パヤップ大学

Reitaku University International Exchange Center Reitaku University International Exchange Center

Payap University

パヤップ大学

パヤップ大学

Chiang Mai 50000 Thailand

http://www.payap.ac.th/

プログラム概要

英語
沿  革 タイ北部のチェンマイ市に所在するキリスト教系ミッションスクール。タイで最初に認可された私立大学であることを誇りにしている。その前身は、19世紀に設立された修道院と1923年設立のママコーミック看護病院学校である。現在も、看護系学部はチェンマイ市内中心部に近いケウ・ナラット(Kaew Narawat)キャンパスにある。本部およびその他の学部はメー・カオ(Mae Khao)キャンパスに置かれている。学生数は約6,000人である。2012年に麗澤大学との間に交換留学の協定が結ばれた。世界の約30の国々から200人以上の留学生を受け入れている。
特  色 交換留学システムの下で麗澤大学から派遣されてパヤップ大学で学ぶ学生は、国際学部に所属し、欧米系の外国人学生と一緒に英語で授業を受けることになる。タイ語の授業も、外国人留学生と一緒に第二外国語としてのタイ語を学習することができる。交換留学のため、パヤップ大学に納める授業料・施設費、寮費などは免除される(年間1名分)。パヤップ大学では、外国人学生を含め全学生が制服着用を義務づけられている。制服購入代は自己負担となる。授業ではプリントはほとんどなく、課題や内容など基本的にインターネット上のサイトにのせられるので、授業中も使えるような持ち運びに便利なパソコンやタブレットを持っていくとよい。
宿  泊 キャンパス内の寮に入る。二人部屋でシャワーとトイレをルームメイトとシェアする。
生  活 パヤップ大学が所在するチェンマイ市は、タイ北部では最大の都市であるが、人口は40万人程度とそれほど多くない。バンコクのような大都市とは異なった雰囲気を持った中規模都市である。市内での移動は、バス、タクシー、サムロー(人力車)などを使う。近年大きなデパートが一つ増え、日本食や日本製品も気軽に買えるようになった。チェンマイに留学に来る場合は、日本で日用品をかってこなくても現地で全部そろえられるのでとても便利。
条  件 TOEFL 500点またはTOEIC585点以上。GPA2.5 以上。
留学時期 International Program :第1学期(8月~12月)から第2学期(1月~5月)までの1年間。原則として1年留学が望ましいが、第1学期の1学期間2名も可。
担当教員 山川 和彦
特記事項 授業料・寮費免除全額免除、麗澤大学海外留学奨学

PICKUP留学体験記

一足先に留学を経験した麗澤大学の先輩たちが、留学先でのさまざまな体験談を語ってくれた「留学体験記」

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パヤップ大学

「タイ」最高の留学生活
江面舞弥
英語・リベラルアーツ専攻3年
2019年4月~2020年2月

   サワディーカ!私は2019年4月から2020年2月終わりまでの11カ月間、タイのチェンマイにあるパヤップ大学インターナショナルカレッジに交換留学をしてきました。高校生の頃からの夢だった留学。当時洋楽にハマっていた私は、アメリカやカナダ、オーストラリアといった英語圏への留学に強い憧れを抱いていました。そのころはタイに行くなんて一ミリも思っていませんでした。しかし、英語圏への留学の費用は予想以上に高く、期間も短かったため、どこに行こうか悩んでいた時にパヤップ大学の存在を知りました。インターナショナルカレッジなので、学校内の公用語は英語。また、私は第2言語でタイ語を履修していました。「私はここに行くんだ」そんな直感が私を突き動かしました。約1年の留学生活終えた今、「あの時の直感は正しかった。」と、心の底から思います。今回はこの留学生活を通して私が経験したことをもとに、感じたことと学んだことを書いて行きたいと思います。    タイの北部にあるチェンマイは山に囲まれていて街中にも自然多くあり、とてものどかな街です。しかし、有名なお寺や観光名所もあるので、一年を通して旅行客で賑わっています。また、ショッピングモールも沢山あるので、日用品や洋服などはそこに行けば揃えることが出来ます。また、映画は一本350円から見る事ができます。都会すぎず、田舎すぎず、とても住みやすい街です。しかし、パヤップ大学は中心部から少し郊外にあるので勉強をするには適した場所でした。    私は寮生活をしていました。私のルームメイトはタイ人だったのですが、車を持っていたので本当に数えきれない場所に連れて行ってくれました。山中にあるタイガーキングダムに行って虎と写真を撮ったり、カフェ巡りをしたり。今思い返すと全てが懐かしい気分になります。    パヤップにいる学生は過去にインターナショナルスクールに通っていた人や英語圏出身の方がほとんどのため、みんな流暢な英語を話します。また、授業では専門用語を使う場面が多く、毎回内容について行くのが本当に大変でした。当然、授業内での説明では理解しきれなかったので、YouTubeやネットで再度検索をかけ、遅れを取らないようにしていました。言語力の無さと自分の知識の少なさに悔しくなり、劣等感を感じた時もよくありました。しかし、そんな中で私の心の拠り所となったのが共に同じ授業でグループワークをしていた5人組のメンバーです。韓国人、タイ人、ミャンマー人、日本人2人という小規模で多国籍のグループワークでしたが、彼女達にはいつも勇気づけられていたし、英語で上手く意見が伝えられない時も一生懸命理解してくれました。課題も多く、内容が難しいハードな授業でしたが、自分が大変だった時の思い出は本気になれた証拠だと思います。     次に、留学中に1番重要と言っても過言でもない食べ物の事についてです。チェンマイには日本食レストランがあちこちあります。もちろんタイ料理レストランやストリートフードもありますし、マーケットやカフェも沢山あるので、食に困ることはありませんでした。そして驚きなのが値段です。パッタイ (タイ風焼きそば)やカオマンガイは、約45バーツ(160円くらい)です。しゃぶしゃぶも時間無制限で200バーツ(700円)。またドラゴンフルーツやマンゴー、グアバ やパパイヤなどの、日本ではなかなか見ることのないフルーツも安価で売られています。おかげで金銭感覚がおかしくなってしまい、タイから日本に帰国すると全てが高く感じてしまいます(笑)。 また、グラブフードやフードパンダといった、日本で言うUberイーツがあちこちで見受けられます。アプリをダウンロードすればいつでもどこでも出前を頼めるので、とても便利です。私も何回か頼みました。今ではスパイスのきいたタイ料理の味がとても恋しいです。    タイで生活をしていると、タイは親日国であるということを感じる事ができます。道を歩いていると、中国人や韓国人に見間違えられる時もありますが、日本人と分かると明らかに態度が変わります。会話に発展すると、知っている日本語を使って一生懸命話そうとしてくれます。また、タイ人はのんびりしていて、優しい性格の人が多いです。タイ人だけでなく、チェンマイに暮らしている人たちは国籍問わず心の優しい人が多い気がします。この留学中、本当に沢山の方の優しさに助けられました。微笑みの国と言われるのも、笑みの奥に秘めた心の温かさが伝わってくるからだと思います。ご存知だとは思いますが、タイには、性的マイノリティの方が多くいます。私の友達の中にも多くいました。彼らを見かけない日はないくらいです。しかし、そういった方たちは自分自身をさらけ出すことに恐れを抱いていません。むしろ自分であるということに誇りを持っていて、その自信は私には輝いて見えました。またそれも個性と受け入れて、一度きりの人生を楽しんでいます。    約1年間という長いようであっという間だった留学生活。語学学習以上に学ぶ事だらけでした。日本での当たり前が覆される出来事の連鎖です。バンコクに行った時は、高層ビルや高級ショッピングモール、モノレールなどが街を着飾る中で、一歩脇に入るとコップを持ち座りながらお金を求める人。レストランでご飯を食べていても物乞いが物を買ってくれと頼みにくることや、高校生以下の子達が働いている場面なども見受けられました。こういったことを頭の中で想像することと、実際に見てみるのとでは大きな違いがあります。タイに行ったことで、また視野が大きく広がりました。    この留学を実現する事が出来たのは、身の回りで私を支えてくれた人がいてくれたからです。両親、家族、祖母、先生方、友達、タイで出会った全ての方のおかげで今の私がいます。留学はただ単に語学力を上達させるためにあるのではなく、行った現地でしか味わうことのできない異文化経験や人との出会いを通して、自分を大きく成長させてくれるものだと思いました。どこへ行ったとしても、必ず素晴らしい出会いが待っていると思います。これから留学を考えている方、是非タイへの留学を考えてみてはいかがでしょうか。    この留学中に身につけた語学力、異文化理解、現地に適応する能力を活かし、将来は海外で活躍できるように、一瞬一瞬を大切にしてこれからも様々なことに挑戦し続けていきたいです!

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パヤップ大学

アジア圏で英語留学
今関 桃香
国際交流・国際協力専攻2年
2017年7月~1月

  私は、高校生の時に旅行でタイに行ったことがきっかけでタイが大好きになり、大学に入ってからは第二外国語としてタイ語を学び始めました。大学に入って少し経った頃からタイへの留学に興味を持ち始めました。これは単純にタイが好きだからという理由でした。しかし、それしか理由が無かった為、どの大学に留学するか決められないでいました。そんな時、タイ留学の説明会で国際交流センターの方にパヤップ大学を勧めてもらいました。パヤップ大学はタイにありながら、英語力を伸ばすのに適している上に、英語圏に留学するより安くいけると教えていただきました。そしてタイスタでチェンマイを訪れた際、パヤップ大学を見に行き、一目で気に入ってしまい「ここで勉強したい!」と思うようになりました。   実際に留学する前は、タイに住むのだからやはりタイ語をしっかりと勉強していこうと思っていたのですが、実際にパヤップ大学に留学してみると、外国人学生が通うインターナショナルカレッジと呼ばれるところは公用語が完全に英語でした。生徒はアメリカ人、イギリス人などといった英語を母語とする人やアジア人など本当にたくさんの国の学生がいました。パヤップ大学があるチェンマイは、タイの第二の都市と言われるほど栄えた場所で外国人観光客も多いので、大学の外でも英語が通じるお店がほとんどでした。英語だけで特に不自由はないのですが、タイ語が少し話せると、値段を安くしてくれたり、仲良くなれたりして楽しかったです。   タイに着いてから授業が始まるまでの数日間はパヤップのタイ人学生が交換留学生を連れて、スーパーマーケットやショッピングモールに連れて行ってくれました。チェンマイには無印良品やダイソーなどそのほかにも日本のお店が色々とあるので、生活用品は簡単に揃います。この時の交換留学生は私を含めて10名ほどでした。インド、インドネシア、カンボジア、ベトナムからの学生たちでした。交換留学生は私たち10名のみで、ほかの外国人学生はパヤップ大学に正規生として入学した4年間通う学生たちです。どの国から来ている学生もみんな英語がとても上手で、特に英語での会話力が高いと感じました。そして、フレンドリーで優しく、英語が苦手な私にも積極的に声をかけてくれました。   授業が始まると、1週目はいろいろな授業を見てどの授業を受けるか決めました。パヤップ大学のインターナショナルカレッジは、EC(English Communication)、HIM(Hospitality Industrial Management)、IBM(International Business Management)という専攻があり、私たち交換留学生も選ぶことが出来ます。私は、IBMに所属していました。正規生は選んだ専攻の決まった授業を受けなくてはならないのですが、交換留学生は一つの専攻に所属するものの、ほかの専攻の授業も自由に受けることが出来ます。基本的に、授業は90分で同じ科目が週に2コマあります。私は、経済・英語コミュニケーション・タイ語Ⅰ・タイ語Ⅲの4つの授業を受けていました。 授業は全て英語で行われるのですが、英語を母語とする人たちと一緒に授業を受けるので、特に最初はついていくのが大変でした。周りのみんなはとても英語が上手なので、先生もわざとゆっくりとしゃべるようなことはなく、ナチュラルスピードで進みます。少人数授業で指されることも多かったのですが、最初のうちは質問の意味すら分からず何も答えられませんでした。しかし、私は人一倍指される回数が多く、このままではいけないと思い、毎回予習復習を徹底的に行うようにしました。そうすると段々と内容が理解できるようになっていきました。内容が理解できるようになってからも英語で上手く答えることができなかったり、黙り込んでしまうこともありました。そんな時は、なんで先生は私のことばかり毎回指すのだろう、嫌だなあなんて思っていました。   しかし、先生が授業をまじめに聞いていない他の生徒は指さないのを見て、授業を一生懸命聞いているから指されるのだと気がつきました。一生懸命授業を受けているけど、英語が苦手な私に、次の単元に行く前に必ず問題を出して理解できているか確認してくれていました。答えられないとき、理解できていないときはもう一度私に分かるように説明して、授業に置いて行かれないようにしてくれました。先生が私のために毎回指してくれているのだと気がついてからは、上手く言えなくても単語でもいいから何か答えようと気持ちが変わりました。他の学生のように上手く答えられなくても、私の英語に真剣に耳を傾けて、合っていた時には、”Yes! Exactly!!”と言って喜んでくれました。他の学生も私が英語が苦手なことを分かっていたので、答えるのに時間がかかっても優しく見守ってくれました。カナダ人の年上の女の人や仲が良く面倒見の良いベトナム人の友達は、私が答えられると、わざわざ私の方に振りかえってニコッとしてくれました。最初は授業に行くのが嫌だと感じていたのですが、周りの人たちのおかげで勉強も頑張れたし、何より授業に行くのが楽しいと思えました。その他の授業も教えてあげたり、教えてもらったり、みんなで助け合いながら1学期間頑張りました。   学校では楽しいことも大変なこともたくさんあったのですが、何より大変だったのは繰り返し体調を崩してしまったことです。1学期間で他の誰よりも病院に行ったので、病院体験記も書いておきます。チェンマイには、バンコク病院チェンマイとチェンマイラムという大きな病院が二つあります。この病院は医師、看護師、薬剤師、スタッフとほとんどの人が英語を話せます。昼間だと、日本人のスタッフもいて通訳をしてくれます。医療用語は聞きなじみのない単語が多いので通訳者がいると安心して診察が受けられます。私は、何度か熱を出し入院したのですが、きれいな個室を用意してくれるので入院していてあまりストレスはなかったです。しかし、日本人には薬が強すぎるので副作用が出て薬が飲み続けられないということも何度かありました。熱が出た時も本当にいろいろな人に助けてもらいました。日本人の友達とイギリス人の友達は直ぐに私の部屋に駆けつけてくれて、その後コンビニに行って冷えピタやフルーツジュース、ゼリーなど買ってきてくれました。胃カメラをしに行ったときは、日本語学科の日本人の先生が車を出してくださり、通訳もしてもらいました。その後も心配して頻繁に連絡をくださり、いつも親身になって話を聞いてくれる頼れる存在でした。入院したときは、タイ人の友達が心配して2,3日一緒に病院に泊まってくれました。私は本当に周りの人に恵まれていると改めて思いました。   勉強、生活、すべてにおいてとても貴重でためになる経験が出来たと思います。絶対に忘れられない5カ月間になりました。タイではたくさんの人にお世話になったので、日本では留学生にとって日本での生活がより楽しく貴重なものになるよう手助けをしていきたいです。

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一生に一度の経験
床井 健太
英語コミュニケーション専攻3年
2015年8月~2016年6月

  2015年の8月から2016年6月までの10か月間、タイの北部チェンマイにあるパヤップ大学で交換留学として留学させていただいていた外国語学部3年の床井健太です。この海外留学は私にとってかけがえのない経験になったと思います。留学を無事に終え、今一番に思うことが留学先を単純にアメリカで決定せずにタイを選んだことは大正解だったということです。留学前によく周りの人からなぜタイに留学するのかとバカにされたような感じで聞かれたことが多々あったのを今でも覚えています。しかし、私の目標であった英語力の向上、そして第三言語の取得を不完全ではあるが達成し今後につながるような伸びしろを身につけられたことが学力面での大きな収穫だと思います。学力面以外にも感じたことがいくつかあります。   一つ目は挑戦することの大切さです。私は留学当初、人見知りな性格で自分から話しかけたりすることが苦手なうえ、日本人留学生が全くいなく、そして日本での英語使用頻度の低さからわからない単語が多かったり文法ミスなどで会話ができないのではと思い、英語を話す勇気がなかったことが原因でものすごいホームシックに陥りました。英語学習の前に自分自身との戦いが一番最初の困難でした。しかしこの困難がきっかけで自分自身と向き合うことができ、やらなければいけないこと、変わらなければいけないことを明確にできたのが大きな収穫だったと思います。その答えの一つは一日一日を無駄にしないことを心がけることでした。もちろん授業がとても難しかったり友達の英語が聞き取れなかったりし壁に何度もぶつかることが多々ありました。でも一日一日を無駄にしないことを心がけることで、失敗を恐れずにチャレンジしたり、予習復習に励むことで勉学に励むことができました。英語だけでなくタイ語もタイ人の友達をたくさん作り積極的に会話をすることでまだ基礎ではあるものの日本人留学者で一番成長することができたと思います。自分自身と向き合い積極的に挑戦することで自分自身を成長させることができたと思います。   二つ目は当たり前のありがたさ、日本の豊かさを改めて実感しました。日本のトイレは清潔で電車は時刻通りに来るし、インフラ設備も高いので日本での生活で苦労することは全くありません。海外留学を通して普段日本で当たり前に感じていた豊かさがいかに素晴らしいかを感じることができました。今期はタイでも史上最低気温を観測した年で冬場は寒かったのですが、シャワーが壊れて修理もなかなかしてもらえなく約一か月間水でシャワーを浴びたのを今でも覚えています。外に出れば貧富の差が激しく働いている小さい子供、体が不自由な人など、トイレは汚いところが大半でスーパーなどでは肉にハエが集っていることがありました。またタイ以外にも計4か国の旅行を行きましたが、それを通じて思ったのが日本はなんでも完璧で恵まれていることです。世界のいろんなサイドを見ることができたことで自国の豊かさを実感でき、また日本についてもっと知りたいと感じました。   そして最後に感謝することの大切さを実感しました。この留学期間中先生方をはじめ、現地の方々、家族そして友達の支えがあったからこそ無事に終了することができたと思います。タイ人の方々は日本人と比べ物にならないくらい親切で、タイ語を流ちょうに話すことができなくてもとても親切で全く知らない人にもフレンドリーで優しく接してくれます。行きつけのご飯屋さんでは無料でサービスしてくれたりタイ語を教えてくれたりなどとても親切でした。パヤップ大学の先生も授業中に行きづまっていると声をかけてくれたり、授業後にわかるまで個別に指導してくれたりしました。また留学生の自分たちのために旅行を計画してくれたり、授業面以外でのサポートもとてもしていただきました。クラスメイトのみんなも授業で難しくて自分が困っていたら気にかけてくれたり、自分の基礎的な質問や発表などに親切に耳を傾けてくれとても過ごしやすい環境でした。特に自分のルームメイトはアメリカ人だったのですが、彼は一番自分を気にかけてくれ、文化が違う中自分の意見などを聞いてくれ、一年間何の問題もなく生活を送ることができました。   タイ人たちは日本が大好きな人達が多く片言の日本語や英語で話しかけてくれ多くの友達を作ることができました。仲のいいタイ人の友達は出かけるたびに自分のことも誘ってくれたり、チェンマイの中だけではなくチェンマイの外の観光にも連れていってくれとても貴重な体験をさせてくれました。特に田舎の県に連れて行ってもらった時に生きている豚の首を絞めて食べたり、犬やカエル、幼虫なども挑戦し日本では経験できない貴重な体験もすることができました。両親は定期的に仕送りや連絡をくれ、困ったときには相談に乗ってくれ大きな支えになりました。このような人たちの支えのおかげで無事留学を終了することができとても感謝しています。   最後にこの10か月間は学力だけでなく人間的にも成長した大きな10か月でした。人生のターニングポイントと言ってもいいくらい自分の中で刺激的な期間でした。前期は日本人6人、後期は二人という日本人が全くいないという状態でどのように過ごせるか不安でしたが、自分自身と向き合うことで乗り越えられた困難、これが10か月間を乗り越えられた理由だと思います。そして留学を通して英語に対する考え方が変わりました。留学を終えた今がスタート地点だと思います。2020年には東京オリンピックもあり就職活動もあります。そしてタイで培った英語力をどう活かしどう伸ばすかがこれからの目標だと思います。そしてほかの人にない第三言語。これも同時に向上させ、自分自身の将来の武器になると思っています。この留学で得たことを忘れずに新たなる目標へとトライしていきたいと思います。

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パヤップ大学

あっという間だったタイ留学
照沼 仁紗
国際交流・国際協力専攻3年
2013年4月~2014年3月

   私は2013年4月から2014年3月までタイのチェンマイにある、パヤップ大学に一年間留学していました。提携して初の留学生でしかも一人ということで、行く前は勉強内容や現地での様子、準備すべきものなどが全く分からない状態だったので、正直楽しみよりも不安のほうが多かったです。  1stセメスターが始まる前はIntensive Thaiというタイ語を勉強するクラスを一か月間受けました。クラスメイトは欧米系の年上の方ばかりで、授業は英語とタイ語で行われました。タイ人の先生は面白く、毎回和やかな雰囲気で楽しく勉強できたし、理解できないところは分かるまで丁寧に教えてくれました。   1stセメスターからはEnglish Communicationに所属し、タイ人だけでなく欧米や韓国、ミャンマーなど様々な国の学生と一緒に勉強しました。最初は先生の言っていることが全く理解できず、ただ座って必死に授業についていくことしかできませんでした。またdiscussionやdebate、presentation、group workも多く、頭の中で言いたいことが分かっていてもそれがなかなか英語で言えずに、悔しさやもどかしさを感じたこともありました。他の学生たちは積極的に発言し、分からないところは必ず質問するので、日本との授業スタイルの違いに困惑する場面もありました。しかし、2ndセメスターになると授業にも慣れ始め、前よりも余裕をもって授業を受けることができました。他の学生に比べたらまだまだでしたが、発言することが恥ずかしくなくなりプレゼンテーションでもあまり緊張しなくなりました。また、授業中に自分の意見を聞かれることが多かったので考えや疑問点を常に頭の中で考えるようになりました。   休みの日は積極的に出かけるようにしていました。できるだけ多くのことを吸収したいと思い、色々な新しいことにも挑戦しました。語学だけではなくタイの文化も勉強したかったので、タイ料理教室に行ったり、タイ古式マッサージを習ったり、フルーツカービングを体験しに行きました。タイ国内でもいろいろな地域に行きましたが、カンボジア、ラオス、ベトナム、マレーシアにも行きました。それぞれの国や地域では文化や生活様式が違うので、それを実際に体験して学ぶのも楽しかったです。  楽しいことばかりではなく、悩んだこともありました。特にルームメイトとの共同生活はストレスがたまることもありました。最初のミャンマー人のルームメイトのときは、私が遠慮していたのと自分の英語に自信がなかったので、なかなか自分から話しかけたり、意見を言ったりすることができませんでした。しかし、その子にハッキリ言ってくれないと何を考えているのか分からないと言われ、日本での遠慮をするという常識は通じず、思ったことを伝えないと相手には分かってもらえないということに気づきました。(どちらかというとタイ人は日本人のように遠慮するのですが)   この留学中に、たくさんの人と出会うことができました。特に普段接することの多かったタイ人は、いつも笑顔で私のつたないタイ語を聞き取ろうとしてくれて、楽しく会話することができました。また多くの人と出会って会話をしていく中で、自分に自信がつき間違えてもいいからとにかく伝えようとする姿勢が身に付きました。そして、小さなことは気にせず前よりもおおらかな性格になったと思います。これもタイのゆっくりした時の流れや人々の暮らしの中で生活してきたからだと思います。多くの出会いに感謝すると同時に、充実した留学生活を送るうえでサポートしてくれた周りの方々にもとても感謝しています。タイは物価が安く人も優しくて穏やかな雰囲気なのでとても暮らしやすく、パヤップ大学は郊外で自然がたくさんある場所なのでとても勉強しやすい環境でした。今では早くまたタイに行きたいと思うくらいタイが大好きになりました。これからも一人でも多くの後輩がパヤップ大学に行ってくれたらいいなと思っています。

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体験者による留学先紹介

パヤップ大学への留学経験者が留学先をご紹介します。