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ランガラ・カレッジ
- バンクーバーでの貴重な時間
- 伊藤彩楓
- 英語・リベラルアーツ専攻3年
- 2020年2月~4月
私は2月から8月の半年間カナダのバンクーバーの留学の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で強制帰国となり2月下旬から4月上旬までの留学となりました。約1か月半の期間でしたが、ホストファミリーや学校生活の事など様々な面をカナダで吸収してくることができたと思います。
最初にホストファミリーについてお話します。初日空港に着くと現地の日本人の運転手の方が迎えに来てくれており、皆で小型バスに乗り順番にホストファミリーの家に降ろされていきました。私のホストファミリーはフィリピン人の家族でホストマザー、ホストファザー、12歳と8歳の男の子2人とホストグランドマザーでした。家族は5人だけでしたが、その家の下にホストファミリーの親の兄弟家族が住んでいて時々上に上がってきたり、親戚の人が来たりしていたので賑やかという印象の時もありました。私は留学に行く前ホストファミリーとの関係が不安でしたが、思っていたよりもやっていくことができました。しかしその家のルールや生活スタイルの違いが最初は窮屈に感じました。例えば、入浴の時間が20分と決まっているというようなことです。その窮屈さも最初の頃だけで数週間過ごしていくうちに慣れてきます。食事に面では朝はパンやシリアルを自分で用意し、お昼はサンドイッチやお米そして夜はパスタや魚を用意してもらうなど海外独特という感じの食事でも無かった為、苦ではありませんでした。ホストファミリーとの関係の面では、学校がある間は夕飯の時など学校の様子を聞いてくれたり、ホストブラザーが日本のことに興味を持っており漢字を教えてあげたりしました。コロナの影響で外出ができないときには夜、家で一緒に映画鑑賞に誘ってくれるなど、比較的交流はありました。しかしあまり交流がないという時も多々ありました。ホストファミリーは家によってルールや生活スタイルが違ったり、交流の仕方が違ったりしますが、私が体験して感じたことは積極的に自分から交流しに行く事だと思います。私はもっとコミュニケーションをとっておけば良かったと少し後悔しています。
次に学校生活についてです。一日目はテストがあり、その結果によってクラスが決まります。私のクラスは中国人の生徒が多かったです。他にもベトナム、イランそして日本人の学生がおり、年齢も様々でした。授業では毎回必ずペアワークがあるのですが、最初はクラスメイトの子とコミュニケーションをとることが難しかったです。なぜなら、皆第一言語が違う為英語の発音が独特である為聞き取ることが困難で、逆に聞き取ってもらうことも難しかったです。ですが、授業を重ねていくと困難ではなく楽しいと思えるようになりました。それはクラスの子達と仲良くなることができたからだと思います。クラスの子達はとても優しく、クラスの雰囲気もとても良かったです。その為、クラスの子達と休み時間やほかの場面で話す事が多くなり、仲良くなりました。そして授業でもクラスの子達とペアワークなどで会話する際に楽しいと思えるようになりました。更にクラスのほとんどの子はバンクーバーに住んでおりその子達から英語独特の言い回しなどを学ぶこともできました。授業の内容に関しては基礎的な英語の学習という感じでした。クラスによって授業の内容は変わってくるのですが私のクラスではListening ,Writing ,Speaking, Readingの全ての分野の基礎の細かいところを学習したという感じでした。最初は基礎過ぎて少し驚いたのですが、意外と自分は分かって無かったという発見がありとても授業内容が身になったと思います。そしてとても細かく教えてもらえるのでとても分かりやすかったです。私はランガラの授業を通して自分の分かってない所や勘違いしている部分を見つけることができたと思っています。
授業の時間割は12時半から16時20分の約4時間で担当の先生は2人でした。クラスの開始時間はクラスによって変わります。他にも授業内でアクティビティがあったりとても楽しかったです。課題も毎日のようにあるので放課後友達と課題をやってから帰るという日もありました。学校生活では色んな国の人と触れ合うことができたくさんの文化に触れることができます。クラスの子達と仲良くなるとよりそれが学べるので合う、合わないはあると思いますがどんどんコミュニケーションをとって仲良くなることは良いと思います。私は仲良くなれて良かったと思っています。授業もとても為になることばかりだと思います。
バンクーバーの街の雰囲気を少しお話したいと思います。バンクーバーは移民の方が多いので外を歩いているとたくさんの国の人達を見かけました。もちろん日本人の人も多く見かけました。バンクーバーにはEnglish bayというきれいな海など観光スポットもあるのでおすすめです。私は留学に行く前とても不安でした。授業についていけるかホストファミリーとはコミュニケーションをとれるかカナダの生活の全てが不安で直前になると自分で選んだ留学なのに行きたくないという思いもありました。しかし不安なのは留学にいく人達皆同じだと先生も言ってくださり、同じ留学先に行くメンバーの子たちも現地で様々な情報を共有してくれたりしていたので不安は生活していく中で無くなっていきました。更に学校が始まるとクラスの子達とも仲良くなりSNSなどを交換したりしていくと学校生活も楽しくなりました。ホストファミリーとの関係も悪くなく過ごせたので良かったと思っています。
私は留学に行くことをおすすめします。行く前は色々不安があると思いますし、現地に着いてからの数日は大変なこともありますが、慣れてくると授業も含めて楽しいと思います。そして、不安な時は同じ留学先にいる麗澤生と情報共有したり先生に相談したりするといいと思います。行く前は不安だった私もコロナの影響で当初より早い帰国になってしまったということもあるかもしれませんが帰国することになってしまった時には帰りたくないという思いが強く、帰国した今でもコロナが落ち着いたらバンクーバーに戻ろうと考えています。留学前に不安だと思っている人がほとんどだと思いますが、不安以上に楽しくて意義のある留学になると思うので行くと決めた方は後悔の無いように留学生活を送ってください。
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