言することができました。また、話している間も発音や文法が間違っていると直してくれたので、細かい文法にも意識して話すようになりました。    金曜日はプレゼンテーションを行ったり、クラスのみんなで発音の練習をしたりと、ほぼずっと授業中は話していました。プレゼンテーションは発音の仕方だけでなく、話すスピードや目線など細かく教えてもらうことができました。人前に出て、発表すると自分でも知らないうちにスピードがどんどん早くなってしまい、そこを何回も治されました。発音の練習では、日本人にとって苦手な/R/と/L/、/th/、/V/と/W/などについて詳しく、舌の使い方や唇の使い方について教えてもらうことができました。自分はしっかりと発音したつもりでも、聞き返されることが何度もあったので、今まで以上に発音の仕方には気をつけたいと思いました。英語は日本語とは違い、舌、唇、歯を使い、口を大きく動かして発音する言語だと言われた時に、自分が思っている以上に口を大きく動かす必要があることに気づくことができました。    放課後には、友達とジムに行ったり、買い物をしたりしました。また、大学で行われるホッケーやバスケット、サッカーの試合を無料で見ることができたため、友達やルームメイトと一緒に観戦しました。ホッケーは今まで馴染みがなく、見たことがなかったのでとても楽しかったです。    私にとってはこの留学が初めてで、不安なことも沢山ありましたが、ホストファミリーや大学の先生をはじめ、多くの人たちがサポートしてくださりとても楽しく過ごすことができました。カナダに留学をしなければ、経験することのできなかった異文化や出会えなかった人たちに出会え、本当に留学をして良かったと思います。この留学に関わってくださった全ての方への感謝の気持ちを忘れずに、プリンスエドワード島での貴重な経験を今後の生活に活かしていければと思います。

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